ブラウン管の奥底から21世紀のスクリーンへ
89分のディレクターズカット、記念すべき初の4Kデジタルリストアで蘇る!
東京テアトルのセレクションで贈るスペシャル・プログラム<テアトル・クラシックス>。
この度、その第三弾の上映作品がデヴィッド・クローネンバーグ監督作品『ビデオドローム』(82)に決定した。
クローネンバーグ監督作の中でもカルト的人気を誇る名作が、89分のディレクターズカット、そして初の4Kデジタルリストアでスクリーンに蘇る!
鬼才デヴィッド・クローネンバーグが生んだ戦慄の至宝
映画史に残る衝撃的映像が、21世紀のスクリーンを刺激する
【テアトル・クラシックス ACT.3 ビデオドローム 4K ディレクターズカット版】
6月16日(金)より全国順次公開決定!
カナダが生んだ鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ。1975年に『シーバース』で劇場用長編デビューを飾ってから『ザ・フライ』(’86)『戰慄の絆』(’88)『裸のランチ』(’92)など、独自の美学に貫かれた戰慄的な映像と、肉体や精神の変容を追求する作風、<ボディ・ホラー>の先駆者として孤高の存在感を放っている。また2022年には8年ぶりの長編映画である『Crimes of the Future』(原題)がカンヌ国際映画祭で発表、加えて『戰慄の絆』(’88)がレイチェル・ワイズ主演でAmazon Prime Videoのドラマシリーズにてリメイクされるなど、今も世界中で熱狂的な支持を集める監督だ。
そんなクローネンバーグ監督が大成功をおさめた『スキャナーズ』(’81)に続けて創造したのが、今年全米公開から40周年記念となる『ビデオドローム』である。
この度、その記念すべき年に『ビデオドローム』が89分のディレクターズカット、そして初の4Kデジタルリストアでスクリーンに蘇ることが決定した。
過激なアンダーグラウンド番組を発見したことをきっかけに現実と幻覚の区別を失っていく男の姿を描いた、世界中でカルト的人気を誇る本作『ビデオドローム』。製作から40年、世界にはスマートフォンやPCが普及し、メディアが溢れかえり、インターネットの大海の中から刺激的なコンテンツにたやすくアクセスすることができるようになった。だが『ビデオドローム』はそんな未来を幻視した単なる<予言>には決してとどまらない。自我と世界の関係性、アウトサイダーになった者の孤独、そして変質する生と死、かつ<その先>への問いをはらみ、唯一無二の内臓感覚や独自のエロティシズムと共に、あらゆるジャンルの枠を超えて映画史に君臨する。
ブラウン管の奥底から21世紀のスクリーンに、89分のディレクターズカット、記念すべき初の4Kデジタルリストアで蘇る『ビデオドローム』。デヴィッド・クローネンバーグが描き出すその衝撃と挑発を、ぜひ心してご確認頂きたい。
<作品情報>
「テアトル・クラシックス ACT.3 ビデオドローム 4K ディレクターズカット版」
監督/脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
製作総指揮:ビクター・ソルニッキ、ピエール・デヴィッド/製作:クロード・エロ—/特殊メイク:リック・ベイカー/音楽:ハワード・ショア
出演:ジェームズ・ウッズ、デボラ・ハリー、ソーニャ・スミッツ、ピーター・ドゥヴォルスキー
©1982 Guradian Trust Company.All Rights Reserved.
6月16日(金)より全国順次ロードショー!
【関連記事】