原作:背筋『近畿地方のある場所について』×監督:清水崇『呪怨』
板垣李光人、綱啓永、吉川愛、MOMONA(ME:I)、森愁斗(BUDDiiS)、西山智樹(TAGRIGHT)
女性の口元が大きく写された不気味な表紙、奇妙なタイトル、そしてスマートフォンよりも小さい異様なサイズ感。書店に並ぶ数多の小説と一線を画す強烈な存在感を放つ書影。一度見たら忘れられない手のひらサイズの装丁とたった 60 ページという短い物語の中でしっかりと恐怖を味わえる“新感覚な読書体験”として、SNS を中心に「逆に怖い」「怖すぎて人に薦めたくても薦められない」「読んだ感想を何一つ言えない」と話題が拡散し、累計 45万部を突破した「口に関するアンケート」(著者・背筋/ポプラ社刊)。この注目のベストセラーを、『八つ墓村』『だぁれかさんとアソぼ?』と話題の新作が相次ぐ清水崇監督が映画化。映画『口に関するアンケート』は7/3(金)より全国絶賛公開中だ。
「cowai」では映画の公開を記念して、清水崇監督&原作者・背筋への単独インタビューを敢行、今回は後編をお届けする。また、二人のサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント企画も引き続き応募受付中だ(応募方法は記事の後半に掲載)。

【インタビュー前編】
心霊スポットとして知られる墓地に肝だめしに向かった大学生たち。しかし翌日、1 人の女子大生が忽然と姿を消した。残されたのは墓地を訪れた 5 人の大学生たちが語る“不可解な証言”だけ。あの夜、いったい何が起きていたのか?証言から導かれるその“真相”を知った者には、何が起きるのか……。
実写映画単独初主演となる板垣李光人に加え、綱啓永、吉川愛、MOMONA(ME:I)、森愁斗(BUDDiiS)、西山智樹(TAGRIGHT)ら若者世代を中心に人気を博し、今最も注目を集める 2025 年の顔ともいえる俳優陣の豪華共演で衝撃の実写化が実現した。
映画『口に関するアンケート』公開記念、
清水崇監督×原作者・背筋が本音で【制作秘話暴露】対談(後編)
背筋が一番痺(しび)れた恐怖シーンは、まさかの伽椰子オマージュ!?
清水「あ゛…あ゛…あ゛…あ゛……」

《後編POINT》
【5】「清水崇は人間を描くことに興味がないと思われている」(清水崇監督)
「幽霊の描写も怖いけど、同じぐらい生きている人間が喋ってるシーンが怖かった」(原作・背筋)
【6】「うわっ、いたいた、こういう最低な女、いたわ!みたいな。ファンから怒られるぐらいにリアル にやってほしかった」(清水崇監督)
【7】意識したのは意外なホラー映画。
【8】原作・背筋が一番痺(しび)れた恐怖シーンは、まさかの伽椰子オマージュ!?
清水監督が“生呪怨”で暴露
【5】「清水崇は人間を描くことに興味がないと思われている」(清水監督)
「幽霊の描写も怖いけど、同じぐらい生きている人間が喋ってるシーンが怖かった」(原作・背筋)

