『search/サーチ』の監督&製作チームが新たに描くサイコ・スリラー『RUN/ラン』が6月18日(金)公開!新着場面写真公開!プロダクションノート紹介!前作『search/サーチ』も4/2(金)地上波TV初放映!

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戦慄と衝撃のサイコ・スリラー『RUN/ラン』新着場面写真一挙公開!
前作『search/サーチ』も4/2(金)地上波TV初放送!


『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督&製作チームが新たに描く戦慄と衝撃のサイコ・スリラー『RUN/ラン』が6月18日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋他にて全国ロードショーされる。






『RUN/ラン』2021年6月18日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)









母親の歪んだ愛が狂気に変わるとき、
明らかになる恐ろしい真実とはー


 観客に手に汗握るひとときを提供するスリラーは、意外性に富んだプロットのひねり、サスペンスフルな見せ場が醍醐味のジャンルであり、映画史上において斬新なアイデアや技巧がいくつも編み出されてきた。
とりわけ2018年の『search/サーチ』が実践した映像表現のスタイルは画期的で、世界中の映画ファンを驚愕させた。
謎の失踪を遂げた娘を捜索する父親の苦闘を描いたこの作品は、ストーリー全編をパソコンのモニター上で展開させ、まったく新しい予測不能の映画体験を創造してみせたのだ。

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 そんな『search/サーチ』の成功によって一躍、新世代スリラーの旗手となったアニーシュ・チャガンティ監督が、同じ製作チームと組んで完成させた長編第2作が『RUN/ラン』である。

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この最新作を待ちわびていたファンは、物語のベーシックな状況設定からして意表を突かれるに違いない。
今回の主人公であるクロエという少女は、謎解きの手がかりを求めてSNSや動画サイトなどに絶え間なくアクセスしていた『search/サーチ』の主人公とは真逆で、インターネットに一切接続できない環境に囚われているのだ! 

コロナ禍のアメリカではHuluで配信リリースされた本作は、最初の週末に同サービスにおける視聴者数の最高記録を更新した。
 
とある郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。
しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み、初めての寮生活への期待に胸をふくらませていた。
そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに疑念を抱き始める。
ダイアンが新しい薬と称して差し出してきた緑色のカプセルの中身が気になってしまう。
やがてクロエの懸命な調査により、そのカプセルは決して人間が服用してはならない薬だと判明する。
なぜダイアンは最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませようとしたのか。
やがてクロエはダイアンの監視下からの脱出を試みるが、その行く手には想像を絶する試練と新たな衝撃の真実が待ち受けていた……。



今回の記事では、『RUN/ラン』の監督&製作陣の前作『search/サーチ』が、4月2日(金) 13:35 からテレビ東京系「午後のロードショー」にて地上波初放送となることを記念して、『RUN/ラン』の新着場面写真を一挙解禁! 『RUN/ラン』の作品解説やプロダクションノート、さらには『search/サーチ』との意外な接点などとあわせて紹介していこう。









「アメホラ」のサラ・ポールソン×驚異の新人女優キーラ・アレン
迫真の演技合戦と技巧を凝らしたサスペンス演出で、
ジャンル映画の王道をゆく醍醐味を追求した映像世界



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全編にわたってひと組の母娘が濃密な心理戦を展開する『RUN/ラン』は、あらゆる観客の背筋を凍りつかせずにおかないサイコ・スリラーである。

クロエの視点に感情移入して本作と向き合うであろう観る者は、人生のすべてを娘に捧げた“完璧な母親”ダイアンの不可解な振る舞いに不安を感じ、彼女の歪んだ母性愛が狂気へと変貌していく様をまざまざと目撃することになる。

ダイアンに扮するのは「アメリカン・ホラー・ストーリー」でエミー賞に5度ノミネートされたサラ・ポールソン
2021年のゴールデングローブ賞でも「ラチェッド」(Netfilx)の主演でノミネートされている。近年のスリラー界で圧倒的な存在感を放つ実力派女優が、インパクト絶大の豹変&顔面演技で毒母モンスターの常軌を逸した暴走を体現している。

また本作は、チャガンティ監督がスリラーの原点に回帰した意欲作でもある。最も身近で頼れる存在であるはずの母親に囚われた少女が、孤立無援の極限サバイバルを繰り広げるストーリーは、まさにこのジャンルの王道。
しかも身体的なハンデを負ったクロエは、とっさの機転や科学的な知識をフル稼働させ、密室からの脱出に挑まなくてはならない。

Kiera Allen stars as ‘Daughter / Chloe’ in RUN. Photo Credit: Allen Fraser.© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.



