累計発行部数100万部を超える、ヤマシタトモコのベストセラー・コミックス「さんかく窓の外側は夜」(リブレ刊)を、岡田将生、志尊淳のW主演、平手友梨奈ら豪華キャストで実写映画化した新感覚ミステリー『さんかく窓の外側は夜』が1月22日(金)より全国公開される。
豪華俳優・スタッフ陣が贈る、
誰も見たことのない新感覚ミステリー誕生!
2011年の「このマンガがすごい! 2011オンナ編」で1位・2位を独占するなど、今最も注目される漫画家・ヤマシタトモコの大ヒット作「さんかく窓の外側は夜」(リブレ刊)。累計発行部数100万部を超えるベストセラーコミックスが、超豪華俳優・スタッフ陣によって実写映画化!
霊が〈祓(はら)える男〉と〈視(み)える男〉。
心霊探偵バディが、呪いの謎に挑む!
岡田将生、志尊淳が初共演&W主演!
本作は、霊が<祓える男>冷川(ひやかわ)と<視える男>三角(みかど)の二人が、“除霊”という特殊能力を使って怪奇事件に挑む、新感覚の<除霊ミステリー>作品。
凄腕の除霊師・冷川を演じるのは、映画だけに留まらず、ドラマや舞台など数々の話題作に出演し、人気、実力ともに兼ね備えた俳優・岡田将生。
冷川に「君は僕の運命だ。僕といれば怖くなくなりますよ」と誘われ、助手として除霊作業を手伝うことになる書店員・三角を演じるのは、若手実力派俳優として活躍が目覚ましい志尊淳。
初共演・W主演となる二人が、心霊探偵バディという新たなジャンルのバディムービーに挑む。
ストーリーの鍵を握るヒロインに平手友梨奈ら、
魅力あふれる豪華キャストが実現!
事件を追う二人が出会う“呪いを操る”女子高生として、ストーリーの鍵を握るヒロイン・非浦英莉可役に、本作で映画出演2年ぶり・2回目となる平手友梨奈。圧倒的カリスマ性で難役へ挑戦する。
他にも、冷川、三角に事件の捜査協力を依頼する刑事・半澤役に滝藤賢一。
さらに筒井道隆、マキタスポーツ、新納慎也、桜井ユキ、和久井映見ら個性豊かな豪華俳優陣が脇を固め、共演。冷川、三角、そしてエリカと絡み合い、観客を一気に物語へ惹き込んでいく。
監督は、CMディレクターとして数々の映像作品を手掛け、国内外の広告賞を受賞、初の長編映画『おじいちゃん、 死んじゃったって。』でも高い評価を得た森ガキ侑大。
脚本はテレビドラマ「鍵のかかった部屋」や、映画『重カピエロ』、『プリンセストヨトミ』、『本能寺ホテル』など数多くの話題作の脚本を手掛けてきた相沢友子。
才能溢れるクリエイターが結集し、かつてない斬新な映像表現を創り上げた。
ヒウラエリカとは何者なのか?彼女の目的は?
そして、冷川・三角の心霊探偵バディは、
連続殺人事件と呪いの謎に隠された真実にたどり着けるのか―?
観る人全ての常識を覆す、かつてないミステリー・エンターテインメントが幕を開ける!!
【ストーリー】
冷川・三角、心霊探偵バディの元に持ち込まれた、連続殺人事件の謎。
「ヒウラエリカに….だまされた….」
死者が遺した謎のメッセージに隠された、驚きの真実とは——?
