『アムリタの饗宴』フィレンツェ&N.Y.の映画祭グランプリ受賞記念・特別上映会!
海外向け“新作”アニメ映画『心霊蟲 -GHOST BUGS-』逆輸入・日本初上映や、
『アラーニェの虫籠』無料上映、アニメ・キャラのモデルの女優のトークショー開催!
アニメーション作家、坂本サクが監督・アニメーション制作・原作・脚本・音楽を手掛け、声優と音響効果を除く全工程をほぼ一人で制作したアニメーション映画『アムリタの饗宴』(CV.内田真礼、能登麻美子、MoeMi、花澤香菜(特別出演)/2023年)。
ファンタスティック映画祭の名門、第56回シッチェス・カタロニア国際映画祭に正式出品され、ジョージアの「第6回トビリシ国際アニメーション映画祭」で観客賞を受賞するなど、国際的に注目が高まる中、今年に入り、イタリア・フィレンツェのアニメ映画祭「第7回アニモ―ション映画祭」で最優秀長編作品賞(グランプリ)を受賞(https://www.amrita-movie.com/post/20240715)、米ニューヨークで開催された人気SF作家の名前を冠した「フィリップ・K・ディック映画祭2024」で最優秀アニメーション賞(アニメ部門グランプリ)を受賞しました。坂本監督にとっても悲願のグランプリ受賞でした。これを記念した坂本サク監督作の特別上映会が、2024年11月17日(日)、24日(日)に、シネマハウス大塚(東京・大塚)にて開催されることが決定しました。
上映作品は、海外の映画会社からのリクエストで、『アムリタの饗宴』と坂本監督の前作『アラーニェの虫籠』が合体し、よりホラー色が強化されて再編集された“新作”アニメ映画『心霊蟲 -GHOST BUGS-』(読み方・しんれいちゅう)』(英題“GHOST BUGS ”)が逆輸入の形で、日本初公開されるほか、『アムリタの饗宴』のアニメ・キャラクターのモデルとなった3人の女優(新嘉喜由芽、原田えりか、倉橋采里)や坂本サク監督をゲストに迎えたトークショー&秘蔵メイキング映像付き『アムリタの饗宴』の上映、さらに、『アラーニェの虫籠』のバリアフリー日本語字幕付きの<無料上映>も実施されるなど、盛りだくさんの内容となっています(『アラーニェの虫籠』の無料上映は事前予約制。定員を超える予約が入った場合は抽選となります。その他のプログラムは各回入れ替えの有料となります)。 この度、『心霊蟲 -GHOST BUGS-』の日本版ティザー・ポスターと場面写真が解禁された。
情報の詳細は公式サイトにも掲載されています。
https://www.amrita-movie.com/
■プログラム・ラインナップ
アニメ・キャラの芝居のモデルとなった3人の女優を初お披露目!
坂本サク監督とのトークショーや、秘蔵メイキング映像を初公開!
『アムリタの饗宴』で、坂本サク監督が特にこだわったのが、登場人物の女子高生(たまひ、陽、由宇)のリアルな芝居でした。そのモデルとなった三人の女優が秘蔵メイキング映像と共に、今回の上映会で初お披露目。
約1000人のオーディションから選ばれた三人は、主人公・たまひ役の新嘉喜由芽、陽(アキ)役の原田えりか、由宇役の倉橋采里。アニメの動きのモデルになると聞けばモーションキャプチャーを思い出す人もいるかもしれませんが、坂本監督によると「人や物の動きをデジタル化するモーションキャプチャーというより、俳優の芝居を手書きでトレースし、アニメーション化するロトスコープだと思います」。
実際、アニメーション制作の前に行われたモデル撮影では、三人は制服こそ着ていませんが、カバンやスマホを持って、時にアドリブを交えながらお芝居をしました。三人は登場人物に近い年齢もあって、よりリアルな等身大のキャラの存在感を生み出すことに成功。走って全力で逃げるシーンから、霊に取り憑かれるシーン、絶叫シーン、そして日常の細かい仕草、手足の動き、繊細な表情の演技まで、坂本監督は「新鮮な発見が何度もありました」と振り返ります。
冒頭で三人が歩きながら会話をするシーン(上写真)などは、実際にワンカットの長回しで撮影。通常のリハーサル室では距離が足りず、広めの体育館を借りて、時にはドローンなどを飛ばしての撮影も行われました。
日本ではロトスコープは実写に近い生々しいイメージがありますが、元々は『白雪姫』などで活用されていた伝統の手法。本作では、生身の俳優の芝居を、坂本監督が2Dのアニメ・キャラに巧みに反映させています(なお、ロトスコープを使用していない、坂本監督独自の作画カットも多数あります)。独特のリアリティに彩られたアニメーション映像は、たまひ役の内田真礼ら声優たちの声の芝居にも少なからず影響を与え、坂本監督も「今までにない作品に仕上がったと思います」と自信を深めました。昨年の劇場公開時には、監督の「(生身の俳優がモデルという)先入観を持たれたくない」との観点から、彼女たちをあえてクローズアップしていませんでしたが(エンドロールで三人はパフォーマンス・キャストとしてクレジット)、今回のトークショーでは、満を持して、新嘉喜由芽、原田えりか、倉橋采里が登壇。撮影当時の貴重なメイキング映像と共に、当時のエピソードを振り返り、彼女たちが『アムリタの饗宴』にもたらした様々な効果とアニメーションの可能性を明らかにします。
海外向け“新作”アニメ映画『心霊蟲 -GHOST BUGS-』が、逆輸入で日本初公開!
