放送中のテレビアニメ「デジモンゴーストゲーム」のOPに何かが映っている!?世界中のホラー・ファンがひそかにざわつき始めた、その驚愕の真相とは!?

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10/3(日)からフジテレビほかにて放送がスタートしたテレビアニメ「デジモンゴーストゲーム」(毎週日曜日朝9時~※地域によって放送時間・曜日が変わります)。

今、この作品のオープニング・アニメに、世界中のホラー・ファンがざわつき、ひそかな注目を集め始めているという。


では、実際の映像をご覧いただこう。







おわかりいただけだろうか。


実はこのオープニングには、“おびただしい数のホラー映画の名シーンが隠されている”のだ。

ぱっと見てすぐにピンと来る作品もあれば、さりげなく自然に入り込んでなかなか気づかない作品もある。一度や二度見ただけですべてを把握するのは困難だろう。

簡単な所では、湖畔の『フ○○○○○ュ○○○』とか、下水溝の『○T』とか、季節ものの『○ロ○ィ○』とか。

ホラー映画ファンなら、「ああ、これもそうだ」「そうか、『○○の○○○』か!」と、次々と現れる名作ホラーの数々にうなること間違いなし。作品のセレクションもかなりマニアックで通好みだ。

筆者も「ザ・○ョッ○」に気づいた時は笑ってしまった(当サイトを読まれる方なら余裕で見つけるだろう)。でも言われなきゃわかんないよ(笑)。









OPの再生数は早くも20万を突破しているのに、
ホラー映画ネタに気づいている人はまだ少数?




ただ、今のところ、YouTubeのコメントを見る限り、この仕込まれた数多のホラー映画ネタに触れている人の大半は外国人で、まだ日本人はほとんどいないようだ(それにしても海外のデジモン人気はすごいね)。


YouTubeのコメント欄より。外国人からの“HORROR GENRE”という言葉も





今回の「デジモンゴーストゲーム」は、デジモンに怪奇現象を絡めた新機軸が話題のホラー・テイスト。






第一話が「口縫男」(!)で、第二話も「ミイラ男」なので、OPにホラー映画オマージュが盛り込まれていても不思議ではない。












OPを手掛けた監督に話を聞いてみた



しかし、それにしても、このOP、単なる“お遊び”ではない、ホラーへの尋常ならざるこだわりを感じる。
おまけに、これだけのホラー映画を盛り込みながらも、「デジモン」としても全く違和感を感じさせないOP自体の完成度も素晴らしい。
いったい、どんな人が手掛けたのか。


このオープニング・アニメーションを手掛けたのは、角銅博之監督。

角銅監督は「デジモンアドベンチャー」のシリーズディレクターや、「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズなどの演出で知られるベテラン。

業界では屈指のホラー通で知られ、「ゲゲゲの鬼太郎(第四期)」京極夏彦が脚本、ゲストキャラのデザインおよび声優を担当した伝説的なエピソード(第101話)「言霊使いの罠!」の演出や、近作となる「ゲゲゲの鬼太郎(第六期)」(2018年~2020年)でも、実写ばりの本格的なホラー演出で数々の名作を生み、子供のみならず大人の視聴者をも震え上がらせた。

過去には、清水崇監督のデビュー作で『呪怨』の原点となったショートホラー「片隅」「4444444444」や黒沢清監督の「木霊」が放送されたドラマスペシャル「学校の怪談G」(1998年)の中で、ショート・ホラー・アニメを発表。




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他にも、自作のショート・ホラー・アニメをYouTubeなどで発表している。






そんな角銅監督がホラー愛を込めて手掛けた、渾身のOPなのだ。

せっかくなのでご本人にお話を伺ってみた。

角銅監督は「OPには結構な数の古典ホラー映画の場面を入れ込んで見たのですが、客層が違いすぎて日本の視聴者にはほとんど気づかれません。cowai読者さんに気がついてもらえるとありがたいです。」と、こだわった部分がまだあまり話題になっていないようで、ちょっと残念そう。

もちろんネタバレは避けるけど、筆者もちょっと自信がなかった一か所だけ役得で聞いてみた。


筆者「カーテン(シーツ)が、走るヒロインの前に次々と現れるシーンは『サスペリア』ですか?」

角銅監督「そうです。『サスペリア』で当たりです。カーテンをあの色で彩色してるわけでなく、ライティング風に撮影で色を付けて変化させて『サスペリア』っぽい感じにしてみました。」


すげえ。たしかに『サスペリア』風だ。


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他にも角銅監督に確認したいカットは山のようにあるのだが、ここはあえてグッと我慢して、まずは自分で探してみよう。


「はっきりわかるもので10、わかりにくいもので10,言われてわからないくらいのモノが5くらい入れてみましたが、記事を見た人が推察してくれると嬉しいですね。」と角銅監督。


えっ、ちょっと待って。あの1分26秒のオープニングの中に、25ものホラー映画が入っているのか!?と戦慄(仰天)したが、もちろんちょっと見ただけでは全部はわからないだろうし、何回も見直すうちに、突然発見できるタイトルもあるかもしれない。

何度も書くけど、ここでは正解は書かないので、皆さん推測してどんどん当ててください
(今回の記事より試験的にコメント欄を付けました。まだ承認制ですが、よろしくお願いします)。

そうやって何度も繰り返しOPを見るうちにすっかり「デジモンゴーストゲーム」の世界にハマっている自分がいて、角銅監督の思うつぼかもしれないが、本編を「墓場鬼太郎」の地岡公俊監督が手掛けるなど、OP以外も面白い。




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OPで興味を持ったホラー・ファンの皆様は、ぜひ本編も楽しんでほしい。
10月10日放送の第二回は「ミイラ男」が登場する。












※試験的にコメント欄を設けました。申し訳ありませんが、承認制となります。公序良俗に反する書き込みや、誹謗中傷、広告誘導等は承認されませんので、ご了承ください。あとサイトの性質上、新作のネタバレもご遠慮ください。

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