“見事なまでに狂ってる”ものの、観客レビューも高評価続出で注目度がさらに上昇!公開中の怪作『バクラウ 地図から消された村』が12月11日(金)より全国拡大公開!11日には高橋ヨシキ、中原昌也のトークイベントも!

映画



元々、試写を見た批評家の間では高評価が目立った『バクラウ 地図から消された村』(公開中)。
ただ、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作とはいえ、内容的にはポスターのコピーの通り“見事なまでに狂ってる”と評され、映倫指定もR15+のマニアックなジャンル映画だけに、一般の観客の間では賛否が分かれると思われた。

しかし11月28日(土)にシアター・イメージフォーラム(東京)にて先行単館公開されるや、Filmarksの初日満足度ランキングで第2位、YAHOO!の映画レビューも4.36(初日から12月6日まで)と高評価が続出。
改めて、この異様な怪作への注目が高まる中、いよいよ11日(金)より大阪、18日(金)より横浜、名古屋、神戸、千葉など、全国での拡大公開が始まる。


<公開劇場情報>

http://klockworx-v.com/bacurau/theater/


<イベント決定!>

12/11(金)、シアター・イメージフォーラムでは、18:30の回上映後に高橋ヨシキ(アートディレクター、映画ライター)、中原昌也(ミュージシャン、作家)によるトークショーを開催予定(登壇者は予定)。詳しくは劇場のサイトをご参照ください。
http://www.imageforum.co.jp/theatre/news/3998/







カンヌ国際映画祭2019審査員賞受賞!
シッチェス・カタロニア国際映画祭監督賞ほか3部門受賞!

世界各国の映画祭・映画賞で 57 部門ノミネートうち 25 部門受賞*の圧倒的評価を獲得した怪作(*2020 年 10/6 現在「IMDb」調べ)

© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA


ブラジル片田舎の村 “バクラウ”で起こる不可解な出来事と暴力の災禍――貧困、格差、そして政治によって主導される同胞たちの分断。
前作『アクエリアス(2016)』で世界最高峰のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、その年の映画界を席巻したブラジルの俊英クレベール・メンドンサ・フィリオ監督が本作で描くのは、現代社会に警鐘を鳴らす暴力に彩られた寓話的世界。

© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA



再び挑んだカンヌ国際映画祭では、パルムドールこそポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』に譲ったものの、審査員賞を受賞しブラジルに初めての栄冠をもたらした。

© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA



更にジャンル映画の祭典シッチェス・カタロニア国際映画祭でも監督賞含めた3冠を達成したほか世界各国の映画祭・映画賞を席巻し、フランスの有名映画誌「カイエ・デュ・シネマ」2019 年ベスト 10 で外国映画としては『パラサイト』に次ぐ第4位に選ばれるなど文字通り同年を代表する一本となった。

© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA


また、監督の前作『アクエリアス』から引き続きタッグを組むのは、映画史に燦然と輝くアカデミー賞受賞作『蜘蛛女のキス』でその名を国際的に知らしめた名優ソニア・ブラガ、同じく前作から引き続き出演のブラジルを代表する若手女優バルバラ・コーレン、そしてアンディ・ウォーホールに見出されて以降『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』などラース・フォン・トリアー作品の常連としても知られる怪優ウド・キアほか、国際色豊かな出演陣がエクストリームな物語に確かな説得力を持って彩りを添える。

© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA



さらに『ゼイリブ』『ニューヨーク1997』で知られる映画監督ジョン・カーペンターの楽曲を使用するなど、SF、西部劇、ホラー、バイオレンス、スリラーなど、様々なジャンル映画とその巨匠たちへオマージュが捧げられている点も見逃せない。

© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA



安定したクオリティのハリウッド大作や日本のアニメ映画を劇場で楽しむのもいいが、時には、未知の才能による破天荒で野心的で破壊的かつ狂った魅力に満ち満ちた本作のような作品を劇場スクリーンで味わうことで、今一度エンタテインメントの可能性に触れてみるのも悪くないのではないだろうか。





【あらすじ】

村の長老である老婆カルメリータの死をきっかけに故郷の村バクラウに戻ったテレサ。しかしその日から村では不可解なことが次々に起こり始める。突然、村はインターネットの地図上から姿を消し、上空には正体不明の飛行物体が現れる。村の生命線である給水車のタンクに何者かが銃を撃ち込み、村外れでは村人が血まみれの死体で発見される。めったに現れないはずの他所者の来訪、それは血で血を洗う暴力と惨劇の幕開けだった。


© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA





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【作品概要】

『バクラウ 地図から消された村』

監督・脚本:クレベール・メンドンサ・フィリオ『アクエリアス』、ジュリアーノ・ドルネレス
出演:ソニア・ブラガ『蜘蛛女のキス』『アクエリアス』、ウド・キア『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ニンフォマニアック』
バルバラ・コーレン『アクエリアス』、トマス・アキーノ「マウス・トゥ・マウス -危険なゲーム-」
2019/ブラジル・フランス/5.1ch/131 分/字幕翻訳:上田香子/原題:BACURAU/R15+/配給:クロックワークス
http://klockworx-v.com/bacurau/
© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA



11月 28 日(土)シアター・イメージフォーラムにて公開、以後、全国順次公開



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