【本日10/10深夜放送開始】NHKアニメ「恐怖コレクター」声優・石橋陽彩、岡本信彦、原作・佐東みどり&“Jホラーの父”鶴田法男が登壇!試写&取材会リポート

pick-up アニメ・コミック イベント・映画祭 インタビュー・コメント



累計 100 万部突破!
大人気児童向けホラー『恐怖コレクター』がアニメ化!


身近なうわさ話が恐怖へと姿を変える世界を描く、NHKアニメ「恐怖コレクター」(全12話)が総合テレビで10月10日(土)から放送を開始する(毎週(土)夜11:45~午前0:10※NHK ONEで同時・見逃し配信予定)。
当サイトにてロングインタビュー企画「Jホラーのすべて」を好評連載中の、“Jホラーの父”鶴田法男監督が、佐東みどりと共に原作を務める児童文庫レーベル・角川つばさ文庫「恐怖コレクター」(作:佐東みどり、鶴田法男/絵:よん/KADOKAWA)を TV アニメ化。

放送に先立ち、第1話の試写会が開催され、主人公・千野フシギ役を務める石橋陽彩、青い傘の男役を務める岡本信彦、原作の佐東みどりと鶴田法男が登壇し、取材会が行われた。今回はその模様のリポートを「cowai」特写と共に紹介する。



© 佐東みどり・鶴田法男/KADOKAWA/NHK・NEP







NHKアニメ「恐怖コレクター」試写&取材会リポート
主人公フシギ役の石橋陽彩、青い傘の男役の岡本信彦、
原作・佐東みどりと鶴田法男が登壇!

「21世紀のゲゲゲの鬼太郎を作りたい」(鶴田)

左から、佐東みどり、岡本信彦、石橋陽彩、鶴田法男




石橋陽彩: 千野フシギ役の石橋陽彩です。
僕自身、ホラーというものになかなか触れてこなかった人生で。この作品をきっかけに、ホラー小説だったり、ホラーゲームだったり、ホラー映画だったり、よりホラーを知っていく機会がすごく多くなって。実際ホラー作品を勉強していくにあたって、この(作品から得られる)恐怖感を、僕も演じていく上で何か(活かすことが)できないかなって思いました。
放送時間も11時45分からということで、すごく絶妙な時間から始まる。そして(劇中にも触れられる)12時を超えるっていうのもちょっとまた怖いなって。一話も12時で窓を開けると女が飛び降りてくるみたいな(噂話が)ありましたけれども、そういう仕掛けも含めて、すごく面白い作品になっていますので、ぜひたくさんの方に見ていただけたら。



岡本信彦: “青い傘の男”をやります岡本信彦です。
割とオカルト体験が多い方の声優で、うちの界隈では「オカルト信彦」って言われてる人です。(※具体的なエピソードは次回掲載)
(演じた)青い傘の男は怪異だったり都市伝説をまく方の、(フシギが)守る側だとすれば、どちらかというと仕掛ける側の方のキャラクターの立ち位置で、うってつけの役をいただいた気がしております。
一話はまだ出ていなかったんで、これからなんですけど、二話以降、青い傘の男がどうやって登場するのか楽しみにしてもらえたら嬉しいなと思っております。



※広告の後に続く







佐東みどり: 原作の佐藤みどりです。
11年前に、鶴田監督と怖いものを一緒に書こうって色々考えて、何が一番怖いかなと思った時に、都市伝説が身近にあって、隣にある怖さみたいな感じのものを児童書でうまくできればいいなと思い、作り始めたのが「恐怖コレクター」なんです。
それから11年、未だに僕は「怖い」とは何かわからないままずっとやっているんですけど、一つだけモットーというか、「怖いけど面白いものを作れれば、みんな喜んでくれる」のかなと思っています。
11年目にアニメ化の話も来て、(自分の思いが、みんなに)届いていたのかなって思いながら、感慨深く、今日この場に座って緊張しています。



鶴田法男: 鶴田法男です。11年前に「恐怖コレクター」という小説を書き始めました。
実は私、「Jホラーの父」なんていうふうに呼ばれておりまして、皆さん(記者)のお手元の資料には「本当にあった怖い話」でデビューと書いてあると思うんですけど、その「本当にあった怖い話」というのは、某テレビ局で稲垣吾郎さんがホストを務めた番組の方ではなくて、その前身に当たるレンタルビデオ向けのビデオ専用映画の話です。それがレンタルビデオ店で非常に人気だったので、某テレビ局の方から「テレビにしましょう」と話をいただいて、それが1999年から始まったんですね。
元々のビデオ作品は1991年から92年にかけて、 三シリーズ三作品がシリーズとして発売されたので、それを見た黒沢清監督や中田秀夫監督、今大活躍の清水崇監督が、そこから、いわゆるJホラーのスタイルというものを確立して、『リング』や『呪怨』や『回路』といった作品が作られたので、私が「Jホラーの父」と呼ばれているんですね。



