「ラストカットを目にして、悪寒が全身を這い回った」内藤瑛亮らの絶賛コメント&イラスト到着!アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートの衝撃作『ありふれた教室』5/17(金)公開!

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すべてのはじまりは、生徒を守るためだった―。
正義と狂気がせめぎ合う、衝撃のサスペンス・スリラー



本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たしたドイツの新鋭イルケル・チャタク監督最新作『ありふれた教室』が、5月17日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開される。
この度、本作を鑑賞した著名人より、第2弾の絶賛コメントおよびイラストレーションが到着した。
(提供:キングレコード、ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム)


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「ラストカットを目にして、悪寒が全身を這い回った。」
内藤瑛亮ら著名人の絶賛コメント第二弾が到着!


© if… Productions/ZDF/arte MMXXII




この度、本作を鑑賞した著名人たちより、第2弾応援コメントが到着した!映画監督の内藤瑛亮は「この映画は冷徹な回答を差し出す。ラストカットを目にして、悪寒が全身を這い回った。」と驚愕のラストを絶賛!教員免許を持っているお笑い芸人のアキラ100%は「これは【学校】だけじゃない、誰にも起こる物語だ。」と本作の題材が他人事とは思えないほどだと声を寄せた。他、樋口毅宏、ISO、榎本マリコ、柳智之、マライ・メントライン、武田砂鉄、小野正嗣、長島有里枝らから、絶賛のコメントが届いた。








コメント 第二弾全文(順不同・敬称略)



大傑作!最高!凄い!面白い!
息詰まる緊張感。「正しさ」と「民主主義」が衝突し、教室は戦場に変わる。小さくても独立した「個」が尊重される国ゆえに、甘口の着地にはならない。問題作にして名作!

樋口毅宏(ハードボイルド育児作家)



政治腐敗、メディアの暴走、法の欠缺、差別に分断…問題が山積する国家の脆弱さを、鋭利な脚本が寓話を通じ白日の下に晒す。まさか中学校の窃盗事件を題目に、これほど心掻き乱されるスリラーが生まれるとは。

ISO(ライター)


“正しさ”とは、向けられた人の物差しによって時に凶器にもなり得ることを見せつけられた。
学校という特殊な場所においても、結局”本当の正しさ”など誰も教えてはくれないし、存在しないのかもしれない。

榎本マリコ(画家)




1と0.999…は同じか?という問いがある
私たちはその不確かな狭間で動揺して理解を拒み、憎しみを募らせたりする
学校という箱の中は世界という象徴で満たされていて
この作品を考えることは世界を考えることに繋がる
傑作だと思います

柳智之(イラストレーター)



極端化が進むご時世、「ごく普通の」生き方はバランスの崩れた「何か」に遭遇することで、無自覚に確実に破滅コースに陥ってしまう! という、現代人の多くが内心抱えている恐怖を最高の表現で具体化した傑作!

マライ・メントライン(ドイツ公共放送プロデューサー)








© if… Productions/ZDF/arte MMXXII




先生の都合、保護者の都合、生徒の都合。
先生の主張、保護者の主張、生徒の主張。
すべて正しいように見える。
すべて間違っているように見える。
観る側が問われ続ける作品だ。

武田砂鉄(ライター)


求めれば求めるほど、正義は遠ざかっていく。
「じゃあ、どうすれば良かったのか?」と戸惑う観客に、この映画は不条理で冷徹な回答を差し出す。ラストカットを目にして、悪寒が全身を這い回った。

内藤瑛亮(映画監督)



教育を守る、職場を守る、名誉を守る、仲間を守る、わが子を守る、母を守る……。異なる正義がたがいの声に耳を塞いで、叫びはじめる。他人事ではない。この映画は、私たちの誰もが、〈真実〉の学級崩壊を前に困惑する教師になりうるという事実を、息苦しさとともに突きつけてくる。

小野正嗣(作家、フランス文学者)


学校という閉じた空間を描きながら、いまの社会を生きるうえでの問題や矛盾を見事に描き出す、静かな恐怖とともに長く心に留まるだろう作品。
近道のない心の繋がりしか勝たん!と思わせるラストに勇気をもらった。

長島有里枝(アーティスト)


今にも千切れそうな綱で綱渡りするような不安、焦燥。俳優、映像、音、全てが化学反応を起こして心に迫ってくる。これは【学校】だけじゃない、誰にでも起こる物語だ。

アキラ100%(お笑い芸人)







榎本マリコ、柳智之よりイラストも到着!!

榎本マリコ イラスト
柳智之 イラスト




また、イラストレーターの柳知之、画家の榎本マリコからは、コメントと併せてイラストレーションも到着。柳は真っすぐこちらを見つめるカーラを描いており、彼女の意味深な眼差しに目が合うと吸い込まれそうになる。榎本からは、カーラが生徒たち起立させるシーンを連想させる、彼女の後ろ姿を切り取ったイラストが寄せられ、まるで「正しさ」と「歪み」が共存しているかのような物差しも印象的だ。観る者の倫理観が試される驚愕のラスト。是非スクリーンで確かめてほしい!






正義や真実をのみ込んでいく衝撃的な展開。
学校の<不都合な真実>を抉り出す脅威の問題作!!

