異色のブロマンスから予想を裏切る狂気のクライマックスへ。
ついに日本にも“ダニエル”の影が忍び寄る─!
『ロード・オブ・リング』などのイライジャ・ウッドが製作し、長編監督デビュー作『デッド・ガール』(15)が、名だたる映画祭で上映され「次世代のコンテンポラリー古典ホラー」と絶賛されるアダム・エジプト・モーティマーの長編監督第三作となる『ダニエル』が2021年2月5日(金)公開される。
内気で繊細な青年と、圧倒的カリスマ性を持つ“空想上の親友”、両極にある二人の恐ろしくも美しい関係をスリリングに描き出す。
確かな表現力と美しさを備えたキャスト陣の熱演に加え、先が読めないストーリー展開が評判となった本作は、辛口映画批評サイトRotten Tomatoesで91%の高評価を記録した(2019年7月9日時点)。
ダニエル、彼は孤独な少年ルークにしか見えない“空想上の親友”だった。
ある事件をきっかけにその存在を封印していたルークだったが、時が経ち孤独と不安に押し潰されそうになったことで、長年の封印からダニエルを呼び起こす。
唯一無二の“親友”との再会から、友情を取り戻すのに時間はかからなかった。
カリスマ性溢れる美青年の姿で現れたダニエルの助言によって、ルークの生活は一変。
何もかもが順調に進み、やがてダニエルが必要なくなっていく。
しかしダニエルはそれを許さず、次第にルークの精神を支配しようと動き出す─。
薄れ行く意識の中で見えたのは、“親友”の不敵な笑み。ダニエル、君は何かがおかしい。
孤独で冴えないルークに寄り添う、妖しくも美しい“空想上の親友”<イマジナリーフレンド>ダニエル。
世界が注目する美しき二世俳優同士が共演!
二人の男を演じたのは、ハリウッドを代表する若き二世俳優たち。
ルーク役に抜擢されたのは、『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスと『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドンを両親に持つハリウッド屈指のサラブレッド俳優、マイルズ・ロビンス。
ダニエルに翻弄され自己喪失していく難しい役どころを熱演し、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で男優賞を受賞。
初主演映画にして高い評価を集め、若手演技派として注目されている。
妖しくも美しいダニエル役には、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子であるパトリック・シュワルツェネッガー。
端正な顔立ちながら、“シュワちゃん”の面影も感じさせる親しみやすさで人気急上昇中の注目株だ。
本作では、爽やかで愛嬌溢れるこれまでのイメージから一変、妖艶さ漂う謎多き“空想上の親友”役に挑戦。美しさの中に狂気を感じさせるキャラクターで新境地を見せている。
ブロマンスから狂気のクライマックスへ、謎に包まれながらも魅惑的なルークとダニエルの間柄を見事に体現したマイルズとパトリック。二人の熱演と化学反応によって、観客は耽美と狂気の世界へと誘われていく。
製作を手掛けたのは、世界的大ヒットシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』の主演でも知られるイライジャ・ウッド。2010年に制作会社を設立して以来、個性的な作品を精力的に製作し、今や映画ファンからもプロデューサーとして一目置かれる存在となっている。
監督、脚本を担当したのは、次世代のスリラー/ホラーの担い手として期待を集めるアダム・エジプト・モーティマー。自身も子供の頃に“空想上の親友”を持った経験があり、本作の作り手にふさわしい逸材だ。
『ダニエル』2021年2月5日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
Story
両親の離婚により孤独な幼少期を過ごしていたルーク。唯一の心の支えは、自分以外には見えない“空想上の親友”ダニエルだった。しかし、ある事件によって母親からダニエルと遊ぶことを禁じられたルークは、自ら彼を封印することに。時は経ちルークは大学生になるが、際立った才能もなく人付き合いも苦手なことから、鬱屈とした日々を送っていた。加えて精神病を患っていた母親の症状が悪化し、自分も同じようになるのではと不安が高まっていく。ある日カウンセラーに悩みを打ち明けたルークは、かつての“空想上の親友”の存在が助けになる可能性を助言され、長年封印していたダニエルを呼び起こす。再会から瞬く間に友情を取り戻す二人。内気で冴えないルークとは異なり、美しく自信に満ち溢れた青年の姿で現れたダニエルは、「僕は君の一部だ」と優しく寄り添い、力強く刺激的な言葉でルークの背中を押し続ける。彼の言う通りにすれば何もかもうまくいき、やがてルークの生活は一変。大学の授業も魅力的な女性とのデートも順調に進み、自信をつけたルークは別人のように成長するが、同時にダニエルを必要としなくなっていく。しかしダニエルはそばを離れようとせず、次第にルークの心身を支配しようと“侵食”を開始する。眠るルークの口元をゆっくりとこじ開けるダニエル、日に日に自分が自分でなくなっていく感覚に怯えるルーク。どんなに叫んでも傍らで不敵に笑うだけの“親友”が、ルークを極限状態まで追い込んでいく─。果たしてダニエルとは、一体何者なのか?