鶴田: その後、Jホラーは世界的なコンテンツになったんですが、ただ、僕が11年前に「恐怖コレクター」を書き始めた頃はすっかり下火になっていまして。「もうJホラーは終わった」みたいなこと言われていたんですね。そういう中で、たまたま「小説を書いてみないか」という話になって、書き始めたのが発端でした。その時、私の頭の中にあったのは、Jホラーの人気キャラクターって、貞子とか伽椰子とか俊夫くんとか、みんな幽霊。いわゆるヴィランというか悪役なんですよ。善玉の主人公というかキャラがいない。だから、「Jホラーなんだけど、ヒーローを作りたいな」と思っていて。できれば「21世紀のゲゲゲの鬼太郎を作りたい」という思いがあって11年前に書き始めたわけです。
当時と比べると、最近は清水崇監督なんかが非常に頑張ってくださって、今は何本も(Jホラーが)公開されていますけど、僕は小説というメディアの方で頑張ってきた結果、ありがたいことにアニメになってしまって、感無量としか言いようがない状況でございます。

「恐怖コレクター」は書き始めて5年目か6年目の時にすごい人気が出てきたっていうのを実感したんですね。その時にぼんやりと、日本の映像文化に関して、アニメは世界的な力を持っている、一方で、僕や黒沢監督、中田監督が始めたJホラーという実写も世界的な人気を誇っていて、「この二つが合体したらすごいよな」っていうことはちょっと考えていたんですよ。それがこんな形で、 NHKさんのおかげというか、これから作品がどういう風になっていくのか、すごく楽しみです。本当に皆さん、これからも応援していただければなと思っております。 すいません、長くなってしまいました」



※広告の後に続く





坂田淳チーフ・プロデューサー: 皆さん、怖かったでしょうか?
都市伝説が題材ということで、都市伝説って何だかよくわからないんですよ。怪談だと「因果応報が…」とか、いろいろあるんですけど、第一話に出てきた「くねくね」とか訳が分からない。「落ちてくる女」も結局何者だったのか全くわからないんですよね。でもこの何だかわからない感じが、都市伝説のいいところなんだろうなと思っています。広く皆さんに怖がっていただきたいなというのが我々の願いです。

坂田淳チーフ・プロデューサー



坂田P: それと…今日はエンディングで流れたんですけど、スガ シカオさん、実はホラーがものすごく好きらしいんですよ。
今日は第1話では流れておりませんが、第2話から流れるエンディングもスガ シカオさんです。なのでオープニング・エンディングともにスガ シカオさんがやっていただいたという非常にありがたいことになっております。
スガ シカオさんからメッセージいただきましたので読ませていただきます。



スガ シカオ からのメッセージ

本日は主題歌やってるだけなのに登壇して、「恐コレ」仲間をアピールしたかったんですが、どうしてもスケジュールが動かせず、コメントで失礼いたします。
オープニングテーマ「カゲボウシ」、第1話ではエンディングで流れましたが、オープニングテーマです。

今までいくつかホラー系や不思議系の主題歌をやらせていただいたこともあって、僕はこのジャンルのテーマソングに絶対的な自信を持っていました。
「カゲボウシ」はもう原作やプロットを読んでいるだけでイメージがメラメラと湧いてきました。

主人公フシギの心の中に入り込んで歌詞やメロディーを紡ぎ、気がついたらオーケストレーションが鳴り響く、4分を超える大作になってしまいました。
オープニングで使われるのは最初の90秒ですが、それでも十分なパンチ力のある曲だと思います。




※広告の後に続く










(記者からの質問)
ーー石橋さんと岡本さんにお伺いしたいんですけど、ホラー・アニメーションの魅力について、ホラー・アニメーションだからこそできるものについて、どうお考えですか? 


石橋: 僕自身、ホラー作品に出演するのは今回が初めてではあるんですけど、出演するにあたっていろいろ勉強させていただいて。実際に収録をやってみて、何て言うんだろう、間がすごく大事だなって。やっぱり普通の日常からホラーな展開に行くまでの、間の取り方というか、本当に「何かが今から起こるんだろうか……けど、起こらない……と思ったら起きる!」みたいな(笑)、ストーリーの強弱がすごくしっかりしていて、そういうのがあるからこそ、より恐怖感が底上げされているなっていう印象がありました。
それと、第1話を見ていて、けっこうBGMがないところもあったり。普通、アニメーションってずっとBGMが流れていたりすることが多いんですけど、この作品では効果音(SE)と声だけっていうシーンが何か所かあって、「うわっ、これ、夜に見るのか、怖いな」って思いましたね。





