誰もが知るピーター・パンの変わり果てた姿に、世界がうなされた—
超話題作が、ついに日本に悪夢を届ける…♪
名作児童文学「ピーターパン・とウェンディ」をホラー実写化した『ネバーランド・ナイトメア』(原題:PETER PAN’S NEVERLAND NIGHTMARE)が2025年11月7日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開される。
「cowai」では、スコット・チェンバース監督に単独インタビューを敢行。製作の舞台裏に迫った(※一部ネタバレを含みます)。さらに、映画のポスターを抽選で3名様にプレゼントする(詳しい応募方法は記事の後半に紹介)。

『プー あくまのくまさん』の制作会社&スタッフ
特殊メイクは『ハリー・ポッター』のヴォルデモート卿や
『スター・ウォーズ』を手がけたベテラン
「よりリアルで、吐き気を催すような、
生々しいゴア描写や殺害シーンを目指した」
『ネバーランド・ナイトメア』公開記念!
スコット・チェンバース監督インタビュー!

※一部ネタバレを含みます
――冒頭のアニメーションからハッタリ感が全開で素晴らしいです。
チェンバース監督: ありがとう。
――監督は、『プー あくまのくまさん』ではプロデューサー、『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』では主演とプロデューサーを務めました。
今回の作品のコンセプト、ストーリーはどのように作られたのですか。
チェンバース監督: あのアニメーションは今後すべての作品で共通する“シグネチャー”になる予定です。絵本から、実写の世界に移行します。
――「プー」「プー2」よりも予算がかかっているよう印象ですが、やはり前作2作がヒットしたため、予算が増えたのでしょうか。
チェンバース監督: 実際には予算は同じです。ただ今回は舞台が限定されていて、登場人物も少なく、グロ描写も減らしたので、その分全体の完成度が上がり、結果的に“予算が高くなったように見える”だけなんです。実際のところ、『プー2』よりもずっと作りやすい作品でしたね。
――『プー』『プー2』からの人気の流れで作られたのでしたら、なぜ人々は(権利切れの)ディズニー・アニメ(あるいは名作児童本)のホラー実写化に、拍手喝采を送るのでしょうか。
チェンバース監督: それは、“違うもの”だからだと思います。同じ物語を何度も何度も見てきましたよね。
だからこそ、これは新鮮で、唯一無二なんです。

――ピーター・パンを凶悪な誘拐犯&無差別殺人鬼、ネバーランドを子供の誘拐・失踪・神隠しに絡めるというアイデアが秀逸と思います。ホラー・キャラクターとしてのピーター・パンや、ネバーランドのアイデアは、どのように生まれたのでしょうか。また、ピーター・パンが殺人鬼として殺戮を行うのはもちろん、タバコを吸うなど、アンチ・ハリウッド的、アンチ・メジャー映画的なダーク・ヒーローの香りも漂いますが、いかがでしょうか。
チェンバース監督: まさにその通りです。ピーター・パンは、僕にとってアンチ・メジャーなダーク・ヒーローのメタファーなんです。
原作からして不気味だと思っていたので、このコンセプトを思いつきました。
少年が部屋の窓から忍び込んで、子どもたちをネバーランドへ連れ去り、“ロスト・ボーイズ”にしてしまう。年老いた男が子どもを死へと誘い込もうとする、いかにもありそうな物語に思えたんです。

――ティンカー・ベル、ウェンディ、フックなどのおなじみのキャラもユニークにアレンジされています。それぞれ、なぜ、このような形になったのか教えて下さい。
チェンバース監督: ピーターを唯一の悪役にしたいと、最初から思っていました。ティンカー・ベルは彼に支配されていて、薬物依存に陥り、ストックホルム症候群を抱えている。フックは過去の犠牲者で、10年間も閉じ込められていた人物。そしてウェンディは、“欠点はあるけれど共感できるファイナルガール”として描きたかった。他の作品のヒロインのように完璧ではなく、少し荒削りで不器用な女性にしたかったんです。

