【読者プレゼント】「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」放送開始記念・伊藤峻太監督単独インタビュー!監督のイラスト付きサイン色紙とステッカーを抽選で一名様にプレゼント!

Blu-ray&DVD&配信 pick-up WEB インタビュー・コメント



突如発見された異次元への扉「ポータル」。

何の変哲もないドアの向こうに広がっていたのは、
この世界とは別の歴史を辿った並行世界。


『オカルトの森へようこそ』のWOWOWが、新たに挑戦するモキュメンタリーの世界「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」が1月12日(金)スタート、毎週金曜日午後11:30より、放送・配信中だ(WOWOWオンデマンドでは全話配信中)。
この番組の放送を記念して、「cowai」では伊藤峻太監督への単独インタビューを敢行。さらに、監督の“地底人”イラスト付きサイン色紙と、監督デザインのステッカーを抽選で1名様にプレゼントします!(応募方法は記事の後半に掲載)



 


あの時、こうしていれば…人生は様々な選択と、ちょっとした後悔の積み重ねでできているのかもしれない。人の集まりを社会とするなら、この世の中は後悔の塊なのかもしれない。WOWOW「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」は、そんな今の世の中にある様々な問題や社会の矛盾を、モキュメンタリーという手法で描き、真実に迫っていく。








「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」放送開始記念・
伊藤峻太監督、単独インタビュー
モキュメンタリーの方法でSFをやれるんだったら面白いなって」




――「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」面白かったです。モキュメンタリーの新しい可能性を感じました。

伊藤峻太監督 ありがとうございます。

――まず企画の経緯から教えていただけますか。

伊藤監督 前作の「ザ・モキュメンタリーズ~カメラがとらえた架空世界~」を完成させ、放送・配信して、その後すぐに「次を作ろう」というお話をいただきました。その時、「ザ・モキュメンタリーズ」のシーズン2みたいな話が出て。前作は各話が独立して全く別々の話を、全8話制作したのですが、それをもう一回やる方向性で始まりました。しかし進めていくうちに、「もう少しエンターテイメントに寄せたい」「もっと強いモキュメンタリーを作りたい」と思い始めて、みんなで話し合った結果、今の企画(「PORTAL-X」)になったという感じですかね。それが2年ぐらい前です。

――完成まで2年間を費やした?

伊藤監督 そうですね。企画を練りに練って、内容を詰めて、撮影した後も、またCGに半年ぐらいかかりました。

――「ザ・モキュメンタリーズ」「PORTAL-X」と続けて、モキュメンタリーを手掛けられて注目されていますが、監督としてはこのジャンルに対して思い入れやこだわりがあるんでしょうか。

伊藤監督 はい。最初は今から5年前に作った、BSフジの「宇宙移民の光と影」という番組で(「TOKYOストーリーズ」の第18回。2019年6月11日(火)BSフジ放送)。「東京をテーマに実験的な30分番組を作ってほしい」と依頼されて、本当に予算がなくて、苦肉の策でモキュメンタリーを選択したんです。逆に「予算がないんだったら、好きなことをやるしかない」。僕はSFが大好きなんで、「宇宙と絡めたらいいな」と思った時、「それなら、宇宙人にインタビューすればいいんだ」って(笑)。そこから「地球に来た宇宙移民の二世が、成人する所にインタビューしに行く」という番組のコンセプトをまとめました。結果として、この番組がギャラクシー賞の奨励賞をいただきました。最初は、苦肉の策で始まったモキュメンタリーなんですけど、意外とSFと親和性が高いんじゃないかってことに気づいたんです。

――元々は普通のSF映画が撮りたかった?

伊藤監督 実はその前に僕が作った映画があるんですけど、12年かかっちゃったんです(笑)。

――12年!大作ですね。

伊藤監督 『ユートピア』ってタイトルで。インディペンデントのSF映画だからCGも少人数でこだわった分、時間もかかりました。





――こだわり抜くタイプの監督ですね。

伊藤監督 でもSF映画はまっすぐやると本当に大変で(笑)。だからこそ、「モキュメンタリーの方法でSFをやれるんだったら面白いな」って実感で思ったんですよね。そこからもう一本、「シンギュラリTV2043」(2021年~)を同じBSフジで作りました。それは2043年にアンドロイドが人間を超えるシンギュラリティ(※技術的特異点)の時代に、アンドロイドが基本的人権を得たことによって起きる人間の社会とのひずみみたいなものを、アンドロイドへのインタビューを通して描くという番組で、これもガッツリSFで作らせていただきました。その後に、WOWOWでの「ザ・モキュメンタリーズ」です。こっちは本当にシンプルに「世界の現実とは違う何かに密着する」という番組なんですけど、劇中では僕がディレクター役で出演していました。

――ご自身がディレクターを演じた?