岡本: 個人的にホラー作品、好きなんですよ。怖いもの見たさってあると思っていて。なんかドアが開いたら何がいるのかわかんないけど行ってみたいみたいな欲求って、たぶん人間の中に存在すると思ってるんですけど、実写だとちょっとリアルすぎる気がするんですよね。

子供の頃、僕はよくホラー作品を見ていて、 NHKさんでいうと「ミステリー・グースバンプス」っていうドラマが確か1990年代後半にあったんですけど、実写系だったんですね。怖かったんですけど、ちょっと演出にファンタジーが要素多かったんですよ。子供的には、リアルだけど、ちょっと違うなって感じもして。それがアニメだと、ホラーとしてちゃんと怖いんだけど、ホラーの登竜門として楽しめる、いろんな人を巻き込めるのが、ホラーアニメのいいところかなって思いますね。

例えば血の表現一つ取っても、(実写だと)生々しい血、血糊(のり)が出るだけでも、子供的には引いてしまうところがあるかもしれないですけど、アニメーションの絵だと、血は血で、おそらく脳内変換しながら(生々しさを抑えて)怖いものとして見られるっていうのがやっぱり一番いいところかな。ホラーアニメは、面白さと怖さのバランスがいいなって思っております。



NHKアニメ「恐怖コレクター」試写会&取材会【概要】
10月7日(水)NHK放送センター
登壇者…石橋陽彩(主人公フシギ役)、岡本信彦(青い傘の男役)、佐東みどり(原作)、鶴田法男(原作)



◇NHK アニメ「恐怖コレクター」
【放送予定】 <総合>10月10日(土)放送開始 毎週(土)夜11:45~午前0:10
※NHK ONEで同時・見逃し配信予定
【原作】佐東みどり 鶴田法男
【キャラクター原案】よん
【監督・シリーズ構成】稲葉友紀
【キャラクターデザイン】吉川佳織
【音楽】甲田雅人
【音響監督】郡司哲也
【アニメーション制作】studio ぱれっと
【制作】NHK エンタープライズ
【制作・著作】NHK
【オープニングテーマ・エンディングテーマ】スガ シカオ






【取材・文】
福谷修/「cowai」編集長、映画監督、ライター。
新作となる総監督のアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』がシッチェス・カタロニア国際映画祭ほかに選出。KICKSTARTERにてクラウドファンディング実施中。応援よろしくお願いします。ライターとしては「DVD&ビデオでーた」「ザテレビジョン」などで千人以上の著名人インタビューや、特集を担当。その後、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDSゲーム「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などのホラー作品を監督・脚本。作家では『渋谷怪談』『心霊写真部』『子守り首』『怪異フィルム』『霧塚タワー』ほか著作多数。近作は製作・プロデュースを務めたホラーアニメ映画『アラーニェの虫籠』『アムリタの饗宴』。他にオンライン講座「AI時代に収益につながる文章術&アイデア出し講座」の講師も務める。








Jホラーの父・鶴田法男監督原作
「恐怖コレクター」がTVアニメ化



児童向け大人気ホラーシリーズ「恐怖コレクター」が TV アニメ化。
「恐怖コレクター」は、「科学探偵 謎野真実」シリーズ(朝日新聞出版)の著者でも知られる佐東みどり氏、J ホラーの父としてテレビドラマ『ほんとにあった怖い話』シリーズなどで知られる鶴田法男氏のタッグにより、2015 年から刊行されている。
今年 2025 年 6 月にはシリーズ刊行 10 周年を迎え、今最も勢いのある児童向けホラーシリーズ。
TV アニメ化で今後ますます盛り上がる「恐怖コレクター」!
未読の方はぜひ読んでみてください!きっと読むのをやめられなくなるはず……!



◆『恐怖コレクター』のあらすじ

都市伝説のウワサが広がる町では、フード姿の子供が目撃されているという。「赤い手帳を持っていた」という人もいれば、「子供には顔がない」という人がいたりと、その情報はさまざまだ。どうやら、「赤い手帳」を持っているのはフシギという少年で、彼は都市伝説の呪いを解いているようだけれど——!?
そう、都市伝説は現実に起きているのだ。
いまも、誰かが新たな都市伝説の呪いにおそわれている!?









【WEB映画マガジン「cowai」】https://cowai.jp/
ホラー、SF、スリラーなどのジャンル映画の最新情報を紹介すると共に、著名人インタビュー、プレゼント、特集連載記事などを掲載。



NHK アニメ「恐怖コレクター」
【放送予定】 <総合>10月10日(土)放送開始
毎週(土)夜11:45~午前0:10
※NHK ONEで同時・見逃し配信予定


Tagged