『八つ墓村』『犬神家の一族』の奇跡の同時上映!『グリーン・インフェルノ』『フェノミナ』、吉沢亮、二階堂ふみ作品まで!ニコ生ホラー百物語、8月後半のラインナップが公開!

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ドワンゴが運営する日本最大級の動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」では毎年恒例のホラー企画として「ニコ生ホラー百物語」を7月より実施。古今東西のホラー作品100本以上を(リピートも含めて)24時間毎日上映する。

先ごろ、ニコ生ホラー百物語の8月後半のラインナップが発表された。

「ニコ生ホラー百物語2020夏」ラインナップ(8月後半)
https://ch.nicovideo.jp/nhorror

今後のラインナップの中から、おススメの作品とその見どころを紹介していこう。





まずは、残虐&スプラッタ・ホラー三連発!!

https://live2.nicovideo.jp/watch/lv327629095?ref=watch_rec



『グリーン・インフェルノ』『悪魔のいけにえ』『ZOMBIO/死霊のしたたり』の残虐&スプラッタ・ホラー三連発。(※18歳未満は視聴不可)

三作とも、強烈な悪趣味、残虐描写が満載でありながら、どこかユーモアが漂い、才人監督らしい映像のこだわりや編集の切れの良さが随所に感じられるのがポイント(『悪魔のいけにえ』は、巧みに流血シーンを回避しているので、厳密にはスプラッタではないが、印象的にはスプラッタだろう)。

8/21放送開始だが、ニコ生ホラーでは、24時間繰り返しリピート放送をしているので、スケジュールを確認しながら鑑賞してほしい(ただしコメントができるのは一回目だけ)。

【スケジュール】
22:00 ZOMBIO/死霊のしたたり → 23:32 悪魔のいけにえ → 1:01 グリーン・インフェルノ → 2:46 休憩 → 3:01 ZOMBIO/死霊のしたたり → 4:33 悪魔のいけにえ → 6:03 グリーン・インフェルノ → 7:48 休憩 → 8:03 ZOMBIO/死霊のしたたり → 9:35 悪魔のいけにえ → 11:04 グリーン・インフェルノ → 12:49休憩 → 13:04 ZOMBIO/死霊のしたたり → 14:36 悪魔のいけにえ → 16:06グリーン・インフェルノ → 17:51終了



奇跡の同時上映!
『八つ墓村』×『犬神家の一族』



8/30は『犬神家の一族』(1976)と『八つ墓村』(1977)が同時公開。名探偵・金田一耕助シリーズでも、共に最多の十回映画化され、屈指の人気を誇る二作だが、この二作が同時公開されること自体、奇跡的なのだ。
同じ横溝正史の原作、近い時期に製作、公開されながらも、かたや角川、かたや松竹で雰囲気はかなり異なる。

『犬神家の一族』は本格ミステリーを日本的な様式美の中にスタイリッシュに描きつつ、佐清(スケキヨ)などのキャラ(ブギーマンのような白のゴムマスクは市川崑監督のアイデア)や、高峰秀子ら豪華俳優陣の競演も作品に彩りを添えている。

一方、『八つ墓村』は、公開時のオカルトブームを反映したかのような壮絶な怨念描写と、津山三十人殺しをモデルにした狂気のキャラ、要蔵による大量虐殺シーンなど、日本映画離れしたホラーの見せ場が全開。ゴシックホラー風の長大な鍾乳洞や、クライマックスの古民家の炎上シーンなど、当時の日本映画の底力を見る思いだ。

名探偵・金田一も、角川が石坂浩二で初めて原作通りに着物を着せた姿を登場させれば、松竹は負けじと『男はつらいよ』“寅さん”の渥美清を起用し、世間を驚かせた。まるで毛色の異なる名優二人がほぼ同時期に金田一にキャスティングされているが、今日に至る金田一のイメージを定着させた石坂に対して、渥美もさすがの存在感で違和感なく力量を発揮し金田一を演じているのがうれしい。

ちなみに『犬神家の一族』は角川映画第一作だが、もともと製作者の角川春樹は『八つ墓村』を松竹で映画化する計画だったが、トラブルなど様々な事情から断念することになり、やむなく自社で『犬神家の一族』を映画化・製作することになった。これが大ヒットとなって横溝正史ブームが起こり、松竹も競うように『八つ墓村』を製作した。

他にも、同じ原作者だけに設定上のリンクなど、二作同時に見れば新たな発見があるかもしれない。
この同時公開がいかに奇跡的なことかが実感できるはずだ。



吉沢亮、二階堂ふみ、
痙攣部&ホラーアニメ一挙放送!


