孤独死より恐ろしい…
世界を震撼させた戦慄のソリッドサイコスリラー‼
シッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀主演男優賞W受賞

「今年観た最恐の1本」(スティーヴン・キング)
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名優にして怪優、ジョン・リスゴーは老いてもジョン・リスゴーだった。
いや、ジョン・リスゴーらしさにさらに磨きがかかっている。
絶望と狂気、ありそうでなかった、おぞましき老人ホーム・ホラー。
福谷修(「cowai」編集長/映画監督)

新たなホラー・アイコン“ジェニー・ペン”制作秘話
映画『ジェニー・ペンはご機嫌ななめ』公開記念
ジェームズ・アッシュクロフト監督インタビュー

ーーこの作品は優れたホラーであり、スリラーであり、同時に社会的なメッセージも含んでいると思いますが、監督の意図はどこにあるのでしょうか。
ジェームズ・アッシュクロフト監督: 私が常に最初に惹かれるのはキャラクターです。優れたホラー映画は人間同士のドラマ、関係性、キャラクターの細かい描写に焦点を当てています。この作品では権力の乱用をテーマにしており、年齢や文化的背景、経験に関係なく、暴君が台頭した時に誰もが圧迫の対象になり得ることを描いています。人間がモンスターになる時の恐ろしさ、人間の最悪の部分と最良の部分を掘り下げています。そうした意図、狙いを作品の中で体現してくれるのが、キャラクターであり、演じる俳優たちなのです。
ーースティーヴン・キングが絶賛し、三大ファンタスティック映画祭のシッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀主演男優賞をダブル受賞していますが、この作品の評価が高い理由はどこにあると思いますか。
アッシュクロフト監督: まず何より素晴らしい演技です。国際的に知られた2人の主演俳優(ジョン・リスゴー、ジェフリー・ラッシュ)と、オーストラリアやニュージーランドで名優で知られるジョージ・ハナレの3人のアンサンブルが見事でした。彼らは既に多くの賞を受賞している実績ある俳優でありながら、好奇心を持って素晴らしい演技を披露してくれました。演出やカメラはその魅力を引き出し、支える役割を果たしています。あとは、この年代の人々を主人公にした作品は珍しく、容赦なく嫌な部分も描いたことが特徴です。ただし、一部の観客には辛すぎる内容かもしれません。
ーー個人的には名優であり怪優であるジョン・リスゴーの存在感が素晴らしかったと思います。彼とはどのような話をされましたか。演技指導はされたのでしょうか。
アッシュクロフト監督: ジョンは脚本を気に入ってくれましたが、この役を演じることに非常に警戒していました。老人たちを支配するデイヴ・クリーリーというキャラクターに対して、その行動は弁解の余地がないものの、単純に白黒で判断できるものではなく、なぜ彼がそうなったかという背景に共感を示すことで、ジョンは役に入り込むことができたのです。これは絶対的な力を持つとどうなるかという警告でもあります。ジョンもジェフリーも素晴らしいユーモア・センスを持っており、撮影現場は非常に楽しいものでした。

「完成までに11年。
『ホラーは若者が主人公でなければ』と断られ続けた」

ーー日本でも新たなホラー・アイコンとして話題を集めているセラピードール“ジェニー・ペン”はどのようにして生まれたのでしょうか。
アッシュクロフト監督: 原作の短編では、入居者の孫が紙で作った人形で、全く別物でした。私は脚本のイーライ・ケントと話し合い、認知症用のセラピードールという物が実際に存在することを知り、それを研究して、本来は善意で作られた物が“暴君の武器”として変貌するというアイデアを思いつきました。私は最初、目のない人形をイメージしていましたが、ジョンが「目がないと、心を通わせるのが難しい」と言ったため、小さな穴を開けて目の部分を作りました。そして著名な人形クリエーター、ポール・ルイスが参加し、最終的なデザインが完成しました。
ーー映画の制作で苦労した点があれば教えてください。
アッシュクロフト監督: この作品は私が最初に作りたかった長編で、共同脚本家のイーライ・ケントと初めてコラボレーションした作品でした。完成までに11年かかり、多くの投資家やプロデューサーから「ホラーは若者が主人公でなければ」と断られ続けました。しかし今は、この映画が作られるべきタイミングで作られたと思っています。
ーー最後に日本の映画ファンにメッセージをお願いします。
アッシュクロフト監督: 日本の観客には、年齢や文化的背景に関係なく、暴君の台頭に対して警戒し、声を上げることの重要性を忘れないでほしいと伝えたいです。映画には「ライオンがいないところではハイエナが支配する」というセリフがあります。これは原作者のオーウェン・マーシャルが書いたセリフです。私はこのセリフが大好きです。ここには伝えたいテーマが要約されています。私たちは問題がある相手に対して立ち上がり、時に非難したり、行動を起こさなければ、暴政が蔓延することを許してしまうということです。そして、私たちは今、世界でそれを目の当たりにしています。

