幸田町と地球の平和を守れ!
『いかレスラー』『日本以外全部沈没』『地球防衛未亡人』、そして今年公開の『タヌキ社長』などで知られる、日本バカ映画の巨匠・河崎実。彼流の町おこし映画『超伝合体ゴッドヒコザ』が、エクストリーム配給で2022年8月19日(金)より池袋シネマ・ロサ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショーされる。
この映画の公開を記念して、「cowai」では、愛知県幸田町の超宇宙科学研究所(UISAS:ウイサス)の新人研究員・音無優里亜役の磯原杏華(元SKE48)に単独インタビューを敢行!さらに抽選で三名様にサイン入りポスターをプレゼントします(応募方法は記事の後半に掲載)。
8/19(金)公開『超伝合体ゴッドヒコザ』予告編
『超伝合体ゴッドヒコザ』8/19(金)公開記念!
磯原杏華・単独インタビュー!
――映画を見ると、新人研究員・音無優里亜って、眼鏡をかけた、すごい地味なキャラですよね。予備知識なしだと、演じた磯原さんがまさかSKE48の元アイドルとは気づかず、プロフィールを見て、ちょっとびっくりしました。
磯原杏華: 私、眼鏡をかけると、顔が地味になるんです(笑)。
プライベートでも、眼鏡をかけて外に行こうとすると、妹に「やめな、地味だから」って止められます(笑)。だから「眼鏡、大丈夫かな」っていうのはありました。
――眼鏡をかけた役柄は、誰のアイデアですか?
磯原: 河崎監督ですね。
監督の中に最初からイメージがあったようで。「磯原君はちょっと眼鏡キャラにしようと思ってるから」って言われました。
――実際、眼鏡キャラを演じるのって抵抗ありました?それとも乗り気だった?
磯原: 私、眼鏡によって“似合う”“似合わない”が激しくって…(笑)。
衣装合わせの時に何個か眼鏡をかけて、監督から「これがいいんじゃない」って、より地味に見える眼鏡に決まりました(笑)。
でも、おかげさまで、すごくかわいらしく撮っていただいて(照れ笑い)
――おふざけのカットの合間合間に、急にものすごく可愛く撮られているカットが入りますよね。
磯原: そうなんです。アップとか、かわいいシーンが多いですよね。とてもありがたいです。
監督はものすごいスピードで撮影されるので…
「大丈夫?」って不安でした。
――これまでお芝居のご経験は?
磯原: 映画自体は3本目ですが、こうしてメイン・キャストとして出演させていただくのは初めてです。
グループを卒業してから、舞台に立ったりとか、映画とか、ちょっとずつちょっとずつですね。
――今回の役はオーディションなんですか。
磯原: いえ、直接オファーをいたただきました。
メイン・キャストで呼んでいただけたのもうれしかったですし、それにやっぱり愛知県で作品を撮れるのは地元民としてとても良かったです。
――前半は確かに地味ですが、後半はキャラが変わるというか、成長していきますよね。監督の演技指導はどんな感じだったんですか。
磯原: いえ、特別な演技指導は、ほぼほぼなくて(笑)。
――じゃあ、ご自身で台本を読んだイメージのまま演じられた?
磯原: はい。自由にやらせていただいて。特に後半はのびのびとした雰囲気になっているんじゃないかなって思います。
――“バカ映画の巨匠”河崎監督の現場はどうでしたか?
磯原: 監督が“変わった作品”を撮るっていうのは、前から聞いていたので(笑)、その世界観に私がどうとけ込めるのかなって、最初は心配しました。
でも、実際に現場に入ると、とても楽しかったです。
監督はものすごいスピードで撮影されるので。大体1テイクで終わり(笑)。
「えっ、今の大丈夫でした?」とか思っちゃうこともあったんですけど、試写で完成品を見たら、これまでの不安が吹き飛ぶくらい楽しむことができました。
――河崎監督は超早撮りでも有名らしいですね。
磯原: 「あ、今のでいいよ、OKOK、次いこう次」って、本当に次から次にサクサク進んじゃう(笑)。
たぶん監督の頭の中で、作品がすでに完成しているんだと思います(笑)。そこはすごいなって。
だから悩んでいる暇はなかったですね。さすがに自分が噛んだりとかしたら撮り直しになるので、それは避けたかったし、とにかく一回でベストなお芝居ができるように必死でしたね。
――逆にプレッシャーだった?
