【プレゼント】『殺し屋 1 4K』5/15(金)公開記念、脚本・佐藤佐吉インタビュー。サイン入りポスターを抽選で一名様にプレゼント。伝説のバイオレンス・アクションが4Kリマスターで甦る。

pick-up インタビュー・コメント オススメ 予告編&特典映像


三池崇史監督、撮影の山本英夫監修で4Kリマスター
新宿・歌舞伎町でド M のヤクザ垣原と、
元いじめられっ子の殺し屋イチの壮絶な殺し合いが幕を開ける


「ホムンクルス」の山本英夫の大ヒット漫画を、三池崇史が2001年に映画化した究極のバイオレンス『殺し屋1』。公開から記念すべき25年目の今年、三池監督と撮影の山本英夫監修により、4Kリマスターで甦った『殺し屋1 4K』が5月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開される。
「cowai」では映画の公開を記念して、本作の脚本を手掛けた佐藤佐吉への単独インタビューを敢行。さらにサイン入り映画B2ポスターを抽選で1名様にプレゼントする(応募方法は記事の後半に掲載)。

メインビジュアル①






【PR】ホラーの最高峰・シッチェス国際映画祭が絶賛!
「“不思議の国のアリス”の地獄版だ!」
新作ホラーアニメ映画『ナイトメア・バグズ -心霊蟲-』

応援クラウドファンディング実施中
https://motion-gallery.net/projects/nightmarebugs









「ここまでする必要があるのか?って謎が、逆に今、4K版になって襲いかかってくる」
『殺し屋 1 4K』脚本・佐藤佐吉 単独インタビュー



ーー『殺し屋1』が4Kリマスターされ、25年ぶりに劇場公開されることについて、率直なご感想や思いなどがありましたらお願いします。

佐藤佐吉: 最初に公開されてから、その後ずっと公開されたことがなかったんで。DVDは発売されてますけど、自分としてはやっぱり劇場で上映してほしいという思いがずっとありました。だから率直にめちゃくちゃ嬉しいです。
ただ試写を見た時は、脚本を書いてるから知っているのに、そのあまりの残虐描写の酷さにちょっと引いちゃいましたね(笑)。

ーー脚本家も引いてしまうほどの強烈な拷問やバイオレンス描写はR18指定で、当時かなり話題になりました。現在の映画界では自主規制やコンプライアンスも含めて二度と制作できないのではと言われていますが、改めて令和の時代に劇場公開される意義について思う部分がありましたら。

佐藤: 当時は暴力描写でR18になることってほとんどなかったと思うんですよね。僕らもなんとかR15以内に抑えたいなとは思っていたので、映倫からいろいろ指導を受けて脚本を直していったりしたんです。でも、結局できた映画を(映倫に)見せたら「これはもう細かいところがどうのこうのではなく、映画全体が反社会的。なのでR18です」ってお墨付きをいただいてしまった。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



佐藤: 当時の三池(崇史)さんもやんちゃに暴れてた時代だったんで、やばい映画いっぱい撮っていたと思うんです。でもR18が付いちゃうのはめったにない。確かに、25年前、こんな無茶をしようとしていた人たちがいたんだっていう刺激にはなる。でも、あそこまで残虐な描写を見せることに、どれだけの意義があるんだろうって考えることはありますね。『殺し屋1』の後にも、いわゆる残虐映画とか、その手の描写の映画はありましたけど、それらの描写って、なんとなく一線を引いて見られるんですよね。ホラー描写も「どうせ嘘だよな」って冷静に見ていられる。でも、『殺し屋1』だけはね、自分が関わったからっていう部分を差し引いても、いちいち痛い。特殊メイクや撮り方も本気でリアリティを追い求めて突き抜けちゃっている。なんで我々はあんなにリアリティを求めたんだろう?ここまでする必要があるのか?って謎が、逆に今、4K版で襲いかかってくる感じがしますね。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001






