【試写レビュー】某コ○グでは物足りないあなたの心の闇にヒットするかもしれない、容赦なきUMAホラー!『食人雪男』9/17公開!俺はこういう雪男が見たかった!ポスター・プレゼントも本日まで!(多少遅れてもOK)

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根強い人気を誇る動物パニック映画の中でも、イマイチ盛り上がらないビックフット物=雪男系だったが、『ゴジラvsコング』の大ヒットのおかげか、久々の全国公開映画となったUMAホラー『食人雪男』(2021年9月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿武蔵野館 他 にて全国ロードショー。配給TOCANA)。



雪深い山奥に自生し、すべての病を治すといわれる奇跡の薬草を捜し求める探索隊。しかし、そこに、薬草を狙う人間どもを容赦なく惨殺し、食らいつくす尽くすモンスターが立ちはだかる……。
薬草を守る山の守護神としてのUMAモンスターは、明らかに『キングコング 髑髏島の巨神』以降の守護神コングを意識しているのだろう。

©2020 PIKCHURE ZERO/UNCORK’D ENTERTAINMENT



意識していると言っても、コングは30m超のフルCG、こっちは等身大のスーツなんだけど、態度の大きさ、容赦なさ、神々しさでは、本家に引けを取らない。

昨今の動物パニック物は、サメ映画を筆頭として、どうしても、ツッコミどころ満載のネタ映画の印象が強くなっているが、そこはいつもオカルト全力投球なTOCANAの配給だけに、『食人雪男』は凡百のUMAホラーとは一線を画す出来になっている。いや、これが侮れない程面白い。

©2020 PIKCHURE ZERO/UNCORK’D ENTERTAINMENT



この手の緩い映画に定番の、顰蹙を買う若者グループやバカップルなんかは出てこない。薬草を狙う探索隊や学者、組織の人間が知恵比べ、騙し合いを繰り広げ、それを食人雪男が次々と蹂躙し、白い大地を深紅に染め上げる。

食人雪男は凄まじい怪力と驚くほどの俊敏さ、人智を超えた存在感と神出鬼没さで、容赦なく人間を餌食にしていく。


©2020 PIKCHURE ZERO/UNCORK’D ENTERTAINMENT



そうなんだ。見ていて気付いた。俺はこういう雪男が見たかったんだ。

『ゴ○ラvsコ○グ』は本当に素晴らしい娯楽映画だったが、唯一の不満はメ○ゴジラの造形でも小○旬でもなく、クライマックスのコ○グが時折、“ただの人の良いオッサン”にしか見えなかった点だ。
せっかく前作『髑髏島の巨神』では、島を訪れた調査隊や軍隊どもをぶっ殺しまくったコングも年を取って丸くなったかもしれないし、ストーリー上しょうがないんだけど、やっぱり荒ぶる守護神コングがもっと見たかったのが本音だ。
そして、そんな私やあなたの心の隙間を埋めるのが、『食人雪男』かもしれない。
とにかく容赦がない。とにかく殺し喰いまくる。

『食人雪男』©2020 PIKCHURE ZERO/UNCORK’D ENTERTAINMENT



残虐シーンを手掛けた特殊メイクとクリーチャー・スーツの製作は「アイアン・スカイ」「ブラッド・フィースト 血の祝祭日2」のジョー・カストロ。

「ブラッド・フィースト 血の祝祭日2」を晩年に監督した、元祖スプラッター映画の生みの親ハーシェル・ゴードン・ルイスはかつて「自分の映画の衝撃は『スター・ウォーズ』にも負けない」と豪語したそうだが、そうしたスプラッターなハングリー精神?は着実に受け継がれているのかもしれない。

©2020 PIKCHURE ZERO/UNCORK’D ENTERTAINMENT



まあ、ここまで手放しで褒めておいてなんだけど、そりゃ、『vsコ○グ』の数千分の一以下の低予算映画だけに正直、ボロも多い。
撮影スケジュールが押しまくったのか、カットごとに夜になったり、昼になったり、夕暮れになったりと、見ている方が混乱しかねない雑な編集もある。
脚本も演出も腑に落ちない部分もあったり、ミステイクも散見される。
それでも個人的には、この手にありがちな「まあ、予算ないから、話は退屈でも許してね」と開き直るバカ映画よりはよっぽど好感が持てる造りだ。

予算はないが、とにかく面白いもの、凄いものを作ってやる、という気迫に満ちて、その気迫で押しまくるせいか、ヒロインのカトリーナ・マットソンまでも妙に魅力的に撮れているという、嬉しいオマケもついている。

©2020 PIKCHURE ZERO/UNCORK’D ENTERTAINMENT



少なくとも、ここ十年のジャンル映画のヒロインの中では一番好きだ。
ストイックで可憐で、男に媚を売らない姿勢もいい。

荒ぶる守護神と可憐なヒロイン。映画に他に何が必要だ。

ああ、俺はこんな映画が見たかったんだと、心の底から思える映画、それが『食人雪男』だ。






【読者プレゼント】

狂気のスーパーUMAホラー『食人雪男』
9月17日(金)公開を記念して、
特製B2ポスターを3名様にプレゼント!


鑑賞者の身も心も凍てつく獣人ホラー『食人雪男』が TOCANA 配給で、2021年9月17日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿武蔵野館 他 にて全国ロードショーされる。

この全国公開を記念して、『食人雪男』の特製B2ポスターを三名様にプレゼントする(提供・TOCANA)。



<応募方法>

応募締め切りは2021年9月15日(水)。※多少遅れても大丈夫です。
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」twitter公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ツイート( https://twitter.com/cowai_movie/status/1437067857649537025 )をRTしてください(すでにフォローされている方は、ツイートのRTのみで結構です)。


<抽選結果>

翌日以降に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式TwitterアカウントよりDMで通知させていただきます。
当選品のポスターは宅急便で、公開のタイミングに合わせて、できる限り早く発送する予定です。(災害等やむを得ぬ事情で遅れる場合があります)
当選された方はSNS等でご報告や告知をしていただますと大変助かります。



皆様のご応募お待ちしています!


【応募の注意点】

〇当選後に住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品のポスターは映画配給会社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。このため、傷や汚れ等があっても交換はできませんので、ご了承ください。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。










【作品概要】


『食人雪男』

監督:ジャマール・バーデン/脚本:J.D.エリス
/製作:ディアナ・グレース・コンゴ、クー、ジャスティン・プライス、リサ・メイ/撮影:クー/
特殊メイク&クリチャースーツ製作:ジョー・カストロ
出演:カトリーナ・マットソン、エイミーゴードン、ローバート・バーリン
©2020 PIKCHURE ZERO/UNCORK’D ENTERTAINMENT
2020 年/アメリカ映画/カラー作品/72 分/PG12/協力:エデン
配給:TOCANA( https://tocana.jp/

公式サイト:yuki-otoko.com



2021 年 9 月 17 日 ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿武蔵野館 他 全国ロードショー!







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