主演 JAEJOONG(ジェジュン) × 監督 熊切和嘉
祈りが呪いに変わる時、神社の“悪しき存在”が目を覚ます──
禁忌のシャーマニズム・ホラー

『神社 悪魔のささやき』公開記念
熊切和嘉監督単独インタビュー
「現場はけっこうカオスでした」

《目次》
【1】「最初は、もっとダークヒーロー物寄りだった」
【2】「現場はけっこうカオス」「セットに見えそうなシーンもロケでやりました」
【3】 JAEJOONGさんに参考資料として渡したのは、あの名作ホラーのDVD。

【1】「最初は、もっとダークヒーロー物寄りだった」
ーー『神社 悪魔のささやき』とても面白かったです。
熊切監督: ありがとうございます。
ーー監督が「本格的なホラーは初挑戦」というのが意外なのですが。
熊切監督: そうですね。子供の頃からホラー映画は大好きだったし、ホラー映画を撮りたいっていうのは、ずっとあったんです。でもなぜか企画が立ち上がっては頓挫して…。何度かオリジナルで企画を出してみたりとか、原作もので話が来たこともあったんですけど、実現しなくて。その間に文芸的な作品が続いたりとか。でも、やっとホラーができてうれしかったですね。
ーー初期からのファンからすると、デビュー作の『鬼畜大宴会』のインパクトが強くて、逆に監督はあのカラーを払拭したいと考えていた…わけではないですよね。
熊切監督: 確かに「鬼畜」を撮った直後はその色だけで見られるのは嫌だなと思って、あえて違う題材をやろうとしたことはありました。でも早いうちから、またホラー的なことをやりたいなと思っていたんです。言われてみれば、こだわりが強かったのかもしれないですね。
それと…全然批判するわけじゃないですけど、よくあるJホラーみたいな話だと、僕じゃなくてもいいかなと。どこかで、もっと新しいことをやりたかったっていうのは、ずっとあったと思います。
ーー今回の作品は、まさに監督らしい新しいホラーへのこだわりというか、韓国ホラーのテイストなのに熊切監督の作品らしい雰囲気も濃密に漂っていて、新鮮な肌触りの作品になっていました。
熊切監督: 最初の脚本段階では、もっとダークヒーロー物寄りで、ポップなエンタメ路線だったんです。だけど、そこから話し合って(変わっていきました)。結局、僕が撮ると、なんか自分の癖が出ちゃうというか、想像以上にヘビーな映画になっちゃったなって。
ーーでもホラーとしては、全編を覆う、じめっとした湿気が漂う、重苦しい感じが良いんじゃないかと。監督としては、ホラーを撮るにあたり、一番意識した点はなんですか。
熊切監督: 距離感とか、視覚的な見え方ですね。やっぱりホラーは視覚で表現するもの。音ももちろんそうですけど、(間の)タイミングが重要ですよね。今回それをいつもよりすごく考えていたと思います。ただ、全てうまくいっているかどうかは、ちょっと自信はないんですけど。