これは《吉本新喜劇の殺し屋版》

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



ーー具体的に佐藤さんは脚本にはどのような形で参加されましたか?個人的には、原作の山本英夫さんや三池監督のテイストに加えて、佐藤さんのテイストも感じられました。

佐藤: 原作が本当に面白いから、その魅力を余すところなく伝えるには暴力描写もそのままやった方がいいと思いました。ただ、イチの暴力描写の中にはもう完全にギャグっていうか、別に狙ったわけじゃなくて、人間がそういう(過激な)行動を起こすことがなんか笑いにしかなんない部分があって。それを(実写の)脚本でどう活かすのか。僕は大阪出身なので、吉本新喜劇に育てられたところがあるんですけど、吉本新喜劇の登場人物たちがもうみんなヘラヘラ笑いながら、狂った暴力は振らないけど、ほとんど暴力に近いギャグをやっていく。あの感じにすごく似てるなと思ったんですよね。だから、これは基本的に「吉本新喜劇の殺し屋版」だと。吉本新喜劇に登場する人物たちがみんな殺し屋だったらどうなるだろうっていうぐらいな気持ちで脚本を書きましたね。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



ーー「吉本新喜劇の殺し屋版」とは適切すぎる表現ですね。
話はそれますが、三池監督とのコンビでは『殺し屋1』と並ぶ傑作『極道恐怖大劇場 牛頭(ごず) 』(以下『牛頭』)もあります。

佐藤 『殺し屋1』は、三池さんとは一回ぐらいしか打ち合わせができなくて、実際にはプロデューサーの宮崎さんと二人で脚本を作っていって、三池さんがそれを微笑ましく見守ってくれた。できた脚本も割と忠実にやってくれた思い出があったんですよね。

一方、『牛頭』の時は、たまたま『殺し屋1』の後に三池さんと僕がタイの映画にヤクザ役でキャスティングされたことがきっかけなんです。

ーータイ映画での縁なんですか。

佐藤: そう。あと、田中要次さんもキャスティングされていたけど、3人でタイに行った時、役者って結構、空き時間があるんですよね。そこで初めて三池さんと割とサシでいろいろお話している中で、お互い「次にどういう映画をやりたい?」って話になって。僕はなんとなく「次はホラーをやりたいですかね」みたいなことを言った。それを三池さんが覚えてたらしくて日本に帰ってきてから、三池さんから「相談がある」ってある企画を頼まれた。それが紆余曲折あって、東映から出るヤクザものに行き着いた。で、三池さんから「やくざというジャンルは変えられないけど、佐吉さんホラーやりたいって言ってたよね、ヤクザ・ホラーってどうかな?」って。僕も「面白そうですね。でもヤクザ・ホラーってどんなんですか?」って聞いたら、「いや、それ自体考えてほしい」(笑)。だから、その場で何か言わないと三池さんも乗らないだろうし。「じゃあ、ヤクザがホラーな目に遭うなら、どんな目に遭う?」みたいにその場で考えて、「例えばヤクザの女がいて、事をいたした後に女が寝てたら、女のベッドから声が聞こえてくる。どこから聞こえてくるのかなって耳を澄ませたら、女の股ぐらから……そんな感じですか?」って言ったら、三池さん「うん、それでいこう」って。それで、2週間ぐらいしかなかったんだけど、とにかく“ヤクザがホラーな目に遭う”描写を次々書いていって、なんとか初稿にまとめて、三池さんに読んでもらったら「もうこれが決定稿でいいです」って。「え?まだ誤字脱字も確認してないのに、いいんですか?」って聞いたら、「この出来立てのほやほやの感じがいいんだ」って言ってくれて。本当にそれが決定稿になって、『牛頭』が撮られたんです。

ーー凄い話ですね。三池さんを一発で納得させる佐藤さんの脚本力に感服しました。







原作とは異なる、衝撃のラストの真相

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



ーー『殺し屋1』に話を戻します。脚本で言えば、映画オリジナルの謎めいたラストも物議を醸しました。あのラストはどのように生まれたのですか?誰のアイデアでしょうか。その狙いや舞台裏をぜひ教えてください。
※ネタバレを含みます。気になる方はこの項目を飛ばして、鑑賞後にお読みください。