勇敢にして賢いクロエ役に抜擢されたのは、プライベートでも車椅子を使用している新人女優キーラ・アレン。
劇中で車椅子を巧みに操作し、時には床や屋根の上を這いずり回るアレンの熱演が、このサイコロジカルなスリラーにフィジカルな迫真性をも吹き込んでいる。

さらに、緻密に設計されたカメラワークとシャープな編集のテクニック、緑や赤の色彩を印象的に配したディテールなどによって、まさしく息もつまる緊迫のシークエンスを連打するチャガンティ監督の演出も秀逸だ。
とめどもなくエスカレートする母親の狂気と、いかなる苦難にも屈しない娘の生きる意志がスパークする映像世界は、怒濤のクライマックスとその先の戦慄のラストカットまで一瞬たりとも目が離せない。









【STORY】



Kiera Allen stars as ‘Daughter / Chloe’ in RUN. Photo Credit: Allen Fraser.© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.



郊外の一軒家で暮らすクロエ(キーラ・アレン)は、苦難に満ちた人生を生きてきた。生まれつき病弱な彼女は、慢性的な喘息、血色素症、不整脈、糖尿病、さらには筋肉機能不全による下半身麻痺を患っており、車椅子での生活を余儀なくされている。それでも17歳になった今、クロエの心は希望に満ちあふれていた。地元のワシントン大学に進学し、初めて家を出て寮生活を送るための準備を進めているのだ。まだ大学から合格通知は届いていないが、クロエには自信があった。クロエにはホームスクールの教師としても優秀な母親ダイアン(サラ・ポールソン)がいる。体調や食事などの管理を完璧にこなすダイアンは、誰よりも深い愛情で新たな一歩を踏み出そうとしている娘の夢を後押ししていた。
 そんなある日、クロエは買い物袋の中から思いがけないものを発見する。それはダイアンの名義で処方された薬だった。その“トリゴキシン”と記された緑色のカプセルを新しい薬として自分に飲ませようとする母親に不審を抱いたクロエは、“トリゴキシン”について調べようとするが、なぜかネットは接続不能になっていた。やむなく見知らぬ人へ電話をかけ、“トリゴキシン”を検索してもらった結果、“心疾患に使われる医薬品”だと判明。しかしカプセルの色は、緑ではなく赤だった。
 嫌な疑念が増すばかりのクロエはダイアンを映画館へ誘い出し、上映中にトイレに行くと偽って猛然と車椅子を走らせ、かかりつけの薬局に駆け込む。顔見知りの薬剤師ベイツから必死の思いで聞き出した事実は信じがたいものだった。あの緑色のカプセルは、決して人間が飲んではいけない薬だったのだ。ショックのあまり発作を起こしたクロエは、薬局まで追いかけてきたダイアンにその場で注射を打たれ、自宅へと連れ戻される。
 翌朝、自分の部屋で目覚めたクロエは、ドアをロックされて監禁されたことを知る。本能的に身の危険を察知した彼女は、ありったけの勇気と知恵を振り絞って家の外への脱出を試みるが、その行く手には想像を絶する試練が待ち受けていた。なぜダイアンは嘘をつき、愛娘のクロエに怪しい薬を飲ませようとしたのか。そして歪んだ愛の狂気を露わにしたダイアンが、長年ひた隠しにしてきた世にも恐ろしい秘密とは……。









PRODUCTION NOTES

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母の愛からは逃れられない。そのシンプルで逃れようのない真実を土台にして、才能豊かな俳優陣とフィルムメーカーたちは、現代的な要素と伝統的な要素を組み合わせてパワフルなサイコ・スリラーを作り上げた。