9/1は、『震える舌』『八つ墓村』と並んで、野村芳太郎ホラー三部作と考える傑作『鬼畜』(岩下志麻、緒形拳)、『エクステ』の大杉漣の怪演も強烈だった園子温監督の『地獄でなぜ悪い』(二階堂ふみ、星野源)、『雪女』(杉野希妃)という、女優陣の怖すぎる演技が見もの三作。


9/4は、霊に憑りつかれた激しい痙攣シーンが話題を集めたことで“痙攣部”とも呼ばれ、ニコ生用語集にも紹介された『心霊写真部』が今年も一挙放送を実現した。

ニコ生用語集(痙攣部の説明あり)
https://seesaawiki.jp/nhorror/


あわせて、アニメーション作家の坂本サクが一人で長編アニメーション制作を行ったホラー・アニメ映画『アラーニェの虫籠』も『心霊写真部』と連続一挙上映、そして坂本監督の新作ホラーアニメ『アムリタの饗宴』のティザームービーを世界で初めて公開する予定だ。
(『心霊写真部』は「cowai」編集長の福谷修が原作・脚本を担当し、『アラーニェの虫籠』は福谷が製作・プロデュースをしているため、つなげて一挙放送された)

さらに、『心霊写真部』の永江二朗監督が、今や若手の注目度no.1俳優である吉沢亮を主演に(共演・内田理央)、別冊少年マガジンの原作を映画化した『トモダチゲーム』シリーズ(映画三作&ドラマ全四話)の一挙放送も貴重(8/28)。
映画とドラマを一気に見る機会はめったにないだけにお見逃しなく。



『霊的ボリシェヴィキ』『変態村』『フェノミナ』
世界最速上映にsecret作品、サメ映画まつりも!



9/6は、『リング』の脚本家、高橋洋監督による『霊的ボリシェヴィキ』と、きらびやかな朝ドラ版と対称的な夫婦像を吹石一恵、宮藤官九郎で描いた『ゲゲゲの女房』、昭和の特撮が不気味な迫力の怪奇映画『吸血髑髏船』を加えたアンダーグラウンドな異色邦画三作。

9/7は“田舎は怖いよ”な『変態村』『フェノミナ インテグラルハード』に、『変態村』の監督が描いた実在の殺人鬼カップルをモデルにした『地獄愛』。



他にも、8/21,22の「三和交通タクシーで逝く心霊スポット巡礼ツアー」や9/2の「心霊バスツアー」など、ニコ生ならではの人気企画が続々登場。


スケジュールは確定していないものの、気になるタイトルはまだまだある(サメ映画とか)。

上記以外にも、ニコ生ホラーの公式サイトには、注目すべき作品が日々更新されている。
たとえば、8/24のゾンビ・ミュージカルの秀作『アナと世界の終わり』、8/26の、ニコ生初配信となる『キョンシー』『霊幻道士Q大蛇道士の出現!』『聖ゾンビ女学院』など、まめにチェックすれば、意外な掘り出し物に出会えるかも。


ニコ生ホラー百物語 公式サイト
https://ch.nicovideo.jp/nhorror



コメントを入力することで、映画にツッコミを入れることができるニコ生の昨日はまさにホラーにうってつけ。
『犬鳴村』の<恐怖回避ばーじょん>ではないが、ホラーを夜中に一人で見ていても、コメントがあればなんとなくなごんでしまうし、世間的には駄作、失敗作と言われた作品も、コメント一つで印象ががらりと変わることも珍しくない。
ある意味でホラーの新しい見方を提示しているともいえる。


最後に、ニコ生ホラー百物語の多くの作品は無料で鑑賞できるが(一部プレミア会員限定の作品あり)、鑑賞者数の枠(席)がいっぱいになると、プレミア会員が優先され、鑑賞できなくなくなる恐れがある。
より多くの作品をしっかり楽しみたい場合はプレミア会員になることをお勧めしたい。





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