【インタビュー後編】衝撃のG指定の真相、狂気の撮影現場、強烈な絵コンテも公開!『ヒグマ‼』内藤瑛亮監督濃密インタビュー!イラスト付きサイン色紙を一名様にプレゼント!

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闇バイトVSヒグマ!
主演・鈴木福 × 内藤瑛亮監督


『ミスミソウ』内藤瑛亮監督の最新作にして、鈴木福が主演を務める『ヒグマ‼』が、2026年1月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷 他にて全国公開中だ。
クマ騒動の影響で、一度は公開延期となった本作だが、公開後は絶賛が相次ぎ、順調にスクリーン数を増やし、好評を博している。
注目度がますます高まる本作の公開を記念して、「cowai」では内藤監督への単独インタビューを敢行。今回は前後編の「後編」を掲載。「衝撃のG指定の真相」や「狂気の撮影秘話」「オマージュ」「続編について」など興味深いエピソードが満載。さらに、映倫で当初R18判定となった強烈な絵コンテも公開するなど、より作品を深く楽しむための濃厚な内容となっている。
さらに、内藤監督直筆・クマのイラスト付きサイン色紙を、抽選で1名様にプレゼントする。(応募方法は記事の後半に掲載)






【前編はこちら↓】絶賛公開中の『ヒグマ‼』を
より深く楽しむための内藤瑛亮監督インタビュー!


前編の目次
【1】「もう少し毒を薄めたつもりだったんですけど」
【2】「闇バイトがどうやったらクマに襲われるんだろうかと悩みました」
【3】「この映画を作る意義はあるなと思っています」





【インタビュー後編】
まさかのG指定の理由、狂気の撮影現場、絵コンテも公開!
絶賛公開中の『ヒグマ‼』をより深く楽しむための内藤瑛亮監督インタビュー!



目次
【4】鈴木福くんが現場にもたらしたもの
【5】「ここは『エイリアン』、ここは『悪魔のいけにえ』…」
   「オマージュは照れずに、素直にやろう!!がテーマ」
【6】衝撃の映倫G指定の真相。クマの恐ろしさ全開の絵コンテも公開!
【7】撮影秘話

「今の時代に《造形でモンスターを描く》って…狂っているというか、最高だな」
【8】「『ヒグマ!!』の続編もやれたら」


内藤瑛亮監督




【4】鈴木福くんが現場にもたらしたもの


ーー主演の鈴木福くんはいかがでしたか。

内藤監督: なにより効果的だったのは、福くんのリアクションですね。ものすごい絶妙なんですよ。元々、福くんにオファーしたのも、この映画のトーンとして、悲惨なんだけど、どこかポップでコミカルな雰囲気をまといたいと思っていたからなんです。福くんは本当に巻き込まれ役が似合っているし、でもそのリアクションがなんとなく楽しそうというか、かわいそうに見えない(笑)。そう思わせる陽性のパワーを持っているんですよね。

ーー陽性のパワーですか。

内藤監督: 他の俳優がヒグマに襲われたら「かわいそうじゃん、この人」って同情されそうだけど、福くんはなんか笑って見ていられる。陽性のパワーに包まれているからと、自分は解釈してて。もちろんシーンによっては、ここはリアルに怖がってほしいとか、ここはコミカルさをちょっと足してほしいとか、柔軟に対応してもらいましたけど、陰惨になってもおかしくない本作全体の空気感が明るくなったのは福くんの陽性パワーです。現場の空気も福くんのおかげで明るくなりました。

ーー福くん恐るべしですね。アクションシーンも結構ありますよね。

内藤監督: 本人はアクションがすごい好きで、受け身も上手なんです。こういう、へっぽこなキャラクターの芝居をするには、本当にへっぽこだと意外と難しくて、ちゃんと役者本人が受け身をできないと成立しない。福くんは的確に受けのアクションをしてくれました。


©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会









【5】「ここは『エイリアン』、ここは『悪魔のいけにえ』…」
  「オマージュは照れずに、素直にやろう!!がテーマ」(内藤監督)

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会


ーー「闇バイトVSヒグマ」というコンセプトからすると、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のような、犯罪バイオレンス映画→吸血鬼映画みたいに急に展開や雰囲気が切り替わるのかと思いましたが、二つの要素が違和感なくつながっていました。

