一瞬たりとも画面から目を離すことができない ―WASHINGTON POST
ベトナム戦を描いた真の秀作 ―NEW YORK TIMES
(両紙とも1987 年8 月28 日の評)
80年代屈指のベトナム戦争大作『ハンバーガー・ヒル』が 4 月16 日(金)より 34 年ぶりに再公開される。
本作は1987年に劇場公開され、キャスト等ほぼノーネームにもかかわらず年間洋画配給収入ランキング第13位を記録。
ドラマ性を排し、ベトナム戦争の壮絶な局地戦を胸をえぐる迫真のリアリズムで綴る内容は、同時代に話題となった『プラトーン』よりも凄絶であり、戦場を最もリアルに描いた作品として多くの人々の心に残ることとなった。
この度、新たに制作された日本オリジナルの予告篇が初公開された。
アニマルズによる挿入歌「朝日のない街」が、機銃掃射と手榴弾攻撃によって酸鼻を極める地獄の戦場をクールかつファンキーに彩っている。
機銃掃射によって挽肉にされる地獄の日々。
迫真のリアリズムで胸をえぐる実録ベトナム戦記
1969年5月10日、アメリカ軍 第101空挺師団は、南ベトナムのエイショウ・バレー、937 高地において「アパッチ・スノー作戦」を開始した。だが、戦闘開始直後から高地に陣取る北ベトナム軍の容赦なき機銃掃射と手榴弾攻撃を受け、アメリカ兵たちは丘の急斜面で次々と被弾、爆殺され挽肉と化していく。さらには登坂を阻む絶望的な豪雨、味方戦闘ヘリからの誤射も重なり、まさに生き地獄となったその丘をめぐる攻防戦は10日間にわたって続けられた―。
ベトナム戦を生き抜いた男、
そしてベトナム戦を取材した男だからこそ描き得た戦場の臨場感
製作/脚本のジム・カラバトソス(『ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場』脚本)は、二十歳の頃ベトナム戦争に参加し、自らの凄まじい体験を脚本化。監督のジョン・アーヴィン(『戦争の犬たち』監督)は、かつてBBCのドキュメンタリストとしてベトナム戦争を取材していた。2 人のベトナム経験者が手を組んで作られたこの作品は、彼らが見たベトナムの真実をありのままに再現することが第一に掲げられ、名もなき 14 人のアメリカ兵たちが臨む壮絶な局地戦は、あたかも記録映像を見ているかのような臨場感で観る者を圧倒する。
『ハンバーガー・ヒル』は、同時期に公開された『プラトーン』(1986)『フルメタル・ジャケット』(1987)に比肩するスケールと迫真性を有し、さらにはかの傑作『戦争のはらわた』(1977)に迫る戦場の悲惨と無常を描いて今なお衝撃を失っていない、ベトナム戦争映画屈指の秀作である。
出演:ディラン・マクダーモット、マイケル・ボートマン、ドン・チードル、コートニー・B・ヴァンス、スティーヴン・ウェバー
監督:ジョン・アーヴィン 製作/脚本:ジム・カラバトソス 撮影監督:ピーター・マクドナルド 音楽:フィリップ・グラス
挿入歌:「朝日のない街」アニマルズ 特殊効果:ジョー・ロンバルディ
【1987 年/アメリカ/カラー/ヴィスタサイズ/5.1ch/DCP/上映時間:110 分】
公式HP: hamburger-hill2021.com
キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給
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2021 年4月16日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開!!
【関連作品】
フルメタル・ジャケット (字幕版) Amazon prime video
ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場(字幕版) Amazon prime video
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