清水崇「(北陸最恐の心霊スポット)坪野鉱泉の屋上シーンで〇〇〇が不謹慎にも上から…」Kōki, 萩原利久 高橋文哉 清水監督登壇! 2/18公開『牛首村』完成報告会見リポート

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Happy Year 2022
今度の舞台は、北陸最恐心霊スポット・坪野鉱泉
「恐怖の村」シリーズ第3弾『牛首村』



2020年2月に公開し大ヒットを果たした清水崇監督作『犬鳴村』。続く「恐怖の村」シリーズ第2弾として2021年2月に公開された『樹海村』。そして待望の「恐怖の村」シリーズ第3弾『牛首村(うしくびむら)』(Kōki,主演)が2022年2月18日(金)より公開される。

舞台は富山県魚津市に実在する北陸最恐心霊スポット・坪野鉱泉。
ネットで「罰当たりだ」などと反響があり、先日解禁された予告にも登場し、大きな話題を集めた。

今回は、Kōki, 萩原利久 高橋文哉 清水崇監督が登壇し、先月、帝国ホテルで開催された 『牛首村』完成報告会見リポートを掲載する。



本ポスタービジュアル ©2021 「牛首村」製作委員会





不気味な恐怖映像に彩られた映画『牛首村』本予告編













映画『牛首村』完成報告会見リポート
Kōki, 萩原利久 高橋文哉 清水崇監督登壇
「夜は何か寒気がするというか…怖かったですね」(Kōki,)


左から高橋文哉、Kōki,、萩原利久、清水崇監督




MC: Kōki,さんにお聞きします。映画初出演・初主演の感想は?

Kōki,: (試写で完成した)映画を見た時、一か月半、皆さんと一緒にチームワークで作って本当に一つの映画になったんだなって感動しました。
いろんな思い出とかシーンの裏側を思い出してウルウルしてしまいました。





MC:  萩原(利久)さんは過去にホラーの現場も経験していますが、清水監督の現場はいかがでしたか?

萩原: 清水監督がホラーを撮られていることはもちろん知っていたので、お会いするまでは、「すごい怖そうだな」と勝手に構えて臨んだんですけど、実際にお話しすると、すごく柔らかくて、お話ししながら手取り足取り現場を作ってくれる方だったので、現場は楽しかったです。
また、CGとか、見えない部分が現場では多かったので、(試写で)そういう部分が完成したのを見た時、自分の想像していた以上のモノがスクリーンにあったのでよかったです。心がわくわくするものがあった。





MC: 高橋(文哉)さんはホラー映画初出演ですが

高橋: 僕自身、ホラー映画を最初から最後までちゃんと見れたことが人生で一度も無くて、この『牛首村』が全部見た初めての(ホラー)作品でした。
清水監督が演出をされた『犬鳴村』と『樹海村』もDVDをいただいて、見ることを試みたんですけど、最初の五分、十分で目をつむりすぎて断念しました。
それぐらい(ホラーが)苦手だったんですけど、こうして参加させていただいて、ホラー作品にこんな魅力があるのか、ホラーだからこそ感じられるハラハラ感やドキドキを僕も感じられましたし、そこは新しい発見ができました。もちろん撮影も楽しかったですし、作品自体すごく面白いので、参加できてよかったなって思います。





MC: 三人のコメントを聞いて、監督はいかがですか?

清水監督: ホラーに限らずなんですけど、俳優さんがこの作品に関わって良かった、出演してよかったって思ってもらえるような作品に仕上げる責任が、監督にはあると思ってます。
特に今回、Kōki,さんは初めて(の映画出演)でありなから主演でしかも、一人二役という、すごく難しい役どころなんですね。それをどういう風に監督として僕が扱って、どういう風に接していくか、どういう風に(芝居を)出してもらえばいいのか、監督としてもプレッシャーがあった。その辺がうまく行けたら……。
(“よかった”という)三人の言葉が嘘でなければいいなと思ってます。














清水監督「Kōki,さんには正直、不安はありました」
「高橋君に関しては、ホラーなのでいつかピンチが訪れた時に変身してもらえればなあと」






MC: 今回のキャスティングについて

清水監督: ホラーと言うだけで苦手な方からは「無理です」と言われることもありますし、昔からの名残で、ホラー=B級C級という見られ方をすることも未だにあるんですけど、ホラーだからこそ日常の何でもない場面が大事だったりするので、そういうところをきちっとやっていただける俳優さんがいいなと思いました。
Kōki,さんに関しては、前回の『樹海村』も支えてくださった三宅(はるえ)プロデューサーからのオススメがあって。もちろんモデルとして存在は知っていたんですけど、正直に言うと、本人を前にして言うのもあれですけど、お芝居を見たことがなかったので、不安はありました。でも一度お会いしたところ、なんかその、まじめさというかストイックな感じが見えたので、この人とやるのは面白いかもしれない、自分にとってもあえて芝居慣れしている方とやるよりも、プレッシャーも感じるし、挑戦ができるかもしれないと思ったのが、大きなところですね。
利久君に関してはいろんなものを見ていたし、若くしていろいろできる、こっちで作ったキャラクターもできる人だなあと思っていました。
高橋君に関しては、ホラーなので、いつかピンチが訪れた時に変身してもらえればなあと思ってキャスティングしました。

