Jホラーの父・鶴田法男監督が仕掛けた、
ネット小説が洗脳する恐怖の深淵を描くAIサスペンス・スリラー
Jホラーの父と呼ばれるきっかけとなり、世界を席巻するJホラーの監督たちに多大なる影響を与えたデビュー監督作のオリジナルビデオ映画「ほんとにあった怖い話【新装版】」が10月26日にDVD発売され、ホラー・ファンの間で大きな話題となっている『リング0』『おろち』の鶴田法男監督(当サイトでも「Jホラーのすべて 鶴田法男」を好評不定期連載中)。12月14日には小説家として関連シリーズ80万部突破の「恐怖コレクター」の第20巻の発売や2023年には舞台化が決定するなど、ますます注目が増している彼が、中国に招へいされて監督を務め、Jホラーのテイストをサスペンス・スリラーに盛り込んだ作品『戦慄のリンク』(原題・網路凶鈴)が、いよいよ12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショーされる。
この度、鶴田法男監督がヒッチコックの伝説的なホラー予告編にオマージュを捧げた動画が解禁された。
『戦慄のリンク』鶴田法男監督が、
ヒッチコックの伝説的なホラー予告編にオマージュを捧げた予告編動画が解禁!
この度、新宿シネマカリテのロビーに本作品の恐怖ディスプレイが設置された。
これを記念して、鶴田監督が劇場に赴き、その不気味なディスプレイを前に、サスペンス・ミステリー映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の名作『サイコ』の予告編のオマージュ的作品解説動画を制作された。
劇場にお越しになった際はぜひこのディスプレイを背景に写真や動画を撮ってみてはどうだろうか?
ちなみに、今なお語り継がれる『サイコ』の伝説の予告編がこちら。
『サイコ』のロケ場所を、監督自らストーリーに沿って案内し、最後に惨劇の舞台となるシャワールームへ……。
裏話として、この予告編のラストで絶叫されているのが、本編のジャネット・リー本人ではなく、後半に登場する妹役のヴェラ・マイルズの代演というのも面白い。
『戦慄のリンク』新規解禁場面写真
INTRODUCTION
本映画は、中国の小説家マ・ボヨンの原作を基に、SNSなどを介して参加者を洗脳し自殺に扇動するなど、ロシアから世界を巻き込んで大問題となった青い鯨(ブルーホエール・チャレンジ)事件からインスピレーションを受け、ネット小説を読んだ人たちが無残な死を迎える事件を解明しようとする若者たちの無意識の世界に襲う恐怖。日本の映画ではなかなかできない、隠し絵的なギミック映像も今回、鶴田監督はチャレンジしている。
主演は、台湾の人気男優で『返校~言葉の消えた日』やジャッキー・チェン製作の中国ドラマ「成化十四年〜都に咲く秘密〜」のフー・モンボーと、有名ブランドのモデルやNetflix「流星花園2018」ほか映像ドラマで活躍する中国若手期待の女優スン・イハン。
スタッフには、撮影に「鎌倉殿の13人」『曇天に笑う』の神田創、編集を『クライマーズ・ハイ』の須永弘志、音響効果に『事故物件 恐い間取り』の大河原将、照明を『私はいったい何と闘っているのか』の丸山和志、そして音楽をアニメ「約束のネバーランド」の小畑貴裕と日本の敏腕スタッフたちが集結しています。資本100%の中国映画でありながらも、日本のスタッフと融合して作られた本作品、中国映画のイメージを覆す作品となっている。
STORY
大学生のジョウ・シャオノア(スン・イハン)は、前日に電話で話した従姉のタン・ジンが自殺したことが信じられず、従姉の大学の同級生で犯罪心理学に詳しい記者志望のマー・ミン(フー・モンポー)に相談する。タン・ジンのパソコンを調べることにしたシャオノアは、ショウ・ナという女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。シャオノアはそのネット小説を読むが、突然、自分の名前を呼ぶ謎の声と“髪の長い女”が現れ、得体のしれない恐怖に襲われる。シャオノアはマー・ミンとともにネット小説の謎を探るが、やがて「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に自殺していることを知る。そして二人にも死の恐怖が忍び寄る・・・
鶴田法男の伝説的傑作OV「ほんとにあった怖い話【新装版】」10/28より発売中!
「cowai」編集部も全面協力した特典は、
伊藤潤二、高橋洋、石井てるよし、伴大介ら豪華対談やオーディオコメンタリー!
当サイトで好評連載中の「Jホラーのすべて 鶴田法男」でも何度も紹介されている、Jホラーの原点にして最高傑作、『リング』『呪怨』『回路』などに多大な影響を与えた伝説的傑作『ほんとにあった怖い話』(オリジナルビデオ版)シリーズ(1991年・1992年)全3作の新装版DVDが、本作の公開のタイミングに合わせて、2022年10月28日(金)より発売中だ。
「cowai」編集部も全面協力した特典は、伊藤潤二、高橋洋、石井てるよし、伴大介ら豪華対談や、鶴田監督と「cowai」編集長、福谷修によるオーディオコメンタリーなどを収録。
『戦慄のリンク』作品情報
〇スタッフ
監督:鶴田法男 脚本:ヤン・ヤン 原作:マ・ボヨン「她死在QQ上」
撮影:神田創 編集:須永弘志 美術:リー・チア 音響効果:大河原将 照明:丸山和志 音楽:小畑貴裕
○キャスト
スン・イハン フー・モンポー
シャオ・ハン チャン・ユンイン ウォン・マンディ ハン・チウチ ジョウ・ハオトン
提供:三鷹オスカー/フィールドワークス
配給・宣伝:フリーマン・オフィス
BD・DCP アメリカンビスタ 音声:北京語
映倫:G
原題:網路凶鈴 The Perilous Internet Ring ©2020伊梨大盛传奇影业有限公司
製作:2020年 中国 96分
12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー!
【過去の関連記事】