ーー背筋さんは清水監督の現場をご覧になったんですか?
背筋 一度見学させてもらって、その時はたしか冒頭のシーンで、恐怖描写っていうか、そこに至るストロークみたいなシーンだったんですよね。でも(現場では)和やかというか、すごく楽しそうに皆さん演技されていて(驚きました)。ホラー映画って、俳優の皆さんにもソリッドな演技を求められて、お葬式みたいな顔をされているのかなと思ったら、全然違って楽しそうにされていて?、私は原作者としてうれしいというか、素敵な現場だなと思いました。
ーー主演の板垣(李光人)さんはいかがでしたか。
清水 最近、アイドルや若い俳優の方と仕事をする機会が多かった中で、(今作の主役に)プロデューサーから提案されて、僕としては「板垣君とやれるなら!」って、そこもお引き受けしたモチベーションに繋がりました。最初から板垣君ありきで決めていた感じでした。板垣君ならやっぱり翔太?ってなった。
ーー恐怖描写ももちろん大事ですけれども、今回は、清水監督の過去作品以上に、人物描写にもドロドロとした深みがあるように思えました。
清水 ありがとうございます。原作ではあえて各人のキャラクターはフラットに描かれていますが、諸々具体的になってしまう映画としてはキャラクターをしっかり肉付けしなきゃいけないけれど、“どこにでもいる大学生”≒自分かもしれない……と感じられる世界観は壊したくない。背筋さんと「この役、どういう性格だと思います?」とか、いろいろ人物についても話し合いましたね。一方で、僕やプロデューサー、脚本の山浦さんともアイデアを出し合い、映画制作チームなりの解釈で、(原作からキャラを)膨らませた部分もありました。「背筋さんに、許してもらえるかな?」と思いながら、20代とか、大学生の頃にありそうな三角関係とか、感情的なもつれみたいなものは意識しました。「あ、いるいる、いたよね、こういう人」みたいな人物の掘り下げの部分で共感を得ないと、肝心の恐怖シーンが盛り上がらないですし。
ーーそこは原作者の立場で見ていかがでしたか。
背筋 はい、(ドラマ部分に)めちゃくちゃ引き込まれましたね。ひょっとしたら、幽霊より怖かったかも、みんな。もちろん幽霊の描写も怖いんだけど、同じぐらい生きてる人間が喋ってるシーンが怖かったんですよ。それってなんかこの映画の肝になり得るんだろうなと思いました。
清水 それは良かった。僕みたいにお化けや化け物を堂々と出してしまう作風だと、ともすればそればっかり求められる。だから失礼な話「清水さん、人間ドラマとか、人間を描くことに興味ないんでしょ?」的に思われるのかもしれませんけど、いや、そこがあってこそ(のホラー)だから。人間の怖さがあってこそ……と常に考えています。
「やっぱりお化けより怖いのは人間……」って使い古された“大人ぶった言い方”は大嫌いですけどね。今回で言えば、特にカメラ目線で登場人物が喋っているとか、普通はありえないし、下手したら単なる説明的なモノローグに陥ってしまう。だからこそ言葉だけでなく、表情も相まって、この人たち、何を考えているんだろう、どういうことだろうと思っているうちに、なんとなく彼らの秘めてるものが見えてきたりする。そこを怖がってくれる人が出てきてほしいなと思っていたので、うれしいですね。

【6】「うわっ、いたいた、こういう最低な女、いたわ!みたいな。
ファンから怒られるぐらいにリアルにやってほしかった」(清水崇監督)

背筋 私は演技については素人ですけど、演じる方も大変だったんじゃないですか。
清水 板垣君は本読みの段階からちゃんと(狙い通りの芝居に)入ってきてくれていた。例えば脚本に「最高」という翔太のセリフが出てあるんですけど、観客には「最低」の意味合いに聞こえたかった。「こいつ、最低だな」って思えるぐらいに。MOMONAさんも「私が思わせぶりにしちゃったからかな」みたいなことを言うじゃないですか。男からすると「うわっ、いたいた、こういう最低な女、いたわ」みたいな。魔性ぶってる女の人って、若い時にいるじゃないですか。
背筋 でもどこか悲哀も感じましたよね。あのキャラクターには。
清水 だったら余計良かった。
背筋 客観的に見ると最低な人だと思うんだけれど、話している本人からはちゃんと哀しみが伝わってくる感じがありましたよ。
清水 ファンから怒られるぐらいにリアルにやってほしかった。
背筋 それぐらいの凄みを感じる演技でした。
清水 でも嫌なところも含めて人間じゃないですか。それがちゃんと出ていて自分にも刺さるから「怖いよね」ってなるんだと思います。


【7】意識したのは意外なホラー映画

ーーお時間も無くなってきましたので、最後の質問です。この作品をより楽しむための何かヒントになるような、おすすめの映画とか小説とかがあれば教えてください。
背筋 それでいうと、私が原作を書く時に意識したのは「藪の中」、芥川(龍之介)の「藪の中」を読んでいただけると。少なくとも「口に関するアンケート」より面白いです(笑)。名作古典です。
清水 僕も原作の「口に関するアンケート」を読んだ時、結末に至る段階で、これって『羅生門』(「藪の中」の映画化)みたいだって思ったんですよ。なので今、背筋さんから「藪の中」の話が出て、腑に落ちたというか、納得しましたね。あと、脚本の確認/打合せ時に、背筋さんから「フェーズを超えてほしい」って言われて、どうやるべきかを考えた時に思い出したのが『もっと超越した所へ。』。ホラーじゃない、舞台の映画化なんですけど、良い刺激を受けました。
背筋 へえ、なるほど。
清水 あとは田口プロデューサーとよく話したのが『ゲットアウト』。
ーー『ゲット・アウト』は意外ですね。そこにくるわけですか。
清水 田口さんからは企画開発の最初からずっと『ゲット・アウト』を推されてて、板垣君たちの証言シーンとかで意識していた。
背筋 『ゲット・アウト』のどのシーンですか?(田口Pを見て)
田口生己 (主人公が)催眠にかけられるシーンがあるじゃないですか、『ゲット・アウト』で。何気なく話をしていて、だんだん催眠術をかけられてるのも分かっていて、逃げたいんだけど、体が動かない。質問に笑顔で答えているのに涙が出てきて……って。
『口に関するアンケート』でも、何かに迫られているというか、“言わされている”じゃないですか。自分じゃない、得体のしれない力に言わされている。言っていること自体は己の感情の動きがあるんだけど、本人は心の裏で「逃げたい、逃げたい、逃げたい」ってずっと思っている。そういうことをちゃんと表現するのがこの映画の一番のキーというか、山場になりますというのを、最初に監督に伝えました。
清水 現場で田口さんと話していて、台本にはなかった「許して、許してください」っていうセリフを足そうってなった。


