「地球上の幸せには、限りがある――」
狂気に満ちていく古川琴音が怖すぎる
日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)の初大賞受賞作品『みなに幸あれ』が長編となり、1月19日(金)より劇場公開される。
この度、想像を超える恐怖の一端が垣間見られる、主演の古川琴音の場面写真が解禁された。古川や監督のコメントも紹介する。
主演は、今最も注目を集める俳優の一人で、若手俳優の中でも確かな演技力で評価の高い古川琴音。古川自身初めてのホラー映画への出演となる。
メガホンをとるのは、「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太。商業映画監督デビューにして、早くも世界各国の映画祭で称賛を浴びており、今までに観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げております。そして、総合プロデュースを手掛けるのは、日本ホラー映画界の重鎮である清水崇。
「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」
人類の宿痾と言ってもいい根源的なテーマが根底に流れ、とある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすも、逆にどんどん追い込まれていく様を描き、「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる…。」という得体の知れない恐怖と対峙していく―。
【新着情報】
ホラー映画初出演にして初主演!
想像を超える恐怖の一端が垣間見られる
古川琴音の場面写真が解禁!
今回解禁となった場面写真は、古川琴音演じる孫が、暗い森の中、服や顔に血をつけ呆然と絶望感を漂わせて一人で座り込む様子や、田舎に住む祖父母のもとへやって来た主人公の孫(古川琴音)が久々の家族との再会を喜び、和やかに食事を共にする、どこにでもある光景、さらにそれが一変してテーブルの下に隠れ息を殺し、身を潜め何かの様子を伺う姿など、海外映画祭で、未だかつてないJホラーと評される本作への期待がさらに高まるカットばかりだ。
最近では、「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(‘23/TBS)や、大河ドラマ「どうする家康」(‘23/NHK)など話題のドラマに出演し、妖艶でミステリアスな演技が記憶に新しい。映画では『花束みたいな恋をした』(‘21)、『今夜、世界からこの恋が消えても』(’23)、『リボルバー・リリー』(‘23)、そして本作以外にも『言えない秘密』(‘24夏)の公開が控えるなど、その確かな演技力と存在感で多くの作品に引っ張りだこな古川は、今まさに注目すべき若手女優の一人である。
これまで数々の話題作に出演し、その度に様々な役柄を演じてきた古川だが、ホラー作品に出演するのは本作が初めて。さらに主演という大役ながら、徐々に増していく狂気的な演技には観る者を震撼させるものがある。古川自身、「私が演じる主人公は、社会の仕組みに抗おうともがきますが、そこに逃れられない恐怖が迫ってきます。映画を観ている間はもちろん、観終わった後、人間そのものの存在が怖くなるような居心地の悪さというか、根源的な新しい恐怖を感じてもらえればと思います。」と語るように、登場人物たちが織りなす想像を絶する恐怖の中、主人公の “どうすることもできない”悲しみや、現実に絶望する演技には古川の持つ俳優としての圧倒的な表現力を再認識させられる。本作で商業映画デビューを果たす下津優太監督も「自分のビジョンを持って現場に入ってきてくれました。この映画はかなり表現しづらいストーリーだったと思いますが、僕の持っているイメージをそのまま体現してくれました。」とその活躍を絶賛。
想像をはるかに超えた恐怖の先に炙り出される、“幸せの本質”を描いた本作。古川の新境地とも言える、ひと際輝く怪演ぶりをぜひ劇場でご覧いただきたい。
<海外映画祭コメント>
強力なストーリー、独創的なアイデア、ダークユーモア、田舎暮らしという要素が、暗いホラー映画のレシピを完璧に完成させている。
(プチョン国際ファンタスティック映画祭 最優秀アジア映画賞 受賞)
コントロールされた演出力をもつ下津優太は、Jホラーの伝統を受け継ぐにふさわしい監督である。
(Monsters Taranto Horror Film Festival最優秀監督賞 受賞)
【ストーリー】
看護学生の“孫”は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりの再会、家族水入らずで幸せな時間を過ごす。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が迫って来る…。
映画『みなに幸あれ』
出演:古川琴音 松大航也
原案・監督:下津優太 総合プロデュース:清水崇 脚本:角田ルミ 音楽:香田悠真
主題歌:「Endless Etude (BEST WISHES TO ALL ver.)」 Base Ball Bear ※レーベルロゴ
製作:菊池剛 五十嵐淳之 企画:工藤大丈 プロデューサー:小林剛 中林千賀子 下田桃子
助監督:毛利安孝 川松尚良 統括:古賀芳彦 撮影:岩渕隆斗 照明:中嶋裕人 録音:紙谷英司 美術:松本慎太朗
スタイリスト:上野圭助 メイク:木戸友子 CG:橘剛史
製作:KADOKAWA ムービーウォーカー PEEK A BOO
制作プロダクション:ブースタープロジェクト
配給:KADOKAWA
©2023「みなに幸あれ」製作委員会
■公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/minasachi/
■公式Twitter:@minasachi_movie
2024 年 1 月 19 日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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