第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭正式招待作品
韓国映画で3週連続興収1位を記録

霊の出現音が聞こえてくる…、恐怖の予告編が完成!
人ではない“何か”が映り込む、ポスタービジュアルも到着
今回解禁された予告編では、ベートーヴェンの名曲「エリーゼのために」の電話着信音に乗せて、悍ましい光景をところ狭しと映していく。舞台となる団地の玄関ドアにフォーカスが向けられると、びっしりと殴り書きされた“静かにしてください”という、段ボールが張り出されていた。ナレーションでは、「韓国映画3週連続No.1。音系団地ホラー聴ヒット作」という映画のテーマを鮮明にしながらも、引き続き不気味な着信音が鳴り響いている。その着信音に導かれるように、受話器を取った団地住民のジュヒだったが、この世のものとは思えない“怖音(ふおん)”を聴いてしまった影響で、彼女の叫び声が団地に轟いた…。
映像が一転して、聴覚障がいを持つ主人公のソ・ジュヨンが登場する。ジョヨンは、失踪した妹のジュヒが住んでいた部屋を訪れて、行方不明となった元凶を探っていると、床一面に黒く変色した箇所を見つけてしまう。さらには、住民がいないはずの上階部屋から、物音と足音が聞こえてきたり、窓から黒い人影が出現したり、包丁でドアをノックしてくる隣人男性が登場するなど、次々と怪奇現象が湧き上がってくる。一体全体どうなっているのか、理解不能な状況に直面したジョヨンの前には、謎の少年も登場!! 出血してしまうほどの勢いで、ジョヨンの補聴器を引き剥がした少年は、なんと手話で「これ以上聞くと、死ぬよ」と忠告するシーンも!!!!!!
「93分の“怖音(ふおん)”体験」というおぞましいテロップとともに、べートーベンの「運命・交響曲第5番」に転調した予告編は、佳境を迎えていく。手で触れていないスマホの画面には、“ヒヒヒ”という謎の文字が表示されたり、赤い血に染まった人の足元、テレビに映る出演者が歪みながら笑うといった、気味の悪いシーンの数々が、サブリミナル的に切り取られていく。予告編ラストには、「この音、聞こえてますか?」という問いかけと共に、ある一定の周波数に設定された得体の知れないモスキート音が聞こえてくる。この音は、怪奇現象を引き起こしている霊の予兆音なのか。またあながたは、“この音”を聞くことが出来るのか。実際に再生して確かめて欲しい…。
注)モスキート音は、長時間聞くと不快感を覚える可能性があります。極僅かな尺ではありますが、苦手な方は音にご注意下さい。

併せて届いたポスタービジュアルでは、団地の階層を連想できる見栄えとなっている。上段には、怪奇現象を目の当たりにしてしまい、手で口元を押さえている主人公のソ・ジュヨンを全面に写す。2段目には、失踪した妹のジュヒと思わしき女性が暗闇の部屋の中で、椅子の上に立ち窓の方角を見つめるという、薄気味悪いシーンを捉えている。3段目では、謎の男がドア外に怪しげに立ち尽くした、静かなインパクトを残すシーンが配置された。4段目には、恐怖の舞台となる団地カットを採用して、“呪われた団地”という事実を突きつける。なおよく目を通すと、人ではない“何か”が4つ見えるという、面白い仕掛けも施されている。 なおキム・スジン監督は、脚本執筆中と撮影中に突然物が倒れる心霊現象や不可解な音を聞いたと証言している。撮影現場でも怪奇現象が起きる“怖音(ふおん)”体験を、ぜひ映画館でも追体験いただきたい!
【新規場面写真集&作品解説】
聞こえたら、終わり。
視覚と聴覚が刺激される 93 分の“怖音(ふおん)”体験







10 月 10 日(金)新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国ロードショー
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