好きなホラーは『インサイド』『ハイテンション』、そして…

――「プー」シリーズも、凝った殺戮シーンが話題を集めましたが、今回はさらに過激にパワーアップしています。今回は、どんな恐怖シーン、ゴアシーン、スプラッタ・シーンがあるのでしょうか。具体的に教えて下さい。また、これらのシーンの撮影で苦労した点があれば教えて下さい。
チェンバース監督: 今回はよりリアルで、吐き気を催すような、生々しいゴア描写や殺害シーンを目指しました。
この作品は現実的な世界観に基づいているので、死のシーンも本当に“現実的で気持ち悪い”ものにしたかったんです。まさに、親にとって最悪の悪夢です。
撮影自体は本当にスムーズでした。最高のチームに恵まれ、皆が完璧に連携してくれました。
唯一の課題は、いつものように時間と予算ですね。

――特殊メイクは『ハリー・ポッター』のヴォルデモート卿や『スター・ウォーズ』を手がけたベテランのショーン・ハリソンですが、具体的に、どんな見せ場やシーンの特殊メイク、特殊造形、小道具を手掛けられたのでしょうか。また、彼の技術が、作品にもたらした功績を教えて下さい。
チェンバース監督: 彼はSFXメイクを専門に担当しました。彼の技術は本当に卓越していて、すべての殺害シーンの完成度を大きく引き上げてくれました。ポーラ(Paula)とともに、作品全体を大きく格上げしてくれたと思います。
――監督の立場で、ホラーとして、こだわった点や、オススメのシーンがあれば教えて下さい。
チェンバース監督: 今回はキャラクター描写に力を入れました。物語が進むにつれて、すべてが少しずつ紐解かれていくような構成にしたかったんです。観客にはウェンディと一緒に物語を体験してほしいし、
そして、この手の作品には意外かもしれませんが、そこに込めた“想い”を感じ取ってもらえたら嬉しいです。

――監督が、過去に影響を受けた(または好きな)ベスト・ホラー映画3本を教えて下さい。また、その理由もお願いします。
チェンバース監督: 『インサイド』(2016)、『ハイテンション』、そして『マーターズ』です。
僕はフレンチホラーが大好きで、どの作品にも現実味のある恐怖がある。ゴア描写が本物のようで、登場人物たちの戦いも演技には見えない。あのリアルな緊張感がたまらないんです。
――最後に日本の観客へメッセージをお願いします。
チェンバース監督: 本当にありがとう!皆さんの応援がなければ、これらの映画は存在していません。

【読者プレゼント】
『ネバーランド・ナイトメア』公開記念!
映画ポスターを抽選で3名様にプレゼント!

<応募方法>
応募締め切りは2025年11月28日(金)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」X公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ポスト( )をリポスト(RT)してください。
<抽選結果>
締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式XアカウントよりDMで通知後、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情でご連絡や商品の発送が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください)
皆様のご応募お待ちしています!
【応募の注意点】
〇当選後にご連絡が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は映画配給会社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。
更に、悪夢の国からの入場者プレゼント配布が決定!

誰もが知るピーター・パン、ティンカー・ベル、フックが変わり果てた姿となって、世界の安眠を襲った『ネバーランド・ナイトメア』。
そんな悪夢を届ける本作より、かわいい特製「不幸を呼ぶステッカー」の配布が決定!
どこか、既視感があるような、無いような、DEATH DAY を祝うかわいいデザインのステッカー。
名前を書いて、あなたも悪夢の国《ネバーランド》で一緒に DEATH DAY をお祝いしよう。
STORY

ロンドンへ彼氏と移住計画を立てていた、大学生のウェンディ。ある日、弟マイケルが、かつて世間を震え上がらせた凶悪誘拐犯“ピーター・パン”にさらわれてしまう。ウェンディは、神出⿁没のピーターの行方を追い、弟を救い出そうとするが……。
妖精の粉を注射し、街中へトび出し、子どもの誘拐と殺人を繰り返すピーター・パン。子どもも、大人も、次々と夢の国“ネバーランド”へ旅立たせていく。



2025 年 11 月 7 日(金)より新宿ピカデリー他にて全国順次公開!!
【関連記事】




