みんな、おかしい。あの山にいってから…
禁足地に触れた人々の不条理な運命を描く、後戻りできない恐怖。
数々のホラー小説を世に出してきた作家・加門七海が、自身の体験をもとに描いた同名小説を原作とする映画『祝山』。主演に10年ぶりのホラー映画出演となる橋本愛を迎え6月12日(金)新宿ピカデリーほか全国公開される。人が足を踏み入れてはならない場所にまつわる禁忌の記憶と、そこに触れた者の逃れがたい運命を描き、刊行以来多くの読者に戦慄を与えてきた衝撃作。
この度、「cowai」では映画の公開を記念して、矢口朝子役の石川恋への単独インタビューを敢行。サイン入りチェキを抽選で1名様にプレゼントする(応募方法は記事の後半に掲載)。

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【実話怪談】
石川恋が《霊を感じない》意外な理由
映画『祝山』公開記念インタビュー

ーー完成した作品を見た感想はいかがですか。
石川恋 もちろんホラーですから「怖い」っていう感情もあるんですけど、それよりも、得体のしれない気持ち悪さみたいなものを強く感じました。何かが私たちをじっと見ているというか、いつも近くにいるような…。そこから抗って逃げたいんだけど、結局逃れられない。日常を侵食される異物のようなものが、映画を通して伝わってきました。たぶん普通のホラー作品とも違う、何度も見て、何度も新しい発見があるような作品だと思います。
ーーホラー映画はお好きですか。
石川 正直、あまり得意なジャンルではないんですけど。台本を読んで、今回の矢口朝子という役がすごく演じがいのある魅力的な役柄だと感じたので、挑戦してみたいなと思いました。
ーー実際演じられてどうでしたか。
石川 ホラーのお芝居というより、矢口というキャラクターを演じることが一番難しかったです。
矢口は映画の前半で、肝試しに行ってから、何かにとり憑かれたよう徐々におかしくなっていく。どこにでもいるごく普通の女性が、異質な雰囲気をまとって不気味に変貌していく様が見どころだと思います。
ーー作品のテーマを象徴する重要な人物でしたね。
石川 自分も経験したことがないですし、原因もはっきりわからない。それでも少しずつ人格が崩壊し、理性が失われていって、生きることに執着しなくなる。おかしいことが自分でもわかっていてもどうすることもできないジレンマ、恐怖心みたいな。あと、自分の中に入り込んできた異物に対して、抗うのか、受け入れてしまうのか、そんな絶望の中での葛藤をどう自然に表現するのか、ワンシーンワンシーン考えながらやってました。本当に大変でした。

ーー監督からアドバイスは?
石川 監督とも何度も話をしましたが、私も監督も特にホラーっぽく怖く見せようとか、気持ち悪く見せたいみたいなことは一切考えていなかったんです。監督は私の思考よりもっと先に行っていて、セリフに込められた矢口の運命とか、セリフの先の先のことまで考えていて、いつも監督から説明が入って、それを必死にかみ砕いて、芝居に落とし込んでいきました。


友人の友人から言われたことを、今も信じて…

ーー肝試しなどのロケ現場は怖かったですか。
石川 私、霊感がないというか、鈍感というか、本当に何も感じなくて。撮影現場で怖いことは一切何もなかったです。でもスタッフやキャストの皆さんの中で、やっぱり感じやすい方はいらっしゃったようで、あるロケ場所では「ここ、気持ち悪いかも」って言っていたみたいです。私は後からその話を聞いたのですが、思い返せばその場所で大きいメロンパンを食べていたので、自分は本当に鈍感なんだな…と思いました。