伊藤監督 そうです。僕がカメラマンの横でディレクターとして取材対象に質問して答えてもらうという形が前作だったんですけど、今作はそのディレクターとカメラマンの役を、柄本時生さんと伊藤万理華さんにやっていただきました。そこが前作と大きく違うところです。それによってドラマとしての役割もお二人に担ってもらっています。

――前作よりもドラマ性が高くなっている?

伊藤監督 ただ、僕としてはモキュメンタリーとしてもちゃんとリアルにしたくて、そのバランスを取ることがすごく難しくて、大変だったんです。何とかできたかなと今は思っています。

――実際に伊藤万理華さんはカメラを持って撮影しているのですか。

伊藤監督 はい。撮影に関しては、もちろんプロのカメラマンが撮影しないと成立しない部分があると思いますが、鏡や窓に映り込んじゃうこともありますし、シーンによっては万理華さん本人に撮ってもらいました。






「社会をとらえるためにあえて嘘をついてる

第1話「フードインベーダー」


――一見、モキュメンタリーで「宇宙人にインタビュー」って聞くと、なんだかコントのような作品をイメージしてしまうのですが、伊藤監督のモキュメンタリーはそこにリアルな社会性が感じられて、考えさせられるというか、これまでにない新しさや、ユニークな作家性を感じます。そこは監督のオリジナリティなのでしょうか。

伊藤監督 正直、僕はフェイクドキュメンタリーという言葉をあんまり使いたくないというか、言葉の意味としてはたぶんそんなに差はないんですけど、あえてモキュメンタリーと言ってるのは、どんな題材であっても、やるからには、この社会を模して作られたものにしたいから。取材する対象の先に様々な問題があって、それをどう取り扱うかが重要だと思っているので、ただ単に偽物の映像を作りたいわけではないんです。社会をとらえるためにあえて嘘をついてる、それは最初からずっと一貫していて、今作もやれたかなと思っています。

――なるほど。社会性のあるモキュメンタリーとしても、これまでにない語り口だと思いますし、それが回を重ねるごとに、テーマの掘り下げと共に、ストーリー性と言うか、エンタテインメント性も深みを増していくのが面白いですね。

伊藤監督 そこはこだわって作っていて、ジャーナリズムなんて言ったらおこがましいですけど、たとえエンタテインメントであったとしても、ジャーナリズムはやっぱりなきゃいけないと思っています。例えば、韓国の作品は、どんなエンタテインメント作品にも根柢に社会の闇みたいなものがあると思うんです。だから面白いと僕は思っていて。逆に日本の作品は、日本が抱えている闇を一旦無視するというか、それを入れるとエンタテインメントじゃなくなると思っているのか、あまり入っていないなと。本気でエンタテインメントをやるのであれば、根底にある社会の闇とちゃんと向き合う側面がないと、作品を作る意味がないなと思っています。





――韓国映画で刺激を受けた作品はあるんですか。

伊藤監督 作品のバランスで言うと『グエムル(※グエムル-漢江の怪物-)』が大好きで。訳わかんない生き物を出しているのに、それでいてちゃんと韓国社会の歪みを映し出している。貧困の話だったり、環境汚染の話だったり、そういう問題を、面白い作品に入れ込めるんだっていうのが驚きましたね。
あとは『イカゲーム』です。あの面白さもそうした社会の問題をうまくドラマに取り入れているからだと思いますね。

――コロナもそうなんですけど、現実がフィクションを超えてしまった衝撃があり、昔のように単なるエンタテインメントに観客がリアリティを感じられなくなった面があるのでしょうか。

