ぶっ殺してでも、あんたを助ける。
壮絶な残虐殺⼈描写が公開当時話題を呼んだフランス製スラッシャー・ムービー『ハイテンション』が 4K で復活。2025/6/6(⾦) 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほかにて全国順次公開される。
『屋敷女』(07)『マーターズ』(08)などその後のフレンチホラーの流れを決定づけた重要作。
この度、予告編と新場面写真と著名人からのコメントが到着した。

女子大生が友人の家で惨劇に遭遇。
殺人鬼によってさらわれた友人を救出するため決死の戦いを挑む。
そしてクライマックスで明かされる衝撃の真相!
主演は『スパニッシュ・アパートメント』(01)のセシル・ドゥ・フランス。
監督は本作で認められ、以降ハリウッドに進出。
『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06)『ピラニア3D』(10)などのリメイクを手がけ、現在もハリウッドを拠点に活躍する鬼才アレクサンドル・アジャ。

限界突破の恐怖を感じさせるスリリングな予告編
爽やかな陽気のある日。女子大生マリー(セシル・ドゥ・フランス)は親友アレックス(マイウェン)と静かな田舎にある彼女の実家で試験勉強に励むため、ご機嫌に車を走らせる。夜遅くにようやくアレックスの実家に到着した2人。長旅の疲れを癒そうと眠りに入ろうとした時、突如、その静寂が破られる。その直後、トラックに乗った謎の中年男が現われ、手にした刃物で次々とアレックスの家族を惨殺する。 ヤツの狙いは?その正体とは?限界突破の恐怖を感じさせるスリリングな予告編がお披露目となった。
神出鬼没の極悪殺人鬼が起こす惨劇を表す
新場面写真6点も解禁!






本作を20年前の公開当時から愛してやまない
小島秀夫監督、小林真里、伊東美和、人間食べ食べカエルからのコメントも到着!

◾️推薦コメント(敬称略、順不同)
あの“アジャなテンション”から、もう22年も経つのか!!!“ピラニア”も“人喰い鰐”も“リメイク”も“原作モノ”も良かった。だが最も“ハイテンション”なアレクサンドル・アジャ監督のホラーは間違いなく本作だ。彼の存在を世界に轟かせたあのフランス発の“逸品”が、4K劇場公開される。もう”ハイテンション“にならざるを得ない!”テンション“爆上がり!ただし、猛烈に怖いぞ。痛いぞ。
-小島秀夫(ゲームクリエイター)

2003年、ホラー不毛の地フランスで突如産声をあげた『ハイテンション』が号砲となり、『ソウ』『ホステル』へと続く2000年代のエクストリーム・ホラーの歴史が鮮烈に幕を開けた。この作品が存在しなければ、『RAW 少女のめざめ』や『サブスタンス』といったマスターピースも生まれなかったかもしれない。このパイオニア的な重要作4K版の日本劇場公開を祝福したい。
-小林真里(映画評論家/映画監督)

ディーン・クーンツの『インテンシティ』に着想を得たスリリングな物語に、『サンゲリア』のジャンネット・デ・ロッシによる超残酷メイクを加えた地獄のコンビネーション! アレクサンドル・アジャ監督は『ハイテンション』を愛の物語だと語るが、それはとてつもなく凶暴で血みどろの愛だ。
-伊東美和(ゾンビ映画ウォッチャー)

ソリッドの極み。今改めて観ても全く無駄がない。速攻で惨殺、誘拐からの追撃、息の詰まる暴力攻防!!見せ場を矢継ぎ早に放ち全速で駆け抜けていく。
フレンチホラー界に留まらず、全世界のスラッシャーでもトップクラス。まさに10年に1本の傑作映画。未見の人にも是非この衝撃を体感してほしい。ブッ飛ばされる!!!
-人間食べ食べカエルさん(人喰いツイッタラー)

