【読者プレゼント】『オオカミ狩り』ヒット記念!キム・ホンソン監督・単独インタビュー!映画ポスターを抽選で三名様にプレゼント!

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極悪犯罪者 VS 警察 VS 怪人
生死をかけた海上監獄バトルロイヤルがいま、始まる。



第47回トロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門に正式出品され、ほかジャンル映画祭を席巻した韓国映画史上最も強烈なバイオレンス・サバイバル・アクション『オオカミ狩り』がいよいよ今週末4月7日(金)より新宿バルト9ほか全国にて絶賛公開中!

容赦のない残酷バイオレンス描写はもちろん予測不可能なストーリーなど、ホラーファンからも絶賛され、評価も人気も急上昇している。この『オオカミ狩り』のヒットを記念して、「cowai」では、キム・ホンソン監督に単独インタビューを敢行!『メタモルフォーゼ/変身』『共謀者』などでマニアックな人気を誇る、“ジャンル映画のマスター”が、いかにしてこの空前絶後の怪傑作を生みだしたのか。その舞台裏に迫った。

また、「cowai」では、『オオカミ狩り』のポスターを抽選で三名様にプレゼントする(応募方法は記事の後半に掲載)。





公開直後からSNSでは「ホラーアクションファンを大満足させつつ、韓流イケメンファン層も楽しませてるのが本当に凄い。」「二郎ラーメンのわんこ蕎麦の様な途切れぬサービス精神。韓国映画としてではなく、アクション映画としてトップレベル。序盤の囚人VS刑事だけでお腹いっぱいなのに、まだ前菜と言わんばかりの特盛フルコース!!」「今年、『オオカミ狩り』以上の作品、来るかな。」「あんな極悪非道なソ・イングク、観たことないけどすごく良いわ」など、ジャンル映画ファン、ソ・イングクファン双方から絶賛の嵐で、リピーター続出中だ。












『オオカミ狩り』ヒット記念!
キム・ホンソン監督・単独インタビュー


ⓒ 2022 THE CONTENTS ON & CONTENTS G & CHEUM FILM CO.,LTD. All Rights Reserved.




――バイオレンス描写の強烈さはもちろんなのですが、同時に、“人間兵器”の怪物の登場など、SFやホラーの要素も含めた予測できないストーリー、数々の濃すぎるキャラクターたちの暴走ぶりが魅力的で、とても面白かったです。

キム・ホンソン監督: ありがとうございます。監督としては、観客に「そう見てほしい」と思ったところを指摘していただき、感謝します。

――監督がこの作品で描きたかったものは何でしょうか?

キム・ホンソン監督: 劇場で見たお客さんの多くは、血が吹き飛んだりとか、残酷すぎる場面が印象に残ると思います。実際、僕もそんな強烈な作品にしたいという気持ちを込めて脚本を書いたし、撮影しました。
でも、僕自身が本当に伝えたかったのは、暴力そのものではなく、その暴力の渦の中にいる人々がどれほど人間らしく生きられるか、でした。現実のこの世界には、過去も今も暴力が満ちあふれ、私達はその中で生きているんですけど、いったいどれくらいの人が、極限の状況下で、本当に“オオカミ”にならずにいられるのか?その問いかけに、逆説的だけど、暴力を徹底的に描写することで、答えを見出そうとしたのです。それが隠された、僕の描きたかったことです。


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――だからこそ、過激な暴力描写にも説得力が感じられるのですね。
韓国ではR18指定、日本でもR15指定という、年齢制限のあるバイオレンス映画を撮ること自体、非常にリスキーだと思います。制作費の回収の意味でも。あえて今、この作品を撮った理由はどこにありますか。