伊藤監督 震災が起きた時も「ファンタジーは死んだ」って言われたんですけど、やっぱり現実が超えちゃったみたいな瞬間があって、「今更、ただのファンタジーを見ても何も響かないよ」みたいなことを言われましたからね。

――でも現実には、震災後にも優れたファンタジーは生まれています。

伊藤監督 そうなんですよね。どんなファンタジーやSFをやったとしても、結局、作品のテーマって「人間って何だろう」とか「今の社会って何だろう」っていうのが根底にあるかなと思っています。上辺だけの作品を作っても見透かされてしまう。そうしたテーマ性がこの作品でちゃんとやれたことは大きかったと思います。


第2話「不死鳥の歌」









「一番最初に現場のお手伝いに入ったのが、(白石監督の)『シロメ』なんです」





――今作は今までにないモキュメンタリーという言葉がぴったりハマりますが、他の監督のモキュメンタリーは意識されますか。例えば白石(晃士)監督とか。

伊藤監督 あまり意識していないと言うと何かトゲがありますけど(笑)、テレビでやってる他のモキュメンタリーも何となく見たりはするんですけど、それはネタがかぶらないようにしたいからなんです。どちらかと言うと、リアルなドキュメンタリーの方を参考にしていると思います。
もちろん白石監督の作品は見ています。白石さんのあの突き詰めていく作り方は本当にすごいなと思いますし、実は僕が大学を出て一番最初に現場のお手伝いに入ったのが、『シロメ』なんです。

――初仕事が白石監督だったんですね(笑)。

伊藤監督 現場で、僕は廃校の裏に行って、二階の窓ガラスをひもで引っ張って揺らすというバイトでした(笑)。白石監督と直接お会いしていないですが、『シロメ』の現場にはいましたね。

――先程、リアルなドキュメンタリーを意識して見ているとおっしゃいましたが、最近刺激を受けたドキュメンタリーって何かありますか。

伊藤監督 NHK(スペシャル)の「安楽死」、スイスまで行って安楽死しに行くドキュメント(「彼女は安楽死を選んだ」2019年放送)もそうですし、あと(「PORTAL-X」の)第2話「不死鳥の歌」では(意識したのは)、「AI美空ひばり」のドキュメンタリー(『AIでよみがえる 美空ひばり』)。「AIで美空ひばりを作ります」って、完成したドキュメンタリーをNHKが放送して、それがものすごい世間からバッシングを浴びて、「あれが何で駄目だったのか」というドキュメンタリーをNHKが何ヶ月後かに放送したんです。僕はその二回目の方が面白かったですね。

――一方で、「PORTAL-X」は単なる硬派のドキュメンタリーだけではない点も面白いですね。例えば、第三話の地底人のデザインとか、第二話ではアニメがインサートされたりとか。このような印象に残るビジュアルは監督が決めているんですか。

伊藤監督 ほとんど僕がデザインしました。第二話に出てくるアニメも、動き自体はアニメーションの会社にお願いしたんですけど、キャラクターは自分でデザインしています。地底人のデザインもそうですね。いわゆる“ザ・地底人”みたいなことにはしたくなくて、誰も見たことない地底人にしたいなと思ってデザインして、それを特殊造形チームが絵のままに立体にしてくれたので、びっくりしました。


第3話「フロム・アンダーグラウンド」




――昔の特撮ドラマのようでありながら、特殊造形が妙にリアリティを感じさせるのは、演出の力かと思います。

伊藤監督 そう言っていただけるとうれしいですね。

――伊藤監督はVFXも担当されてますが、具体的にどんな作業をされてるんですか

伊藤監督 いろいろな作業をしましたね。オープニング映像もそうですし。

――あのポータルの解説ですか?本当に細部までご自身でやられているんですね。

伊藤監督 それこそ後半、主人公のカイフが新たな(パラレルワールド=ポータルの)ドアを見つけた時の、物体が「ある」「ない」みたいな些細な合成カットとか、いろいろ。

――CGもモンスターとか、最後の方にでっかいのが出てきて。

伊藤監督 あれも僕がデザインして、お渡しして。

――VFXの会社に?

伊藤監督 そうです。あれもほぼ1人です、(CGを)やったのは。ずっと一緒にやってる相棒のCGデザイナーがいて、今回も。

――じゃあ結構、世界観的にはご自身のイメージが反映されてる?