アニーシュ・チャガンティ監督、そしてプロデューサーのナタリー・カサビアンとセヴ・オハニアン(オハニアンはチャガンティとの共同脚本も担当)が、衝撃的な展開に向けてパラノイアを高めながら、アルフレッド・ヒッチコック作品のスタイルに新鮮な視点と独特なひねりを加えている。それと同時に、チャガンティは、10代の子どもと親との関係や、日常生活の裏側に遍在しているカオスという、誰もが共感できる二つのテーマを探求している。

ハリウッド黄金時代へのラブレターである本作について、チャガンティは、「『RUN/ラン』は、お互いに関していくつかの発見をする母娘を描いた簡素で、手に汗握る昔ながらのスリラー映画だよ。どれだけ長い間息を止めていられるか試したい人には、最適な映画だ」



スタートライン


監督・共同脚本を務めたチャガンティによると、『RUN/ラン』の発端は、彼のデビュー作『search/サーチ』に遡るという。行方不明になった娘を探す父親の物語を、一連のコンピュータ画面を通して描いてゆく、テクノロジー満載の作品を見事に成功させたチャガンティは、次はまったく違う映画を作りたいと思った。
「『search/サーチ』には、レッドへリングがたくさんあって、それらが同時進行していた」と、監督は説明する。「次のプロジェクトでは、より伝統的で抑制的な作品も作れるんだということを証明したかったんだ。『search/サーチ』のようにサスペンスとエキサイトメントをどんどん高めていって、観客の感情を絶えず引き付け、ハラハラドキドキさせながらね。」
オハニアンはこう補足する。「クロエが、自分が置かれた状況についてインターネットで調べようとするけれど、ネットに接続できない、というシーンも入れた。僕らなりの方法で、『前回とは違うよ』と、伝えているんだ。」

Sarah Paulson as ‘Mother / Diane’ and Kiera Allen as ‘Daughter / Chloe’ in RUN. Photo Credit: Allen Fraser.© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


お母さんが一番よくわかってる


ポールソンは、この作品独特のストーリーテリングのスタイルを歓迎した。また、自身が演じるキャラクターや母娘間のダイナミクスにも惹かれたという。しかし、ポールソンが『RUN/ラン』への出演を決めた最大の理由は、『search/サーチ』を観たことだった。「完全にオリジナルで、独創的な映画だった。本当に特別な作品だったし、アニーシュは映画界にとって、ものすごくエキサイティングで新しい表現者だと思った。」

家族の絆について、ポールソンは「これは、娘に対する母の愛の物語よ。太平洋岸北西部に暮らすダイアンとクロエは、世間から完全に隔絶された生活を送っている。その中で二人が築いてきた絆は、感情、精神、そして身体面において彼女たちの生存に必要不可欠な絆だった。私はその濃密な関係や、本質的には二人芝居である映画に出演するチャンスに惹かれた。」

「ダイアン自身と彼女の動機は謎に包まれていて、そこにものすごく引きこまれる」とポールソンは続ける。「クロエは大人になりかけていて、家の外の世界や大学生活を楽しみにしている。翼を広げて巣立ちたいという、ごく自然な欲求だけど、ダイアンはクロエが遠すぎるところへ飛んで行ってしまうのではないかと恐れている。ダイアンはクロエを愛しすぎている。彼女の人生には、クロエと作り上げてきたものしかない。クロエが自分から去っていくと考えることは、彼女にとって耐えがたいことです。」



新しいタイプのアクションヒーロー


ポールソンはまた、アレンと共演できることが、『RUN/ラン』に出演する大きな魅力だったと語る。「これはキーラにとって初めて出演する映画で、その一翼を担えるのはすごく特別なこと。素晴らしい女優の誕生を間近で見るという、素晴らしい恩恵にあずかることができた。」