ーータフというか、ホラーの現場に耐性がありそうですね。
石川 今回の撮影中、スタッフやキャストの中でもお清めしていた方もいらっしゃって、私は何も感じないとはいえ、家に何か悪いものは持ち込みたくなかったので、毎日、撮影が終わったらすぐにお風呂に塩を入れて浸かるみたいなことをしていました。
ーー何も感じないのは、逆に霊に強い体質なのかもしれませんね。浸食されないというか。
石川 そうですね。これ、本当かどうかわからないですけど、一つ信じていることがあって。もう何年も前に、占い師さんではないのですが、一般のお仕事をしている友人の友人にたまたま会った時に、「恋さんの守護霊が見えます」って言われたんです。
ーーおお、守護霊ですか。
石川 そう、「恋さん、白虎がついてます」って。白虎(びゃっこ)。白い虎。実は私、虎がめっちゃ好きなんですよ。どれくらい好きかって、本当に全国、世界中、海外の動物園にまで虎に会いに行くぐらい。
ーー凄いですね。
石川 でも、どうしてそこまで虎が好きなのかわからなかったんです。そうしたら、その方から「恋さんには白虎がついているから、いわゆる生霊とか、悪い憑き物みたいなのが寄りつかない。白虎が全部追い払ってくれている」って言われた時、ちょっと腑に落ちた。確かに今まで、怨念とか霊みたいなものを一度も感じたことがなかったのは、私の白虎ちゃんが守ってくれていたんだって納得しました。
ーー素晴らしい。
先程、ホラー映画は苦手と仰っていましたが、どんなところが苦手ですか。やっぱりいろいろ想像してしまうからですか。
石川 いえ、ホラー映画自体は全然見られるんですけど、びっくりすることがあんまり好きじゃないんです。映画館でも構わず大きな声が出ちゃうから、周りの人に迷惑をかけちゃう。
ーーああ、そっちの苦手ですか。
石川 でも今回は役作りのために自宅でホラー映画を何本も見ました。
ーー印象に残っている作品があれば。
石川 『ドールハウス』。
ーーなるほど。
石川 すごく面白かったです。洗濯機からバン!って出てくるシーンとか、「うわぁぁっ!」って、犬がびっくりして飛び起きるくらい叫んでしまったりして(笑)。
『ドールハウス』はホラーの中にもどこかコメディ要素もあって、怖さもさることながら新鮮でした。ホラーというジャンルでもいろいろな見せ方があるんだなと勉強になりました。
ーーやっぱりタフですね。ホラー映画、全然好きじゃないですか(笑)。
石川 そうかもしれない(笑)。また、ホラー映画もやりたいですね。

ヘアメイク/濱野由梨乃
スタイリスト/金野春奈
衣装協力/THE silhouette、SYKIA、*gramii*
石川恋からのメッセージ
石川 恋(いしかわ・れん)
1993 年7月18日生まれ、栃木県出身。2013年、書籍「学年ビリのギャルが1年で偏 差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の表紙モデルとして注目を集める。2022年 まで「CanCam」の専属モデルを務め、現在は俳優・モデルを中心に活動中。近年の主な 出演作に、「黒崎さんの一途な愛がとまらない」(2026/日本テレビ)、「ゲームチェンジ」 (2026/BS-TBS)、「コンビニ兄弟」(2026/NHK)、「憧れの作家は人間じゃありませんでした」(2026/Prime Video)、 公開中映画『黄金泥棒』(萱野孝幸監督)など、話題作への出演 が続いている。

【インタビュー・文 福谷修】
映画監督、ライター。KADOKAWA誌「DVD&ビデオでーた」のメインライターを務めた後、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDS「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などを監督・脚本。近作はプロデュースしたアニメ映画『アラーニェの虫籠』『アムリタの饗宴』。新作は総監督を務めたホラーアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』(花澤香菜CV/シッチェス・カタロニア国際映画祭他選出)。現在、劇場公開を目指したクラウドファンディング実施中。応援お願いします。
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【プレゼント】
映画『祝山』公開記念インタビュー。
石川恋サイン入りチェキを抽選で一名様にプレゼント

<応募方法>
応募締め切りは2026年7月4日(土)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」X公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ポスト( )をリポスト(RT)してください。
<抽選結果>
締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式XアカウントよりDMで通知後、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情でご連絡や商品の発送が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください)
皆様のご応募お待ちしています!
【応募の注意点】
〇当選後にご連絡が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は出版社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。