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“学園もの”の映画について誰もが連想するのは、教師と生徒の心温まる交流を綴った感動作、少年少女の友情や成長を描いた青春ドラマなどだろう。ドイツから新たに届いた『ありふれた教室』は、まさしく現代の中学校を舞台にした学園ものだが、このジャンルのポジティブなイメージを根こそぎ覆す破格の問題作だ。ある新任女性教師の視点で進行する物語は、校内で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと激しくうねり、わずか数日間で学校の秩序が崩壊してしまう異常な事態へと突き進んでいく…。

© if… Productions/ZDF/arte MMXXII



第73回(2023年)ベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプレミアされW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞主要5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞)の受賞を達成、米辛口映画レビューサイト「ロッテン・トマト」では96%FRESHという高得点を獲得しており、世界の映画祭を席巻!

さらには本年度アカデミー賞®国際長編映画賞ノミネートを果たした本作は、これが日本劇場初公開となるドイツの新鋭イルケル・チャタクの長編4作目にあたる最新作だ。
チャタク監督は教育分野で働くさまざまな人々へのリサーチを行い、自らの子供時代の実体験も織り交ぜてオリジナル脚本を執筆した。

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誰にとっても馴染み深い学校という場所を“現代社会の縮図”に見立て、正義や真実の曖昧さをサスペンスフルに描ききったその試みは、ミヒャエル・ハネケやアスガー・ファルハディといった名匠の作風を彷彿とさせる。

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主演のレオニー・ベネシュはハネケ監督の代表作『白いリボン』で注目され、「THE SWARM/ザ・スウォーム」「80日間世界一周」などのTVシリーズで活躍する実力派女優。
次々と重大な選択や決断を迫られるカーラの葛藤を生々しく体現した本作でドイツ映画賞主演女優賞の受賞を果たし、ヨーロッパ映画賞女優賞にもノミネートされた。

© if… Productions/ZDF/arte MMXXII



『ありふれた教室』が追求した多様なテーマは、教員のなり手不足や過酷な長時間労働、モンスター・ペアレンツなどの問題がしばしば報じられる日本社会とも無縁ではない。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す、極限のサスペンス・スリラーが誕生した!

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「凄まじいラストの余韻。必見の一作。」
「これほど息苦しくなる映画はない。」
白石和彌、小島秀夫、森達也、池田香代子、瀬々敬久らの絶賛コメント第一弾!


© if… Productions/ZDF/arte MMXXII




さらに、いち早く本作を鑑賞した著名人たちよりコメントも到着。
映画監督の白石和彌は「感じたことのない凄まじい余韻。今年の間違いなく必見の一作だ。」と絶賛!ドイツ文学翻訳家の池田香代子は「とほうに暮れて見回すと、あの教室と相似の社会が私たちを取り巻いている。こんなミステリーがあったのか!」と、映画の中で描かれる教室と我々が生きる現代社会の相似性に焦点をあてた。
他、小島秀夫、森達也、瀬々敬久らから賞賛のコメントが届いた。
観る者の倫理観が試される驚愕のラスト。是非スクリーンで確かめてほしい!



© if… Productions/ZDF/arte MMXXII





コメント 全文(順不同・敬称略)




恐ろしい。目まぐるしく起こる出来事の連鎖に翻弄され、見ているこちらもすり減っていく。
教育現場での地獄めぐりを体感させられ、絶対に教師にはなりたくないと誓いたくなる。
しかし、本当に恐ろしいのはラスト数分、いや数秒で全てがひっくり返る瞬間だ。
感じたことのない凄まじい余韻。今年の間違いなく必見の一作だ。

白石和彌(映画監督)


こんなにも息苦しくなる映画はない。最後の最後まで、これでもかと胸や胃を締めつけられ、ラストでは絶望の淵に落とされる。些細な事から、ありふれた学校が憎しみの場所へ、制御の効かない無法地帯へと変貌する。この何処にでもある“教室の崩壊”の経緯を目撃してしまうと、「現実世界からもはや紛争や争いは未来永劫になくならないのでは?」と結論づけざるをえない。鑑賞後の後味の悪さは、“ありふれた映画”のものではない。ご注意を。

小島秀夫(ゲームクリエイター)


あまりにも凝縮された99分。最後まで目を離せない。音楽の使いかた、言葉の一つひとつ、教室と職員室を行き来するカメラワーク、子供たちのちょっとした仕草、映画を構成するすべての要素が、ありえないほどの完成度に達している。

森達也(映画監督/作家)


些細なミスの重なりが、収拾不能の事態を招く。いったいどうすればよかったのか。とほうに暮れて見回すと、あの教室と相似の社会が私たちを取り巻いている。こんなミステリーがあったのか!

池田香代子(ドイツ文学翻訳家)


学校だけで民族差別や貧困格差と監視社会の危機を描き切っている。
冷徹に見守りながら至るラストの衝撃。決して問題は解決してない。だが、少しだけ前へ進んだのだろうか。
自分たち世界の向き合い方が示された気がした。

瀬々敬久(映画監督)









STORY

© if… Productions/ZDF/arte MMXXII



仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのだった……。






『ありふれた教室』

監督・脚本:イルケル・チャタク   出演:レオニー・ベネシュ(『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』『白いリボン』) 2022年/ドイツ/ドイツ語/99分/スタンダード/5.1ch/原題: Das Lehrerzimmer /英題: The Teachers’ Lounge /日本語字幕:吉川美奈子/提供:キングレコード、ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム/G   © if… Productions/ZDF/arte MMXXII

●公式サイト:arifureta-kyositsu.com
●公式 SNS X: @kyositu_film





5/17(金)、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋他全国公開!!






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