キム・ホンソン監督: なにより私自身がこういった作品を見たかったんですね(笑)。
確かに、青少年が見られない映画というのは、ヒットさせるのが難しいです。そもそも製作することへのハードルが高いんですよね。やはり12歳以下とか15歳以下が見られないとなると出資する側も二の足を踏んでしまうし、なかなか企画も通らず、成功した例もあまりないというのは聞いていました。しかし、それでも私自身は(興行的に)当たらないとは思いませんでした。なぜなら、最近はVOD(ビデオオンデマンド/動画配信サービス)も発展していますし、中でも過激なバイオレンス描写やエロティックなシーンがたくさん使われている作品が人気があったからです。そういう描写がたっぷり入った、強烈な商業映画を作ってみたいと思いました。コロナ禍でなかなか映画館に行くことは難しかったと思うんですが、その間、VODばっかり見ている人たちを映画館に呼び戻したい気持ちがありました。だから、『オオカミ狩り』のような作品を劇場で公開することは、観客に対して、非常に新鮮なインパクトを与えられると思いましたし、今の時代はこういう作品も必要だと思いました。

――まさに観客が渇望している作品、今こそ映画館で見るべき作品だなって思いました。それにしても、どのシーンも画面の熱量が高く、こだわり抜いたシーンばかりで、撮影も大変だったと思います。具体的に撮影で苦労した点があれば教えていただけますか。

キム・ホンソン監督: 撮影は確かに時間がかかりましたが、実はどのシーンも楽しく撮影ができたんですね。
苦労したこと、つらかったことは本当になかったんです(笑)。ただ、心配事はありました。それは安全に気をつけること。非常に危険なシチュエーションの撮影が多かったものですから。


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――具体的に、どんなシーンですか。

キム・ホンソン監督: やはりセットではなく、リアルなロケーション(実際の場所での撮影)ですね。その中の一つ、本物の貨物船で撮影するシーンは、床が鉄の板でしたから、船内の湿気とか、血のりもあって、とにかく滑りやすくなっていました。あと、船内には、先が尖っている、ちょっと鋭利な物がたくさんありましたので、俳優やスタッフがケガをしないように、目を光らせていました。幸い誰一人ケガをせずに撮影を終えることができました。

――あれだけの激しいバイオレンス描写を、ケガなしで撮り終えられたのは、すごいですね。

キム・ホンソン監督: まず天にいる、我々のご先祖様に感謝します。それからリハーサルを何度も重ねました。とにかく安全のためにはリハーサルを重ねるしかないと思っていましたので、アクション・チームの皆さんと何度も繰り返しました。これまでに5作品を一緒に撮っているアクション・コーディネート監督がいるんですけれども、彼は安全を守りながら本格アクションを作ってくれるので、たくさんのスタッフと共に本当に助けてもらえました。私も(危険なシーンは)事前に絵コンテを作っておいたんですけど、実際の現場でチェックして、安全かどうかを確かめながら何度もコンテを直しながら、撮影していました。あとは、常に緊張を緩めないこと。映画は私1人だけできるものではなく、スタッフや俳優が常に緊張を保ったまま撮影に臨んでくれたから、ケガがなかったんだと思います。


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――俳優にはどんな演技指導をされたんでしょうか?

キム・ホンソン監督: 俳優は100人いたら100色あるぐらい、それぞれ俳優さんによって違うので、私も俳優一人一人に合わせてディレクションを変えていきました。キャラクターを理解して、特徴をつかんでもらため、個別に俳優に会って、演じるキャラクターについて話し合いました。映画では描かれていないキャラクターの過去の部分についても、時間をかけて説明しましたね。

――今回の役者は監督のイメージ通りだった?

キム・ホンソン監督: そうですね。素晴らしい俳優たちでした。重要な役はもちろんですが、小さな役でもキャスティングについては理想的でした。俳優から、たくさんの愛をいただいたぐらい、恵まれていたと思います。

――ほかにこだわった点があったら教えてください。

キム・ホンソン監督: 実はサウンドもかなり気を配ったんですよね。よりリアルに伝えるために音は重要なんです。普通、韓国映画で(ポスプロの)サウンドの作業は、ファイナルミキシングで1週間くらいかけるんです。しかし今回は1ヶ月以上をかけたんです。だから他の映画と比べると、サウンドにかなり気を配ったことになります。サウンドを担当してくれた技術者に何回も駄目出しをしました。(効果音の)ライブラリーにはすでに出来上がった音もあったんですが、できるだけそれを使わず、新たに作ってもらいましたね。劇場はサラウンドですから、テレビのモニターで見るのとは天と地ぐらいの差があると思いますし、細部まで、はっきりとこだわりが感じられると思います。


