ザック・スナイダーが長編デビュー作『ドーン・オブ・ザ・デッド』以来のゾンビ映画に挑戦するNetflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』が5月21日 (金)より全世界配信!場面写真やメイキング写真を紹介!

pick-up オススメ ドラマ・WEB映画


ザック・スナイダーと聞いて思い浮かべるのは、近年の『ジャスティス・リーグ』や『マン・オブ・スティール』などのDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の監督だろうか。
話題の『ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット』が日本と中国を除いて2021年3月18日に全世界配信が開始されたばかりだ(日本は初夏に配信&リリース予定)。

あるいは一昔前の『ウォッチメン』『300<スリーハンドレッド>』のスタイリッシュで斬新な映像感覚の人だろうか。

いやいや、ホラーファンなら『ドーン・オブ・ザ・デッド』の“走るゾンビ”で物議を醸した監督で一択だろう。



ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [Blu-ray]



そんなザック監督が長編デビュー作『ドーン・オブ・ザ・デッド』以来、年ぶりにゾンビ映画に挑戦するNetflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』が5月21日 (金)より全世界独占配信される。
IMDBによれば、総製作費は7000万ドル(推定)という大作だ。


CLAY ENOS/NETFLIX©2021



タイトルやポスターを見ると、ちょっとふざけたゾンビもどき映画に思えるが、そこはザック・スナイダー&ネトフリだけに、予告編を見ると、やはり見ごたえがあり、期待が持てるだろう。










CLAY ENOS/NETFLIX©2021



ゾンビに支配されたラスベガスで、
傭兵たちが死闘を繰り広げるサバイバルホラー!


CLAY ENOS/NETFLIX©2021



舞台は、ゾンビが大量発生し、隔離地帯となったラスベガス。
そこに足を踏み入れた傭兵の一団は、究極の一獲千金を賭け、史上最大の強盗計画に打って出るが……。


CLAY ENOS/NETFLIX©2021



出演は元プロレスラーで『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役などで知られるデイヴ・バウティスタ、エラ・パーネル、アナ・デ・ラ・レゲラ、日本からは真田広之が参加している。


ARMY OF THE DEAD (L to R) DAVE BAUTISTA as SCOTT WARD, ELLA PURNELL as KATE WARD in ARMY OF THE DEAD. Cr. CLAY ENOS/NETFLIX © 2021
CLAY ENOS/NETFLIX©2021









演出中のザック・スナイダー監督をはじめ
メイキング写真も紹介!


メイキング写真① 演出中のザック・スナイダー CLAY ENOS/NETFLIX©2021



今回の『アーミー・オブ・ザ・デッド』で改めて注目されるのは、やはり長編監督デビュー作の『ドーン・オブ・ザ・デッド』である。
同作はジョージ・A・ロメロの名作『ゾンビ』(原題は『ドーン・オブ・ザ・デッド』)の正当なリメイク作品という位置づけで、相当なプレッシャーの中で、初監督に挑んだはずだ。
そして彼か臆することなく、あえて、ゆらゆらとうごめく所謂“ロメロ・ゾンビ”を否定するかのような“全力疾走ゾンビ”を生み出し、物議を醸した(よく言えば、度肝を抜いた)。


メイキング写真② デイヴ・バウティスタとザック・スナイダー監督 CLAY ENOS/NETFLIX©2021



正確に言えば、その前にも、ダン・オバノン監督の『バタリアン』でも“走るゾンビ”は存在したのだが、あちらは『ゾンビ』サーガの一作目に当たる『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の続編的パロディ作品だったため、半ばコメディとしてスルーされていたが、こちらはガチ(他に『28日後…』も『ドーン・…』の二年前の製作だが、こちらもウィルス感染なので、死者がよみがえるゾンビとは微妙に異なる)。

『ゾンビ』の正統なリメイクの上に、ザックは冒頭10分でゾンビ・パンデミックをたたみかけるように衝撃的に描くなど、なまじ演出がちゃんとしている分、当時は余計に“全力疾走するゾンビ”の異様さ(違和感)が際立った。
初公開時は「ゾンビが走ったら、ただの暴徒じゃん」などとかなり叩かれていたし、当の御大ロメロにまで「走るゾンビは気に入らない」とダメ出しを食らっていた(もちろん今となっては、走るゾンビも珍しくなくなったが)。
それがトラウマになったのか、以来、ザックはゾンビ映画を封印してしまったようだが、ここにきて、ネトフリという新天地で、満を持して、ゾンビ大作に真正面から挑もうとしているようだ。


ARMY OF THE DEAD – TIG NOTARO as PETERS in ARMY OF THE DEAD. Cr. SCOTT GARFIELD/NETFLIX © 2021



予告編を見る限り、ショッピングセンターならぬラスベガスのカジノに舞台を限定していたり、ヘリコプターが重要なアイテムになっていたり、主人公がSWAT→傭兵になっていたりと、なんとなく『ゾンビ』を踏襲する雰囲気は醸し出しつつ、地面を埋め尽くすゾンビの群れなどは、『ドーン・オブ・ザ・デッド』以降、ゲームも含めて、近年の『ウォーキング・デッド』に至るまで、無数に増殖し、ゾンビという一ジャンルが映像業界を席捲する現状を、明らかに意識した描写も散見される。


CLAY ENOS/NETFLIX©2021



今やハリウッド随一の人気監督となったザックは、『アーミー・オブ・ザ・デッド』で新時代のゾンビ映画の幕を開けるのか。それとも、『ドーン・オブ・ザ・デッド』を超える物議を醸す超問題作を生み出すのか、ホラーファンならずも注目したいところだ。


メイキング写真③ マティアス・シュヴァイクホファーとザック・スナイダー監督 CLAY ENOS/NETFLIX©2020



ちなみに『ドーン・オブ・ザ・デッド』の脚本を手掛けたのは、後に『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』で大ヒットを飛ばすジェームズ・ガン監督(主演のデイヴ・バウティスタは言うまでもこのつながり)。
新作『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』が今夏に公開されるなど、こちらも売れっ子監督になったが、今回、ザックは改めて彼に『アーミー・オブ・ザ・デッド』の脚本参加を呼び掛けたそうだ。しかし、本人は『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』の最新作(第三弾)の監督で多忙であることを理由に断っているという。
もし実現したら、えらく豪華でユニークなスタッフ陣によるゾンビ映画になっただけに、そこは極めて残念だ。









出演:デイヴ・バウティスタ、エラ・パーネル、アナ・デ・ラ・レゲラ、マティアス・シュヴァイクホファー、ノラ・アルネゼデール、真田広之、ラウル・カスティーリョ、マイケル・キャシディ、ギャレット・ディラハント

原作: ザック・スナイダー 脚本: ザック・スナイダー、シェイ・ハッテン、ジョビー・ハロルド
監督: ザック・スナイダー

Netflix公式SNS: ➡️TWITTER: https://twitter.com/NetflixJP
➡️ANIME TWITTER: https://twitter.com/NetflixJP_Anime
➡️INSTAGRAM: https://www.instagram.com/netflixjp
➡️FACEBOOK: https://www.facebook.com/netflixjp




【関連作品】


ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [Blu-ray]




ゾンビ ディレクターズカット版 [Blu-ray]




死霊のえじき <HDニューマスター・スペシャルエディション> 通常版 Blu-ray




ナイト・オブ・ザ・リビングデッド [Blu-ray]

Tagged