書店で働く三角康介(志尊淳)は、一見普通の青年だが、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。
ある日仕事中に、三角の前に突然霊が現れる。とっさに逃げようとする三角だが、いきなり黒づくめの男に後ろから抱きしめられる。「すごい、こんなにハッキリ視える。アレが」。男が手をかざすと、霊は姿を消した。
怪しげな男は除霊師・冷川理人(岡田将生)で、霊を視ることに長けた三角を自分の助手になるよう誘う。
最初は断る三角だったが、「僕といれば怖くなくなりますよ」という一言に魅かれ、冷川と除霊作業の仕事を共にすることに。
ある日、二人は刑事・半澤(滝藤賢一)より、一年前に起きたバラバラ連続殺人事件の話を持ち掛けられる。犯人は逮捕されたが自供後に自殺、見つからないままの遺体の一部を探して欲しいという。奇妙なことに、殺された三人の遺体それぞれに見つからない部分があり、すべて合わせると、ちょうど一体の遺体が出来上がるというのだ。
調査を進める冷川と三角は、やがて犯人の霊に出会う。冷川の手が三角に触れると、犯行時の情景がフラッシュバックのように浮かび上がる。どこかの廃屋にバラバラの遺体を並べる犯人。そして——
「ヒウラエリカに….だまされた….」
冷川が霊を祓うと同時に、恨みがましい犯人の声が響いた。
半澤を伴い廃屋にたどり着いた二人が発見したのは、強力な呪いがかけられたツギハギの遺体。
衝撃的な光景を目にして顔面蒼白の三角の耳に聞こえてきたのは、またあの謎のメッセージだった——。
そして真相に近づく二人の前に、呪いを操る女子高生・非浦英莉可(平手友梨奈)が現れる。
<ヒウラエリカ>とは何者なのか?連続殺人事件との関係は?
死者からのメッセージの謎を解き明かそうとする二人は、やがて自身の運命をも左右する、驚愕の真実にたどり着く——。
<キャラクター紹介&インタビュー・コメント>
冷川理人
【霊を“祓える”力を持つ凄腕の除霊師。警察の未解決事件などにも力を貸す。】
岡田将生
1989年生まれ。東京都出身。07年『アヒルと鴨のコインロッカー』でスクリーンデビュー。映画『ホノカアボーイ』『重カピエロ』『僕の初恋をキミに捧ぐ』『ハルフウェイ』など、出演作が相次いで公開された09年に映画賞の新人賞を独占。以降テレビドラマ、舞台など活躍の場を広げ、実力派俳優として活躍中。近年の映画出演作に、『何者』『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』『伊藤くんAtoE』『家族のはなし』『そらのレストラン』など。他にも NHK連続テレビ小説「なつぞら」、舞台『ハムレット』『ブラッケン・ムーア』等に出演。
INTERVIEW
Q冷川理人役をオファーされたときの心境は?
20代の頃は、どちらかと言えば三角くんのような役のお話を頂く事が多く、演じる上でどう幅を広げていくのかが自分の課題だったので、30代になった今、キャスティングでこの役の候補に自分の名前が挙がったことが単純に嬉しくて、二つ返事でお受けしました。
Qどんな人物だと理解し、何を大切に演じましたか?
自分の世界の外側に興味を持ったことのない人が、三角くんと出会ったことで心が動き始めることがポイントだと思ったので、特に前半戦は自分の感情を殺して、いかに言葉を発し、体を動かすかで悩みました。彼の幼少期の経験も、自分の想像力を働かせることがこの仕事の面白さではあるのですが、あまりに壮絶すぎて想像がつかない部分もありました。ただ、わからないほうが演じがいがありますが、「理解したい」という気持ちだけはずっと大切にしていました。それでも未だに冷川という役のすべてを理解できてはいないと思います。
現場では、Babymixさんがスタイリングした衣裳が 「冷川になる」スイッチでした。
Q演じる上で肝となったシーンはあリますか?
事務所で三角くんと衝突するシーンは、冷川の心の隙間や欠落が明確になり、三角くんとの関係における分岐点となるので、大事にしました。この後から冷川の人間性も出始めるので.冷川の人生においても映画においても転換点だと思います。
Qお芝居に関して、森ガキ監督とはどんなやりとりをしましたか?
現場に入る前に、キャラクターを含め、いろいろな話をしました。前半では「感情が出ちゃってるから、もう少し抑えてください」と調整されるところがありました。森ガキ監督の現場はとにかく明るいんです。みなさんが「いいシーンを撮ろう」という心持ちで、楽しく仕事をしているので、毎日現場に行くのが楽しみでした。
Q志尊さん、平手さん、滝藤さんとの共演はいかがでしたか?