高橋: それ、ずっと仰ってますよね(笑)。ぜひぜひやらせていただけるのならやりたかったんですけど。





清水監督: 僕も変身してほしかったんですけど……。はい、すいません、冗談交じりで。
(※知らない人はいないと思いますが、高橋さんは「仮面ライダーゼロワン」の主演俳優です)





MC: 三人のお芝居はいかがでしたか

清水監督: 三人ともこたえてくれましたね。実は脚本がギリギリまで完成しなくて対応していただくのは大変だったと思います。
Kōki,の役柄は、普通一生出くわさないような大変な役なんですよ。しかもそれを初主演なんで、どうなるんだろうって、監督の僕自身も思っていたんですけど、見事に演じていただけました。

MC: Kōki,さんはお芝居を経験して成長した部分と言うか、何か感じられたことはありますか?

Kōki,: ものすごく素敵な経験をさせていただいて、毎日学ぶことが多かったと思います。成長した部分なんですけど、まずは集中力、そして演じることの楽しさとか魅力を感じれるようになったと思いました。





MC: 一人二役の役作りについては?

Kōki,: 演じている時、(二人の)違いを出そうと意識して演じるのではなく、一人の奏音、詩音として演じることを心がけていました。たとえば奏音はクール、それに比べて詩音は少し女の子らしい所もあったり、そういった部分で、二人の性格を考えていました。









清水監督「(北陸最恐の心霊スポット)坪野鉱泉の屋上シーンの時、
利久君、不謹慎にも上から立ちションしたんですよね。僕は止めたんですけど」


坪野鉱泉外観 Ⓒ2022「牛首村」製作委員会




MC: 作品の舞台となる「坪野鉱泉」は富山県魚津市に実在する北陸最恐の心霊スポットとして有名です。実際にこの曰くつきの場所で撮影された感想をお聞かせください。

Kōki,: 昼間撮っている時と、夜撮っている時の雰囲気がまるっきり違っていて、夜は何か寒気がするというか、後ろを見たくないなって思う位怖かったですね。





萩原: この質問を一番恐れていたんですけど…。現場に入った時から、なんか起きないかな、話せるような心霊(現象)が起きてくれないかなと思っていたんですけど、本当に何にも感じることなく、無事撮影を終えてしまったので、どうしましょう。





高橋: よかったですね。

萩原: 無事でよかったんですけど。
でも坪野鉱泉って、屋上に行くと、景色が凄い良かったんです。昼間だと、そこが心霊スポットだと忘れるぐらい。

清水監督:  利久君、屋上のシーンの時、不謹慎にも上から立ちションしたんですよね。僕は止めたんですけど。

萩原: 誤解が……。

MC: アドリブだったんですか?

萩原: はいっ!?

清水監督: すごいアドリブを出す若者がいるなあって。

萩原:  アドリブじゃないです!違います。ちゃんと(台本に)一字一句書いてあるものを忠実にやりましたけど(笑)。
逆にふだんの日常じゃ経験できないじゃないですか。大人になったらできないので、そこは疑似的でありますけども、開放感のある、素晴らしい時間を経験させていただきました。
……いやでも、監督が当たり前のようにボケというか挟んでくるんですよ、演出中も。さっきの“変身”みたいに(笑)。そこは(撮影の)最終日まで対応しきれなかったですね(苦笑)」





高橋: 僕も坪野鉱泉(の撮影)は一回だけ行ったんですけど。怖い所だよ」と聞いていったので、すごく構えていたんですけど、昼間だったせいか、ほんとに緑がたくさんあって、虫がいっぱいいたりとか、すごい自然を感じました(笑)。夜は怖いだろうなと思いながら撮影したんですけど、何事もなく終えて。でも先日、別のお仕事で、富山(出身)の方とご一緒することがあって、坪野鉱泉の話をしたら「あそこ、本当にやばい所だよ」ってお話を聞いて、ああ、地元の人がそんな風に言う位の所で撮影していたのを思い出すと、今更ながら、少し怖くなりますね。












清水監督「あ、こんな偶然の怖いことがあるんだな」





MC: 三人がホラー映画らしい感情をむき出しにするシーンが印象に残りますが、どのように演じられましたか?

