『千と千尋の神隠し』に影響を与えた小説「霧のむこうのふしぎな町」など、長年にわたり愛され続けるベストセラーを世に送り出した作家・柏葉幸子による野間児童文芸賞受賞小説「岬のマヨイガ」(講談社刊)を長編アニメーション映画化したノスタルジック・ファンタジー『岬のマヨイガ』が2021年8月27日(金)より公開される。
主演は芦田愛菜。発表されたスタッフと共にコメントを紹介。特報も公開する。
「岬のマヨイガ 」(文学の扉) Kindle版
著:柏葉幸子
絵:さいとうゆきこ
発行:講談社
主人公・ユイの声を演じるのは、子役でブレイクし、今や国民的女優に成長した芦田愛菜。
出演にあたり、芦田は「”マヨイガ”は、本当は私たちの周りにも存在するかもしれないのに、皆さんが気付いていないだけかもしれません。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました。」と語り、作品への期待に胸を躍らせている。
主人公・ユイ役 芦田愛菜 コメント
岩手県に伝わる、迷い込んだ人をもてなしてくれる伝説の家、”マヨイガ”。本当は私たちの周りにも存在するかもしれないのに、皆さんが気付いていないだけかもしれません。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました。
そして、ユイを演じることを通して、自分を受け止めてくれる人がいるということは、こんなにも心地が良くて優しい気持ちになれるんだなということを感じました。
映画『岬のマヨイガ』が、皆さまにささやかな幸せを運んでくれるといいなと思っています。
【芦田愛菜 プロフィール】
2004年6月23日生まれ。兵庫県出身。
5歳で出演したテレビドラマ『Mother』(日本テレビ/2010年)で脚光を浴び、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~」(2011年)に出演、『マルモのおきて』(フジテレビ/2011年)では連続ドラマ初主演。
主題歌を歌い、第53回日本レコード大賞特別賞を受賞。映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』(2010年)で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、映画『うさぎドロップ』(2011年)と映画『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011年)で第54回 ブルーリボン賞 新人賞を史上最年少で受賞、ほか第28回浅草芸能大賞新人賞など多数の賞を受賞。映画『パシフィック・リム』(2013年)ではハリウッドデビューも果たす。また、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK/2018年)では史上最年少で語りをつとめる。
バラエティー番組『サンドイッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日)ではMCとしてレギュラー出演しており、2020年は映画『星の子』で主演、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で明智光秀の娘・たま役で出演するなど数々の映画、ドラマ、CMなどで活躍中。
特報映像
本日解禁となる特報は、居場所を失った 17歳のユイと 8 歳のひよりが、突然目の前に現れたおばあちゃん・キワさんに連れられ、人をもてなすふしぎな家“マヨイガ”を訪れるシーンから始まる。
マヨイガでの 3 人のあたたかく優しい日常とともに、物語の舞台である岩手の緑豊かで美しい自然、マヨイガに集う河童や狛犬などの“ふしぎっと”と呼ばれる優しい妖怪たちが描かれ、心が優しく包まれるようなノスタルジック・ファンタジーな世界観に引き込まれる映像となっている。
イントロダクション
居るべき場所を見失った17歳の少女と声を失った8歳の女の子がたどりついたのは、懐かしくてすこしふしぎな伝説の家《マヨイガ》でした――。
居場所を失った17歳の少女・ユイ。
彼女が辿り着いたのは、どこか懐かしさと共に温かみを感じさせる、海の見える古民家“マヨイガ”だった。
それは、“訪れた人をもてなす家”という岩手県に伝わるふしぎな伝説。
血のつながりがない新しい家族たちとの、ふしぎだけど温かい共同生活が、新しい居場所“岬のマヨイガ”で紡がれていく。
「魔女の宅急便」をはじめとした歴代受賞作でも知られる野間児童文芸賞を受賞した「岬のマヨイガ」を原作に、主人公・ユイを演じるのは自らも17歳になる国民的女優・芦田愛菜。