【8】原作・背筋が一番痺(しび)れた恐怖シーンは、まさかの伽椰子オマージュ!?
清水監督が“生呪怨”で暴露解説

背筋 セリフだと、綱さんが終盤で、何か言いかけた時に「あっ…」て言って止まるところ、めっちゃ怖かったです。
清水 あれ、いいっすよね。綱(啓永)くんの言い間違い。
背筋 たぶん時間にしたら数秒ぐらいの間しか空いていないけど、この後、絶対良くないことが起こる予感しかしない。
清水 あれは意図して「止まってくれ」って言ったわけじゃないんだけど、綱くんがうまくやってくれた。
背筋 しかも「あっ…」てはっきり発音していない。
清水 あ゛あ゛あ゛
背筋 そうそうそうそうそうそうそう!
清水 喉から漏れ出てしまったような。
背筋 あんまりこう聞かないタイプの。
清水 あ゛…あ゛…あ゛…あ゛……伽椰子の音みたいな。
ーーまさかの“生呪怨”ですか(笑)。
背筋 あれは、すごく痺(しび)れました。
清水 現場でも評判が良くて。録音部さんも「あれ、いいね!もっと上げよう!」って、(マイクのレベルを)そんなに上げていいの?ってくらい上げて録ってくれて、「あ゛っ…」の入れどころを生かしてくれた。
背筋 めっちゃ怖かったですね。
ーー「呪怨」で聞き慣れた「あ゛あ゛あ゛」が、シチュエーションが変わるだけで、こうも新鮮かつ不気味に怖くなるのかと。
清水 女性陣や、板垣君演じる翔太でも「あ゛っ…」って止まる瞬間があって。実はさりげなく強調させています。俳優さんも「なになに?」って感じで本気で戸惑っているというか、怖がっていました。
背筋 もう絶対に悪いことが起こるのはわかってるんだけれども抗えない。
清水 やめて、やめて……みたいな。
背筋 (ホラーの)導火線に火がついたような感じがすごかったですね。もう一回見たくなりました。

清水崇(しみず たかし)
1972年7月27日、群馬県出身。ブースタープロジェクト所属。助監督を経て、自主制作した3分の課題映像を機に黒沢清監督の推薦で監督デビュー。Vシネマに始まる「呪怨」シリーズがヒットし、ハリウッド・リメイク版も自ら監督、日本人初の全米№1を獲得した。近年も『犬鳴村』などの村シリーズがヒット。今年は本作の他、『八つ墓村』『だぁれかさんとアソぼ?』と新作が相次いで公開される。
背筋(せすじ)
「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)で2023年にデビュー。同作は「このホラーがすごい! 2024年版」(宝島社)国内編第1位を獲得し、大きな反響を呼ぶと共に、白石晃士監督によって映画化もされた。近著に「穢れた聖地巡礼について」 (KADOKAWA)、「口に関するアンケート」(ポプラ社)。新著は「目が」(ポプラ社)2026年6月25日発売。
【取材・文】
福谷修/映画監督、ライター。「DVD&ビデオ(動画配信)でーた」などのライターや構成作家を経て、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDSゲーム「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などを監督・脚本。他に「心霊写真部」「渋谷怪談」シリーズの原作・脚本。新作は総監督を務めたホラーアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』でシッチェス・カタロニア国際映画祭ほかに選出。オンライン講座「集英社オンラインなどで解説し、大手メディア配信中のクリエイターが教える、AI時代に収益につながる文章術&アイデア出し講座」などの講師も務める。