次回
『ジェームズ・アッシュクロフト監督が選ぶホラー映画ベスト3』
【ジェームズ・アッシュクロフト監督 PROFILE】
1978年6月12日、ニュージーランドでマオリ族の母とイギリス人の父の間に6人兄弟の末っ子として生まれ、パラパラウムで育った。ビクトリア大学とトイ・ファカアリ演劇学校を卒業後、ニューヨークの劇団ザ・ウースター・グループとケベックのロベール・ルパージュ率いるエクスマキナでインターンシップを経験し、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた。全国規模のマオリ劇団タキ・ルア・プロダクションズの芸術監督兼最高経営責任者を務め、ニュージーランド各地で公演を行う傍ら、俳優として『ワイルド・タウン/英雄伝説』(04)、『キャット・ウーマン』(04)、『キング・コング』(05)、『カオス』(05)、『ブラックシープ』(06)、『最‘恐?!’絶叫計画』(09)、『フレッシュ・ミート サイケな家族』(12)などの映画に出演した。
2015年に短編映画の製作を開始し、8本の作品を発表。オーウェン・マーシャルの原作を映画化したサスペンス・ホラー『Coming Home in the Dark』(21)で長編監督デビューを果たした。長編第2作となる『ジェニー・ペンはご機嫌ななめ』(24)は1作目以上に絶賛され、第20回オースティン・ファンタスティック映画祭最優秀監督賞を受賞、ルッソ兄弟製作によるNetflix作品でロバート・デ・ニーロが主演するスリラー『ウィスパーマン』(2026年8月28日世界配信)をはじめ、大手制作会社から数多くのオファーが舞い込むこととなった。
【構成・文 福谷修】
映画監督、ライター。KADOKAWA誌「DVD&ビデオでーた」のメインライターを務めた後、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDS「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などを監督・脚本。近作はプロデュースしたアニメ映画『アラーニェの虫籠』『アムリタの饗宴』。新作は総監督を務めたホラーアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』(花澤香菜CV/シッチェス・カタロニア国際映画祭他選出)。現在、劇場公開を目指した応援クラウドファンディング実施中。支援お願いします。
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【プレゼント】
『ジェニー・ペンはご機嫌ななめ』公開記念、
B2ポスターを抽選で1名様にプレゼント

<応募方法>
応募締め切りは2026年7月3日(金)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」X公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ポスト( )をリポスト(RT)してください。
<抽選結果>
締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式XアカウントよりDMで通知後、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情でご連絡や商品の発送が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください)
皆様のご応募お待ちしています!
【応募の注意点】
〇当選後にご連絡が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は出版社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。
チャッキーやアナベルと並ぶ新たなホラー・アイコンの誕生
世界初日本だけの“ジェニー・ペン”オフィシャルグッズが発売

グッズは、撮影で使用された人形のオリジナル3Dデータをもとにデフォルメされた、“ちいこわ”なチェーン付き「立体チャーム」と、ジェニー・ペンの全身を模った「アクリルキーホルダーA」、怒った表情と笑っている顔が表裏にデザインされた「アクリルキーホルダーB」、そしてジェニー・ペンの怒った顔をプリントしたハードコアチョコレート製の「コラボTシャツ」の4種類。
【ポール・ルイス監修“ジェニー・ペン”オフィシャルグッズ】
立体チャーム 価格1,200円+税
アクリルキーホルダーA(全身) 価格 700円+税
アクリルキーホルダーB(顔表裏) 価格 700円+税
ハードコアチョコレート コラボTシャツ 価格5,000円+税
※コラボTシャツに関してはハードコアチョコレートのSHOPとアマゾンでも販売中。

人形のデザインを担当した、『M3GAN ミーガン』などで注目の人形クリエイター、
ポール・ルイスからメッセージ動画&メイキング写真が解禁



STORY&場面写真集

正義感が強く、法を守る強い信念とプライドで長年判事を努めてきたステファン・モーテンセンに訪れた突然の悲劇。
病に倒れ、車椅子生活を余儀なくされた彼は郊外のケアハウスに入居する。
だが、そこにはジェニー・ペンと名付けたドールセラピー用の指人形を手に陰湿ないじめで老人たち支配するデイヴ・クリーリーという1人の入居者がおり、その男と敵対したステファンはいじめの標的にされてしまう。
繰り返されるデイヴの理不尽で屈辱的な嫌がらせ、そしてエスカレートする邪悪な行為の数々。
正義のために戦い続けてきた男の人生最後の戦いは、想像を絶する死闘と化していく…。












【作品情報】
監督:ジェームズ・アッシュクロフト/脚本:エリ・ケント、ジェームズ・アッシュクロフト/原作:オーウェン・マーシャル
出演:ジョン・リスゴー(「レイジング・ケイン」「教皇選挙」)/ジェフリー・ラッシュ(「シャイン」「英国王のスピーチ」)/ジョージ・ハナレ
2024年/ニュージーランド/英語/カラー・ビスタサイズ(1:1.85)/104分/映倫:G/日本語版字幕:松浦美奈/配給:エデン ©2024 Hyenas Rule Ltd 公式サイト:jennypen.jp
【WEB映画マガジン「cowai」】https://cowai.jp/
ホラー、SF、スリラーなどのジャンル映画の最新情報を紹介すると共に、著名人インタビュー、プレゼント、特集連載記事などを掲載。
【記事編集者】
福谷修/映画監督、ライター。「DVD&ビデオ(動画配信)でーた」などのライターや構成作家を経て、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDSゲーム「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などを監督・脚本。作家では『渋谷怪談』『心霊写真部』『子守り首』『怪異フィルム』『霧塚タワー』『鳴く女』ほか著作多数。
新作となる総監督のアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』でシッチェス・カタロニア国際映画祭ほかに選出。劇場公開を目指してクラウドファンディング実施中。応援よろしくお願いします。
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6 / 1 2 ( 金 )より 戦 慄 の ロ ー ド シ ョ ー !
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