大スターの“卵”として注目された、18歳の小悪魔エヴァ・オーリンをフィーチャーした別ポスター&特別映像が解禁!カルト作『殺しを呼ぶ卵』【最長版】12/2(金)日本初公開!

pick-up インタビュー・コメント オススメ 映画



卵が先か、殺しが先か!
資本主義の非情と人生の虚無に切り込んだ、映画史上唯一の養鶏サスペンス


1968年に公開されて以降、50年以上に渡り知る人ぞ知る作品だった『殺しを呼ぶ卵』、その残酷場面、異常場面を含む105分の【最長版】が、突如12月2日(金)より新宿シネマカリテにて日本初公開、それ以降、全国順次公開される。

この度、主人公の姪・ガブリ役で出演した、18歳のキュートな小悪魔エヴァ・オーリンをフィーチャーした別ビジュアルポスター&彼女の魅力が満載の特別映像が解禁された。







ローマ郊外の巨大養鶏場。社長のマルコは業界の名士として知られていたが、経営の実権と財産を握る妻アンナに対する苛立ちは日々強くなる一方だった。
マルコは同居するアンナの十代の姪、ガブリと愛人関係にあっただけでなく、妻への憎しみを女性へのサディズムで発散する異常性格者だった。
そして3人それぞれの隠された欲望が暴かれる時、事態は予想もできない展開と想像を絶する畸形ニワトリを産んだ!





ジーナ・ロロブリジーダ、エヴァ・オーリン © Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.













大スターの“卵”として注目された

キュートな小悪魔エヴァ・オーリンにぞっこん♡
別ビジュアルポスター&魅力が凝縮された特別映像が解禁





この度完成した別ビジュアルポスターは、炎が燃え盛る自動車事故を全面に捉えた本ビジュアルとは打って変わり、スウェーデン出身で当時18才のブロンド・ビューティ、エヴァ・オーリンが恐怖に怯えた表情で絶叫する姿が、割れた卵の間から覗くインパクト大なビジュアル。垂れた黄身が血のようにも感じられる印象的なデザインだ。





また、併せて解禁となる特別映像「特選!キュートな小悪魔エヴァ・オーリン」は、劇中からエヴァ出演シーンの一部を集めたもの。
つぶらな青い瞳と美しいブロンドの髪。無邪気であどけない笑顔やふてくされた表情からも、美しさと不敵なエロティシズムを漂わせる姿に男女問わず誰もが虜になるはずだ。


© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.




エヴァは1950年スウェーデン南部の小さな町で生まれ、1965年15歳のときにミス・ティーン・スウェーデンに選出。
彼女のことが雑誌で取り上げられると瞬く間に映画やモデルの依頼が殺到し、看護婦になる夢を断念したという。

日本で初めてエヴァが紹介されたのは本作だが、前年1967年に出演したデビュー作『危険な恋人』(ティント・ブラス監督)ですでにジャン=ルイ・トランティニャンと共演しており、『殺しを呼ぶ卵』は、2度目の共演作。その後、『キャンディ』(68/クリスチャン・マルカン監督)でハリウッド進出した。

初公開時は、「20年に1度のセンセーション」「新登場!全世界注目のハイティーン・スター」と紹介されるも、突如1974年、不動産開発業者の富豪との再婚を機に引退、姿を見ることはできなくなった。
この【最長版】を観て、“大スターの卵”と言われた彼女の魅力に改めて注目してほしい。


© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.










「ゴダールが麻薬漬けになって撮ったようなスリラー」
残酷場面、異常場面を含む105分の【最長版】を初公開




© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.




監督・脚本は、マカロニ・ウエスタン屈指の残酷描写で世界を騒然とさせた『情無用のジャンゴ』(67)の鬼才ジュリオ・クエスティ。

欲望渦巻く犯罪ドラマを倒錯嗜好と残酷趣味で毒々しく塗りたくっただけでなく、養鶏場のオートメーション化に伴う労働者解雇という資本主義社会の非情、餌をやらなくても成長を続ける首も羽根もない畸形ブロイラーの研究開発という、利潤追求のためには生命倫理をも蹂躙する企業の非人間性を暴き、同時期のパゾリーニ、アントニオーニ、エリオ・ペトリ監督作品にも通じる、社会派的メッセージを鮮明に打ち出している。


© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.




初公開時に世界配給された90分前後の【国際版】にはない残酷場面、異常場面を含む105分の【最長版】を今改めて観直せば、本作が猟奇サスペンスの王道作でありながら、その定型から逸脱し、社会問題や実験的な映像表現、さらには現代にも通じるアイデンティティの喪失、世の不条理と人生の虚無にまで踏み込んだ、クエスティ監督唯一無二の作家性が発揮された野心作であることに気付かされるだろう。

公開当時に「ゴダールが麻薬漬けになって撮ったようなスリラー」と評された『殺しを呼ぶ卵【最長版】』は、12月2日(金)より、新宿シネマカリテほか全国順次公開。


© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.
© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.
© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.











【作品概要】

殺しを呼ぶ卵 【最長版】
1968 年|イタリア=フランス合作|105 分|ビスタ|モノラル|原題:LA MORTE HA FATTO L’UOVO|R12+
© Licensed by MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All Rights Reserved.
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、ジーナ・ロロブリジーダ、エヴァ・オーリン、ジャン・ソビエスキー、レナート・ロマーノ
監督:ジュリオ・クエスティ 脚本:フランコ・アルカッリ、ジュリオ・クエスティ 撮影:ダリオ・ディ・パルマ 美術:セルジオ・カネヴァリ 編集:フランコ・アルカッリ
音楽:ブルーノ・マデルナ

●キングレコード提供

●アンプラグド配給





12 月 2 日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開







【関連記事】







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

eighteen + twelve =