“Jホラーの父”鶴田法男監督が中国で撮った新作ホラー映画『ワンリューシュンリン(网络凶铃)』の中国本国公開が10/30に決定!予告編も公開!日本公開が未定とは信じられない出来!

映画




『ほんとにあった怖い話』シリーズなどで知られる、“Jホラーの父”鶴田法男監督による純中国製ホラー映画『ワンリューシュンリン(网络凶铃)』の本国公開が10月30日(金)に決定した。日本公開は未定。





中国の公開に伴い、本国用のオリジナル予告編(日本語字幕付き)が、YouTubeの鶴田監督のチャンネルより公開された。




「本物のJホラー演出で中国映画を作って欲しい」
Jホラーの先駆者に中国映画界からオファー



日本でも、かねてから「あの鶴田監督が中国で本格ホラーを撮っている」という噂はあったものの、コロナ禍の影響でなかなか公開情報に進展がなく、ホラーファンをやきもきさせていた。

現在、飛躍的発展を遂げている中国映画界では、『リング』シリーズをはじめとしたJホラーも大人気で、影響を受けた中国国産ホラーがネット映画を中心に多数作られてる。

そんな中、OV『ほんとにあった怖い話』シリーズ(‘91~’92年発売)によって、黒沢清監督、中田秀夫監督、清水崇監督らから「Jホラーの先駆者」と語られる鶴田監督に北京の映画会社・大盛映画社から「本物のJホラー演出で中国映画を作って欲しい」と2016年に依頼が来た。

そして、1年強の脚本開発を経て、2017年末から翌18年頭まで上海で全撮影をし、同年完成。

19年に中国当局の審査も正式に通過し、2019年12月に公開予定となっていたが、配給会社による直前の延期や、新型コロナウィルスによる劇場の運営中断などにより、長く本国公開待機中となっていた。

実は、コロナ禍の影響で中国すら公開の見通しが立たなかったころ、鶴田監督も自ら日本公開の道筋を付けようと、内覧試写会を準備するなど、北京の大盛映画社と日本の会社の間を取り持つべく、奔走していたという。

それだけ作品に対する愛着と自信がみなぎっているのだろう。

そして晴れて中国本国公開が10月30日に決定したことで、作品の全貌が明らかになり、待望の日本公開にも弾みがつくはずだ。

予告編もかなりの気合の入った、鶴田監督ならではのホラー映像が満載で、期待はいやがうえにも高まる。



原作は、中国のベストセラー作家、马伯庸(マ・ボヨン)の人気小説で、“呪われたネット小説”の恐怖を描く。『网络凶铃』は、「ネットワークのリング」の意である。

主演は中国DIOR等のモデルを務め女優としても活躍する孙伊涵(スン・イハン)と、ホウ・シャオシェン製作総指揮『范保德』で2018年の台北ゴールデンホース映画祭新人賞を受賞し、ジャッキー・チェン製作総指揮のドラマ『成化十四年』にも主演する台湾の人気スター、傅孟柏(フー・ムンポー)。

なお、以下のスタッフ以外は全て中国スタッフとキャストで作られた。

撮影■神田創 照明■丸山和志 編集■須永弘志 音響効果■大河原将 音楽■小畑貴裕



【ストーリー】
女子大生シャオノー(スン・イハン)の従姉が謎の死を遂げた。警察は自殺と判断したが、そこには呪われたネット小説<残星楼=ザンセイロウ>が絡んでいた。自らも小説を読み呪われてしまったシャオノーは、記者志望の男子学生マーミン(フー・ムンポー)と共にその恐怖に挑んでいくが……。


※YouTubeの鶴田監督のチャンネルより一部引用。
https://www.youtube.com/watch?v=jYB0R9AmdHw&feature=emb_logo


中国の宣伝用ムービングビジュアル






日本公開はまさかの未定!
配給会社さん、よろしくお願いします!


ぜひとも早期の日本公開を実現させるべく、日本の映画関係者も動いてほしいところだ。
当サイトでも、最新情報を随時お知らせする予定だ。

奇しくも中国本国の公開日の翌日、10月31日(土)には鶴田監督の恒例のドラマスペシャル「ほんとにあった怖い話2020」https://www.fujitv.co.jp/honkowa/(フジテレビ系/10月31日午後9時~)が控えている。

さらには最近は作家としても活躍する鶴田監督の最新ホラー小説『怪狩り 巻ノ四 希望の星』も10月14日(水)に発売されたばかりだ。




まさか狙ったわけではないが、やはり引き寄せられる“何か”があるのだろう。

もはや10月は鶴田ホラー月間というべき様相だ。

清水崇監督の『犬鳴村』、中田秀夫監督の『事故物件 恐い間取り』の大ヒットでにわかに活気づいてきたJホラー。
いよいよ“先駆者”鶴田監督の周辺がざわついてきた。




【作品概要】

原題『ワンリューシュンリン(网络凶铃)』

中国本国公開 2020年10月30日
日本公開未定



監督 鶴田法男
原作 马伯庸(マ・ボヨン)『网络凶铃』
出演 スン・イハン、フー・ムンポー
なお、以下のスタッフ以外は全て中国スタッフとキャストで作られた。
撮影 神田創 照明 丸山和志 編集 須永弘志 音響効果 大河原将 音楽 小畑貴裕


※YouTubeの鶴田監督のチャンネルより一部引用。
https://www.youtube.com/watch?v=jYB0R9AmdHw&feature=emb_logo




Tagged