内藤監督: 元々、「闇バイトの延長線上に、なぜかヒグマがいる」というところが、この企画の面白いところかなと思ったんで、できるだけスムースに見られるようにしました。まるで「闇バイトやったらヒグマに襲われちゃうよ」っていうことわざが子供たちの間で流行ってほしいぐらい、二つの要素がセットになるように考えました。

ーー先程、『ジョーズ』の話が出ていましたが、プロデューサーも「ジョーズを意識した」と言っていました。(※知らない人はいないと思いますが、動物パニック・ホラー映画ブームやサメ映画ブームを生み出した若きスピルバーグの大ヒット作)。この作品を作る上で、参考にされたのでしょうか。

内藤監督: やっぱり『ジョーズ』(の存在)は大きいですね。


内藤監督: クマが出てくる映画なら、『グリズリー』だったり『ザ・ワイルド』とかも見直しましたけど、やっぱり動物パニックなら『ジョーズ』の完成度が圧倒的に高くて。あのバラバラだった三人(『ジョーズ』の主人公たち)がだんだん結束していく感じも良いし、「Smile you son of a bitch」でドッカーンも参考にしてますし、だいぶ意識しました。



内藤監督: あとは、『ドント・ブリーズ』。あれも三人組がある家に強盗に入っていったら、思いもよらぬモンスターのようなものと出会う。罪を犯しているから、警察には頼れないとか。『ヒグマ!!』でも、闇バイトゆえに警察に駆け込むことができないとか、影響を受けましたね。



ーー闇バイトの面々をはじめ、登場するキャラクターやストーリーには様々な影響やオマージュが注がれている気がします。それでいて、一つ一つの要素が内藤監督のカラーに染め上げられて、独特の個性、魅力に昇華されている点はさすがですね。

内藤監督:「オマージュは照れずに、素直にやろう!!」がテーマでした。ここは『エイリアン』、ここは『悪魔のいけにえ』みたいに明言して。幌トラックが画面奥からやってくるカットは『恐怖の報酬』みたいにとか。タイトルバックは川北後光(特技監督・川北紘一による逆行演出)でとか。準備段階で参考場面をスタッフとみて、現場でもスタッフから「エイリアンカット撮りまーす、悪魔のいけにえやりまーす」という声が飛び交いました。



コミカルなジャンル映画としては『ショーン・オブ・ザ・デッド』や映画版『21ジャンプストリート』も参考にしました。後半のゲームのモンタージュ編集はトニー・スコットやエドガー・ライトみたいなノリで。
大好きなんで、パロディじゃなくて本気なんですよね。









【6】衝撃の映倫G指定の真相。
   クマの恐ろしさ全開の絵コンテも公開!

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会



ーーさっき気が付いたんですが、これって映倫G指定なんですね。

内藤監督: そうなんです。僕が監督した映画でGは初めてなんですよ。

ーーこの内容で……凄いですね。

内藤監督: 小学生でも見られます。どんどん見てほしいですね。

ーー最初からG指定を想定して?

内藤監督: いえ。やっぱりクマの獣害の恐ろしさをちゃんと観客に伝えたいし、僕としてはスプラッターをやりたいというより、「クマに襲われたらこうなるじゃん」っていう。嘘をつきたくなかったんです。その表現のギリギリを攻めたいという思いは強くありました。

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会



ただ、プロデューサーからは「年齢制限のR15(※15際未満入場不可)にはしないでほしい。PG-12(※12歳未満は両親同伴で鑑賞)を目指してほしい」と言われていました。
それで事前に、絵コンテを映倫に見せたら、「いや、これはR18ですね」ってはっきり言われて(笑)、全然アウトじゃん!ってなった。

これが内藤監督による『ヒグマ!!』の絵コンテ。絵だけでもクマの恐ろしさが十分伝わる。映倫のR18仮判定も納得の凄惨さ。ここからGを勝ち取るのも凄い。右下には黒澤明のバイオレンス映画の記述も。



内藤監督: まあ、嘆いてもしょうがないから、ある程度、描写を修正したりしました。でも手加減はしたくなくて。クマの獣害はきちんと伝える責任があると思って。それで色々確認すると「“事後”を描けばPG-12になる」ってわかった。要は(刃物で)切れている最中を描くとR15になってしまう。肉が切り裂かれたり、刃物が突き刺さる瞬間を描くとアウト。だけど逆に「切られた後」ならOKだっていう理屈があった。じゃあ、その方法論でクマや闇バイトの描写がゾッとさせられるのならPG-12でもいいなと思ったんです。

