ジャパニーズ・ホラーの名匠としての地位を不動のものにした代表作
本年披露となる新作『Chime』もその系譜に連なるといわれる傑作群
BS松竹東急（BS260ch・全国無料放送）の「よる８銀座シネマ」では、「日本の名匠シリーズ 最恐のカリスマ 黒沢清特集」と題して、1月30日（火）夜8時より黒沢清監督作品(『CURE』『回路』『ドッペルゲンガー』)を3夜連続で放送する。
平日夜8時からの「よる8銀座シネマ」と、土曜夜9時からの「土曜ゴールデンシアター」では、映画をノーカットで放送。「よる8銀座シネマ」は“一番身近な映画館”、「土曜ゴールデンシアター」は“魂ゆさぶる映画の時間”をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインナップしている。
日常と非日常の境界線を行き来する作風で、つねに映画表現の可能性を追究し、世界的に高い評価を受ける黒沢清監督。
今回の放送では、インターネットから迫りくる恐怖を描き、カンヌ国際映画祭に出品、「ある視点」部門で国際映画批評家連盟賞を受賞した『回路』をはじめ、90年代の日本映画を代表するサイコ・サスペンスの金字塔『CURE』、コミカルさを織り交ぜ、役所広司が一人二役を演じた『ドッペルゲンガー』など、ダークな輝きを放つ3作品をピックアップ。
独自の手法で不穏な空間へと観客を引き込み、ジャパニーズ・ホラーの名匠としての地位を不動のものにした代表作であり、本年披露となる新作『Chime』もその系譜に連なるといわれる傑作群をお届けする。
【日本の名匠シリーズ 最恐のカリスマ 黒沢清特集】ラインナップ
インターネットが冥界の扉を開く
『回路』
1月30日（火）夜8時
一人暮しで平凡なOL生活を送るミチ（麻生久美子）の周囲では、同僚の自殺や勤め先の社長の失踪など、人々が次々と姿を消していく。一方、大学生の亮介（加藤晴彦）は、アクセスしていないのに「幽霊に会いたいですか」と不気味なメッセージが浮び上がるサイトが開き、胸騒ぎを感じる。やがて二人は出会い、次第に廃虚となる町で迫り来る恐怖に挑むこととなる。
2001年公開
出演：加藤晴彦、麻生久美子、小雪 ほか
人間の奥に潜む憎悪を呼び醒ます
『CURE』
1月31日（水）夜8時
被害者の胸をX字型に切り裂くという猟奇的な殺人事件が相次いで発生。犯人はすべて逮捕されていたが、動機は謎のまま。一連の事件には関連性があると刑事の高部（役所広司）は訝しがる。その頃、東京近郊の海岸をひとりで彷徨う青年（萩原聖人）が保護される。そして、捜査線上にはあるひとつの仮説が浮かび上がる。
1997年公開
出演：役所広司、萩原聖人、うじきつよし ほか
分身に遭遇した男の行く末を描く
『ドッペルゲンガー』
2月1日（木）夜8時
人工人体の開発に取り組んでいるエリート研究者、早崎（役所広司）は上手くいかずストレスを募らせていた。ある日、彼は分身<ドッペルゲンガー>と出会う。どうやら彼の目的は、早崎の研究を成功させることらしい。不吉な存在でしかなかったドッペルゲンガーとの奇妙な二人三脚が始まる。
2003年公開
出演：役所広司、永作博美、ユースケ・サンタマリア ほか
【放送日時】
・1月30日（火）夜8時 『回路』
・1月31日（水）夜8時 『ＣＵＲＥ』
・2月1日（木）夜8時 『ドッペルゲンガー』
【ＢＳ松竹東急（BS260ch）】＜全国無料放送＞
2022年３月に開局。
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【BS松竹東急】最恐のカリスマ 黒沢清監督特集
1月30日(火)より３夜連続放送
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