CAST
ルーク/マイルズ・ロビンス
精神病の母親に優しく寄り添う内気で繊細な青年。孤独に苛まれ、長年封印していた“空想上の親友”ダニエルを呼び起こすも、再び彼に翻弄されていく。
[Profile]
1992年生まれ。ティム・ロビンス、スーザン・サランドンを両親に持つ。ティム初監督、スーザン主演の『デッドマン・ウォーキング』(95)で映画デビューを果たす。初主演映画となる本作では、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で男優賞を受賞。そのほかの出演作は、『ブロッカーズ』(18)、『ハロウィン』(18) 、『クリスマスに降る雪は』(19)、声の出演をしたアニメ作品『フィアレス ~スーパー・ベイビーズに立ち向かえ!~』(20)など。テレビドラマシリーズ「X-ファイル」(93~18)では、長く行方不明だったモルダーとスカリーの息子ウィリアムを演じている。
ダニエル/パトリック・シュワルツェネッガー
ルークにしか見えない、妖しくも美しい“空想上の親友”。ある事件をきっかけにルークに封印されるも、時を経て再び出現。常に隣でルークを後押ししていたが、いつしか彼を支配しようと動き始める。
[Profile]
1993年生まれ。俳優でカリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガーとピーボディ賞を受賞したジャーナリストのマリア・シュライヴァーの長男。初主演作品は『ミッドナイト・サン~タイヨウのうた~』(18)。そのほかの出演作は、『ハッピーエンドが書けるまで』(12)、『ゾンビーワールドへようこそ』(15)、『マックス&エリー 15歳、ニューヨークへ行く!』(16)など。俳優業にとどまらず、ハイブランドの広告塔に起用されるモデルとしても活動。自身の洋服ブランドやピザチェーンを経営するなどビジネスマンとしての手腕も発揮している。
キャシー/サッシャ・レイン
感受性豊かな若きアーティスト。ルークと出会いやがて惹かれ合うようになる。
[Profile]
1995年生まれ。第69回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『アメリカン・ハニー』(16)で映画デビュー。そのほかの出演作は、『ミスエデュケーション』(18)、『ヘルボーイ』(19)、『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(18)など。
ソフィ/ハンナ・マークス
ルークがクラブで知り合う、心理学専攻の女子大生。「賢くてロマンティックな女性」としてダニエルに気に入られる。
[Profile]
1993年生まれ。女優、脚本家、監督まで、若手ながら幅広いキャリアを積み、2017年には、
ローリング・ストーン誌の「世界を変える25歳以下の人物25人」の1人に選出された。主な出演作は、『ランナウェイズ』(10)、『アメイジング・スパイダーマン』(12)など。
STAFF
監督・脚本/アダム・エジプト・モーティマー
長編監督デビュー作『デッド・ガール』(15)が、名だたる映画祭で上映され「次世代のコンテンポラリー古典ホラー」と絶賛される。『ホリデーズ』(16/NETFLIX)に続き、本作が長編監督3作目となる。
脚本/ブライアン・デリュー
原作「In This Way I was Saved」(09/Simon & Schuster出版)の著者。アダム・エジプト・モーティマーの長編監督デビュー作『デッド・ガール』(15)で共同脚本として携わり、本作で再タッグを組む。
製作/イライジャ・ウッド
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ホビット』シリーズで俳優として世界的人気を誇る。2010年に映画制作会社Spectre Visionを設立し、現在はプロデューサーとして活躍。製作を手掛けた作品は、自身が主演も務めた『ブラック・ハッカー』(14)、『ゾンビスクール!』(14)、『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(17)、『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』(19)など。
クリーチャーデザイン/Illusion Industries
映画やテレビなどで、さまざまな特殊メイクやアニマトロニクスなどを手掛ける。代表作にギレルモ・デルトロ監督『ヘルボーイ』(04)など。本作では、劇中に登場する印象的なクリーチャーのデザインを担当。
音楽/Clark
エレクトロ・ミュージック・シーンを牽引するイギリスのミュージシャン。2017年には「FUJI ROCK FESTIVAL」にも出演。本作で手掛けたサウンドトラックでは、自身も「最高傑作のひとつ」と語るほど、独特の美しさを持った中毒性溢れる音楽を披露している。
製作:イライジャ・ウッド
監督・脚本:アダム・エジプト・モーティマー
キャスト:マイルズ・ロビンス、パトリック・シュワルツェネッガー
配給:フラッグ
公式サイト:danielmovie.jp
公式Twitter:@danielmoviejp
©2019 DANIEL FILM INC. ALL RIGHTS RESERVED. 【R15+】
2021年2月5日(金)より
新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント、グランドシネマサンシャイン(池袋)ほか全国公開!
【イマジナリーフレンド/参考作品】
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