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清水崇監督最新作 GENERATIONS主演
『忌怪島/きかいじま』も公開中の、Jホラーの巨匠・清水崇監督の最新ホラー映画『ミンナのウタ』が8月11日(金)より全国公開される。
この度、韓国で開催されている第27回富川国際ファンタスティック映画祭(現地時間6月29日(木)~7月9日(日)開催)にクロージング作品として出品され、7/7(金)に英語タイトルを『SANA』としてワールドプレミア上映された。そして、本編上映に先立って清水崇監督と高谷さな役の穂紫朋子が現地入りし記者会見に出席。Q&Aを紹介する。
人気ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)が全員本人役で出演する本作。
小森がパーソナリティを務めるラジオ番組に届いた1本のカセットテープ。番組収録中に 「カセットテープ、届き…ま…した…?」 という少女らしき声を耳にした彼は、突然姿を消してしまう。マネージャーの凛(早見あかり)に依頼され、探偵の権田(マキタスポーツ)が調査を始めるが、次第にGENERATIONSのメンバーが恐怖の連鎖に巻き込まれていく、という現実とフィクションが曖昧になった世界を描く。
『ミンナのウタ』
第27回富川国際ファンタスティック映画祭
クロージング作品でワールドプレミア!
清水崇監督と高谷さな役の穂紫朋子が記者会見!
Q 清水監督は、富川国際ファンタスティック映画祭に来たことはありますか?
清水監督:ある時期までは毎年のように来ていましたが、今回久しぶりに呼んでいただけて、忘れずにいてくれたことが嬉しかったです。
Q 「ミンナのウタ」のアイディアはどこから生まれましたか?
清水監督:日本で人気のダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS」を主演に据えた作品なので、音にまつわるホラー映画が良いというところからスタートしました。
本作で活躍するマキタスポーツさん演じる探偵・権田は僕がモデルになっています。昔はカセットテープに入っている女の子の声などの都市伝説が流行っており、そのカセットテープの心霊現象から着想を得て、本作を制作しました。
Q 穂紫さんは「ミンナのウタ」が映画初出演作となりましたが、”さな”という役をどのように作り上げていきましたか?
穂紫さん:これまでホラー映画をまったく見てこなかったので、清水組で幽霊役を演じるということで、出演が決まってから監督の作品はすべて見て研究しました。
さなの役作りについて、ただ台本を読んで想像するだけでなく、さなという人物を作るために必要な小説などを監督に勧めてもらい、そこから役をどんどん作り上げていきました。撮影現場でも会話しながら、さなという人物を構築しました。
Q 本作の撮影現場での印象的なエピソードはありましたか?
穂紫さん:撮影初日は、GENERATIONSのみなさんがLDHのスタジオでダンスレッスンをしているシーンだったのですが、佐野玲於さんのiPhoneが急におかしくなる現象が起きました。Siriが勝手に起動して、「よくわかりませんでした」というような音声アナウンスが何度も繰り返し流れて、すごく怖かったです。
Q 映画の最後は、続編も期待させるような終わり方になってましたが、続編の予定はありますか?
清水監督:ホラー映画は、ハッピーエンドで終わるより、最後にゾクッとするような終わりが良く、映画を見終わって一人で家に帰ってふとした時に思い出したときにより一層怖くなるというのが醍醐味だと思います。家に持ち帰って怖くなることを、僕は”お土産”と呼んでいるのですが、そのお土産が多ければ多いほど、面白いホラー映画だと思います。続編はまだ考えてないですが、続編あったらいいなーと昨日も穂紫さんと話していました。続編が制作できるように、まずはこの映画を成功させたいです。
Q 穂紫さんは、続編が決まったら出演したいですか?