それでも作品が出来上がると、スタッフはかなり心配していましたね。「これはR15になるんじゃないか」ってうるさく言われました。でもプロデューサーの佐藤さんだけが「ワンチャン“G”でいきますよ」って言ってくれて。で、映倫にぶつけてみたら本当にGで通っちゃって。これには僕もびっくりしました。え、『鬼滅の刃』とかよりレーティングが低くなっちゃうんだけど大丈夫かな。全年齢が見られるとか、「おいおい」って。さっきも言いましたけど、僕、Gは初めてなんで。ちょっと戸惑ってますね、自分でも。

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会







【7】撮影秘話
  「今の時代に《造形でモンスターを描く》って…

   狂っているというか、最高だな」(内藤監督)

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会



ーー登場するヒグマは特殊造形とCGですか。

内藤監督: 9割がた造形(※リアルな着ぐるみ)です。
最初「クマの映画を作ってほしい」と言われたから、VFXがいっぱい使えるのかなと思ったら、そんなことは全然なくて。
だから最初の台本から、VFXが必要な描写をちょっとずつ減らしていったんです。その上で、VFXのオダさんに相談したら「もう、そういうレベルじゃないです」って言われた。「ちょっとシーンを減らせば、あとはVFXでできるよ」って感じじゃなくて、もう「ほぼほぼ造形で撮るって考えないと成立しない」みたいに諭されて。それで、自分の気持ちも切り替わって、(ヒグマの描写は)造形をメインに台本や撮影プランを修正しました。

ーーVFXがほとんど使えないとわかって、監督のモチベーション的にはどうでしたか。

内藤監督: 自分が映画を見始めた、レンタルビデオ屋に通い始めた時期によく見ていたのが80年代後半から90年代の映画で、モンスター映画も多くあったから、だったら『狼男アメリカン』とか『エイリアン』とか、平成ガメラとか、金子修介監督の「GMK」(ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃)だったりを目指せばいいんだなと思った。そう考えたら、逆にやる気が出てきた。今の時代に「造形でモンスターを描く」って馬鹿げているというか、狂っているというか、最高だなと思って(笑)。思い切りやるしかないと決心しました。



内藤監督: 『エイリアン』の1~3は準備段階にディレクターズ・カットやメイキングを見直して、勉強しました。4『プロメテウス』も好きなんですけど、造形表現を参考にしたくて。



ーーでも、CGではなく、実物大のヒグマの造形を使って、ロケ現場で撮影するのって……。

内藤監督 めちゃくちゃ大変。ワンカットに 1時間以上かかっちゃうんですね。

ーーですよね。それこそ「狂っている」としか……。

内藤監督: (ヒグマの実物大の造形が)その場に立つだけで時間がかかるし、動きも、本人(※中の人)の視界はかなり限られてる。(二人で中に入る場合)“獅子舞”の形だと後ろの人は全然見えてないから、 どう動けばいいかっていうのは、具体的に伝えなきゃいけない。よーいハイで右を見て、3秒後に口を開いて、5秒後に煙を吐いて、7秒後に歩き出して、みたいな。
でも、だからこそ、限られた予算とスケジュールの中で、いかにして造形物に生命を宿らせるか?という闘いで。みんなで創意工夫してたので、「生命体を作った」っていう感動を共有できて楽しかったですね。



ーーヒグマの造形の中には二人入ってるわけですね。

内藤監督: 二人入っている四足歩行バージョンと、一人だけ入る二足歩行バージョンの、大きくは2バージョンあります。で、カットごとに二足と四足を使い分けた感じです。

ーー内藤監督って、モンスターものの造形を撮る作品ってやったことありましたっけ?