こういう作品なので、お芝居をしているときはどうしても重たいモードになってしまうのですが、待ち時間などは和気藹々と話していました。志尊くんとは初共演でバディ役だったので、特にコミュニケーションをたくさん取りました。平手ちゃんとのお芝居に対して、2人で作戦を練ったこともあります。平手ちゃんは普段はシャイでお茶目な女の子ですが、お芝居となると「目が合うと離せなくなる」力強さもありました。滝藤さんとも初共演でした。大好きな俳優さんなので、今回ご一緒できたのが嬉しくて。滝藤さんのお芝居を直に見て、「僕も40代、50代になったときに、こんな深みのある役者さんになりたいな」と思いました。
Q完成した作品を見た感想を教えてください。
監督が目指していた「今までみたことのない新しいものにしたい」という作品になったと思います。
ホラーや探偵もの、ミステリーといった要素以外にも、このSNS時代における人との向き合い方などが届いたら嬉しいです。
三角康介
【書店員だが、“霊が視える”力を持つため、冷川に見出され除霊師の助手に。】
志尊淳
1995年生まれ。東京都出身。11年ミュージカル『テニスの王子様』で俳優デビューを果たし、14年「烈車戦隊トッキュウジャー」で注目を集める。近年の主な映画出演作に、『帝一の國』『フォルトゥナの瞳』『劇場版おっさんずラブ〜LOVE or DEAD ~』『HiGH&LOW THE WORST』など。その他、NHK連続テレビ小説「半分、青い」、「潤一」をはじめ多数テレビドラマにも出演。第43回エランドール賞新人賞-TVガイド賞ほか、NHKドラマ10「女子的生活」における演技により、第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞、第73回文化庁芸術祭テレビドラマ部門放送個人賞を受賞。
INTERVIEW
Q台本を読んで、どんな感想を持ちましたか?
この時代を生きる1人の人間として、言葉の持つエネルギーとそれが引き起こす影響につ いて考えさせられ、それを綺麗事ではなく伝えたいと思いました。結果的に、原作に比べて人問ドラマの部分が粒立ったものになったと思います。リアリティの狭間で、霊視や除霊と いったファンタジーの世界観をどう表現するかがポイントだとも思いました。
Q三角康介というキャラクターをどう解釈し、どう演じましたか?
三角くんは霊が視えるという特殊能力はありますが、冷川さんやエリカに比べて考え方やマインドが普遍的で、ストーリーテラーだという軸はずらしてはいけないなと思いました。最初は冷川に巻き込まれる“受け側”で始まりますが、途中から関係性や全体のなかでの立場が変わっていく。三角くんの成長していく姿がこのストーリーでとても大切だと思ったので、「これは絶対にしなければ」というような決めつけをせず、シーンごとの空気感や、その人と対峙したときの感情を大切に、反応していきました。
Q小道具の眼鏡がとても印象的でした。
スタイリストのBabymixさんが、原作と同じタイプのものを含めて100個くらい持ってきてくださって。 いろいろ試しながら話し合いをして、「求めるものはカッコよさではなく印象づけることだよね」という結論 から、この眼鏡になりました。僕もこれがいいと思いました。
Q岡田さん、平手さんとの共演はいかがでしたか?
岡田さんは一緒にいて、とても心地よかったです。普段もお芝居をしていても、懐が深くて柔和に僕を受け入れてくれるけれど、奥の方に強い軸が垣間見えるところが好きです。特に、 冷川が三角に触れる瞬間には包容力がありました。「このシーンはどうあるべきか」「そのためにどうしたらいいか」という話し合いを、監督を交えて妥協せずにできたのは岡田さんのおかげです。平手ちゃんは、強くて、ナイーヴで、愛があるところが、英莉可にリンクしていると思います。三角は英莉可に対して同志のような共感があったので、冷川にされて嬉しかったことを英莉可にしてあげたいという裏テーマを意識しながらお芝居をしていました。
Q完成した作品を見た感想を教えてください。
CGや音楽の要素がプラスに働いて、撮っているときよりも世界観が色濃く映し出され、見たことのない新しいものを見た感覚になりました。時系列や時間軸、小道具の万華鏡の意味などがわかりにくくないかな、という懸念も映像の力で払拭されていましたし。ホラーのテイストを強く感じられる方もいるかもしれませんが、カテゴライズできない作品になっているので、ぜひ食わず嫌いをせずに見てほしいなと改めて思いました。
非浦英莉可
【“呪いを操る”力を持ち、父親の指示で“呪い屋”をしている謎の女子高生。】
平手友梨奈
2001年生まれ。愛知県出身。15年8月に結成された女性アイドルグループ櫸坂46のメンバーとして、16年「サイレントマジョリティー」でデビュー。18年、『響-HIBIKI-』で映画初出演にして初主演を務め、第42 回日本アカデミー賞で新人俳優賞、第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞で新人賞を受賞した。本作で2年ぶり2度目の映画出演となる。
INTERVIEW
Q 2年ぶりの映画出演になりますが、どんな心境でしたか?