磯原: もう自分に「ワンテイクワンテイク」って言いかせて(笑)。悔いが残っちゃいけないって。
ロボットは、もう触りまくりました(笑)
――河崎監督の作品はご覧になりました?
磯原: はい、『遊星王子2021』とか、事務所の先輩の浅野杏奈ちゃんも出演した『メグ・ライオン』とか、いわゆるバカ映画の雰囲気をつかむために何本か見ました。確かに、ちょっと普通とは違うテイストではあるんですけど(笑)、完全にふざけてるだけじゃなくて、真面目な部分はすごく真面目じゃないですか。
――優里亜のキャラもそうですね。
磯原: ですね。台本でも、優里亜ちゃんが、最初に登場した時と、最後の方ではまた全然違った表情を見せてくれるので、その成長というか、差をはっきりと見せたいなっていうのは意識して演じましたね。
――撮影場所の幸田町はいかがでした?
磯原: 一応、町おこし映画とはいえ、撮影ってなると、普段の皆さんの生活している場に入るのだから、迷惑をかけてしまうこともあると思うんですけど。「どんどん使って!」みたいな感じで、皆さんすごく親切に協力してくださって、受け入れてもらいました。そのおかげもあって、現場の雰囲気もすごく良かったですね。
監督自身とても明るい方ですし。何度も言いますが、撮るスピードがすごく早いので、緊張感がありつつ、明るく楽しくどんどん撮影が進んでいった感じです。1週間の撮影だったんですけど、終わってほしくないなって思いましたね。
――映画の中では、変身シーンもありますが、これまで特撮物の経験は?
磯原: もちろん初めてです。まさか自分がかぶり物をして変身できるとは、考えもしなかったですから(笑)。
でも、“変身”って憧れるじゃないですか。今回、最後の最後に変身できて、もう感激でしたね。
――逆に大変だったのは?
磯原: グリーンバックでの(合成の)撮影ですね。4人の変身シーンなんですけど、1人ずつ撮影をしていくカットがあって、普段お芝居って、相手とのキャッチボールでうまくいく気がするんですけど、相手がいない状態で1人で演じると言うのは、何度も「大丈夫?」ってなって。
でも出来上がった映像を見たら、いい具合に編集してくださって(笑)。ちゃんと不思議な空間の中で4人が団結して存在していたので、やっぱり映画ってすごいなって思いました。
――この映画の見どころとして特撮シーンがあります。男女合体ロボット・ゴッドヒコザや敵の邪悪宇宙人シャチホコーンの造形とか、かなり気合が入っていましたよね。実際の現場ではどうでしたか。
磯原: 私は直接絡みはなかったんですけど、特撮シーンの撮影はずっと見学していました。すごいですよね、ロボットも。もう触りまくりました(笑)。ちゃんと目が光ったりとかするので、「うわっ、すごい!」って、めちゃくちゃ観察しましたね。
シャチホコ―ンのうろことかも細かい所まで精密に作られていたし、もちろんゴッドヒコザのこけし人形から完成形態のスーパーロボットまでの段階を踏んで、どんどんかっこよくなっていくのも良かった。スーツアクターの方々はアクションとか大変そうでしたけど、やっぱり見ていて、ものすごくワクワクしましたし、ぜひ大きなスクリーンで楽しんでもらいたいなって思います。
――ご自身も特撮をやってみたいと思った?
磯原: やりたいです。私も戦いたいです(笑)。
よく聞くと、なまってる部分もあります。
――共演の方とはいかがでした?
磯原: もう皆さん「初めまして」だったんですけど、地元は同じっていうこともあって。
――同じ地元?