今回の上映会のもう一つの目玉企画として、海外向け“新作”アニメ映画『心霊蟲 -GHOST BUGS-』の日本初公開があります。
この作品は、海外の映画会社の要請で、『アムリタの饗宴』と坂本監督の前作『アラーニェの虫籠』をミックスし、再編集した海外向けバージョンです。両作のプロデューサーである福谷修が総監督を務めて編集に参加し、坂本監督がシーンをブラッシュアップして、よりホラー・テイストが強化されています。海外のホラー映画祭やホラー・イベントで非公式に上映された際には、「アニメなのに、怖すぎる」「伊藤潤二とラヴクラフトが合体したような世界観が面白い」とホラー映画ファンから絶賛、拍手喝さいを浴びた“曰つき”の作品です。
この度、『心霊蟲 -GHOST BUGS-』のティザー・ポスターと場面写真が解禁。
坂本サク監督によるティザー・ポスターは、死体に群がり、見た者を死へと導くといわれる、目玉の模様を付けた《蛾の心霊蟲》が闇夜に飛び交う、悪夢的なデザインとなっています。
坂本監督の前作『アラーニェの虫籠』もバリアフリー日本語字幕付きで《無料上映》!
今回の上映会では、坂本サク監督の前作『アラーニェの虫籠』がバリアフリー日本語字幕付きで無料上映されます。アニメ映画祭の最高峰・アヌシー国際アニメーション映画祭のミッドナイトスペシャル部門に正式出品され、三大アニメ映画祭の一つ、ザグレブ国際アニメーション映画祭に日本映画で唯一、長編部門コンペティションにノミネートされるなど、著名な映画祭で好評を博した名作。今回のバリアフリー日本語字幕上映は、障がいのある方や高齢の方、セリフの音声が聞き取りにくい方はもちろん、より作品世界を深く掘り下げたい人にもおすすめの上映です。なお、本作はUDCast方式にも対応し、上映の際には、スマホの専用アプリで「バリアフリー日本語音声ガイド」を聞くこともできます。
【『アラーニェの虫籠』バリアフリー日本語字幕付き《無料上映》の予約は記事下にあります。または公式サイトへ】
ゲスト(パフォーマンス・キャスト)プロフィール
■新嘉喜由芽 Yume Arakaki(たまひ役)
2002年6月24日、神奈川生まれ。特技:バレエ ヒップホップ
【ドラマ】 WOWOW『コールドケース』#7(2016年) 岸部歌子役
【映画】 『女郎蜘蛛』知波役(2018年)
【舞台】 『九識のスプリント』岡村聖子役(2021年)
■原田えりかErika Harada(陽役)
2002年11月30日、千葉県生まれ。
特技:チューバ、歌、ダンス、人狼ゲーム
【映画】百合ショートムービー『彼女のくちづけ感染するリビトー』 (2024年) 主演・三本美晴役
【企業ムービー】「アイン薬局『成長のリレー篇』」(2023年) 後輩役 2023/10/1~OA
■倉橋采里 Kotori Kurahashi(由宇役)
1998年7月15日、愛知県生まれ。
特技:バレエ(9年)・ピアノ(7年)
【映画】 「ブルーピリオド」(2024年) 溝口美々花役
【EVENT】 「ニコニコ超会議2022」 MC巫女役
【DVD】 「心霊マスターテープ2~念写~」 (2020年)蒼役
イベント概要
【イベント名】坂本サクの個人制作アニメ映画『アムリタの饗宴』海外映画祭グランプリ受賞記念・特別上映会/新作 『心霊蟲 -GHOST BUGS-』初公開&トークショー
【日時】2024年11月17日(日)、11月24日(日)
【会場】シネマハウス大塚 (JR大塚駅北口徒歩7分、都電荒川線・巣鴨新田駅徒歩3分)
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨4-7-4-101 (折戸通り 都立文京高校正門前)
【上映作品】
『心霊蟲 -GHOST BUGS-』(2024年)+総監督・福谷修の解説付き。来場者プレゼントあり。
『アムリタの饗宴』(2023年)+ゲスト・トークショー。来場者プレゼントあり。
『アラーニェの虫籠』(2018年)バリアフリー日本語字幕付き上映※入場無料・予約制
※各回入替制。『心霊蟲 -GHOST BUGS-』『アムリタの饗宴』は有料です。
【入場料金】(各回入替)
『心霊蟲 -GHOST BUGS-』…当日1,800円、前売1,500円
『アムリタの饗宴』+トークショー…当日1,800円、前売1,500円
『アラーニェの虫籠』バリアフリー日本語字幕付き上映…入場無料・予約制(公式サイトhttps://www.amrita-movie.com/にて予約受付)
【『アラーニェの虫籠』バリアフリー日本語字幕付き《無料上映》の予約は記事下の上映スケジュールにあります。または公式サイトで申し込めます】
前売り券(デジタル鑑賞券)は、10月30日(水)午後6時より公式サイトのオンラインストア(https://zelicofilm.stores.jp/)にて販売いたします。