【2】「現場はけっこうカオス」「セットに見えそうなシーンもロケでやりました」

ーー一つ一つの見せ場にも、日本的な心霊ホラーと、韓国的な心霊ホラーのそれぞれの良さがうまく混ざり合っていたように思います。
熊切監督: 計算ってわけではないですけど、撮る場所を決める中で、自然と自分の中での撮り方がまとまっていきましたね。映画の作業って、何より場所を探すところから始まるので。イメージが引き寄せられたようなところもあります。でも韓国映画っぽくなったのは、やっぱりお芝居ですよね。
ーーなるほど。俳優の。
熊切監督: もうあのガッと(周囲の)温度が上がるというか。撮影が始まると、急に熱量が上がるんです、韓国人の芝居って。あれは独特だなと。それはオーディションをしていても思いました。面白かったですね。
ーー現場も?
熊切監督: けっこうカオスでしたね。
ーーどんなところが?
熊切監督: あちらの俳優は、一つのシーンで、みんな、すごく意見を言うんです。脇役の方でも。だから、なかなかまとまらない(笑)。もう現場が進まないから、慣れるまでちょっとしんどかった。でも、それだけ熱量の高いお芝居を全編に渡ってやってくれたので、結果的には良かったです。
ーースタッフも韓国の方が多かったのですか。
熊切監督: カメラマンは韓国のソン・サンジェさん。キム・ギドク監督の『サマリア』を撮った方です。でも日本人のスタッフも多かったので、まあ混成でしたね。
(※ソン・サンジェは他に白石晃士監督の『ある優しき殺人者の記録』などの撮影も担当)
ーー撮影スケジュールはいかがでしたか。
熊切監督: いろいろ事情があったとはいえ、日数が全然足りないんですよ。僕は割と最近早撮りなんで、今回も「いけるかな」と思っていたら、「そうか!通訳が入るから、倍かかるのか!」って。途中で「ちょっとこれは難しいんじゃないか」って何度も焦りました。まあ、なんとか撮り上げましたけど。
ーー想像以上に盛りだくさんの内容ですもんね。しかも大半がロケ?
熊切監督: そうです。セットに見えそうなシーンもロケでやっています。
ーー物語の発端となる山中の廃神社のシーンとか。幽玄的な雰囲気と荒涼たる映像美が非常に印象に残ります。
熊切監督: あの神社を実際にあの場所で撮れたことは、すごく大きかった。本当によく撮影許可が下りたなと思います。
ーー撮影も手間がかかった?
熊切監督: 見た目以上に険しい山の奥なんです。だからまず撮影機材を運ぶことが大変でしたし、些細なことで事故が起きかねないから、本当にリスキーでした。でも、あれと同じものをセットで作るのは予算的に難しいし、そもそもあの本物の雰囲気は絶対に出せない。最初ロケハンで見た時、山にこびりついてるような(神社の)、ただならぬものを感じたので、その感触をなんとか映像に残したい、映画に取り込みたいなと思ったんです。これはもう作り手のわがままなんですけども。

【3】 JAEJOONGさんに参考資料として渡したのは、あの名作ホラーのDVD。

ーー主演のJAEJOONG(ジェジュン)さんはアジアを代表するアーティスト・俳優ですが、監督は演技や役作りについて、何か話をされましたか。このように演じてほしいとか、あるいはお任せだったとか。
熊切監督: 先ほど言いましたが、最初に(製作サイドから)求められたのはもっとヒーローっぽい物だったんですね。バキバキにかっこいい。JAEJOONGさんもそのつもりでいたら、出来上がった脚本は意外とナーバスな主人公で、それを「どう演じるべきか」を話し合いました。最終的に「どこか自分の能力に後ろめたさがあって、使い方次第では人を不幸にさせるんじゃないか、まだ自分の能力の使い方がわかりきっていない」という主人公像に落ち着きました。それでジェジュンさんには参考の資料として『デッドゾーン』の DVD を渡したんです。
