スクリーンで『殺人魚フライングキラー』!『ゾンゲリア』!『ドッグ・ソルジャー』!8/22(土)<ホラーマニアックスpresents 血みどろオールナイト2020>が新文芸坐で開催!前売りは8/15(土)発売!

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新文芸坐(東京・池袋)では8月22日(土)に<ホラーマニアックスpresents 血みどろオールナイト2020>を開催する。

「ホラー・マニアックスシリーズ第12期」のBlu-rayとして新装リリースされる『殺人魚フライングキラー』、『ゾンゲリア』、『ドッグ・ソルジャー』の三作品が特別にスクリーンで上映!

ホラーファンの間では語るまでもない三作品だが、レストアされた高画質版を、劇場のスクリーンで楽しむ機会は貴重だ。

また、作家・ミュージシャンの中原昌也さん、映画ライターの山崎圭司さん、編集者の田野辺尚人さんら、おなじみの三名によるトークショーも開催。

前売り券は8/15(土)10:00よりオンライン・劇場窓口にて販売。

上映スケジュール、料金等、詳しくは劇場ホームページをご参照ください。
http://www.shin-bungeiza.com/allnight

※なるべく上映時間に合わせてご来場ください
(ロビーでお待ちいただける人数には制限があります)
※ご入場時に検温・手指の消毒をさせていただきます
※必ずマスクを着用ください




<ホラーマニアックスpresents 血みどろオールナイト2020>

8月22日(土)22:30~  新文芸坐(東京・池袋東口徒歩三分)



【トークショー】
ゲスト…中原昌也さん(作家・ミュージシャン)、山崎圭司さん(映画ライター)、田野辺尚人さん(編集者)



【上映作品】


『殺人魚フライングキラー』(81)

原題(PIRANHA II: FLYING KILLERS)の通り、『ピラニア』(78)の続編的な作品。ジェームズ・キャメロンの長編デビュー作ながら、あまりにも悲惨な撮影現場の体験ゆえに、本人はほとんど自作と認めていないが、低予算と頻発するトラブルを克服するために限界まで演出のアイデアを絞り出し、フレームの向こうで孤立無援、悪戦苦闘する姿を想像すれば、たしかに随所にキャメロンらしさが感じられ、見るべき点は多いだろう。
現場での(数少ない)よき理解者だったランス・ヘンリクセンは、その後、次回作の「ターミネーター」のターミネーター役に予定されていたが、周知のとおり、シュワルツェネッガーとなり、次の「エイリアン2」でキーマンのビショップを演じることになった。
なお、本作の特殊メイクはブライアン・ウェイド(『ターミネーター』)ながらも、製作総指揮は、日本でも人気を集めたパチモン動物パニック映画『テンタクルズ』や、パチモン・エクソシスト映画『デアボリカ』の監督オヴィディオ・G・アソニティス(オリヴァー・ヘルマン)。特殊効果は『サンゲリア』のジノ・デ・ロッシ、ジャンネット・デ・ロッシ、音楽も『盲目ガンマン』のステルヴィオ・チプリアーニ、撮影も編集も主要スタッフはイタリア映画勢で、全編にそこはかとなくイタリアン・ホラー臭が漂うのも、見どころといえば見どころ。

『殺人魚フライングキラー』
『殺人魚フライングキラー』




『ゾンゲリア』(81)

スタン・ウィンストン(「ターミネーター」)の特殊メイクによる凄まじい残酷描写と、「エイリアン」の脚本家コンビ、ダン・オバノン&ロナルド・シャセットによる卓越したアイデアの脚本、風光明媚な漁村のロケーションを巧みに生かしたゲイリー・A・シャーマン(『ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…』)の雰囲気のある演出が織りなす、ゾンビ映画の異色の傑作。
美しくも衝撃のラストは今も語り草だ。

『ゾンゲリア』
『ゾンゲリア』




『ドッグ・ソルジャー』(02)

『ディセント』『ヘルボーイ』のニール・マーシャル監督の長編映画デビュー作で、低予算で粗削りながらも、センスと勢いで見る者を引き付ける秀作。第20回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭グランプリ作品。
特殊メイクとVFX監修を『ヘル・レイザー』のボブ・キーンが務め、豪快なゴア・シーンを披露。英陸軍特殊部隊VS人狼の群れによる、悪夢のような一夜の激闘を凄惨に彩る。
今回は、オリジナルネガを4Kレストアしたバージョンで上映されるというが、夜間シーンなどがどこまで高精細に際立つか、劇場のスクリーンで確認したい。

『ドッグ・ソルジャー』
『ドッグ・ソルジャー』





ホラー・マニアックス商品情報
http://www.happinet-p.com/horror/index.html#section3




(文・福谷修)


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