【上映スケジュール】
※11/17(日),11/24(日)両日同じスケジュールです。
10:30 開場
11:00 『心霊蟲 -GHOST BUGS-』(本編100分+総監督・福谷修の解説付き。来場者プレゼントあり)
13:30 【入場無料】『アラーニェの虫籠』バリアフリー日本語字幕付き上映(本編75分)
※事前予約制。公式サイトにて予約受付。定員を超えた予約が入った場合は抽選とさせていただきます。UDCast方式(バリアフリー日本語音声ガイド)対応。
15:30 『アムリタの饗宴』+トークショー
ゲスト・新嘉喜由芽、原田えりか、倉橋采里(パフォーマンス・キャスト)本編50分+トークショー30分予定。来場者プレゼントあり。
17:30 『心霊蟲 -GHOST BUGS-』 (本編100分+総監督・福谷修の解説付き。来場者プレゼントあり)
20:00 『アムリタの饗宴』+トークショー
ゲスト・坂本サク監督、新嘉喜由芽、原田えりか、倉橋采里(パフォーマンス・キャスト)
(本編50分+トークショー30分予定。来場者プレゼントあり)
※各回・開場は上映開始時間の30分前となります。各回入替制です。
※満席の場合は入場をお断りする場合があります。事前の前売り券購入をおすすめします。
※ゲストは予告なく変更する場合があります。
※有料プログラムに各種割引は適用されません。あらかじめご了承ください。
【『アラーニェの虫籠』バリアフリー日本語字幕付き《無料上映》の予約フォーム。または公式サイトで申し込めます】
11月17日(日) 13:30上映 予約申込フォーム
https://forms.gle/8CiSMJZhBa9yUTop9
11月24日(日) 13:30上映 予約申込フォーム
https://forms.gle/yLPHYsDZWJKm4NCu7
<『アラーニェの虫籠』バリアフリー日本語字幕付き無料上映、並びに、施設に関する注意事項>
※予約はお一人様一席のみ。定員を超える予約が入った場合は抽選とさせていただきます。当日、身分証のご確認をする場合がございます。
※車イスの専用席はございませんが、二台まで鑑賞できるスペースがございますので、ご案内いたします。予約の際に車イスでの鑑賞希望の旨をお知らせください。
※劇場内はトイレなどの設備がバリアフリー対応になっておりません。ご面倒をおかけしますが、あらかじめご了承の上、ご予約下さい。
※障がい者の方と、付き添いの方は、予約の際にその旨ご記入ください。
※お席に余裕がある場合は、当日入場も可能です。その際は公式サイトにて告知いたします。ただし、予約された方が優先となります。あらかじめご了承ください。
【作品情報】
『心霊蟲 -GHOST BUGS-』(2024年)
花澤香菜 内田真礼 /白本彩奈 能登麻美子/ 伊藤陽佑 MoeMi バトリ勝悟 福井裕佳梨
監督・アニメーション・原作・脚本・音楽:坂本サク
総監督・企画・製作・監修・プロデュース:福谷修 製作・配給・著作:合同会社ゼリコ・フィルム
※『アラーニェの虫籠』『アムリタの饗宴』の海外向け再編集版となります。
映倫相当:PG12 /日本映画/上映時間:99分 ⒸSakuSakamoto / zelicofilm,LLC
公式サイトhttps://www.amrita-movie.com/ 公式twitter https://twitter.com/ara_mushi
『アムリタの饗宴』 (2023年)
内田真礼 能登麻美子 MoeMi / 花澤香菜(特別出演)
監督・アニメーション・原作・脚本・音楽:坂本サク
企画・製作・監修・プロデュース:福谷修 製作・配給・著作:合同会社ゼリコ・フィルム
映倫:PG12 /日本映画/上映時間:48分 ⒸSakuSakamoto / zelicofilm,LLC
公式サイトhttps://www.amrita-movie.com/ 公式twitter https://twitter.com/ara_mushi
『アラーニェの虫籠<リファイン版>』 (2018)
花澤香菜 白本彩奈 伊藤陽佑 片山福十郎 バトリ勝悟 福井裕佳梨 土師孝也
監督・アニメーション・原作・脚本・音楽:坂本サク
主題歌:眩暈SIREN「その嘘に近い」(ワルプルギスRECORDS)
企画・製作・監修・プロデュース:福谷修 提供・製作・宣伝・著作:合同会社ゼリコ・フィルム
2018年/日本映画/上映時間:74分 映倫:PG12 ⒸSakuSakamoto / zelicofilm,LLC
公式サイト https://www.ara-mushi.com/ 公式twitter https://twitter.com/ara_mushi