キャスティングを始めるにあたり、キャスティング・ディレクターのリッチ・デリアをはじめとした制作陣は、ソーシャルメディア、そして放課後プログラムや障害者プログラムを通して、この役について発信した。チャガンティはこう振り返る。「ある日突然、キーラ・アレンからテープが届いたんだ。彼女がコロンビア大学の寮の自室で録画したものだった。それを見て、『すごい、最高だ。ごくナチュラルな“非ハリウッド”感がある』と思ったのを覚えているよ。」

クロエ役には探求すべき要素がたくさんあった、とアレンは言う。「彼女は17歳で、生まれてからずっと自宅で教育を受けてきた。科学が大好きな彼女は、技術者になりたいと思っている。タフで自立心があって、自分が何を欲しているのかも、それを手に入れるためにどうすべきかもちゃんとわかっている。」

チャガンティはこう補足する。身体的制約があるクロエは、「常にその場で一番賢い人間でなければならない。そして意外にも素晴らしいヒロインになる。彼女の障害が、そうした能力を育み、ひどい苦境を乗り越えるのに役立つんだ。」

「クロエは彼女自身の旅路のヒーローで、映画終盤にはアクションヒーローになるキエラがそれを体現しているのを見ることができる」と、カサビアンが言う。アレンも、「クロエの置かれた状況がどれほど抜き差しならないものになろうと、彼女は常にそこから脱出する道を見つける」と話す。

アレンは、クロエ役に求められる厳しい身体的試練に耐えられることを証明しなければならなかった。「いくつかの点でとても大変な役どころなんだ。フィジカル面を含めてね」と、オハニアンは言う。「プリプロダクションの段階で、キーラに、『ロッキー』シリーズを見たことがあるかって聞いて、君もあんなトレーニングをしなきゃいけないんだよって、冗談を言ったんだ。それから24時間もしないうちに、彼女のトレーニングの動画が送られてきた。曲はもちろん“Eye of the Tiger”さ。キーラは素晴らしい身体能力の持ち主だよ。スタントやアクションを苦も無くこなしているように見せる。」

この役に全力投球しなければならないことは、アレンもわかっていた。この『RUN/ラン』のような脚本をこれまで読んだことがなかったからだ。さらに彼女はこう話す。「すぐにクロエに共感したわ。クロエにはすごく深みと繊細さがある。そして彼女は身体障害を負ったスリラー映画のアクションヒーローなの。クロエの視点からこのストーリーを探求するのがすごく楽しかった。」

もう一つの魅力は母親役だった、とアレンは言う。「サラ・ポールソンは圧倒的な力をもっていて、彼女の仕事ぶりを見ているのは、演技のマスタークラスを受けているようだった。彼女はいつでも私を支えてくれて、信じられないほど高い演技力を見せてくれた。サラとの共演は私の人生を変え、私をより良い役者にしてくれた。」


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二つの争う色彩のダンス

チャガンティと美術監督のジャン=アンドレ・カリエールは、紫と緑をこの映画に染み込ませた。この2色は、大きく異なる意味合いを持ち、その意味もストーリーの展開とともに変化してゆく。

ヒラリー・ファイフ・スペラによる驚異的な撮影と、ヘザー・ニールによる衣装デザインも、同様に二つの争うカラーパレットを作り上げている。ニールがデザインした衣装をよく見ると、彼女とチャガンティが、囚人服をさりげなく示唆するストライプ柄で遊んでいることもわかる。「なぜなら」と、カサビアンは言う。「クロエは自分の家の中で囚人のような生活をしているからよ。」

キャラクターたちの姿がしばしばシルエットになっているのも、この映画のルーツがサイコ・スリラーにあることを示している。オハニアンはこう説明する。「周りに何もないところや階段のてっぺんにいるときの彼女たちはシルエットになっている。そのために、娘対母という物語を見ているだけではなく、どちらか一方が勝つまで攻撃し合う二つの力という象徴的なものを感じるの。」

今作のスコアを作曲したのは、トリン・バロウデイルだ。チャガンティとは、南カリフォルニア大学のフィルムスクール時代からコラボレートしてきた仲で、グーグルのCMと『search/サーチ』の音楽も彼が手掛けた。「最初は、パーカッションとか、手で出せる音が奏でるスコアにするべきだと考えたんだ。クロエが使えるのは手だけだからね」と、チャガンティは言う。しかし最終的に二人が選んだのは、三つの音符から成るテーマをもったシンプルだが非常に効果的で感情に訴える音楽だった。









新着場面写真の解説&『search/サーチ』との意外な接点も!