ーーおお、クローネンバーグ。あの主人公も悲哀というか、どこか悲壮感のあるかっこ良さでしたね。
熊切監督: そう。(主演の)クリストファー・ウォーケンの、常に後ろめたさの中で、あの能力を使っていく感じ。
もちろんJAEJOONGさんもご自身のお芝居を考えられて、主人公の哀しみや苦悩、孤高の存在感をうまく表現してくれて良かったですね。
ーー撮影で苦労したところがあれば教えていただけますか。
熊切監督: 結構ずっと苦労していました。先程も話した通り、国が違えば撮影や芝居のスタイルも違いますし。やっぱりいつもの自分のペースでなかなか撮れなかったから、最初は試行錯誤でした。もちろんリハーサルの時間もそれなりに作ったので、徐々に日韓で一つのチームにまとまっていきました。それでも仕掛けが今まで以上に多かったし、特にクライマックスのシーンは大変でした。
ーーあのクライマックス、すごい迫力あるトンネルのシーン(上の写真)でしたが、本物なんですか。
熊切監督: はい。セットっぽいですけど、実はロケーションなんです。ポートアイランドという神戸の埋立地を昔作る際に、六甲山から土を運ぶためのベルトコンベアの大きなトンネルが本当にあって。地下に何キロにも渡ってのびています。今は閉鎖されていますが、その跡地で撮影をしました。見事なロケーションなんだけど、もう空気が悪くて悪くて(苦笑)、みんな参っていたと思います。
ーーしかも派手なアクションもあって。
熊切監督: 大変でしたよね。(大事なシーンを)全部ロケで撮っていたんで。でも、みんな、すごいエネルギッシュに最後まで頑張ってくれましたね。
ーーでは、最後にメッセージを。
熊切監督: この作品は自分にとっては念願の本格的なホラー映画、しかも韓国映画として撮りました。今までにないテンションで撮れた、不思議な熱量がこもった映画になったと思います。そして主演のJAEJOONGジェジュンさんがすごく魅力的に立ち回ってくれて、全編見ごたえがあります。過酷なオール神戸ロケの撮影でしたが、役者たちもみんな体を張って演じてくれました。ぜひ劇場でご覧になってください。よろしくお願いします。
ーーありがとうございました。
【映画監督・熊切和嘉プロフィール】
1974年、北海道帯広市生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業。
卒業制作『鬼畜大宴会』が第20回ぴあフィルムフェスティバルにて準グランプリを受賞し、大ヒットを記録。
近年では、『658km、陽子の旅』(23)で第25回上海国際映画祭 最優秀作品賞・最優秀女優賞・最優秀脚本賞の三冠を受賞し、さらに『#マンホール』(23)では第73回ベルリン国際映画祭、第27回富川国際ファンタスティック映画祭に正式招待されるなど、国内外で高い評価を獲得。
【インタビュー・福谷修】
WEB映画マガジン「cowai」編集長・映画監督。日本香港合作ホラー映画『最後の晩餐』でスコットランド国際ホラー映画祭準グランプリ。NintendoDSのホラーゲーム「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」監督・脚本。総監督を務めたホラーアニメ映画『ナイトメア・バグズ』が第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭2025などに選出。