伊藤監督 もうそのまま(僕のイメージを)皆さんに再現していただいたっていう。










「今までやってきたモキュメンタリーの集大成をやれた」





――撮影で苦労された点はありますか。

伊藤監督 実際のモキュメンタリーは、現場は本当に少人数なんです。たくさんスタッフがいると、映り込んだりするので。他に人がいても、とにかく絶対に映らない所に皆さん隠れていただいて、現場の中心は録音、撮影、監督、役者しかいない。それだけに周りの主なスタッフ以外は今何が起きているのかわからない。OKが出てるのか、長引いちゃっているのかもわかんないという。なので現場の意思の疎通がすごく難しかったです。とにかく素で映るように頑張ったというのが、現場で一番難しかったところですね。

――主役のお二人への演技指導はどうされたんですか。

伊藤監督 具体的な芝居の指示や演技指導は特にしなかったです。お2人ともナチュラルなので、時生さんにも「もう少し力が抜けるように」みたいなことは言いましたけど、基本はおまかせでした。難しいのは、役として演じてても、本人のナチュラルな部分が出てしまう点です。それは主演のお2人以外の俳優陣全員がオーディションの時も、芝居をさせるというより、本人のプロフィールについてお話しいただき、雑談する中で見えてくる素の状態があるかどうかが、すごく大切だと思うんです。なので主演のお2人も素(の魅力)をちゃんと持ってる方々だったので、すごく助かりました。





プロデューサー シーンによっては、二人は(カメラを持って)本当に撮らなきゃいけなかったので、そこはちょっと大変そうだったよね。

伊藤監督 そうですね。カメラがものすごい重さなんですよ。それで伊藤万理華さんも普通に2分とか(カメラを)回しっぱなしのシーンもあるので。そんななか、素晴らしく撮影いただき感謝しています。

――柄本さんも途中からカメラを持ってますよね。

伊藤監督 カメラを持って全力で走っていただきました。本当に頭が下がります。

――お二人以外にも、鈴木もぐらさんや小林幸子さんなど、意外性のあるキャスティングが印象に残ります。





伊藤監督 鈴木もぐらさんは1説明して、10やってくださりました(笑)。

――アドリブ?

伊藤監督 そのままもう自然にコントに入っていただいたって感じですかね。

小林幸子さんもそもそもこの役(一度死んでAIで復活する小林幸子の本人役)を引き受けていただけたことが嬉しかったです。

――怒られてもおかしくないですよね(笑)

伊藤監督 小林さんからは「監督が面白いと思うようにやってください」「NGとかもないので、面白いと思うことをやってほしい」と言ってくださって。さらにご本人の衣装も用意していただいて、本当に素晴らしかったです。

――それは恵まれていましたね。監督としてやりたいことができたという感じですか。

伊藤監督 そうですね。今までやってきたモキュメンタリーの集大成をやれたなって。今できる最大のことができたと思っています。

――後半に進むにしたがって全てのエピソードが繋がっていく構成の妙も含めて、最後まで見ていただきたい作品ですね。

伊藤監督 ぜひ全8回まで見ていただきたいですね。

――では最後に、メッセージをお願いします。

伊藤監督 見どころは、CGやVFX、地底人や青い野菜といった面白い美術、特殊造形など、テーマを象徴するアイテムがたくさん出てくるところですね。そして何より(テーマと向き合う)俳優の皆さまの芝居。ポータルというパラレルワールドならではの、微妙に違うけど、本当にありそう、リアルにありうる世界に没入してほしいなと思います。

――ありがとうございました。




番組情報:
「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」
毎週金曜 午後11:30~放送・配信中
WOWOWオンデマンドでは全話配信中
監督・脚本・VFX:伊藤峻太
撮影・音楽:椎名遼
出演:柄本時生、伊藤万理華 ほか
サイト:https://www.wowow.co.jp/detail/188611








【読者プレゼント】
「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」放送開始記念・
伊藤峻太監督イラスト・
サイン色紙&ステッカーを抽選で1名様にプレゼント!




伊藤峻太監督の“地底人”イラスト・サイン色紙と、監督デザインの番組ステッカーを抽選で1名様にプレゼントします!

