全世界46ヵ国以上で上映禁止!
トラウマ鬼畜残酷ホラーがまさかの 4K リマスターで解禁!
全世界 46 カ国以上で上映禁止され、伝説と化したトラウマ鬼畜残酷ホラー映画『セルビアン・フィルム』が奇跡の 4Kリマスター化! 日本での劇場公開(2012年)より10年、『セルビアン・フィルム4Kリマスター完全版』となって、ついに2022年7月22日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺 他にて全国公開中だ(OSOREZONE、エクストリーム配給)。
現在、本作の上映館では想定以上のヒットとなり、劇場に観客が押し寄せているという。
事実、「cowai」の「今夏の注目ホラー映画特集」でも、数々の話題作を押しのけて、一位の人気を獲得している。
この大ヒットを記念して、本作を手掛けたスルジャン・スパソイェヴィッチ監督に「cowai」編集部が緊急単独インタビューを敢行!
さらに映画のポスターを抽選で一名様にプレゼント!(応募方法は記事の後半に掲載)
この夏一番の問題作&衝撃作!のみならず、最も熱い話題作としても注目を集める『セルビアン・フィルム4Kリマスター完全版』。今回の貴重なインタビューを通して、作品の危険でスリリングかつ類まれな魅力に触れてほしい。
『ソドムの市』(1975)、『ネクロマンティック』(1987)、『八仙飯店之人肉饅頭』(1993)、 『屋敷女』(2007)、『マーターズ』(2008)、『ムカデ人間』(2010)…、あらゆる“鬼畜映画”を凌駕し、映画史上最も卑劣で残酷な描写の連続で、人でなし映画の金字塔とも呼ばれる悪名高き傑作にして超問題作!
7月22日(金)公開
『セルビアン・フィルム4Kリマスター完全版』予告編(※モザイクあり版)
『セルビアン・フィルム 4Kリマスター完全版』大ヒット記念!
スルジャン・スパソイェヴィッチ監督・緊急単独インタビュー!!
――約10年ぶりのリバイバル上映、4Kリマスターとしては初公開となる『セルビアン・フィルム 4Kリマスター完全版』が現在、日本で大ヒットしています。Tシャツなどの関連グッズも売れています。なぜこの作品が今日本で愛されていると思いますか。
スルジャン・スパソイェヴィッチ監督(以下「監督」): ……正直、万人受けする映画じゃないと思うんですよね(困惑の微笑)。
おそらく日本の皆さんは、こういう映画の良さを理解できる力があるんだと思います。特に狂気の部分とか。素晴らしいことだと思います。
日本と言えば、僕も20年ぐらい前、日本映画、中でも三池崇史監督の映画にハマったことがあります。
――やっぱり通じる部分があるんでしょうか。
監督: 昔は“映画辞典”と呼ばれるほど、僕も映画をたくさん見ていた時期があって、その中でも、自分にとってすごく興味深く面白いと思ったのが三池監督の映画だったんです。
――三池監督ではどの作品がお好きですか。
監督: 『ビジターQ』とか『極道恐怖大劇場 牛頭GOZU』とか。『オーディション』も非常に面白いトリックが満載で、良かったと思います。他にも、すぐにタイトルが出てきませんが、好きな作品があります。
――三池監督のバイオレンスに慣れている日本の観客さえも『セルビアン・フィルム』は衝撃的だったと思います。
監督: 日本の観客にとっては、世界の反対側にある国の映画を初めて見て、今までとはまた違うショックを受けたんじゃないかと思います。
ただ、私としては、単に衝撃を与えるためだけに、この映画を作ったわけではありません。そこは強調しておきたいと思います。
――監督としては衝撃よりも何を重視されたのですか。
監督: それは、物語です。自分の心の中にある「世界に対する感情」を映画で表現したくて、この物語を考えついたんです。
そしてその物語がうまく観客に伝わるようにするため、監督として一切の妥協をせず、自分を抑え込まずに作っていったら、結果として、この映画が衝撃的なレベルになったんです。
だから、観客にどれだけショックを与えられるかとか、記録を作りたいとか、そんなことを念頭に置いて作ったわけじゃないんです。
――確かに、この作品も、物語(脚本)がしっかり作りこまれているからこそ、そしてその物語が適切に演出されているからこそ、今までにない衝撃が生まれたんだと思います。
監督: そう思いたいですね。
批判や結果を考えず、自分の直感を信じる
――今の話を踏まえた上で、この作品が生まれた経緯や、監督を引き受けた経緯などを教えて下さい。
監督: この作品は、“ナイーブ”で“誠実”かつ“直感的”なアイデアから生まれました。自分の中にあるテーマについて、ベストだと思う方法で映画を作り、批判や結果を考えず、自分の直感を信じるということです。
妥協もせず、オブラートにも包まず、ごまかさず、自分の見たまま、感じたままの世界を表現すること、そして、それに向き合うことが私の目的でした。
自分の中にある本能や信念、スタイル、ジャンル、考え方が混ざり合い、意味のあるものになることを願っていました。
外に出なければならない内なる声について表現することが全てでした。それは、私たちの周りに存在する悪魔、反文明主義、腐敗、そしてあらゆる種類の暴力に直面することでした。
この映画はすでに自分の一部であるもの、自分の感情や知覚の一部であるもの、自分の周囲の一部であるもの、自分が生きている世界の一部であるものを創るということでしたし、特に自分自身に対して正直であることが重要でした。
セルビアの映画界でこれまでになかった要求をしたことで、
多くの困難を招きました。
※メイキング写真➁(【閲覧注意】画像はぼかしています)
別ページで掲載しています。閲覧は自己責任でお願いします。
画像クリックまたは以下のアドレスで閲覧ください。
https://cowai.jp/rating/11211/
――撮影で苦労した点があれば教えて下さい。
監督: 映画作りはとても大変な作業です。撮影は簡単なことではありません。
荒っぽい題材、たくさんの小道具、エフェクト、撮影現場での困難な作業などがあると、だいぶ複雑になってしまいます。
幸運なことに、ほとんどの女優と俳優はセルビア人スターたちの中から第一候補として選んだ人でしたので、心配なのは技術的な問題だけでした。とはいえ、そんな簡単なことではなかったのですが。
セルビアの映画界でこれまでになかった要求をしたことで、多くの困難を招きました。しかし、スタッフたちがこの映画を実現させたいと願ってくれて、なんとかすべての解決策を見出すことができました。
――主人公ミロシュを演じたスルジャン・トドロヴィッチはかなり鬼気迫った、素晴らしい演技を見せています。
監督: セルビアの俳優界から最高の人材を得ることができ、とても幸運でした。ほとんどのスターがそれぞれの役の第一候補で、ストーリーに対する思い入れや、このアイデアを実現させたいという気持ちが同じでした。その中で最も重要なスターは、スルジャン・トドロヴィッチが演じたミロシュ役でしたが、彼が「イエス」と言ったとき、誰も彼と一緒に演じることを拒否できないような雰囲気でした。まるで嵐のような圧倒的な力でした。
彼と一緒に仕事をし、彼の演じる姿を見ることは、とても楽しく、信じられないような経験でした。彼がいなければ、この映画は決して同じレベルでは作れなかったでしょう。『セルビアン・フィルム』は彼なしでは語れません。
そして全てのスタッフに感謝しています!