フレンチ・ホラーのムーブメントを検証する
ドキュメンタリー映画『BEYOND BLOOD』の監督で知られる、
⼩林真⾥(映画評論家/映画監督)の推薦⽂

21世紀エクストリーム・ホラーのパイオニア
『ハイテンション 4K』がついに映画館に襲来!
2000年代初頭、ホラー不毛の地フランスで突如勃発したニューウェイブ・オブ・フレンチホラー・ ムーブメントの先陣を切り、フランス発のホラー映画を世界的に認知させる大きなきっかけとなった記念碑的作品が、アレクサンドル・アジャ監督の長編2作目『ハイテンション』(03)だ。
同胞の『屋敷女』(07)や『マーターズ』(08)のみならず、ジェームズ・ワン監督の『ソウ』(04)やイーライ・ロス監督の『ホステル』(05)といった、ホラーファンの誰もが知る2000年代を代表するハリウッドのエクストリームなホラーよりもいち早く、この衝撃作が誕生していた意味も極めて大きい。若い女性が主人公のエクストリームなゴア描写と意表を突くツイストを含むスラッシャーに、ダークなサイコロジカルホラー、時に繊細で屈折したラヴストーリーをも融合した、フランス人特有の感性が込められた濃厚な組み合わせが独創的な『ハイテンション』は、20年以上経った今も決して色褪せることがない。
近年ジュリア・デュクルノー監督の『TITANE/チタン』(21)がカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、コラリー・ファルジャ監督のボディ・ホラー『サブスタンス』(24)がアカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされるなど、フランス人監督によるホラーの隆盛が顕著だが、その源流にあるのが『ハイテンション』なのだ。また同作のシニシズムと虚無的なエンディングは後世のホラーに脈々と受け継がれているが、その代表的作品がアリ・アスター監督の『ミッドサマー』(19)であり、オズ・パーキンス監督の大ヒット作『ロングレッグス』(24)だろう。 そう考えるとこの2025年 は、『ハイテンション』を再訪、もしくは初体験するのに絶好のタイミングではなかろうか? 映画館の大スクリーンで洗練された4Kバージョンを観られるこの機会を、決して見逃すな!
【DIRECTOR】
アレクサンドル・アジャ(監督・共同脚本)ALEXANDRE AJA
1978年8月7日、フランス・パリ生まれ。
マリオン・コティヤール主演のSFロマンス『Furia』(原題 99)で長編監督デビュー。監督2作目の『ハイテンション』でブレイクし、ウェス・クレイヴンに招かれハリウッドでリメイク版『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06)を監督。同作は世界興行収入7000万ドルを超えるヒットを記録する。
その後も、キーファー・サザーランド主演『ミラーズ』(08)、リメイク大作『ピラニア3D』(10)、ダニエル・ラドクリフ主演『ホーンズ 容疑者と告白の角』(15)、世界興収9000万ドルのパニックホラー『クロール 凶暴領域』(19)、メラニー・ロラン主演のSFスリラー『オキシジェン』(21)といったヒット作・話題作を立て続けに監督。
現在は『クロール 凶暴領域』の続編『Crawl 2』(原題)を製作中。
プロデュース作に『P2』(07)や『マニアック』(12)がある。父親は映画監督のアレクサンドル・アルカディ。母親は映画評論家のマリージョー・ジュアン。義母は映画監督のディアーヌ・キュリス(『ペパーミント・ソーダ』『女ともだち』)。義弟は小説家で脚本家のサシャ・スパーリング。
【ストーリー】
女子大生のマリーは親友のアレックスとともに、彼女の実家に車を走らせる。2人は都会の喧騒を逃れ、静かな田舎で試験勉強に励む予定だった。夜遅くにようやくアレックスの実家に到着した2人だったが、その直後、トラックに乗った謎の中年男が玄関先に現われ、手にした刃物でアレックスの両親と弟を次々と惨殺する。物陰に隠れ、必死で息を潜めるマリー。ところが、今度はアレックスが殺人鬼に捕まり、トラックで連れ去られてしまう…。
監督・脚本:アレクサンドル・アジャ/撮影:マキシム・アレクサンドル/美術:グレゴリー・ルヴァスール/特殊メイク:ジャンネット・デ・ロッシ/音楽:フランソワ・ウード
出演:セシル・ドゥ・フランス/マイウェン/フィリップ・ナオン/フランク・カルフン/アンドレイ・フィンティ/ワーナ・ペリーア
2003年/フランス/ホラー/91分/ビスタサイズ/5.1ch/R15+ 提供・配給:キングレコード©2003 ALEXANDRE FILMS / EUROPACORP
公式HP:hightension4k.jp
公式X(旧Twitter):https://x.com/hightension4k
6.6 FRI 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
【関連記事】