佐藤: 最後、垣原が死んで……。これ、(原作の)山本さんにも「最後どうなるんですか」って聞いていたんです。で、最後の最後は、ヤクザ・マンションがもうなくなっちゃうみたいなことをおっしゃられて。そのイメージで、何もかも健全になっちゃうんだな、健全になって何も面白いことがなくなってしまうようなことが見せられたらいいかなって。それなら、ジジイはどうなるのか。原作は、ジジイがまた同じようなことを虚しく繰り返しているっていうことでしたけど、映画に関しては、もうやることがなくなったし、死ぬかなって。じゃあ、ジジイが死ぬなら、殺されるのか自殺なのかって、そのニュアンスが……あの首を吊っているジジイなんです。けど、殺されたか、自殺したかっていうのは、映画を見た人が自分で決められたらいいかなって感じです。

ーーよくわかりました。ありがとうございます。


次回に続く。


©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



次回
特集インタビュー②『佐藤佐吉が選ぶホラー映画ベスト3』&幻の傑作ホラー『スワンズ・ソング』から考える《ホラー脚本の極意》。





佐藤佐吉 Profile
1964年、大阪生まれ。映画監督、脚本家、俳優。大学卒業後、キネマ旬報社及び西友映画事業部に所属し、東京国際映画祭ニッポンシネマナウ部門、サンダンス映画祭in東京を企画。1999年『金髪の草原』にて脚本家デビュー。以後『オー!マイキー』(00)、『殺し屋1』(01)などの脚本を手がけ、2005年『東京ゾンビ』で劇場長編映画監督デビュー。NHKで放送した満島ひかり主演「シリーズ江戸川乱歩短編集」、池松壮亮主演「シリーズ横溝正史短編集」の脚本・演出を手掛ける。俳優としてクエンティン・タランティーノ監督『キル・ビル VOL. 1』(03)、黒沢清監督『スパイの妻』(20)などに出演。本作でもイチを痛めつける風俗店店員として出演している。



取材・文 福谷修
1967年名古屋市生まれ。映画監督、ライター。KADOKAWA誌「DVD&ビデオでーた」のメインライターを務めた後、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDS「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などを監督・脚本。近作はプロデュースしたアニメ映画『アラーニェの虫籠』『アムリタの饗宴』。新作は総監督を務めたホラーアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』(花澤香菜CV/シッチェス・カタロニア国際映画祭他選出)。現在、劇場公開を目指した応援クラウドファンディング実施中。

https://motion-gallery.net/projects/nightmarebugs








【プレゼント】
『殺し屋 1 4K』公開記念
脚本・佐藤佐吉サイン入りポスターを抽選で一名様にプレゼント




<応募方法>
応募締め切りは2026年6月3日(水) 
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」X公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ポスト( https://x.com/cowai_movie/status/2054480009931452493 )をリポスト(RT)してください。



<抽選結果>

締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式XアカウントよりDMで通知後、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情でご連絡や商品の発送が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください)



皆様のご応募お待ちしています!



【応募の注意点】

〇当選後にご連絡が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は出版社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。





三池崇史(監督)×山本英夫(原作)による、
伝説の壮絶バイオレンス・アクションが
4K リマスターで鮮やかにスクリーンに甦る!

メインビジュアル②



新宿・歌舞伎町でドMのヤクザ垣原と、元いじめられっ子の殺し屋イチの壮絶な殺し合いが幕を開けようとしていた。さまざまな思惑が絡み合い、常軌を逸した男たちが繰り広げる戦いが街を血で染め上げていく…。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



「ホムンクルス」の山本英夫の映像不可能と言われた大ヒット漫画を三池崇史監督が映画化した『殺し屋1』。目を背けたくなるほどの徹底したヴァイオレンス描写に加え、その独創的な衣装、2000年代頭の歌舞伎町をおさめたエネルギッシュな映像、その魅力を加速させる音楽、個性派揃いのキャスト、すべての要素が奇跡的なまでの出会いを果たし、海外でも多くのファンを持つ伝説的な作品となっている。そんな本作が三池崇史監督、撮影の山本英夫監修により、4Kリマスターされ、『殺し屋1 4K』として5月15日より全国公開決定。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



