第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭正式招待作品
韓国映画で3週連続興収1位を記録

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聞こえたら、終わりー。
視覚と聴覚が刺激される93分の“怖音”(ふおん)体験。
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監督を務めたキム・スジンは、ミジャンセン短編映画祭「4万回の殴打」部門で、最優秀作品賞の受賞歴を持つ実力派で、『哭声/コクソン』、『コンジアム』の音響監督を務めたパク・ヨンギが、かつてない身の毛のよだつサウンドを生み出した。
聴覚障がいのある主人公ソ・ジュヨンを演じるのは、ドラマ「ジャガイモ研究所」のイ・ソンビンが務めており、行方不明の妹を探すうちに、不可解な騒音が齎す恐怖と対峙するという難役を演じきった。同じく団地の騒音に悩まされている怪しい隣人には、Netflixで配信中の大ヒットドラマ「未知のソウル」で注目を浴びる、リュ・ギョンスが演じている。
気になる本作のストーリーだが、ある日聴覚障がいを持つソ・ジュヨンは、妹のジュヒが突然失踪したと知らされる。2人は以前一緒に暮らしていたが、ジュヒは騒音が聞こえると言い始め、ジュヨンには補聴器を付けてもその騒音が聞こえず、食い違いから喧嘩になったきり会っていなかった。ジュヒが住んでいた団地の部屋に入ると、天井にはびっしりと防音シートが敷き詰められていた。直後に尋ねてきた隣人から、「夜は静かにしてもらえますか、これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅される。しかしジュヒが失踪した後の部屋には誰も居ない…。妹が見つかるまで団地の部屋に泊まる事にしたジュヨンは、補聴器を介して奇妙な音が聞こえ始める。やがて音だけでなく何かの存在も感じるようになり…。これらは、妹の失踪に関係しているのか、それとも……。

今回完成したティザービジュアルでは、団地の玄関ドアを一面に写し出しているが、太い赤字で不穏な殴り書きされている。書かれている内容は、「お願いです 静かにしてください」と記されている。さらに何枚も紙が貼られており、「“うめき声うるさい”、“足音やめろ”、“私の言葉が冗談に聞こえますか。なぜ私の話を聞いてくれないのですか“」といった文字が並び、目を疑うような凄惨な光景が確認出来る。ただ失踪した妹の部屋で起きた異変について、ヒントを示したデザインに仕上がっており、他の住民にも不快な影響を与えていた事が一目で分かる。果たして”怖音(ふおん)”の正体は、“人か、それとも・・・”。
また併せて届いた場面写真でも、主人公のソ・ジュヨンが、少しだけドアを開けて、団地の廊下をそっと覗くシーンを捉えており、不気味な雰囲気を体感できる。