<応募方法>


応募締め切りは2023年1月31日(水)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」twitter公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ツイート( https://twitter.com/cowai_movie/status/1749628852152971514 )をリポスト(RT)してください。



<抽選結果>

締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式TwitterアカウントよりDMで通知させていただきます。当選品は郵送する予定です。(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情で遅れる場合があります)



皆様のご応募お待ちしています!



【応募の注意点】

〇当選後に住所の送付が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は映画配給会社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。このため、傷や汚れ等があっても交換はできませんので、ご了承ください。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。






各話あらすじ


第1話「フードインベーダー」



ポータル05の中は、深刻な食糧難に苦しむ世界。そんな中、問題解決の糸口となる新食材「ハイパーベジタブル」が誕生。その新食材はあらゆる栄養素を含み、安価で育てやすく、どんな料理にも合うという画期的な食材で、世界中に輸出されたが……。侵略植物を巡り、様々な対策をとる人々をリポーターのカイフ(柄本時生)とシューターのルナ(伊藤万理華)が徹底取材。安価な食材を選び続けた消費者の罪と罰に迫る。





第2話「不死鳥の歌」



科学技術の発展が目覚ましく、人の脳をコンピューター上にアップロードする技術が完成したポータル19の世界。若くして亡くなった伝説の漫画家を脳から復活させるプロジェクトが発足。タブレットの中で復活した彼に寄せられた期待は未完の大作「不死鳥の歌」最終回の完成。しかし、なかなかペンを握らない彼から語られたのは、知られざる苦悩だった。新しい時代に困惑する彼が描いた最終回は、果たしてどんな終わりを迎えるのか。





第3話「フロム・アンダーグラウンド」



ポータル14で5年前に発生した、地下鉄工事中の事故。その事故をきっかけに人類と地底人が遭遇。高い知能と知性を持った彼らとの交流が世界中で急速に進み始める。地底には、豊富な資源やテクノロジー発展の鍵が詰まった夢のような世界が広がっていた。しかし、彼らの“ある特殊な文化”が知られると人間たちの世論は動揺。地底人との関係がギクシャクし、地上を去る地底人が続出。そんな中、センセーショナルな事件が起きる。






<STORY>




突如発見された異次元への扉「ポータル」。何の変哲もないドアの向こうに広がっていたのは、この世界とは別の歴史を辿った並行世界。ドアの向こうの世界を「PORTAL」と名付け、その内部観察が始まってから今年で50年。「PORTAL-X」は、各ポータルの失敗事例を我々の社会に活かすことを目的に、長年に渡って放送されてきた番組だ。あらゆる並行世界をリポートする新人番組ディレクターのカイフ(柄本時生)と、番組カメラマンのルナ(伊藤万理華)。2人が取材する様々な並行世界・ポータルは歴史の転換点で選択を誤り、取り返しのつかない状況に陥っている世界ばかり。カメラに映るのは食糧難、不死が実現した世界、真の多様性を獲得できなかった社会、極端な少子化、運に頼り切る世界。カイフとルナは取材を通じて、何を感じ、何を伝えていくのか?取材を重ねるごとに、明らかになっていくのは、この世界の輪郭と並行世界「PORTAL」の秘密…。







WOWOW番組情報

「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」(全8話)

放送・配信:2024年1月12日(金)午後11:30~放送・配信
[WOWOWプライム](第1話無料放送)[WOWOWオンデマンド]

スタッフ・キャスト
監督・脚本・VFX:伊藤峻太
撮影・音楽:椎名遼
出演:柄本時生、伊藤万理華
   彦摩呂、小林幸子、早見沙織、佐藤弘道、鈴木もぐら(空気階段)、中山忍 ほか

サイト:https://www.wowow.co.jp/detail/188611
WOWOWドラマ公式X(旧Twitter):@drama_wowow

★関連番組情報★
「PORTAL-X」12日(金)スタート!「ザ・モキュメンタリーズ」一挙放送(全8話)
放送・配信:2024年1月5日(金)午後3:00~ [WOWOWプライム]

サイト:https://www.wowow.co.jp/special/021056
WOWOWオンデマンドで全話配信中: https://wod.wowow.co.jp/program/172508



「PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~」
WOWOWにて毎週金曜日・午後11:30放送・配信中(第1話無料放送)





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