映画『口に関するアンケート』公開記念、
清水崇監督×原作者・背筋のサイン色紙を抽選で一名様にプレゼント

※サイン色紙には貴重な「ネタバレ・メッセージ」が入りますので、7/17(金)以降に、こちらで公開される予定です。今しばらくお待ちください。
<応募方法>
応募締め切りは2026年7月30日(木)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」X公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ポスト( https://x.com/cowai_movie/status/2075116508720812315 )をリポスト(RT)してください。
<抽選結果>
締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式XアカウントよりDMで通知後、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情でご連絡や商品の発送が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください)
皆様のご応募お待ちしています!
【応募の注意点】
〇当選後にご連絡が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は出版社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。
【今週のオススメ】
「この“禍禍(まがまが)しさ”は近年の清水崇ホラーでも随一」
映画『口に関するアンケート』☆☆☆☆

共演のアイドルのファンの皆さんや一般のお客さんにも配慮してのことだろう。
日本版ポスターから想像がつかないほど、禍禍(まがまが)しい魅力に満ちた作品だ。
ホラーファンは海外版ポスター↓で判断していただきたい。
短かめの原作を苦労して長編に膨らませたストーリーは賛否があるかもしれないが、少なくとも要所要所のホラービジュアルの恐ろしさを引き立たせる役割は果たしている。
どこかビデオ版『呪怨2』を彷彿とさせる、荒々しくもおどろおどろしい見せ場の数々は、久々の清水崇の本領発揮というべき出来で、それだけでもホラーファンなら一見の価値はあるだろう。

スペイン・シッチェス&カナダ・ファンタジアで清水監督が【功労賞】W受賞!
主演・板垣李光人のプチョン訪問&世界配給も続々追加決定


両映画祭でのW功労賞受賞の快挙を受けて、清水監督は「世界的な映画祭から2つも同時に功労賞をいただけるとは…バチでもあたらないか心配になる程、光栄です。また同じ年に、旬な若手作家さんの斬新な原作と巨匠作家さんの伝説的な原作とを手掛けられている事に喜びを感じています。「口に関するアンケート」は、原作同様、読んだ/観た、が最期……触れた方を巻き込む後味を感じられると思います。カナダやスペインの映画祭を機に、世界中の方を背筋さん共々巻き込めたら本望です。」と喜びの声を上げている。

清水崇監督の初期の代表作『呪怨』を彷彿とさせる?
あまりに不穏な冒頭<証言>シーンの本編映像
海外での熱狂に合わせ、本作の底知れない不穏さを凝縮した本編映像が新たに解禁となった。
映像は、「お願い。映画の最後に、アンケートがございます。ご協力下さい」という奇妙な警告文が浮かび上がる、不穏なシーンから幕を開ける。
画面が暗転すると一転、スクリーンに映し出されるのは、不自然なほどクローズアップされた「口元」。
板垣演じる翔太が「あの日のこと、全部話しますね」と、震える声で静かに告白を始める。
そして暗闇のなか、白文字で表示される「翔太」という登場人物の名前―。
この先鋭的演出は、世界中を恐怖のどん底に突き落とした清水監督の初期の代表作『呪怨』のアイコニックな構成を強く彷彿とさせる。
まさに監督自身が自らの原点であり最高峰である『呪怨』の遺伝子をセルフオマージュしたかのような、ファン必見の演出だ。
声を震わせ証言する翔太は、肝試しに向かったこと自体を後悔している様子だが、果たして何が起きていたのか――。
劇場での最恐体験への期待を極限まで跳ね上げる狂気的な1分半となっている。
世界中から熱い視線が注がれる映画『口に関するアンケート』は、いよいよ明日7月3日(金)より全国公開。
映画の最後に待ち受ける衝撃的な結末を知った時、あなたはいったいどうなるのか――。
ぜひ明日の劇場で目撃してほしい。

【STORY&場面写真集】

心霊スポットとして有名な墓地に肝だめしに行った大学生たち。しかし翌日、その中の 1 人の女子大生が姿を消した。残された手掛かりは、墓地を訪れた 5 人の大学生たちが語る“不可解な証言”だけ。あの夜、いったい何が起きていたのか?証言から明らかになる “真相”は口にするのも恐ろしい衝撃的な結末だった……。






