史実に残る〝UMA 目撃情報〟から生まれた、新たなる半魚人伝説
クリーチャーは『ジュラシック・ワールド』の特殊効果クリエイターがデザイン
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でキングギドラの一つの首を演じた俳優が熱演
Netflixの東南アジア全域で首位を独占し、ホラー映画に特化したアメリカ発のサブスクサービスShudder初登場第一位を記録した、ディーン・フジオカ主演作で第二次大戦下、インドネシア近海の無人島で繰り広げられるクリーチャー・ホラー『オラン・イカン』が5月22日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほかにて全国公開される。
この度、マイク・ウィルソン監督のコメントが到着、さらに半魚人の全貌写真&ワニとの死闘動画も紹介する。

怪物とは誰なのか?
マイク・ウィルソン監督が語る真のテーマとは?

本作のメガホンをとった、インドネシアとシンガポールを拠点に活動するマイク・ウィルアンは、「『オラン・イカン』は生存と人間性についての物語だ。絶望の淵に立たされた時、人間性が動物以下に堕落する話はよく耳にする。本作の痛切な点は、生存本能と協力の精神が、自己破壊の螺旋をいかに打ち破るかを描いていることだ」と語る。
単なる怪物映画ではなく、“戦争が生む怪物性”というテーマも取り入れた『オラン・イカン』は、5月22日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開。
監督:マイク・ウィルソン
プロデューサー、脚本家、監督として活躍。プロデュースを手掛けた作品には『シャドー・オブ・ナイト』(18)、『ヘッド・ショット』(16)などがある。初監督作『バッファロー・ボーイズ』(18)はファンタジア国際映画祭でプレミア上映され、LAのアジア世界映画祭で観客賞を受賞、第91回アカデミー賞シンガポール代表に選出された。HBOアクションシリーズ「Grisse」(18)の脚本・監督も手掛け、2019年アジアン・アカデミー・リージョナル・クリエイティブ・アワードにおいて最優秀ドラマシリーズ賞、最優秀女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞を受賞した。監督第2作『Losmen Melati』(23)はシッチェス映画祭で上映された後、ミニシリーズ化された。
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CGじゃない
半魚人の全貌写真&ワニとの死闘動画
“オラン・イカン”はマレーの民間伝承に登場する半魚人で、「オラン」は人、「イカン」は魚を意味する。インドネシアの伝承は“陸の神話”が中心で、海の怪物は極めて珍しい。戦時中の日本兵が「魚のような人間を見た」と語ったケイ諸島の逸話を現代に蘇らせ、神話と歴史を映画的に接続する試みでもあった。

『ジュラシック・ワールド』などを手掛けるアラン・ホルトがデザインしたクリーチャーの造形は1950年代のクラシックモンスター映画を思わせる着ぐるみ方式で、CGIとは異なる“実在感”を追求している。粗い鱗、鋭い歯列、生々しい筋肉、アニマトロニクスによる細かな表情が組み合わさり、オラン・イカンは“そこにいる”生物として成立している。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でキングギドラの首を演じたアラン・マクソンがスーツアクターとして怪物に生命を吹き込み、泳ぎ、走り、跳び、周囲を観察し、傷を癒す術まで持つ“知性ある生物”として描き出している。


作品解説
史実に残る〝UMA 目撃情報〟から生まれた、新たなる半魚人伝説

第二次大戦末期の1944年。日本軍の捕虜移送船が連合軍の攻撃で沈没し、日本兵の斎藤と英軍捕虜ブロンソンは鎖で繋がれたまま無人島へ漂着する。互いに敵意を向けて争う二人だったが、島にはマレー神話の怪物“半魚人”オラン・イカンが潜んでいた。生存のため協力し始めるも、他の日本兵らが現れ惨劇が拡大。洞窟で怪物の巣と胎児を発見し、破壊を巡って対立する中、母体の激しい復讐が始まる。人間vs半魚人の死闘が予想外の結末へ突き進む。