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〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。
コメント一覧 ※敬称略

コメントを寄せたのは、「観る者の理性と信仰を激しく揺さぶる、衝撃の一作です」と絶賛する声優のファイルーズあいをはじめ、舞台となった神戸出身であり数々の事故物件に移り住んできた芸人・松原タニシ、怪談研究家として根強い支持を集める吉田悠軌、「アジア版コンスタンティン・JAEJOONGが挑む愛と怨念!」と主演JAEJOONGの存在感にも注目する映画感想TikToker・しんのすけなど、ジャンルを超えた各界の著名人、総勢13名が熱いコメントを寄せている。
◆江黒元気(イラストレーター)
悪鬼+オカルト+土着信仰×ミステリアスな韓国祈祷師(ムーダン)
こんなのワクワクしないわけがない!!
謎多き展開と過激な描写にも超興奮!!
◆冬虫カイコ(漫画家/イラストレーター)
自分ではどうすることもできない人間たちの切実な想いや情念が邪悪を引き寄せる。
願いは願った姿では現れてくれない。
神と邪なもの、祈りと呪いはいつも背中合わせなのかもしれないと思い知らせてくれる作品でした。
◆fracoco(イラストレーター)
ジャパニーズホラー特有の湿り気や不穏さを湛えつつ、
目を背けたくなるような強烈な恐怖が静かに、押し寄せてくる。
悪魔に唆された人間の狂気的な心理すら、どこか理解できてしまう。
私自身の内にある『魔が差す隙』を突かれたような感覚がした。
◆大島てる/事故物件サイト運営代表
神社。日本人なら最も心落ち着くこの場所がホラー映画のタイトルになるとは!
とは言え、そもそも日本という国に対して強く恐ろしいというイメージを抱いている外国人にとっては、
神社もまた恐怖の記号たり得るのだろう。
日本刀が単に美しいだけではないのと同様に。
◆SYO/物書き
貿易都市・神戸に憑いた悪鬼VS訪日したムーダン!
字面だけではなんともハシャぎすぎな設定なのだが
秀逸なロケーションや照明、美術、トーンによって
極めてシリアスな映画として顕現してしまっている。
芝居の説得力も然り。なんなんだこの御業は…恍惚…
◆しんのすけ/映画感想TikToker
日本と韓国、国を跨げば悪霊も想像を超えてくる!アジア版コンスタンティン・JAEJOONGが挑む愛と怨念!木野花さんがショットガンを構える姿が見れるのはこの『神社』だけ!!
◆相馬学/フリーライター
西洋の“悪魔”よりも恐ろしい、東洋の“悪神”が、日本のどこかに潜んでいる……絶妙の土着設定に、韓国シャーマニズムの儀式のダイナミズムや、人間の心の闇を浮き彫りにしたミステリーが絡む。バイオレンス濃ゆめで怖いけれど、最後まで目が離せない!
◆寺嶋夕賀/YouTube「エイガブッ!」
日本と韓国の文化が神と悪魔の間で交わるシャーマニズムホラー!斬新なシチュエーションに好奇心を刺激される。大切な人を思う気持ちと信仰心は時に残酷で陰湿な表情をみせる。
◆人間食べ食べカエル/人喰いツイッタラー
日本・神戸で悪魔祓いと謎儀式!!あまり見たことない絵面が拝めて新鮮な気持ちで楽しめる。ハードコアなショックシーンも織り交ぜて刺激も十分。JAEJOONGもホラーの世界を華麗に乗りこなす。今後もフレッシュなホラー作品にドンドン参加してほしい!
◆野水伊織/映画感想屋声優
湿度の高い厭な空気が立ち込めるその雰囲気は、まるで異国。日本の監督が手がけた全編神戸ロケとは思えないほど。
そうして日本と韓国の様々な宗教要素が絡み合い翻弄され、先を読ませてはくれない。
ひとつ真実が明らかになれば、またひとつ闇が生まれ、最後の最後まで気が抜けない多重構造になっている。
そうか、観ている側こそが神隠しに遭っているのか。
◆ファイルーズあい/声優
日韓それぞれの恐怖が緻密に交錯する本作。
教会や崇拝をモチーフとした心理描写には、残酷なまでの美しさが宿っています。
そして、悪魔はいつも、最も甘美な「救い」の顔をして忍び寄ってくること。
その聖なる誘惑を、誰が拒絶できるでしょうか。
観る者の理性と信仰を激しく揺さぶる、衝撃の一作です。
◆松崎健夫/映画評論家
八百万の神がいる日本では、『エクソシスト』のような“悪魔祓い”を映画の中で描くことが難しい。それゆえ、巫俗信仰の根付く韓国からやって来た人物によって悪霊退散させるという発想、或いは、彼らが“異邦人”であることで疎外感を際立たせている人物設定もまた素晴らしきかな。
◆松原タニシ/事故物件住みます芸人
物語の舞台となるのは僕の地元・神戸。「神の戸」、つまり神の領地であったことが由来の地で、神道・仏教・巫俗・ヒンドゥー教・キリスト教と、あらゆる宗教が交錯し、壮絶な神バトルが繰り広げられる。果たして神が宿るのは神社か、それとも人間の弱き心か。あ、だから神戸なのか。そして神は悪魔より怖い。
◆ミミカ・モーフ/ホラー映画紹介Vtuber
日本の神戸を舞台に
日韓文化交流に最悪の魔が忍び込む!
そんなある種、混沌の国“日本”ならでは!
数多の神を崇め、受け入れてきた日本だからこそ
善い者も多くいれば、悪しき者もまた多い
その中間にあるのが人間なのかも…
人間って弱いねぇ…
◆宮岡太郎/映画監督・映画レビュアー
神戸の廃神社で大学生が悪霊に襲撃され行方不明に!この恐怖に立ち向かうのは・・・韓国から召喚された哀しき過去を背負うイケメン祈祷師!? この熱い設定と、神戸の傾斜地を活用した不安を煽るロケーション、日本の伝統的な心霊モノ、そして韓国のシャーマニズムが融合した世界に酔いしれる、ここでしか観れない唯一無二のオカルトホラーに興奮
◆吉田悠軌/怪談研究家
日本・神戸の廃神社とキリスト教会を舞台に、ムーダンやヒンドゥーまで絡んでくる韓国エクソシスト映画……これはもう民俗ホラーならぬ「文化人類学ホラー」だ!しかも現代怪談の最重要エリアである「あの町」をロケ地に選ぶとは、偶然だとしても製作陣の嗅覚が凄すぎる!