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――監督の前作『メタモルフォーゼ』はホラー・テイストの作品で、『オオカミ狩り』とはまた違う雰囲気の作品です。監督ご自身はどんなジャンルの作品に興味があるのですか。

キム・ホンソン監督: 元々は『オオカミ狩り』のような、強烈なアクションが好きなんです。撮るのも、見るのもね。だから、『オオカミ狩り』は念願の企画でした。
でも『オオカミ狩り』の後には、『インフェルノ(原題)』というオカルト・アクション映画を準備していたんです。実はこの『インフェルノ』は『メタモルフォーゼ』の世界観を受け継ぐような作品にしたいと思っていました。今はちょっと別の作品の準備に入ってしまっているんですけど、今後はオカルトなどの作品にも力を入れていきたいですね。

――好きな作品、影響を受けた作品を教えてください。

キム・ホンソン監督: 一つは『シティ・オブ・ゴッド』、あとは『トレーニング デイ』かな。他にもありますが、実は日本映画も大好きで、『羅生門』や『七人の侍』といった黒澤明監督の作品は全部見てます。
日本のドラマも見ますね。10代の後半に浴びるように観て、すでに私の細胞の中に組み込まれているぐらい(笑)。NHKの大河ドラマ、たとえば、「新選組!」とか「利家とまつ」、あと最近なら「半沢直樹」とか、好きな作品がありすぎます。

――話を『オオカミ狩り』に戻しますが、監督として、ここを見てほしいシーンがあれば教えてください。

キム・ホンソン監督: どのシーンも見どころなので、なかなか選べないですね(笑)。あえて挙げると、機関室のシーンかな。多くのキャラクターが登場しますし、ガンアクションをはじめ、多彩なバイオレンスが楽しめます。それからチャン・ドンユンいる演じるイ・ドンイルの正体も明かされる。とにかくいろいろなことが集約され、詰め込まれている。この機関室のシーンは本当に長い時間をかけて撮りました。

――どれくらいかかったんですか。

キム・ホンソン監督: (機関室のシーンで)1ヶ月ぐらいかかっていますね。(主なカットを)30回ぐらいに分けて撮ったんですけど。実際の船の中で撮って、機関室があったのが地下の三階。船の底の方というか、海の中の閉鎖された空間で、ずっと撮っていたわけですよね。だからちょっと酸素が足りなかったり、油の臭いが立ち込めて、空気も悪かった。撮影の本番中は(録音の都合で)船のエンジンを切らなきゃいけなかったり、手間もかかります。先ほども言った、床が鉄でできていたので、どうしても滑りやすくて安全には本当に気を使いました。体には良くないかなと思いながら撮っていましたね。でも、機関室のシーンはアクションもふんだんにあって、ストーリーも非常に豊かで、キャラクターたちの劇的な姿も見られるので、お勧めしたいです。

――最後に日本の観客へメッセージをお願いします。

キム・ホンソン監督: 日本で公開できることを本当にうれしく思います。多くの方に気に入ってもらえたらうれしいですね。劇場で見ると、キャラクターも際立ちますし、予想不可能な展開だったり、強烈なバイオレンスだったり、サウンドだったり、なにより俳優の体を張った演技など、迫力も格別です。こだわり抜いたハードボイルド・アクションをぜひスクリーンで体感してほしいですね。

――ありがとうございました。




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【読者プレゼント】
『オオカミ狩り』ヒット記念!
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<応募方法>

応募締め切りは2022年4月22日(土)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」twitter公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ツイート(https://twitter.com/cowai_movie/status/1647615588259483648)をRTしてください。




<抽選結果>

締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式TwitterアカウントよりDMで通知させていただきます。
当選品は宅急便で発送する予定です。(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情で遅れる場合があります)



皆様のご応募お待ちしています!