「ここまで怖くしなくてもいいのではないか」
本編をいち早く鑑賞した原作・加門七海からのコメント到着

拙作を託す際、私は「原作よりも面白く、怖くしてください」とお願いしました。しかし、映画『祝山』を視聴してまず思ったのは「ここまで怖くしなくてもいいのではないか」ということです。本当に怖かったです。やはり映像の力は大きいですね。自分で記したはずの話に、何度もビクッとしてしまいました。静かに、確実に染み入ってくる怖さです。
皆さんも是非、この映画を通して『祝山』に取り憑かれてみてください。

STORY

その手紙は、すべての始まりだった。
スランプに陥っているホラー小説家・鹿角南のもとに、中学時代の同級生・矢口朝子から一通の手紙が届く。そこには、ネットで心霊スポットと噂される廃墟へ肝試しに行ってから説明のつかない異変が起き続けているという、不穏な告白が記されていた。ネタを拾えればと考えた鹿角は、話を聞くため矢口と再会し、当時行動を共にしていた若尾木綿子、小野寺淳、田崎正人らと顔を合わせる。
しかし、その出会いを境に、鹿角の周囲でも得体の知れない影が忍び寄る。日常はわずかに歪み、やがて一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。不可解な出来事は連鎖し、逃れる術のない恐怖へと姿を変えていく。
真相を探るため、鹿角は懇意にしている山岳ライター・吉村司に協力を仰ぐ。調査の末に浮かび上がったのは、彼らが軽い気持ちで足を踏み入れた山——『祝山』に潜む、あまりにも深すぎる禁忌の存在だった。そこは本来、人が触れてはならない領域。知らぬ間に境界を越えてしまった彼らは、すでに“あちら側”へ引き込まれていたのだ。やがて鹿角は、矢口たちとともに祟りの根源へ向かう決断をする。
足を踏み入れた者は、もう戻れない——祝山が、その代償を求めている。

作品紹介

本作は、数々の傑作ホラー小説を世に出してきた作家・加門七海が自身の体験をもとに描いた同名小説を原作とする。人が足を踏み入れてはならない場所にまつわる禁忌の記憶と、そこに触れた者の逃れがたい運命を描き、刊行以来多くの読者に戦慄を与えてきた衝撃作。その原作が、満を持してスクリーンに登場する。
主演を務めるのは橋本愛。映画『告白』で鮮烈な印象を残し、『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。小野不由美原作の映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』で見せた、静かな恐怖に追い詰められる演技は高い評価を受け、ホラーファンからも絶大な支持を得ている。さらに、フジテレビ系ドラマ『夫婦別姓刑事(ふうふべっせいでか)』で佐藤二朗とW主演を務めるなど、話題作への出演が続く実力派が10年ぶりにホラー映画に出演。共演には、モデル・俳優として活躍する石川恋、数々の映画で主演を務めてきた久保田紗友、「超特急」のメンバーとしても活動しドラマや映画で存在感を放つ草川拓弥、さらに実力派俳優の松浦祐也、利重剛が名を連ねる。実力と個性を兼ね備えたキャスト陣が、物語に深みと緊張感をもたらす。
脚本・監督は、ホラー作品で数々の映画祭受賞歴を重ね、本作で待望の劇場長編デビューを果たす武田真悟。緻密な心理描写と不穏な空気の構築に定評のある新鋭が、原作の持つ知的恐怖を映像化する。
禁足地に触れた者たちを待つのは、後戻りできない恐怖。静かに理性を侵食する闇が、観る者を深淵へと誘う。




【作品情報】
【タイトル】祝山 (いわいやま)
【公開日】2026 年 6 月 12 日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
【原作】加門七海『祝山』(光文社文庫刊)
【出演】橋本 愛 石川 恋 久保田紗友 草川拓弥 松浦祐也 利重 剛ほか
【脚本・監督】武田真悟
【配給】S・D・P
【製作】映画「祝山」製作委員会
【コピーライト】©︎2026 映画「祝山」製作委員会
【Web・SNS】
◇公式サイト:https://iwaiyama.com
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→公式ハッシュタグ>#祝山
2026年6月12日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中
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