『セルビアン・フィルム』のおかげでアメリカに行けたけど、
結局それが自分の足かせにもなってしまった
――『セルビアン・フィルム』は世界46か国で上映禁止となりましたが、一方で、世界中の映画マニアの大きな反響を呼びました。監督の次回作を楽しみにしているファンも多いと思いますが、監督は『セルビアン・フィルム』以降の10年間で、作品は『ABC・オブ・デス』(2012)の中の短編『R is for Removed/切除』のみです。
監督: おっしゃる通り、この10年間で監督したのは、『ABC・オブ・デス』の短編だけです。
実際は監督のオファーもあって、脚本が送られてくることもありました。自分でも脚本を書いてもいましたし、『セルビアン・フィルム』の脚本家が書いてくれた脚本もありました。
実は3年ほど、ロスに住んでいて、映画業界の人ともミーティングもいろいろしたんですけど、結果として、新しい映画を作ることには至りませんでした。
まあ、『セルビアン・フィルム』のおかげでアメリカに行けたんですけど、結局それが自分の足かせにもなってしまったんですね。
「どんな予算で、どんな種類の映画を作るか」という、企画の段階で、どうしても、この映画がちょっとした足かせになってしまって。
映画会社と話しても、最終的に「この企画は僕が監督じゃなくてもいいんじゃないか」「僕が監督してもそんなにうまくいかないんじゃないか」ってなってしまったんです。
それで帰国することにしました。セルビアに戻ってきて、そしてこの2年間は実はもう映画業界とは違うことをしています。
ただ、そうした結果に対して、がっかりしているわけでもないんです。いつも自分の頭の中には映画があって、機会があれば今でも「ぜひやりたい」とは思っています。
――今回上映される「4Kリマスター完全版」についての感想と、観客へのメッセージをお願いします。
監督: 4Kリマスターに関して、元々、2008年にこの映画を撮った時は、素材はすべて4Kで撮っていたんですね。
だから作品としては、最初に撮った時のイメージに一番近いクオリティとなったんです。
リマスター作業自体は、2016年から2017年にかけて行い、私も参加しています。
技術者ではないので、そこまで詳しくは説明できませんが、とにかく細部まで時間をかけて丁寧にマスタリングを行っています。
最初の公開時は難しかった、4Kの素材のスペックを最大限に生かせる新しいソフトウェアが出てきて、それでリフレッシュを行いました。
ネットとかテレビとか、鑑賞の形態はいろいろあると思いますが、やはり劇場のスクリーンで見てもらえることがベストと思います。
過去にご覧になった方も、初めてご覧になる方も、ぜひスクリーンで細部までご覧ください。
私の意図した『セルビアン・フィルム』がここにはあると思います。
――ありがとうございました。
『セルビアン・フィルム 4Kリマスター完全版』大ヒット記念!
ド迫力の映画ポスターを抽選で1名様にプレゼント!!
<応募方法>
応募締め切りは2022年7月31日(日)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」twitter公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ツイート( https://twitter.com/cowai_movie/status/1551231836860194817 )をRTしてください(すでにフォローされている方は、ツイートのRTのみで結構です)。
<抽選結果>
締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式TwitterアカウントよりDMで通知、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害等やむを得ぬ事情で発送が遅れる場合があります)
皆様のご応募お待ちしています!
【応募の注意点】
〇当選後に住所の送付が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は映画配給会社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。このため、傷や汚れ等があっても交換はできませんので、ご了承ください。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。
【閲覧注意】モザイクなし予告編!
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『セルビアン・フィルム 4K リマスター完全版』
監督:スルジャン・スパソイェヴィッチ
脚本:アレクサンダル・ラディヴォイェヴィッチ/撮影:ネマニャ・ヨヴァノフ
出演:スルジャン・トドロヴィッチ/セルゲイ・トリフノヴィッチ/イェレナ・ガヴリロヴィッチ
2010年/セルビア/セルビア語/104分/カラー/シネマスコープ/DCP/R18/
原題:A SERBIAN FILM
配給:OSOREZONE/エクストリーム
©2010 CONTRAFILM
公式サイト:serbian-film.com
2022年7月22日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺他 全国ロードショー!
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