【作品解説】
熊切和嘉監督がホラー初挑戦!
禁忌のシャーマニズム・ホラー

『神社 悪魔のささやき』は、神戸の廃神社で大学生たちが次々と“神隠し”のように失踪する事件をきっかけに、韓国からやって来た祈祷師ミョンジンが調査に乗り出し、“悪しき存在”の正体に迫っていくシャーマニズム・ホラー。
生まれながらに祈祷師となる宿命を負いながら、消えない“過去の影”に囚われる主人公ミョンジンを演じ、キャリア初のホラーに挑むのは、アジアを代表するアーティスト・俳優のジェジュン。神と悪魔の狭間に立つダークヒーロー像を圧倒的な存在感で体現している。この度解禁された場面写真では、祈祷師の祭具である鈴を手にし、真剣な眼差しで何かを見つめている姿が捉えられており、その張り詰めた緊張感がひしひしと伝わってくる。
そしてメガホンを取るのは、『658km、陽子の旅』で第25回上海国際映画祭 最優秀作品賞・最優秀女優賞・最優秀脚本賞の三冠を受賞し、『#マンホール』では第73回ベルリン国際映画祭、第27回富川国際ファンタスティック映画祭に正式招待されるなど、国内外で高い評価を獲得し続ける熊切和嘉監督。これまで人間の本質や極限状態における感情の機微を鋭利に描いてきた熊切監督が、ミステリージャンル専門の製作会社ミステリー・ピクチャーズとタッグを組み、これまでにない独創的なホラーを創り上げた。また、本作は第28回富川国際ファンタスティック映画祭「マッドマックス」部門にも出品され、熊切監督とジェジュンの初タッグによる“神戸オールロケ”という点でも大きな話題を呼んだ。
大学生たちが参加する日韓文化交流プロジェクトの責任者を務め、過去にミョンジンと特別な関係だったユミをコン・ソンハが、神戸でユミと学生たちを助ける地元の牧師・ハンジュをコ・ユンジュンが演じる。さらに連続テレビ小説「ブギウギ」や、第92回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞した『愛しのアイリーン』など、話題作に多数出演する名バイプレイヤー木野花が、ユミや学生たちが過ごす下宿先の大家・サトウとして脇を固め、物語に深みを加えている。悪魔祓い、ホラーの枠を超え、信仰と情念が織り成す新たなシャーマニズム・ホラー『神社 悪魔のささやき』に注目したい。

コメント
【STORY】

神戸の山中に佇む廃神社で、日韓文化交流プロジェクトに参加していた大学生たちが忽然と失踪した。祈祷師ミョンジン(ジェジュン)は、プロジェクトの責任者で大学時代の後輩でもあるユミ(コン・ソンハ)から事件の知らせを受け、韓国から神戸へと向かい、彼らの行方を追う調査に乗り出す。二人は地元の牧師ハンジュ(コ・ユンジュン)や、大家のサトウ(木野花)の協力を得ながら手がかりを探すが、事態は思わぬ方向へと転がり、やがて真の恐怖と対峙することとなる—。

<STAFF&CAST>
監督:熊切和嘉
脚本:浪子想、チェ・ドゥクリョン
出演:JAEJOONG(ジェジュン)、コン・ソンハ、コ・ユンジュン、木野花ほか
2025年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:신사: 악귀의 속삭임/英題:THE SHRINE/96分/R-15/字幕翻訳:福留友子
配給:クロックワークス
© 2025, MYSTERY PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:https://klockworx-asia.com/jinja/
公式X:https://x.com/jinja_movie_jp
2026.2.6(金)より、新宿バルト9ほか全国公開中
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