あ な た に も 見 え ま す か︖
『ビバリウム』で世界中の映画ファンから賞賛を浴びたロルカン・フィネガン監督の最新作『NOCEBO』の邦題が
『NOCEBO/ノセボ』 に決定し、12 月 29 日(土)に日本公開される。
あわせてティザービジュアルと特報映像を紹介する。
『NOCEBO/ノセボ』特報映像
特報では、謎の乳母が不調のクリスティーンを訪ねてきて、奇妙な民間療法を彼女に施していく様子が描かれる。映像の前半でクリスティーンは回復したかの様に見えるが、やがて彼女がものすごい剣幕で喚き散らしたり、焦燥しきっていく姿はまるで見えない何かに脅かされているかのようだ。畳みかけるように現れる、口から這い出る謎の生物や宙を舞う乳母といった画は謎を残し、最後にクリスティーンの絶叫で幕を閉じる映像は、ロルカン・フィネガン監督が作り上げた独特の世界観を垣間見せ、前作に引き続きホラーファンの期待感を募らせる内容になっている。
血塗られた子供服がインパクト十分なティザービジュアル
ティザービジュアルでは、クリスティーンがデザインしたのだろうか、一見可愛らしい子供服が展示された様子が描かれている。しかし、裾に大量の血がべっとりと付着している様子はどう見ても異様だ。滴り落ちる血は一体誰のものなのか?この服を着ていた子は無事なのだろうか?焦る気持ちを煽るかのように「あなたにも見えますか?」というキャッチコピー。悪夢に迷いこんだクリスティーンには何かが見えているということなのだろうか?
突然現れた乳母の正体とその目的はなんなのか?そして何かに追い込まれたクリスティーンが辿る末路とは―?
INTRODUCTION
幸せの絶頂にいる家族を襲う怪異。
さらに彼らの前に現れる乳母の正体とは―
本作の監督を務めるのは、家の内覧をしたカップルが住宅街から抜け出せなくなる、そのあまりに不条理な展開が大きな話題を呼んだ前作『ビバリウム』で世界中の映画ファンを震撼させたホラー映画界の新鋭ロルカン・フィネガン。
待望の新作『NOCEBO/ノセボ』で描くのは、仕事も私生活も順調で幸せの絶頂にいるファッションデザイナーとその家族が迷い込んでしまう、想像を絶する悪夢だ。
主人公クリスティーンを演じるのは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを務めたほか、ティム・バートン監督作のミューズとして『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ダンボ』などに出演するエヴァ・グリーン。さらにクリスティーンの夫フェリックス役として『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング、謎多き乳母ダイアナ役にフィリピン出身のシンガーソングライター チャイ・フォナシエら豪華キャスト陣を迎えた本作では、息を呑む圧巻の演技の応酬が披露され、誰も見たことのない奇天烈な世界観が紡ぎ出されている。
■ノセボ効果(反偽薬効果)
偽薬(プラセボ)の投与によって、望まない有害な作用が現れること。偽薬効果とは逆に、薬物や医師に対する不安感などの心理作用によるものとされる。 ―― 出典:デジタル大辞泉(小学館)
【STORY】
ファッションデザイナーとして名を馳せるクリスティーン(エヴァ・グリーン)は、夫のフェリックス(マーク・ストロング)と幼い娘のボブス(ビリー・ガズドン)とダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日、仕事中にクリスティーンはダニに寄生された犬の幻影に襲われる。8 ヶ月後、クリスティーンは筋肉の痙攣、記憶喪失や幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされていた。そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。彼女は雇った覚えのない乳母を最初は怪しむが、ダイアナは伝統的な民間療法を用いてクリスティーンの治療にあたり彼女の信頼を得ていく。やがてクリスティーンは民間療法にのめり込んでゆくが、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった――
【作品概要】
監督:ロルカン・フィネガン 脚本:ギャレット・シェインリー 音楽:ホセ・ブエンカミーノ 編集:トニー・クランストン
撮影:ラデク・ラドチェック、ジャクブ・キヨフスキ 衣装デザイン:レオニー・プレンダーガスト プロダクションデザイン:ルーシー・ヴァン・ロンクハウゼン
出演:エヴァ・グリーン、マーク・ストロング、チャイ・フォナシエ、ビリー・ガズドン
2022年|アイルランド・イギリス・フィリピン・アメリカ|カラー|ヨーロピアンビスタ|5.1ch|97分|英語
日本語字幕:平井かおり|原題:NOCEBO|レイティング:G|配給:クロックワークス
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12 月 29 日(金) 新宿ピカデリー ほか 全国ロードショー
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