今回メインビジュアルと共に解禁となった場面写真は、訝しく薬を見つめる娘クロエ(キーラ・アレン)や、恐怖で震えあがる表情の娘クロエを両手で押さえつけながら淡々とまっすぐ見つめる母ダイアン(サラ・ポールソン)の姿、そして何やら悲しげな表情にも微笑を浮かべているようにも見て取れる不気味な顔つきで注射器の針先を見つめるダイアンの姿などが切り取られている。
さらに、ホラー映画ではもはやお馴染みともいえる“秘密の地下室”の存在を匂わせるカットも。

さらに以下の二つの写真にも注目。


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母娘のカット以外に解禁された、この場面写真 2 点にはどこか見覚えのある顔が…!

「ワシントン大学“寮生活の秘訣”」という動画のサムネイルと思しき画像には、長髪の女性が段ボール箱を抱えて笑っている。
実はこの女性、『search/サーチ』で娘のマーゴットが YouCast で頻繁に会話していた謎のユーザー「fish_n_chips」と同一人物。

また、青い看護服に身を包みクロエに優しい言葉を投げかけている様子の黒髪の女性は、『search/サーチ』の主人公デビッドの妻パメラを演じた女優サラ・ソーンだ。

これは監督や製作陣からの粋な仕掛け。本作と前作の対比を楽しむべく、是非この機会に『search/サーチ』をご覧いただいて、『RUN/ラン』の公開に備えて欲しい。






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PROFILE

サラ・ポールソン Sarah Paulson [母親/ダイアン] –

1974年12月17日、アメリカ合衆国フロリダ州生まれ。映画、テレビ及び舞台で活躍をしている。2006年から放映されたNBCのテレビドラマ「Studio 60 on the Sunset Strip」に出演し、初めてゴールデングローブ賞にノミネートされる。その後、高い評価を得たFXのミニシリーズ「アメリカン・クライム・ストーリー/O.J.シンプソン事件」でのマーシャ・クラーク検察官役では、エミー賞の主演女優賞(リミテッド・シリーズまたは映画部門)(16)に輝いたほか、ゴールデングローブ賞、映画俳優組合賞、クリティックスチョイス賞、テレビ批評家協会賞を受賞。さらにFXの大ヒットシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」(11~21)のシーズン8に主演。同シーズンでは複数の役どころを演じたことに加え、78分のクロスオーバー・エピソード”Return to Murder House”で監督デビューを果たした。このシリーズでは、「カルト」のアリー・メイフェア・リチャーズ役、「ホテル」のサリー役、「怪奇劇場」の総合体双生児ベットとドット・タイラー役、「魔女団」のコーデリア・フォックス役、「精神科病棟」のラナ・ウィンターズ役で、5度エミー賞にノミネートされ、クリティックスチョイス賞も二度受賞。最近は、主演、製作総指揮も務めたNetflixシリーズ「ラチェッド」(20)。「カッコーの巣の上で」のミルドレッド・ラチェッドの若き日々を描いたこのシリーズは、配信開始と同時に世界50カ国で1位を獲得し、Netflixのシリーズのうち、配信1週目に最も観られた作品になった。さらにゴールデングローブ賞で主演女優賞にノミネートされた。
映画では、『カーラの結婚宣言』(99)、『恋は邪魔者』(03)、『ベティ・ペイジ』(05)、『ハート・オブ・ウーマン』(00)、『ザ・スピリット』(08)、『MUDマッド』(12)、『それでも夜は明ける』(13)、『キャロル』(15)、『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(17)、『オーシャンズ8』(18)、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(18)、『ミスター・ガラス』(19)などに出演している。

キーラ・アレン Kiera Allen [娘/クロエ]