内藤監督: あえて言うなら『ドロメ』でちょっと。

ーーああ、そうか。

内藤監督: 着ぐるみの怪物とか。“ライチ”(ライチ☆光クラブ)もロボットは着ぐるみだったんです。まあ、何気にちょっとずつ経験をしていて、ここに結実した感じはありますね。









【8】「『ヒグマ!!』の続編もやれたら」(内藤監督)

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会



ーー先程、監督の中で着ぐるみの映画がヒントになったって言っていましたが、今回の『ヒグマ!!』をより楽しむうえで、オススメしたいホラー映画があったら教えてください。

内藤監督: この作品を作る上で、考えていたのは『アタック・ザ・ブロック』っていうイギリスのモンスター映画ですね。あれもわりと低予算で、ゴリラみたいな宇宙人が出てくるんですけど、2011年の作品ながら、おそらく造形で撮っていて。主人公たちが罪を犯した若者で、モンスターと対峙することで自身の罪と向き合うっていうところもつながっています。面白いので、是非見てほしいですね。



ーー内藤監督にとって『ヒグマ!!』もある意味で新境地だと思いますが、今後やってみたい企画やジャンルがあったら教えてください。

内藤監督: ジャンル映画は好きなので、今後もどんどん作っていきたいんです。『ヒグマ!!』の続編もやれたら嬉しいですし。それ以外で企画している作品でいうと。僕は以前、特別支援学校で教員として働いていたんで、その経験を踏まえた企画を考えています。特別支援学校の先生が主人公のドラマなんですけど、そうした方向の作品も作っていきたいと思っております。

ーー最後に作品に興味を持つ皆さんにメッセージを。

内藤監督: 監督の内藤瑛亮です。映画『ヒグマ!!』は鈴木福くんが闇バイトをやってヒグマに襲われる映画です。ヒグマやばい、闇バイトやばい、鈴木福やばい、と思っていただければ幸いです。劇場にぜひお越しください。

ーーありがとうございました。

『ヒグマ!!』は1/23(金)より絶賛公開中。







【読者プレゼント】
『ヒグマ‼』内藤瑛亮監督直筆
クマのイラスト付きサイン色紙を抽選で一名様にプレゼント!





<応募方法>


応募締め切りは2026年2月19日(木) 
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締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式XアカウントよりDMで通知後、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情でご連絡や商品の発送が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください)



皆様のご応募お待ちしています!



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※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。






作品解説

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会



本作、唯一無二の作品を創り上げたのは、内藤瑛亮監督。
エンタメ性と鋭い社会性が両立する作家性を持つ内藤監督が、<闇バイトVSヒグマ>という前代未聞なシチュエーションにてオリジナル脚本で挑み、かつてない映画体験となる世界へ誘う。

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会



内藤監督が描くオリジナルな世界をダイナミックに捉えたのは撮影、伊集守忠(『ベイビーわるきゅーれ』)。想像を超える大迫力シーンを観客に届ける。
規格外の最強ヒグマをデザインしたのは、特殊造形・メイクアーティストの百武朋(『ゴールデンカムイ』)。
圧倒的な存在感を放つヒグマは、百武も「クマの集大成」と語るほどの完成度の高さとなり、本作のスリルを更に強固なものに。そして、現実には見ることのできないスクリーン効果を生み出すVFXスーパーバイザーには、オダイッセイ(『地面師たち』)が参戦。ヒグマのリアルさを追求し、綿密に創り上げていき、観客たちに生存闘争を体感させる仕上がりとなっている。

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会


強力なスタッフ陣が創り上げた世界に生きる、本作の主演を務めるのは、1歳でデビューして以降、映画、ドラマと第一線で活躍をし続ける国民的俳優・鈴木福。
今作では、念願の内藤監督とのタッグで、俳優として新境地へ挑む。
主人公・小山内とバディを組む戦闘力の高い相棒・若林桜子役には、NHK 連続テレビ小説「ばけばけ」にも出演、映像界に欠かせない俳優として目覚ましい活躍をし続けている円井わん。
円井は、アクションシーンに初挑戦。
更に、謎のハンター神崎役に、宇梶剛士が出演、予測不能なストーリー展開となっている。

©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会
©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会
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公開延期に関するコメント全文

監督・脚本:内藤瑛亮

熊による被害によって多くの方が傷つき、ご苦労を強いられていることに心を痛めております。一日も早く平穏な暮らしを取り戻されますよう祈っております。

『ヒグマ!!』の公開延期を受けて、フィクションと現実の距離感について改めて考えました。

フィクションは現実には起きて欲しくないことを描きます。ファンタジーであっても現実と繋がるような問題が描かれなければ、観客の心を動かすことはできません。

一方で現実との距離が近過ぎてしまうと、フィクションとして受け止められず、心を過剰に動揺させてしまいます。それは作り手の本意ではありません。現実と距離をとりつつ、しかし現実にある問題と繋がる物語を届けたいです。その案配は繊細で、『ヒグマ!!』が公開延期をせざるを得なかった事情は理解できます。楽しみにされていた方には申し訳ありませんでした。