主人公のヤクザ、垣原を演じるのは浅野忠信。痛みと絶望に惚れ込む男という複雑な役柄を圧倒的な存在感で好演。泣き虫の殺人マシーン、イチを演じるのは大森南朋。大森のキャリアの中でもとくに強烈な役柄だ。ほか、塚本晋也、SABU、國村隼、松尾スズキ、寺島進、KEE(渋川清彦)、菅田俊、手塚とおる、有薗芳記などの唯一無二の個性が集結している。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



この度、メインビジュアル2種が解禁。北村道子による奇抜で艶やかな衣装を身に包んだ浅野忠信=垣原が通称“ヤクザマンション”の屋上にいる重要シーンと、垣原が裂けた口元からタバコの煙を吐き出す、危険でユーモラスな映画の魅力をおさめたデザイン2種が完成。屋上で垣原とイチが対峙するシーンや、ヤクザマンションをおさめた場面写真も解禁。また、公開に合わせてweberがコラボレーショングッズを展開することが決定した。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001



絶望、暴力、欲望、人間がはらわたに抱えるものが文字どおりに曝け出される強烈な映像のなか、そこに確かな本物の輝きをたたえた『殺し屋1 4K』。その一生で一度の衝撃的な出会いを、ぜひスクリーンで堪能してほしい。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001









STORY

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001


安生組組長が、組の資金、3 億円とともに突然姿を消した。組長から与えられる暴力を愛していた 究極のマゾ、垣原(浅野忠信)は、組長が何者かに拉致されたが、まだ生きていると信じて歌舞伎 町中を執拗に探し始める。やがて、イチ(大森南朋)という殺し屋の存在を知り、その殺しぶりに恋心にも似た興奮を覚える。「早くイチに会いたい」「殺られる前の絶望感を味わいたい」と何度もすれ違いながらイチとの遭遇に胸躍らせる。そして、二人の出会いの時は刻一刻と迫っていた…。

©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001
©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001
©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001
©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001
©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001
©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001








コラボレーショングッズ発売決定!



某ストリートブランドとのコラボレーション以外で映画『殺し屋1』の商品化はこれまで殆どリリースされておらず、4Kでの劇場公開となる25周年の節目に待望の商品化も決定。
映画『殺し屋1』のキーアートや劇中の象徴的なシーンを採用し、映画の退廃的でバイオレンスなムードを表現。
レイアウトやプリントの色味、風合いなどを徹底的に追求し、90-00年代の空気感や雰囲気を忠実に再現した仕上がりになっている。
その他コラボレーショングッズも展開予定となっている。
詳しくは、weber cinema club Instagramへ。










【作品情報】
浅野忠信 大森南朋 塚本晋也 Alien Sun 寺島進 菅田俊 手塚とおる 有薗芳記 KEE 新妻聡 松尾スズキ 國村隼 SABU
監督:三池崇史 原作:山本英夫(小学館「週刊ヤングサンデー」) エグゼクティブプロデューサー:横濱豊行・三宅澄二・Albert
Yeung プロデューサー:宮崎大・船津昌子 脚本:佐藤佐吉 音楽:KARERA MUSICATION 撮影:山本英夫 照明:小野晃 録音:小原善哉
美術:佐々木尚 衣裳:北村道子
(2001 年/日本・香港・韓国/128 分/ヴィスタ/カラー/DCP/5.1ch/R-18)
配給:鈴正、weber CINEMA CLUB 提供:オメガ・プロジェクト
©山本英夫/小学館「殺し屋 1」製作委員会 2001
公式 HP:koroshiya1.jp X:@weber_cinema インスタグラム:@weber_cinema_club


【WEB映画マガジン「cowai」】https://cowai.jp/
ホラー、SF、スリラーなどのジャンル映画の最新情報を紹介すると共に、著名人インタビュー、プレゼント、特集連載記事などを掲載。




5 月 15 日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー!





【関連記事】




Tagged