磯原: この5人(八神蓮、沙羅、磯原、南翔太、佐野光洋)って、全員、愛知県出身なんです。市とか区は違えど、移動中のバスでもずっと地元トークをして、すっかり仲良くなりましたね。沙羅さんがすごいムードメーカーで、カメラも回っていないのに、ものまねとかして盛り上げてくれました。
――磯原さんは愛知県のどちらの出身なんですか。
磯原: 実家は名古屋なんですけど、生まれは豊川、三河の方で、幸田町にも近いんです。幸田町を訪れるのは初めてなんですけど、同じ三河ということで地元というか親近感がわきましたね。
――映画では標準語でしたが、地元にいる感じだと、なまりとか出ないんですか。
磯原: 私もふだんは名古屋弁とか三河弁も出るんですけど、この作品、確かに誰も方言を喋っていないんですよね。よく聞くと、イントネーションとか、ちょっとそっち寄りになまってる部分もあります(笑)。演出的には大丈夫みたいなんで、気を使わずに演じることができましたね。
――やっぱりなまりに引っ張られますか?
磯原: ふだんでも地元で喋ってると、なまりますね。「だもんで」とか(笑)、普通に出てきます。
今回の撮影では、幸田町の皆さんがエキストラとして出てくださって、スタッフにも地域の方がいらっしゃったので、なまりがあってもそれが普通というか、「ああ、地元だな」って感じながら撮影していました。
――優里亜といえば、突然、歴史の解説を延々と始める長(なが)ゼリフも印象的でしたね。
磯原: そこはもうスイッチを入れて夢中になって喋るって感じでしたね。覚えるのは大変でしたけど、とても楽しかったです。
シーンとしては、沙羅さんを相手に長ゼリフを話すことが多かったので、「沙羅さんを驚かせてやるぞ」って気持ちを込めて(笑)頑張りました。
――長ゼリフのシーンはNGはありました?
磯原: いえ、全部一発OKで。ワンテイクワンテイクです(笑)
河崎組に慣れすぎちゃうと、
他の現場に行った時、ちょっと怖いです(笑)。
――映画のここを見てほしい部分があれば教えて下さい。
磯原: この作品っていろんな要素が詰まってるじゃないですか。合体ロボの特撮物だったり、令和とは思えないようなラブコメだったり(笑)、あとは難病についての真面目なシーンもあるし、ジャンル全部ひっくるめて、本当にまとまるのかなと思ったんですよ(笑)。
だけど、スクリーンで見たら、きれいにまとまっていて、この作品ならではというか河崎組ならではだなって思いました。
――途中に流れる、ご当地CMもすごいですね。
磯原: 長いですよね(笑)。台本では「CMは二、三本ぐらいかな?」って感じで書かれていたんですけど、実際に見てみたら、「えっ、これ、何社続くの?何個あるの?」って。もう、ずっと流れるから、びっくりしましたね。いろんな意味で予測不能な作品です。
――優里亜的には見所は?
磯原: 優里亜って表情がコロコロ変わる女の子なんです。最初はちょっとうつむきがちなところから、歴史にまつわる長ゼリフとか、あと所内で皆さんと関係がこじれていくのを見て胸を痛めたりとか、そういう優里亜らしい繊細な、表情の変わり方を見ていただけたらなと思います。
――後半は実質ヒロインのような活躍でした。
磯原: ありがたいことに、なんかもうすごい大活躍をさせていただいて(笑)。こんなにもピックアップしてもらえる映画ってなかなかないので、絶対に見てほしいですね。
――河崎組を経験すると、もう怖いものはない?
磯原: いやいやいや、特殊な現場ですから(笑)。
ここに慣れすぎちゃうと、他の現場に行った時、ちょっと怖いです(笑)。
――今後やってみたいこと、チャレンジしてみたいことがあれば。
磯原: やっぱり映画に出たいなっていうのが、一番の目標です。今はどんな役でもやってみたいですし、今回のようにメインとして出させていただけるのはもちろん嬉しいですけど、全然メインじゃない役でもどんどん演じたい。映画って隅々まで楽しめるから、1つの作品の中の一部になるような、見ていただいた方が「あ、あの子いいな」って思ってもらえるようなお芝居ができるように、これからも続けていきたいなって思います。
――最後にメッセージを。
磯原: 考え込むことなく、笑って日常を忘れられる作品です。とにかく楽しんでほしいし、その流れで、幸田町とか、愛知県のことをもっともっと知ってもらって、好きになってもらえたらなと。それとプラスして、私のことも知っていただけたらと思います。
――ありがとうございました。
磯原杏華(いそはら・きょうか)
1996 年 8 月 8 日生まれ。
愛知県出身。
SKE48 の元メンバー。
2010 年から 2016 年まで SKE48 として活動。 現在は舞台などで女優として活躍。
【読者プレゼント】
『超伝合体ゴッドヒコザ』8/19(金)公開記念!