Kōki,: 私の場合とにかく集中して、役に入り込むよう努力してました。奏音であっても、詩音であっても、どういう経験をしてきたのか、そのストーリーのバックグラウンドも想像しながら、感情をぶつけてみました。





萩原: 蓮と言うのは地のテンションが高い役柄で、空気を読めない方が正解と言うか、蓮っぽかったので、感情がいかに高いテンションのまま入っていけるか、スタートからゴールまで、できるだけふだんの私生活でもないぐらいのテンションを意識して取り組んでいましたね。





高橋: 僕自身も将太として、詩音に何を思って、奏音に何を思って、蓮に何を思っているのか、常々考えていて、その中で将太が抱えているものがかなり大きかったので、それぞれに対する感情の差やギャップみたいなものを作り上げながら、皆さんとお芝居して、その中で、伝えたいものを考えながら芝居をしていましたね。





MC: 監督は三人の芝居を見て、いかがでしたか?

清水監督: 先程も言いましたが、台本が固まるのが遅かったので、大変だったと思うのですが、(撮影を)やり始めてから見えてくることや、(現場で作る芝居を)残しておきたい部分もあって、そこには各々が見事にこたえてくれたと思います。ある程度つかんでからは、けっこう任せてもいける感じではあったので、そこはかしこいな、ちゃんとつかんでくれてるなとか、ちょっとわざとらしくなりがちな時でない限りは、僕は言うことはなくぐらいにしっかりやっていただけましたね。





MC: 最後に監督から一言お願いします

清水監督: メッセージ性のあるドラマ部分も見てほしいし、実際この映画を(編集で)仕上げている時に、劇中で起こったKōki,演じる奏音の身に起こったことが、(現実の)僕の身にも起こったことがあったので、「あ、こんな偶然の怖いことがあるんだな」って思いながら作ったので、ホラーとしてもそういう雰囲気とかムードはこもっている作品だと思います。
あと、監督やってきて20年以上たって、ホラーもたくさん作って慣れてしまっている部分もあると思いますけど、今回は、Kōki,という、映画の仕事も芝居も初めてで主演の、まだ得体の知れない素材を与えられたチャンスと、動くお芝居をするKōki,を皆さんにお届けできる作品に挑戦できるという、だんだん新鮮でなくなっていく監督人生の中で、意義のある物となりました。こういう形で初めて取り組む女優さんの姿勢を見れた、そこに一緒にいられたことが凄く財産となりました。
その成果が出ている怖い映画だと思いますので、より多くの方に見ていただけたらと思います。
たぶん皆さん見ていただけたら驚かれると思いますし、きちっとそれを仕上げられた自負もあります。
宜しくお願いします。ありがとうございました。





映画『牛首村』 完成報告会見・概要

【開催日】2021年12月8日(水)
【場所】帝国ホテル 光の間
【登壇者】Kōki,、萩原利久、高橋文哉、清水崇監督









【『牛首村』関連作品】

牛首村〈小説版〉 (竹書房文庫, ひ2-4)





実話怪談 牛首村 (竹書房文庫, よ3-2)












あなたのスマートフォンにもご注意を…
Siri の声が不気味に響く… ゾッとする15秒動画!!






『牛首村』6秒特報シリーズ






過去の6秒動画はこちらから(過去の記事)











【作品情報】

Kōki,
萩原利久 高橋文哉
芋生悠 大谷凜香 莉子
松尾諭 堀内敬子 田中直樹 麿赤兒

監督:清水崇
脚本:保坂大輔 清水崇 音楽:村松崇継
製作:村松秀信 與田尚志 佐野真之 丸橋哲彦 中林千賀子 後藤明信 檜原麻希 吉村和文 福田剛紀 宮田昌広
企画:紀伊宗之 企画・プロデュース:高橋大典 プロデューサー:三宅はるえ
撮影:福本淳 照明:市川徳充 美術:稲付正人 録音:西山徹 編集:鈴木理 装飾:原島徳寿 衣裳:小磯和代 ヘアメイク:小出みさ
特殊スタイリスト:百武朋 VFX スーパーバイザー:鹿角剛 音響効果:赤澤勇二 助監督:毛利安孝 制作担当:高橋輝光
「牛首村」製作委員会:東映 東映ビデオ アスミック・エース 山陽鋼業 ブースタープロジェクト 竹書房 ニッポン放送 ダイバーシティメディア
全日本プロレス ギャンビット 制作プロダクション:ブースタープロジェクト 配給:東映
2022 年/115 分/カラー/ビスタ/5.1ch Ⓒ2022「牛首村」製作委員会


www.ushikubi-movie.jp



2022 年 2 月 18 日(金)、降臨。









【『牛首村』過去の記事】










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『樹海村』の公開に合わせて、清水崇監督の傑作ビデオオリジナル『呪怨』『呪怨2』がデジタルリマスター版でBlu-ray 1枚に収録され、2021年2月10日(水)にリリース された。また『戦慄迷宮』【8Kリマスター2K特別版】Blu-ray、『呪怨 白い老女』『呪怨 黒い少女』DVDも同日発売されている。



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