プレッシャーは変わらずありました。自分は何に対しても緊張しやすいので、緊張していましたし、映画が公開されてもこの緊張は解けないと思います。
Q女子高生の呪い屋という役に、どう取り組みましたか?
まずは「原作を読んでみないとわからない」と思ったので、読みました。素直に、すごく面白かったです。早く次が読みたくなるような内容でした。非浦英莉可という女の子に対しては、共感する部分も多かったです。
Q具体的に、どこに共感できました?
ほとんど全部です。わからなかったのは、自分が人を呪って殺せないところや、黒い涙を流せないところくらいです(笑)。
Q英莉可が呪いをかけるシーンは、どのように演じたのでしょうか?
まずは自分が思うようにやってみてから、監督から言われる「もうちょっと強い感情を」「怒りを込めて」というアドバイスを聞きながら、何度か繰り返しやりました。
Q英莉可の「怒り」の理由をどう解釈していましたか?
「普通の女子高生になりたいけれど、能力を持ってしまったがために、普通になれない」という葛藤や苦しみが、一番大きいんじゃないかなと思っています。
Q完成した作品を見た感想は?
あえて英莉可の部分しか台本を読まなかったので、三角と冷川、半澤はこんな風に動いていたんだ、と新鮮に観ることができましたし、三角と冷川のバディ感も感じました。岡田さんは、衣裳も素敵でビジュアル的にも冷川になっていました。志尊さんは、「淳くんのなかの三角ってどうやって表現するのかな、淳くんに三角がどう見えているのかな」と思いながら観ていたんですけと、イメージとおりでした。「幽霊よりも人間のほうが怖い」という劇中の台詞の重みが感じられる作品だなと思いました。
Q英莉可の部分しか台本を読まなかったのは監督の指示ですか?
いえ、自分でそうしました。他の人の動きや感情、物語の展開を予め知りすぎると、演じていて自分が面白くないし、新鮮味がなくなってしまうので、なるべく読まないようにしています。
Q岡田さん、志尊さんとの共演はいかがでしたか?
年齢がちょうと6歳ずつ離れていて、本当の兄妹のように仲良くなれました。一緒にご飯を食べたり、空き時間にはお喋りをしたり遊んだり。
Q「遊んだり」 ?
いろいろ仕掛け合ってました。ドッキリとか。本編のシリアスな雰囲気とは違う、すごくあたたかい現場でした。
半澤日路輝
【刑事。霊をまったく信じないリアリストだが、事件解決の為には使えるものは使う主義。冷川の過去を知る人物でもある。】
滝藤賢一
1976年生まれ。愛知県出身。舞台を中心に活動後、08年、映画『クライマーズ・ハイ』、NHK大河ドラマ「龍馬伝」、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などで注目を集める。「半沢直樹」(TBS)で 日本放送映画藝術大賞優秀助演男優賞を受賞。近年の映画出演作に、『64-ロクヨン-前編/後編』『SCOOP !』『関ヶ原』『孤狼の血』『虹色デイズ』『影踏み』『決算!忠臣蔵』『コンフィデンスマンJP プリンセス編』など。20年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では足利義昭を演じるなど、話題作への出演が相次ぐ。
半澤冴子
【半澤の妻。半澤が唯一信頼し心の拠り所にしている存在。】
桜井ユキ
1987年生まれ。福岡県出身。17年『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYリミット・オブ・スリーピングビューティ』で映画初主演。近年の映画出演作に、『サクらんぼの恋』『スマホを落としただけなのに』『真っ赤な星』『コンフィデンスマン JPロマンス編』『マチネの終わりに』など。
非浦松男
【英莉可の父。妻の死をきっかけに石黒の宗教団体に所属し、娘の力を利用する。】
マキタスポーツ
1970年生まれ。山梨県出身。お笑い芸人、ミュージシャン、俳優、文筆家など幅広く活躍中。俳優としては『苦役列車』で第55回ブルーリボン賞新人賞、第22回東スポ映画大賞新人賞などを受賞し一躍脚光を浴びる。近年の映画出演作に、『みんな! エスパーだよ!』『アイアムアヒーロー』『忍びの国』『そらのレストラン』『ここは退屈迎えに来て』など。
逆木一臣
【英莉可のボディーガード。呪い屋として暗躍するエリカの身を守ることを任務としている。】
新納慎也