穂紫さん:今回ホラーヒロインのさなを演じることになって、恐怖パートを担わなければならないことにとてもプレッシャーを感じていて、撮影中は毎日、自分を奮い立たせて現場に立っていました。
”さな”役は私以外できないと思います!もし続編があれば絶対に私がさなを演じたいです。
さなを他の人が演じることになったら悔しいですし、想像したくないですね。
Q 本作でこだわった部分などを教えてください。
清水監督:ホラーとは非日常なことで、通常では考えられないことを描いているので、恐怖パートももちろん大事なのですが、日常パートの何気ないシーンを大事に、より丁寧に描くように心がけてます。
これまでのホラー映画は、現世で酷い目に合った怨念が霊として現れるものが多いのですが、この映画の特異な点は、ホラーヒロインの”さな”は、純粋悪=サイコパスということ。純粋な夢と希望が歪んでしまったという、これまでにない人物像を描いています。
Q GENERATIONSのファンを意識した部分はあるか?
清水監督:GENERATIONSを全く知らない人にも届くような作品を作りたかったので、意識した点はなく、恐怖を突き詰めてとことん怖い映画を作りました。
Q クロージング作品に選ばれた理由は?
主催者側:世界の人にホラーの巨匠・清水監督らしい作品を観て欲しいという思いがあり、この作品が全世界に届いて欲しいと思うような作品に仕上がっていたので、クロージング作品に選ばせてもらいました。
清水監督:映画祭に呼んで頂けただけでも嬉しいのに、この作品をクロージング作品に選んでいただけたこと、クロージングがこの作品で本当にいいのか?と思う部分もありますが、本当に嬉しいです。
Q 穂紫さん、韓国はいかがですか?
穂紫さん:韓国の映画・ドラマ・ごはんなど大好きなので、映画祭に出席するという形で韓国に来ることができて嬉しいです。
Q 恐怖感を与えるためにこだわった演出などあれば教えてください。
清水監督:よくあるホラー演出としてジャンプスケアが使われますが、だれでも使う手法なので苦手意識があります。僕は予想できないところから来るゾクっとする怖さの方が好きなので、ジャンプスケアとゾクっと来る怖さのバランスをこだわっています。
Q 穂紫さんが役作りで苦労した点はどこですか?
穂紫さん:声や動きが難しく、苦労しました。監督やスタッフと会話したり、どうやったら怖さを出せるのか自宅で研究しながら、さなを演じました。
Q 清水監督が会ってみたい韓国の映画監督はいますか?
清水監督:『ミッドナイト』は、ホラーというよりスリラーですが、すごく楽しかったです。監督にどういう発想で作品を作ったのか聞いてみたいです。
Q 穂紫さんに今後、もし韓国作品からオファーがあればどうしますか?
穂紫さん:日本に限らず幅広く活動したいので、是非よろしくお願いします。
Q さなの呪いのメロディーは、全国・世界中に広がるのですか?
穂紫さん:全世界に広げたいです。
清水監督:『ミンナのウタ』パート6までいくと、宇宙まで広がると思います(笑)
【ストーリー】
人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に「カセットテープ、届き…ま…した…?」 という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。
マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも “少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり・・・。
一体、彼らに何が起こっているのか? この先に待ち受ける、想像を絶する結末とはーーー!?
【作品概要】
出演 : GENERATIONS 白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太 数原龍友
早見あかり / 穂紫朋子 天野はな 山川真里果
マキタスポーツ
主題歌 : 「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone / LDH JAPAN)
監督 : 清水崇 / 脚本:角田ルミ 清水崇 / 音楽:小林うてな 南方裕里衣
製作 : 「ミンナのウタ」製作委員会 / 製作幹事 : 松竹 テレビ東京 / 企画・配給 : 松竹
制作プロダクション : ブースタープロジェクト ”PEEK A BOO films”
©2023「ミンナのウタ」製作委員会 上映時間:102分 映倫区分:G
公式サイト : https://movies.shochiku.co.jp/minnanouta/
公式Twitter : https://twitter.com/minnanouta_MG
公式Instagram : https://www.instagram.com/sana_minnanouta/
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