斎藤役のディーン・フジオカは、英語を話せない脱走兵という難役に挑み、静かな強さと葛藤を繊細に表現する。ブロンソン役のカラム・ウッドハウスは、戦争で心を歪められた兵士の複雑な心理を体現し、憎悪に囚われた男が心を開いていく過程を丁寧に描く。二人の“敵から相棒へ”という関係性が物語の感情的な核となる。言語が通じないからこそ、表情や仕草、沈黙が物語を支える。島の自然は美しくも不気味で、風の音、水の揺らぎ、洞窟の闇が観客を“逃げ場のない孤独”へと誘う。アセップ・カリラの撮影は自然の美と危険を同時に捉え、断崖に立つ怪物の姿は、この島の“支配者”としての存在感を強烈に刻みつける。しかし、物語の中心にあるのは怪物ではなく、人間の感情だ。喪失、罪悪感、真実への執念。戦争が倫理を歪め、敵を“人ではないもの”として扱う構造が、オラン・イカンとの戦いと重なり合う。斎藤は敵を殺すことに躊躇し、ブロンソンは敵を“怪物”と呼ぶ。しかし真の脅威が現れたとき、その言葉は誰に向けられるべきなのか。怪物とは誰なのか――その問いが静かに沈み、余韻として残る。


【ディーン・フジオカ】Profile
福島県生まれ。2004年に香港でモデルとしてキャリアをスタートし、2005年に映画『八月の物語』で主演に抜擢され俳優デビュー。2006年には台北へ拠点を移し、ドラマ・映画・TVCFなど幅広い作品に出演。2009年からはジャカルタを音楽制作の拠点とし、アーティストとしての活動も本格化。2011年より日本での活動を開始し、2015年以降は東京を拠点にアジアを縦断するグローバルな活動を展開している。今後は、フジテレビ系ドラマ『LOVED ONE』で主演。また『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』では国民プロデューサー代表を務めるなど、俳優・ミュージシャン・プロデューサーとして多方面で活躍中。
監督:マイク・ウィルソン
プロデューサー、脚本家、監督として活躍。プロデュースを手掛けた作品には『シャドー・オブ・ナイト』(18)、『ヘッド・ショット』(16)などがある。初監督作『バッファロー・ボーイズ』(18)はファンタジア国際映画祭でプレミア上映され、LAのアジア世界映画祭で観客賞を受賞、第91回アカデミー賞シンガポール代表に選出された。HBOアクションシリーズ「Grisse」(18)の脚本・監督も手掛け、2019年アジアン・アカデミー・リージョナル・クリエイティブ・アワードにおいて最優秀ドラマシリーズ賞、最優秀女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞を受賞した。監督第2作『Losmen Melati』(23)はシッチェス映画祭で上映された後、ミニシリーズ化された。

【作品情報】
監督・脚本:マイク・ウィルアン プロデューサー:エリック・クー、フレディ・ヨー、タン・フォンチェン、鈴木ランカスター文江
エグゼクティブ・プロデューサー:YOSHI クリーチャー・デザイン:アラン・ホルト 音楽:松本晃彦
出演:ディーン・フジオカ、カラム・ウッドハウス、アラン・マクソン
2024 年/シンガポール・インドネシア・日本・イギリス/英語・日本語/スコープサイズ/5.1ch/83 分/原題: Orang Ikan
配給:ハーク 配給協力:Elles Film hark3.com/orangikan
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【記事編集者】
福谷修/映画監督、ライター。「DVD&ビデオ(動画配信)でーた」などのライターや構成作家を経て、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDSゲーム「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などを監督・脚本。作家では『渋谷怪談』『心霊写真部』『子守り首』『怪異フィルム』『霧塚タワー』『鳴く女』ほか著作多数。
新作となる総監督のアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』でシッチェス・カタロニア国際映画祭ほかに選出。劇場公開を目指してクラウドファンディング実施中。応援よろしくお願いします。
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5/22(金)シネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開
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