1975年生まれ。兵庫県出身。舞台を中心に活動。近年では『日本の歴史』『生きる』『ラ・カージュ・オ・フォール』『十二夜』など話題作に出演。また、N H K大河ドラマ「真田丸」, N H K 正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」、「M愛すべき人がいて」(EX)などに出演し、確かな演技力で非常に強いインパクトを残している。
三角則子
【康介の母。忙しく働きながらも息子のことを気にかけるが、霊が視える体質であることはまったく知らない。】
和久井映見
1970年生まれ。神奈川県出身。91年『息子』、『就職戦線異状なし』で、日本アカデミー賞新人賞、最優秀助演女優賞、キネマ旬報助演女優賞等多数の映画賞を受賞。93年『虹の橋』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、以降数々の話題作へ出演。近年の映画出演作に、『ラストコップTHE MOVIE』『体操しようよ』『いちごの唄』『小説の神様 君としか描けない物語』など。
石黒哲哉
【ある宗教団体の教祖。謎めいた人物。】
筒井道隆
1971年生まれ。東京都出身。90年『バタアシ金魚』で俳優デビューにして主演を務め、同作品で第14回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。ドラマ「あすなろ白書」(CX)、「王様のレストラン」(CX)なとで脚光を浴び、以降数多くの映画、ドラマ、舞台で活躍。近年の映画出演作に、『聖の青春』『ママレード・ボーイ』『洗骨』『パラレルワールド・ラブストーリー』『サヨナラまでの30分』など。
監督:森ガキ侑大
1983年生まれ。広島県出身。グラブル、資生堂、ソフトバンク、日清カップヌードル、dマガジン、 DAIHATSU, JRAなどのCMを手掛け、CANNES LIONS ACCシルバーなど多数受賞。18年、初の長編映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』で第39回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞したほか、海外映画祭でも高い評価を得る。「坂の途中の家」(WOWOW)「時効警察はじめました」(EX)などテレビドラマでも活躍。
COMMENT
『おじいちゃん、死んじゃったって。』とは違うタイプの映画を撮りたいと思っていたところにこの話をいただきました。漫画原作は小説とは違ってビジュアルが描かれているので、「原作をなぞるだけではない実写化ができるのだろうか?」という、自分の力量への不安がありましたが、人間さえしっかり描くことができれば、見たことのない映像表現にチャレンジできる余白を感じてお引き受けしました。原作が連載中だったので、三者三様の特殊な能力を持っているがために傷ついた3人が出会い、それぞれに自分が存在する意義を確認するという骨組みと、オリジナルのゴールを相沢さんにお渡しして、脚本を一緒に練っていきました。特に三角のキャラクターは原作よりも弱々しいところから始まって成長していくので、原作ファンの方の反応は気になりますが、「映画は映画」と腹を括りました。霊視、除霊、呪いという特殊な要素も、漫画原作だからというファンタジーとして描写せず、もしかしたらこの現実にもありうるかもしれないと思ってもらえるように、今の時代の「穢れ」になりうる「言葉の力」とリンクさせて、リアリティをもたせると同時にメッセージも込め ています。
幽霊の造形に関しては、この映画はホラー映両だけではないので、「今までと違う幽霊にしよう」とスタッフと考えました。人間の方が幽霊よりも穢れている感じを表現したかったので、人間を黒色、幽霊を白色にしています。劇中で「幽霊より人問のほうがよっぽど怖いってことですよ」「そんなこと、当たり前だ」という志尊くんと滝藤さんのセリフがあるのですが、まさにそうだな、と思いました。
脚本:相沢友子
1971年生まれ。91年音楽アーティストとしてデビュー後、99年小説「cover」が第15回太宰治賞に入選。00年「世にも奇妙な物語2000春の特別編・記憶リセット」で脚本家デビュー。 映画『重カピエロ』『プリンセストヨトミ』『脳内ポイズンペリー』『本能寺ホテル』や、テレビドラマ 「鹿男あをによし」(CX)「鍵のかかった部屋」(CX)「トレース〜科捜研の男〜」(CX) など多くの話題作を手掛けている。
