日本エンタメ界最強スタッフが10年の歳月をかけて
構想してきた完全オリジナルストーリー
体験型ダークエンターテインメント、ここに誕生!
「20世紀少年」「MASTERキートン」をはじめ、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志、『告白』(10年)『君の名は。』(16年)など実写からアニメーションまで大ヒット映画を企画してきた・川村元気、そして『信長協奏曲』(16年)『約束のネバーランド』(20年12月18日公開)など超話題作を生み続けるプロデューサー・村瀬健、日本エンターテインメント界切ってのヒットメーカー3人が10年の歳月をかけて、練りに練り上げた企画がついに実写映画としてそのベールを脱ぐ!
もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?
しかも、その顔を"キャラクター“化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??
そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダークエンターテインメント、映画『キャラクター』が来年6月、劇場公開する。
スケッチに向かった先で、一家殺人現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾(やましろけいご)を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を始めとする各映画賞を総なめし、若手屈指の演技派俳優として活躍が目覚しい菅田将暉。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を、確かな演技力で繊細に演じる。
そして山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(モロズミ)を演じるのは、本作が俳優デビューとなるSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukase。来年10周年のアニバーサリーを迎えるSEKAI NO OWARI。アーティストとして多くの人を魅了してきた彼が俳優として、全てが謎に包まれる両角を、独特の存在感と美しさで熱演する。Fukaseは”俳優として”の演技、お芝居は本作が初めてとなる。
また、菅田とFukaseは、映像作品でのコラボレーションは本作が初共演となる。
監督は、『世界から猫が消えたなら』(16年)、『帝一の國』(17年)、『恋は雨上がりのように』(18年)など、精緻な人間模様を描くことに定評がある永井聡。
2020年9月1日にクランクイン、関東近郊で撮影が行われ、10月20日にクランクアップしている。
主演を務める菅田は、本作出演に際して永井監督とのタッグに心躍る一方で、「悩みながらの現場だった」と振り返る。
「オリジナル脚本で【キャラクター】という題材。キャラクターとは“個性”でありその人の“生き様”。今とても重要なテーマだと思い向き合った」と本作撮影に臨んだ気持ちを明かした。
一方、本作が俳優としての初芝居となるFukaseも「オファーを頂いた時は正直とても悩みました」と出演に向けての思いを吐露、狂気に満ちた殺人鬼という難役に1年間以上の長い時間をかけて準備して挑戦した。
俳優としてはもちろん、自ら作詞作曲も手掛け音楽アーティストとしても活躍する菅田は、本作で俳優デビューを飾るFukaseとの共演について、佇まいが俳優部すぎて驚いたと言う。
「物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかった」と話しており、映画と音楽のまさにトップランナーである2人の夢の競演は本作の最大の魅力だ。
そして完全オリジナルストーリーを構築した原案・脚本の長崎は撮影現場で菅田の姿を見かけて「20代の浦沢直樹氏に似ている」と驚いたそう。
菅田から漫画家の動作を学んだと聞き、「才能のある役者は乗り移るのだろうか」と、菅田の役作りに圧倒された様子だ。
また「天使のような声を持つ少年というイメージ」を持っていたFukaseが殺人犯・両角を演じると聞き、最初は理解できなかったという。
「だが、映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている」とFukaseの起用に太鼓判を押している。
《映画『キャラクター』 ストーリー》
複写された『絶対悪』
二人の共作、それは連続殺人事件
漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。
高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族……そして、彼らの前に佇む一人の男。
事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。それどころか、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始める。山城に欠けていた本物の【悪】を描いた漫画は異例の大ヒット。山城は売れっ子漫画家の道を歩むのだった。
そんな中、漫画「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生。そして、山城の前に、再びあの男が姿を現す。
「両角って言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから。」
交わってしまった二人。山城を待ち受ける“結末”とは?
《キャスト・プロフィール&コメント》
◆菅田将暉 山城圭吾(やましろ・けいご)役
【プロフィール】
1993年2月21日大阪府生まれ。『共喰い』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞、『あゝ、荒野』では第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を筆頭に数多くの映画賞を受賞。また、同年の活躍が評価され第68回 芸術選奨映画部門 文部科学大臣新人賞を受賞、今最も活躍している実力派俳優。2017年からは音楽活動を開始、「見たこともない景色」でデビュー、「さよならエレジー」「まちがいさがし」、「虹」などヒット曲を送り出し、さらに作詞や作曲にも挑戦、音楽アーティストとしても大きな注目を集めている。
【コメント】
映画「キャラクター」。久々の永井組に心躍りました。
が、前回よりも悩みながらの現場でした。
オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。
キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。
今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。
そんな中、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが出演します。
現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。
初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。
そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、
少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。
◆Fukase(SEKAI NO OWARI) 両角(もろずみ)役
【プロフィール】
1985年10月13日東京都生まれ。全国ツアーでは約30万人にもおよぶ動員数を誇るSEKAI NO OWARI。音楽シーンに突如現れ、「セカオワ現象」と呼ばれるほど加速度的なスピード感で認知を拡大し、日本を代表するグループとなった。
SEKAI NO OWARIのボーカリストであるFukaseは、数々の楽曲・世界観を創造し、その歌声は幅広いファン層を魅了する。彼の鋭い感性と才能は幅広い面で発揮され、特にファッションにおいては独自のスタイルを確立。国内外のファッション誌にも度々登場し、その存在感は新しいトレンドを作っていく存在となっている。
近年では、単独でのCM出演や、独特なタッチで描かれる絵画にも注目が集まるなど、多方面から高い評価を受けている。
【コメント】
オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。
《スタッフ・プロフィール&コメント》
◆原案・脚本 長崎尚志
【プロフィール】
漫画原作者、小説家、漫画プロデューサー。漫画雑誌の編集者を経て、2001年に独立。「20世紀少年」「MASTER キートン」「PLUTO」など、浦沢直樹氏とのストーリー共作のほか、リチャード・ウー名義で、TV、映画化された「クロコーチ」「ディアスポリス」などの漫画原作を執筆。「アブラカダブラ」で第一回さいとう・たかを賞受賞。小説は「醍醐真司の博覧推理ファイル」シリーズや「風はずっと吹いている」など。
【コメント】
この映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。
菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと二十代の浦沢直樹氏に似ている……聞けばマンガ家の動作を学ぼうと『漫勉』を研究したとか。だからなのか? 才能のある役者は乗り移るのだろうか。
両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?
だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。
『キャラクター』は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感――観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!
【作品概要】
映画『キャラクター』
<キャスト>
菅田将暉
Fukase(SEKAI NO OWARI)
<スタッフ>
◆原案・脚本:長崎尚志 ◆監督:永井聡 ◆配給:東宝
公式サイト:http://character-movie.jp/
©2021映画「キャラクター」製作委員会