ニューヨークを拠点に活動する役者兼脚本家。2017年、19歳でオフブロードウェイ・デビューを飾り、それ以降、ケイプ・コッド・シアター・プロジェクト、プレミア・ステージ、シアター・ブレイキング・スルー・バリアーズ、ロイヤル・コート・シアターと共に舞台を踏む。クロエ役は、オーディションに応募し抜擢される。実生活でも車椅子で生活をしている。マギー・フラニガン・スタジオに入学しマイズナー・テクニックを演技を学び、現在コロンビア大学のクリエイティブ・ライティング・プログラムで学んでいる。









アニーシュ・チャガンティ Aneesh Chaganty [監督/脚本]

29歳の脚本家・監督。Google GlassのCM用に手掛けた2分間のショートフィルム「Seeds」は、YouTubeの再生数が24時間で100万回を超え、インターネット上でセンセーションを巻き起こした。その成功をうけ、ニューヨークのグーグル・クリエイティブ・ラボに招聘され、2年にわたってグーグルのCMの企画開発、脚本、監督を手掛けた。作品は、スーパーボウルや夏季オリンピック中に放映され、ネット上でも4500万回以上視聴された。初監督作『search/サーチ』は、2018年サンダンス映画祭でプレミア上映されて、カテゴリー別での観客賞を受賞。世界興収は7500万ドルを超える成功を収めた。

セヴ・オハニアン Sev Ohanian [脚本/製作]

ロサンゼルス出身の脚本家兼プロデューサー。共同脚本と製作を兼務した最近作『search/サーチ』は、2018年夏に公開された。また、ライアン・クーグラー本人から請われて、彼が立ち上げた制作会社の経営に携わり、「Space Jam: A New Legacy」と「Judas and the Black Messiah」(ともにワーナー・ブラザース作品)で製作総指揮を務めた。2018年に、アルフレッド・P・スローン・フィーチャー・フィルム・アワードとサンダンス・インスティチュート/アマゾン・スタジオ・ナラティブ・プロデューサー・アワードを受賞した。


ナタリー・カサビアン Natalie Qasabian [製作]

ロサンゼルスを拠点とする独立系の映画プロデューサー。2018年に『search/サーチ』を製作。『search/サーチ』以前には、デュプラス兄弟のために、ミゲル・アルテタ監督作『24時間ずっとLOVE』をはじめ3作品で製作を務め、サンダンス、SXSW、そしてトライベッカの各映画祭でプレミア上映されてきた。現在は、ソニー・スクリーン・ジェムズ作品“search/サーチ2”を製作中。南カリフォルニア大学映画芸術学部で学び、最近ペッパーダイン大学で修士号を取得した。









【CAST】

Mother/ダイアン・シャーマン:サラ・ポールソン 
Diane Sherman:Sarah Paulson

Daughter/クロエ・シャーマン:キーラ・アレン 
Chloe Sherman:Kiera Allen

郵便配達人トム:パット・ヒーリー
Mailman Tom:Pat Healy

看護師:サラ・ソーン 
Nurse:Sara Sohn

【FILMMAKERS】

監督・脚本:アニーシュ・チャガンティ
Directed & Screenplay by Aneesh Chaganty

製作・脚本:セヴ・オハニアン
Produced& Screenplay by Sev Ohanian

製作:ナタリー・カサビアン
Produced by Natalie Qasabian

共同製作:ロンダ・ベーカー
Co-Producer Rhonda Baker

撮影:ヒラリー・スペラ
Director of Photography Hillary Fyfe Spera

美術デザイン:ジャン=アンドレ・キャリエール
Production Designer Jean-Andre Carriere

編集:ニック・ジョンソン ウィル・メリック
Edition Nick Johnson & Will Merrick

衣装デザイン:ヘザー・ニール
Costume Designer Heather Neale

音楽:トーリン・ボローデイル
Music by Torin Borrowdale

2020/英語/アメリカ/90分/5.1ch/カラー/スコープ/原題:RUN/G/字幕翻訳:高山舞子
配給・宣伝:キノフィルムズ 提供:木下グループ
© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:run-movie.jp
公式twitter;@RUN_moviejp


6月 TOHOシネマズ 日本橋他全国ロードショー



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