COMMENT
この物語に登場する冷川、三角、エリカは、それぞれ強い霊能力を持っています。そして、それゆえに心を閉ざし、孤独を抱えて生きている。彼らを取り巻く環境は特殊で過酷なものだけど、自分の弱さや歪(いびつ)な部分を受け入れられずにもがく気持ちは、きっと誰の中にも存在する。心霊や呪いといった要素そのものではなく、同じ痛みを持つ者同士が出会い、互いに影響を与え合って変化し、やがて存在意義を見出していく……その姿にフォーカスを当てて脚本を書きました。だから、これはいわゆる「ホラー映画」ではありません。怖いのが苦手だという方にも、ぜひご覧になっていただきたいです。
原作:ヤマシタトモコ
2005年に漫画家デビュー。同年「ねこぜの夜明け前」でアフタヌーン四季賞・夏のコンテストを受賞。2007年「くいもの処 明楽」が「このマンガがすごい! (BL部門)」で1位を獲得。近年、一般コミックでの活躍がめざましく「HER」「ドントクライ、ガール♡」で「このマンガがすごい! 2011オンナ編」の1位・2位独占という快挙を成し遂げた。2013年「月刊MAGAZINE BE×BOY」にて「さんかく窓の外側は夜」を連載開始、現在連載中。
ヤマシタトモコ
「さんかく窓の外側は夜」(リブレ刊) 1〜9卷発売中
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。
作詞・作曲・ボーカルのACAねによる、特定の形をもたない音楽バンド。
ミュージックビデオの総再生回数は2.2億回を超えており、初投稿楽曲「秒針を嚙む」はYouTube7,000万回再生を記録。昨年10月にリリースした初のフルアルバム『潜潜話』が、オリコンアルバムランキング週間5位、iTunesアルバムランキング1位を獲得するなどスマッシュヒット。過去に行ったYouTube Liveは累計55万人が視聴しており、FUJI ROCK FESTIVALやCOUNTDOWN JAPAN等へのフェス出演が入場規制になるなど、注目のアーティスト。本作のために書き下ろした「暗く黒く」で初の映画主題歌を担当することになる。
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。
「暗く黒く」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC) 11月3日配信
「ずっと真夜中でいいのに。」公式サイト
https://www.zutomayo.com/
1.22 Fri.
映画『さんかく窓の外側は夜』
岡田将生 志尊淳 平手友梨奈
マキタスポーツ 新納慎也 桜井ユキ 和久井映見
筒井道隆 滝藤賢一
原作:ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」(株式会社リブレ刊)
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。「暗く黒く」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
監督:森ガキ侑大
脚本:相沢友子 音楽:山口由馬
製作:渡辺ミキ 大角正 エグゼクティブプロデューサー:大和田宇一 吉田繁暁 プロデューサー:藤田大輔 福島大輔 田渕みのリ
撮影:近藤哲也 照明:溝口知 美術:松永桂子 録音:猪股正幸 VFX:城戸久倫 編集:キルゾ伊東 スタイリスト:Babymix 装飾:石上淳ー ヘアメイク:澤田梨沙 記録:押田智子 音楽プロデューサー:戸波和義 宣伝プロデューサー:湯浅正美 助監督:根木裕介 製作担当:前場恭平 プロダクションマネージャー:小松次郎 ラインプロデューサー:大熊敏之
製作:ワタナベエンターテインメント 松竹 ハピネットSeed & Flower Y&N Brothersリブレ トーハン 松竹ブロードキャスティング
配給:松竹
制作プロダクション:松竹撮影所
上映時間:102 分 映倫PG-12
公式 Twitter : @sankakumadoeiga
公式 Instagram : @sankakumadoeiga
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/sankakumado/
©2021映画『さんかく窓の外側は夜』製作委員会 ©Tomoko Yamashita/libre