磯原杏華サイン入りポスターを抽選で3名様にプレゼント!
<応募方法>
応募締め切りは2022年8月26日(金)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」twitter公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ツイート( https://twitter.com/cowai_movie/status/1560282133264220160 )。
<抽選結果>
締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式TwitterアカウントよりDMで通知させていただきます。
当選品の色紙は宅急便で発送する予定です。(諸般の事情や、災害等やむを得ぬ事情で遅れる場合があります)
皆様のご応募お待ちしています!
【応募の注意点】
〇当選後に住所の送付が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は映画配給会社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。このため、傷や汚れ等があっても交換はできませんので、ご了承ください。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。
400 年の時を超えた、邪悪宇宙人 VS ゴットネス星人の対決!
愛知県のヒーロー・大久保彦左衛門の子孫が男女合体ロボットに変身し悪の宇宙人と戦うという、常識を超えた世界が誕生!
キャストは主演の八神蓮、綾瀬はるかのモノマネの沙羅、元 SKE48 の磯原杏華、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」の南翔太、更に「ウルトラマン A」の佐野光洋が愛知県出身というナイスキャスティングが成立。イジリー岡田が初の悪役を演じ、主題歌とエンディングテーマは異能のムード歌謡歌手であり昭和歌謡のオーソリティ・タブレット純が担当する。
愛知県幸田町の超宇宙科学研究所(UISAS:ウイサス)の研究員・大久保忠雄は、愛知県のヒーロー大久保彦左衛門の子孫である。
同級生の研究員・馬場貴穂とは互いに好意を抱いていたが新人研究員・音無優里亜が入ってきた。
忠雄は彼女に気を惹かれ、同僚の芳樹と恋の三角関係に…。
そしてある日、忠雄と貴穂は本光寺の境内から発光する不思議なこけし人形を発見する。時を同じくして、チョウザメ怪人が現れ、町を襲った。忠雄と貴穂が無我夢中でこけしをかざすと、二人は合体し、こけし型ロボット(ゴッドヒコザ)の姿になり怪人を蹴散らす。
ゴッドヒコザは男女合体により変身、合計三つの形態となるスーパーロボットであり、河崎監督お得意のきぐるみと CG の併用で表現されている。 前代未聞の奇想天外な楽しさの町おこし特撮映画、それが「超伝合体ゴッドヒコザ」!
江戸時代、大久保彦左衛門は邪悪宇宙人シャチホコーンに対抗するため、正義の宇宙人・ゴッドネス星人から与えられたこけし型からくり人形を使い戦ったのだった。
いま、400 年の時を超え、再びゴッドネス星人とシャチホコーンの因縁の対決が復活!
果たしてゴッドヒコザは幸田町を、地球を救うことができるのか!?
『超伝合体ゴッドヒコザ』作品情報
監督:河崎実
キャスト:八神蓮、沙羅、磯原杏華、南翔太、谷口洋行、澄川友哉、佐野光洋、イジリー岡田 ほか
製作:有限会社リバートップ
企画制作:幸田町商工会青年部 一般社団法人1パーセントの社会貢献
製作総指揮:都築数明
主題歌「ゆけ!超伝合体ゴッドヒコザ」
歌:タブレット純
配給:エクストリーム
(2022/日本映画/カラー/ビスタサイズ/ステレオ/71分)
2022年8月19日(金)池袋シネマ・ロサ、ヒューマントラストシネマ渋谷(※8/19,20,21限定上映)他 全国ロードショー!
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