心が優しく包み込まれる、ノスタルジック・ファンタジーがいま始まる――。
【ストーリー】
ある事情で家を出てきた17歳のユイと、両親を事故で亡くしたショックで声を失った8歳のひより。
居場所を失った二人は、ふしぎなおばあちゃん・キワさんと出会い、海を見下ろす岬に建つふしぎな古民家“マヨイガ”に住むことに。
なりゆきでキワさんに着いて来てしまった二人だったが、訪れた人をもてなす伝説の家“マヨイガ”、そしてキワさんの温もりに触れ、それぞれ傷ついた心は次第に解きほぐされていく。
そんなある日、キワさんを訪ねて“ふしぎっと”と呼ばれる優しい妖怪たちがやって来て――
キャラクターデザイン原案は賀茂川、音楽を宮内優里が担当
舞台となった岩手県でも様々なコラボ展開を予定
追加スタッフ情報も解禁となり、キャラクターデザイン原案は、京都市交通局「地下鉄に乗るっ」プロジェクトのキャラクターデザインを務め、イラストレーター、キャラクターデザイナーとして活躍中の賀茂川、そして音楽は、生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた有機的な電子音楽の制作を得意とし、星野源や GUTHER など数々の国内外のアーティストとコラボレーションしている音楽家であり、映画『リトル・フォレスト』や映画『神さまの轍 check point of the life』で映画音楽の世界でも活躍の幅を広げる宮内優里が担当する。
また本作の舞台である岩手県の県知事・達増拓也が、「小鎚川の河童」役で出演。岩手県を流れる様々な川を名前に持つ河童たちが作品に登場する中で、そのうちのひとりを演じることで今回が声優初挑戦となる。
さらに、物語の舞台のモデルとなった岩手県内の各自治体と「岬のマヨイガ」の取り組みも決定。
岩手県大槌町では、「映画『岬のマヨイガ』を応援する会」を発足、本映画とのコラボグッズの開発やコラボビジュアルを制作する予定。また、岩手県遠野市でも本作とのコラボ商品の企画を検討しており、これらの取り組みをはじめ、舞台となった岩手県でも様々な展開を予定している。
スタッフコメント
◆キャラクターデザイン原案:賀茂川
彼女たちはどんな洋服や靴が好きなんだろう。
とはいえ大変な時だったから、格好まで気が回らないかも?
あるいはファッションに全然興味なかったらどうしよう。いやさすがにそれは失礼か。
ファッションやデザインは心を豊かにすると思っています。
大変な時だからこそ、ちゃんと彼女たちの好きなものを用意してあげたかった。
ファッションはキャラクター原案の一部に過ぎませんが
ぜひ各キャラクターを足先まで御覧ください。
◆音楽:宮内優里
不思議や不安がいっぱいで、生きづらさも時折感じる今の世の中。
劇中のキャラクターたちが、不思議はやわらかく、不安はしっかりと受け止めて逞しく前に進んでいく姿に、音楽を作りながら背中を押してもらったような気がします。
あらすじに「ふしぎだけどあたたかい」という言葉がありますが、ふしぎなものというのは、とってもあたたかいものなのかもしれません。
ぜひ劇場で、ふしぎなあたたかさを感じてみてほしいです。
◆岩手県知事:達増拓也
私が演じた小鎚川の河童は、のんびりとしたキャラクターで、自然体で演じることができたと思います。
岩手県は、映画に登場するマヨイガや、私が演じた河童をはじめとした妖怪文化が根付いています。映画では、その不思議な世界が、岩手の豊かな海や山の景色とともに美しい映像で描かれていますので、たくさんの方にご覧いただき、岩手の魅力を感じてほしいと思います。
【スタッフ】
原作:柏葉幸子「岬のマヨイガ」(講談社刊)
監督:川面真也
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン原案:賀茂川
音楽:宮内優里
制作:david production
製作:「岬のマヨイガ」製作委員会
配給:アニプレックス
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
【公式サイト】
misakinomayoiga.com
【公式Twitter】
@misakinomayoiga
©柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会
【原作情報】
「岬のマヨイガ 」(文学の扉) Kindle版
「岬のマヨイガ」
著:柏葉幸子 絵:さいとうゆきこ
発行:講談社
【芦田愛菜関連作品】
海獣の子供【通常版】Blu-ray
星の子 豪華版 [Blu-ray]