コメント全文
板垣 李光人(主演)コメント:
背筋さんの原作を拝読した際、自分が抱くホラー小説の概念が覆されました。
この全く新しい読書体験を映像化するという挑戦に、自らが参加できることを光栄に思います。
世界中に恐怖の風を吹かせてきた清水監督指揮のもと、村井翔太として生きた時間は苦しくも貴重で、楽しいものでした。
自身が原作から感じた、あの衝撃的な感覚を映画を観た方々にも味わっていただきたい。
その想いをもとに映画だからこその体験をしていただくべく、監督をはじめとしたスタッフ、キャスト全員で創り上げました。
大学生たちが語る証言は何を意味するのか、果たしてどんな”災い”をもたらすのか。
それはあなた自身で、お確かめください。きっと誰かに話したくなるはずです。
背筋(原作)コメント:
清水崇監督によるホラーと聞いてなにを思い浮かべるでしょうか。
『呪怨』シリーズ、『◯◯村』シリーズ、『ミンナのウタ』、『あのコはだぁれ?』……。
世代や嗜好性によって清水作品の印象は変わるのかもしれません。裏を返せばそれは、長きにわたってホラーというフィールドで多くの挑戦を重ねてきたことの証左とも言えます。
根底に流れる哲学は同じながらも、色々な描き方で恐怖を表現する監督。その手にかかったとき、『口に関するアンケート』はどのような映画になるのか。
ファンとして、原作者として想像が止まりません。しかし、同時にそれが無駄なことだともわかっています。きっと私には想像もつかないような、新しくて怖くて面白い映画に仕立てられるのでしょうから。
この映画が世のホラー好きにとっての、そして私にとっての新たな「清水崇監督によるホラー」になることを楽しみにしています。
清水 崇(監督)コメント:
映画監督の清水崇といいます。
まず背筋さんの原作を映画化って依頼を受けて、思いました。何故、僕なんだろう?こんな小さな薄い本で!?って……でも背筋さんの世界に触れてみたかったし、板垣くんとも組んでみたかったので、引き受けました。
……今思えば、あれがいけなかったのかもしれません……
シンプルで短く“読み物でこそ!”の原作を、長編映画として見応えあるものに仕立て直したくて、原作を読んだ方にも読んでない方にも楽しんで欲しくて、脚本家の山浦さんやプロデューサー陣と打合せを重ねました。背筋さんにも意見を聴きながら……それはもぅ…楽しくて楽しくて………
撮影は、思いのほか順調で、有意義な体験でした。
……あっやっぱり、全部お話しなくちゃいけませんよね?……でもそれは映画を観ていただく方の楽しみを奪いかねないので、僕はこの辺で……映画を最後までお楽しみいただけたら幸いです。では、もぅいきますね
田口 生己(企画・プロデューサー)コメント:
その得体のしれない恐怖は、原作本を手に取った時からもう始まっていました。
途切れることのない緊張感、想像しただけで身の毛もよだつ恐怖、あっと言わせる展開、小説という枠を超えた“背筋さん”というエンタメにどっぷりと引きずり込まれました。
そんな「口に関するアンケート」を劇場体験としてさらに面白く描いてみたい、その機会が得られたことにとても興奮しています。脚本制作は楽しくも、とても困難なものでしたが、背筋さんとも沢山会話を重ね、ワーナー・ブラザースの作品として自信をもって皆様にお届けできる脚本が出来上がりました。
主人公は、板垣李光人さんです。「はたらく細胞」という映画でもご一緒していますが、どんな役にもすっと入り込めるその抜群の感性が大好きな俳優さんです。今作では、見えない恐怖や複雑な心の揺らぎを繊細に演じ切ってもらいました。
皆さんに楽しんでもらえる映画にするべく、清水監督と共に制作に励んでおります。
でもこの映画の結末を話すべきかは、ご覧になった皆さんでご判断ください。
では、失礼します。
【作品情報】
出演:
板垣李光人 /
綱啓永 吉川愛 MOMONA(ME:I)
森愁斗(BUDDiiS) 西山智樹(TAGRIGHT)
柄本時生 / 中村獅童
原作:背筋『口に関するアンケート』(ポプラ社刊)
監督:清水崇 脚本:山浦雅大 音楽:大間々昂
インスパイアソング:オレンジスパイニクラブ「口」(WARNER MUSIC JAPAN)
プロデューサー:田口生己 佐藤孝樹 白石裕菜 石田基紀
製作:映画「口に関するアンケート」製作委員会
制作プロダクション:ホリプロ
配給:松竹
©2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
公式サイト:http://kuchi-movie.jp
公式X:@kuchimovie
公式Instagram:@kuchimovie
公式TikTok:@kuchimovie ハッシュタグ:#口に関するアンケート
7月3日(金)全国ロードショー
👄 #アンケートにご協力ください
【関連記事】