僕たちはフィクションがなくても生きられます。映画を観なくても、演劇を観なくても、本を読まなくても、生活できます。

でもフィクションがない世界なんて淋し過ぎます。現実にある問題は正解がありません。何が正しくて、間違っているのか、常に頭を悩まされます。考え抜いて選んだ道が正しかったのか、教えてくれる人はいません。霧に包まれた道を恐る恐る歩き進むしかありません。時に息苦しく、心細くなります。

そうしたときに救いとなるのがフィクションです。フィクションは現実に起こりうる問題を掬い取り、物語を紡ぎます。観客は主人公を通じて苦しみ、悲しみ、笑って泣いて、絶望に打ちのめされ、希望を見いだし、社会が抱える病理に気づき、自分とは全く異なる立場の人の背景に思いを馳せ、自分だけが抱えていると思い込んでいた痛みが他の誰かも抱えていたと驚き、形容できない感情と出会い、フィクションにしか浄化できない鬱屈とした感情があることを知ります。フィクションがあるからこそ、僕らは正解のない現実とも向き合って生きていける。そう思っています。

既にヒグマ被害が増加傾向にあった2023年に『ヒグマ!!』という物語を生み出す決心をしたのは、僕たちに必要なフィクションだと確信したからです。ヒグマの恐ろしさを徹底的に描きながら、落ち込んでばかりいられないよと笑い飛ばす明るさがあり、突き抜けるような爽快感に満ちた結末を迎える映画を目指しました。

『ヒグマ!!』の再公開が決定しました。昨今の状況を鑑みると、この作品が完成したことも、公開できることも奇跡のように思います。一緒につくってくれたキャスト・スタッフ、再公開のために尽力してくれた方々、待ってくれていた観客の皆様には感謝しかありません。

2026年の冬に、映画館という暗闇で、同じ時代を生きる人々と、スクリーンで大暴れするヒグマを観る。
そこにはこの瞬間にしかない感動があるはずです。
見逃さないで下さい。






主演:鈴木福

はじめに、熊による被害に遭われた皆さま、

ご家族、そして不安な日々を過ごされている地域の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

『ヒグマ‼』は、社会問題となっている闇バイトの闇、

そして自然の脅威としてのヒグマの恐ろしさを描きながら、

エンターテイメントとしてもしっかり楽しんでいただける作品を目指して撮影に臨みました。

クマ被害のニュースが続く中で公開延期となりましたが、

こうして新しい公開日をお伝えできることに、胸を撫で下ろしています。

今、この現実に直面しているからこそ、多くの方に響く作品になると信じています。

ぜひ劇場で、現実と物語の境界線を体感してください!

この作品が、自然との向き合い方や命の重さ、

自己との向き合い方を、少しでも考えるきっかけとなれば幸いです。



《作品情報》
出演:鈴木福 円井わん 岩永丞威 上村侑 住川龍珠 占部房子 清水伸 金田哲 / 宇梶剛士
監督・脚本:内藤瑛亮 主題歌:「knuckle duster」the bercedes menz
企画・プロデュース:佐藤圭一朗 プロデューサー:伊藤聖 三宅亜実 
音楽:有田尚史 撮影:伊集守忠 照明:金子康博 録音:高島良太 美術:小林楽子 編集:冨永圭佑
音響効果:佐藤恵太 VFXスーパーバイザー:オダイッセイ 特殊造形メイクデザイン:百武朋 スタントコーディネーター:吉田浩之 後藤健 
スタイリスト:キクチハナカ ヘアメイク:高橋亮 助監督:中村洋介 制作主任:駒宮永恵
製作幹事:NAKACHIKA PICTURES VAP 制作プロダクション:Lat-Lon 配給:NAKACHIKA PICTURES
©2025映画「ヒグマ!!」製作委員会

公式サイト:https://higuma-movie.jp
公式X: https://x.com/HigumaMovie @HigumaMovie
公式Instagram:https://www.instagram.com/higuma_movie @higuma_movie
公式TikTok: https://www.tiktok.com/@higuma_movie @higuma_movie




2026 年 1 月 23 日(金)より絶賛公開中






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