【応募の注意点】

〇当選後に住所の送付が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は映画配給会社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。このため、傷や汚れ等があっても交換はできませんので、ご了承ください。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。








INTRODUCTION

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フィリピンに逃亡した極悪犯罪者たちと護送官の刑事を乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”。 太平洋のど真ん中に浮かぶ監獄は、犯罪者たちの反乱により血で海を染める。そして、〝怪人”が目覚めたとき船上は地獄と化す。果たして、生き残るのは……。

監督を務めるのは、『メタモルフォーゼ/変身』『共謀者』などを通じて“ジャンル映画のマスター”として地位を築いてきたキム・ホンソン。2017年にフィリピンへ逃亡した韓国人犯罪者47名の集団送還のニュースから着想を得て、想像を絶する残虐な映画を創り上げた。そんな本作は、韓国映画としてはポン・ジュノ監督の映画『グエムル-漢江の怪物-』以来16年ぶりに第47回トロント国際映画祭のミッドナイトマッドネス部門に正式出品となったほか、第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞・特殊効果賞を受賞するなど、各国のジャンル映画祭を席巻。容赦ない残酷描写で話題の「『哭悲/THE SADNESS』に匹敵するほど血生臭い映画」と評されている。


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第一級殺人の国際手配犯・ジョンドゥを演じるのは、8年ぶりの映画復帰作『パイプライン』でセクシー且つワイルドな魅力を開花させた盗油師役も記憶に新しいソ・イングク。全身にタトゥーを入れて大胆なイメージチェンジをはかり、海に浮かぶ監獄で反乱を主導する狂気に満ちた極悪非道な犯罪者を熱演。初の悪役を演じるにあたり、16キロ増量し肉体改造して挑んだ。ナイフ使いの寡黙な犯罪者・ドイルを演じるのは、「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」「サーチ ~運命の分岐点~」など主演ドラマを筆頭に目覚ましい活躍が続く次世代俳優のチャン・ドンユン。海洋特殊救助団のチーム長には数々の映画・ドラマに出演するベテラン俳優のソン・ドンイル。そして、ドラマ「刑務所のルールブック」のパク・ホサン、「還魂」のチョン・ソミンが刑事役に扮する。


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R18+で本国公開された本作は、容赦ない暴力描写と血しぶき舞うアクションで観客を魅了し、興行収入ランキング初登場第1位(2022.9.22~25 BOX OFFICE MOJO調べ)を記録。韓国映画史上最も強烈なバイオレンス・サバイバル・アクション『オオカミ狩り』は、2023年4月7日(金)より新宿バルト9ほか全国公開。


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【STORY】



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2022年、フィリピン マニラ。現地で逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”が釜山港に向けて出航した。長年、凶悪犯罪を担当してきたベテラン刑事の約20人が護送官として乗船。釜山では、海上交通管制センターで海洋監視システムを設置。万全な体制により、韓比共同護送計画(プロジェクト名:オオカミ狩り)が進められた。監獄化した貨物船には、13名に対する殺人および殺人教唆、強姦罪に問われ第一級殺人犯として国際手配されたジョンドゥ(ソ・イングク)、特殊暴行17件で赤手配者のドイル(チャン・ドンユン)など極悪非道な犯罪者たちが収容されていた。その夜、密かに脱走を企てていたジョンドゥと刑事として紛れ込んでいたジョンドゥの一味により暴動が勃発。船上は武器を手にした犯罪者たちで溢れかえる。仲間以外は誰であろうと容赦なく殺める犯罪者たちと彼らに立ち向かう警察。そこに、眠っていた“怪人”が目を覚まし、熾烈な戦いが幕を開ける。地獄の航海から生き残るのは誰か……。


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【作品概要】

監督・脚本: キム・ホンソン
出演:ソ・イングク、チャン・ドンユン、ソン・ドンイル、パク・ホサン、チョン・ソミン、コ・チャンソク、チャン・ヨンナム、チェ・グィファ
2022|韓国|122分|シネスコ|5.1ch|늑대사냥(原題)|Project Wolf Hunting(英題)|字幕翻訳:石井絹香|配給:クロックワークス|R15+
クロックワークス公式Twitter/Instagram:@klockworxasia「#オオカミ狩り」
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2023年4月7日(金)新宿バルト9ほか全国公開!









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