「地球上の幸せには、限りがある――」
狂気に満ちていく古川琴音が怖すぎる
日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)の初大賞受賞作品『みなに幸あれ』が長編となり、1月19日(金)より劇場公開される。
この度、異様な新規場面写真が解禁された。
主演は、今最も注目を集める俳優の一人で、若手俳優の中でも確かな演技力で評価の高い古川琴音。古川自身初めてのホラー映画への出演となる。
メガホンをとるのは、「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太。商業映画監督デビューにして、早くも世界各国の映画祭で称賛を浴びており、今までに観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げております。そして、総合プロデュースを手掛けるのは、日本ホラー映画界の重鎮である清水崇。
「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」
人類の宿痾と言ってもいい根源的なテーマが根底に流れ、とある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすも、逆にどんどん追い込まれていく様を描き、「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる…。」という得体の知れない恐怖と対峙していく―。
【異様な新規場面写真が解禁】
不気味な家族と村の住人たち、
恐怖の連続の先にある“幸せ”とは―
この度、異様な雰囲気を放つ登場人物たちを捉えた場面写真が解禁された。
写真には、腹部が不自然に膨らんだ祖母を、血を流しながらも家族全員で必死に支える組体操のような奇妙なシーン。
さらに、訪ねた祖父母の家の2階の部屋を気にする様子の主人公・孫(古川琴音)や、主人公の幼なじみ(松大航也)と共に裸の男を担ぎ、何かから逃げるように緊迫感を漂わせる姿と、何かを見て怯えるように肩をすくめる主人公の様子が。
そして、燃え上がる炎の向こうで、母親が肩を引き寄せるも、主人公の表情は歪み、悲しみと絶望を滲ませるも、その様子をポケットに手を入れただ平然と見つめる父親。
どのシーンも思わず身震いしてしまうが、違和感と不可解な異様さが際立つカットの数々だ。
すでに海外の映画祭で上映され、多くのホラーファンから高い評価を受けている本作。
先日、予告映像が解禁されるやいなや、SNSでは「何か、心の準備がいりそう」や「トラウマになる予告」、「めちゃくちゃキモくて最高」、「新たな傑作誕生の予感しかしない」と、日本のホラーファンからも期待の声が続々と寄せられている。想像を遥かに超える恐怖の先に描く“幸せの本質”、その真相とは一体。その衝撃の展開に、Jホラーの歴史を塗り替える一作と賞賛を集め、多くのホラーファンを魅了し唸らせる本作にぜひご期待いただきたい。
<海外映画祭コメント>
強力なストーリー、独創的なアイデア、ダークユーモア、田舎暮らしという要素が、暗いホラー映画のレシピを完璧に完成させている。
(プチョン国際ファンタスティック映画祭 最優秀アジア映画賞 受賞)
コントロールされた演出力をもつ下津優太は、Jホラーの伝統を受け継ぐにふさわしい監督である。
(Monsters Taranto Horror Film Festival最優秀監督賞 受賞)
【ストーリー】
看護学生の“孫”は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりの再会、家族水入らずで幸せな時間を過ごす。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が迫って来る…。
映画『みなに幸あれ』
出演:古川琴音 松大航也
原案・監督:下津優太 総合プロデュース:清水崇 脚本:角田ルミ 音楽:香田悠真
主題歌:「Endless Etude (BEST WISHES TO ALL ver.)」 Base Ball Bear ※レーベルロゴ
製作:菊池剛 五十嵐淳之 企画:工藤大丈 プロデューサー:小林剛 中林千賀子 下田桃子
助監督:毛利安孝 川松尚良 統括:古賀芳彦 撮影:岩渕隆斗 照明:中嶋裕人 録音:紙谷英司 美術:松本慎太朗
スタイリスト:上野圭助 メイク:木戸友子 CG:橘剛史
製作:KADOKAWA ムービーウォーカー PEEK A BOO
制作プロダクション:ブースタープロジェクト
配給:KADOKAWA
©2023「みなに幸あれ」製作委員会
■公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/minasachi/
■公式Twitter:@minasachi_movie
2024 年 1 月 19 日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
【関連記事】