世界初!?〝組体操“が世界を救う、
SFサイコエンタテインメント爆誕!
2024年、商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』が脅威のスマッシュヒットとなり、国内外の観客に衝撃と歓喜と戸惑いを与えた下津優太監督の劇場公開二作目となる映画『NEW GROUP』(ニューグループ)が、KADOKAWA配給にて、6月12日(金)全国公開される。
この度、「cowai」では映画の公開を記念して、下津優太監督への単独インタビューを敢行。“人間ピラミッド”イラスト付きサイン入り色紙を抽選で1名様にプレゼントする(応募方法は記事の後半に掲載)。

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狂気に満ちた本予告映像
「個人と、個人が、集まって―集団!!」
一作目の『みなに幸あれ』は、「幸せは、人の不幸の上に成り立っている」というテーマで描かれたが、二作目となる『NEW GROUP』は組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルにそしてシリアスに炙り出す。
主演を務めるのは、山田杏奈。『ゴールデンカムイ』(24)、『正体』(24)、『恋に至る病』(25)、そして今年『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』への出演が控えており、また、ホラー作品でも『ミスミソウ』『樹海村』で鮮烈な印象を残すなど、俳優・声優、そしてCMでもめざましい活躍を見せる若手実力派俳優。本作では、家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公・愛を演じる。
また、愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校の協調性を重んじる集団行動に馴染めない転校生・優を演じる青木柚。そして、不敵な笑みを浮かべ集団を導く校長をピエール瀧が演じる。


なぜ下津ホラーは海外で受けるのか。ハリウッド・デビューの最新状況。
「今、英語で脚本を作っています」
『NEW GROUP』公開記念・下津優太監督インタビュー

ーー『NEW GROUP』の手応えはいかがでしょうか
下津優太監督 撮影から一年以上経ってますし、その間に海外の映画祭もけっこう回っていたので、やっと日本で公開できるかなって思うと感慨深いですね。
手ごたえ……、個人的には「人間ピラミッドでホラーを撮る」というところに価値を見いだせたことが大きかったですね。二作目にしてちょっと調子に乗りすぎたかもしれないですけど(笑)、自分のカラーを出す意味でも、前作と比べて、さらに奇妙なものができたという自信はあります。
ーー前作『みなに幸あれ』も奇抜でしたが、今回はさらにそれを上回るインパクトで、もはやホラーの枠にさえ収まらない不思議な面白さと得体のしれない恐ろしさ、高揚感がありますね。
下津監督 自分の作品を俯瞰的に見て、一作目はどちかかというとヨーロピアンっぽい雰囲気で作っていたせいもあって、エンタメのホラーが好きな人の間では賛否があった。だから今回は徹底してエンタメの方に振りきってみました。

ーー海外の反応はいかがでしたか。前作に続いて、三大ファンタスティック映画祭の一つ、シッチェス・カタロニア国際映画祭にも再びノミネートされましたが。
下津監督 参加したのが、シッチェスのようなジャンル映画祭が多かったこともあるんですけど、上映が終わった後に“ポー・コール”(「ポー!」と叫ぶ、劇中の重要なポーズ)が巻き起こったり、想像以上に盛り上がって、リアクションも素晴らしかった。
ーー下津監督の作品はなぜ海外で評価されるのでしょうか。
下津監督 今までのJホラーの路線ではないところが、まず一つあるのかな。あと僕自身が初めから海外をターゲットとして意識しているからかもしれないですね。
ーーハリウッドとの契約もニュースになりました。次回作はハリウッドデビュー?
下津監督 まさに今、英語で脚本を作っている状況です。英語で脚本を仕上げて……もちろん最初は日本語で書いて翻訳するんですけど、紹介してもらったプロデューサーに提出して「いいね」ってなれば、たぶん制作に入れると思うんですね。清水崇監督、中田秀夫監督に続いて、なにかありそうな気がしています。
ーー脚本段階で、日本との違いはありますか。
下津監督 まあ、いろいろ文化の違いは実感しますね。言葉の壁とか。それに、今までは日本で日本人だけと戦ってきたのが、今度は世界中の優秀な人たちと戦うことになるので。だからこそ、よりオリジナリティが必要になってくるんじゃないかなって思います。(『みなに幸あれ』、『NEW GROUP』に続く)次の第三手をどう打とうか日々考えていますね。


山田杏奈さんを現場で追い詰めたりもしました

ーー海外で成功するにはオリジナリティが必要とのことですが、『NEW GROUP』もまさに唯一無二の作品です。企画はどのようにスタートしたのですか。
下津監督 最初にお話しした通り、「人間ピラミッドをホラーにしたらどうなるんだろう」みたいなところから、長編の企画がスタートしたと思います。
ーー前提としてホラーというか、怖くなる自信があった?
下津監督 人間ピラミッドそのものに意味を持たせたことが、ホラーとして成立できた要因かなと思います。思考停止した日本社会みたいなものと人間ピラミッドを掛け合わせているので。
ーーなるほど。
下津監督 ただ正直に言えば、「組み体操が怖い」というより、「組み体操って面白い」という方が個人的には正確かもしれないですね。組み体操って日本以外にはなかなかないですし。欧米圏だと列を作ったり、整列すること自体が珍しいので、これはきっと欧米の人々には異様に映るだろうなと思いました。だから初めからフックがあるというか、つかみのアイデアとしてはいいんじゃないでしょうか。
ーー人間ピラミッドのホラーというアイデアは以前からあったのですか
下津監督 そうですね。『みなに幸あれ』でも、小さな人間ピラミッドをやっていたぐらいですから(笑)。

ーーああ、そうか。言われるまですっかり忘れていました。
下津監督 実はつながっているんですよね。まあ、『みなに幸あれ』の時は、家族で協力して出産するみたいな意味合いで入れてたんですけど。
ーーそう考えると、『NEW GROUP』の山田杏奈さんも、訳も分からないまま巻き込まれていくヒロイン像として『みなに幸あれ』の古川琴音さんに通じるものがありますね。
下津監督 そういうシチュエーションが好きなんでしょう。山田杏奈さんも、台本の意図をちゃんと理解して演じてくれたので助かりましたね。

ーー台本を読むだけではなかなかイメージしにくい難しいシーンも多いと思いますが、山田さんは悩んだりはしなかったんでしょうか。
下津監督 ご本人も自分のお芝居をしっかり作ってこられたので、基本的に聞かれたら答えるけど、こちらからあまり説明はしなかったですね。ただ、彼女が感情を爆発させるシーンだけは、何回も撮って、結果的に彼女を現場で追い詰めたりしましたね。僕も妥協したくなかったので粘りました。


「なんか気持ち悪い動きないですか」

ーーこだわるという意味では、やはり巨大な人間ピラミッドには異様な迫力があり、この映画の大きな見どころでした。あのイメージはどうやって具現化されたのですか。
下津監督 方法は二つ。一つは生成AIで、20段ぐらいの人間ピラミッドが街中に点在しているみたいなイメージを作りました。もう一つは、知り合いの役者さんと公園に行って、実際にピラミッドを作っている写真を撮りました。それらが初期のイメージにつながっていますね。
ーーエンドロールでは、日本体育大学の学生さんのクレジットもたくさん出ているのですが、人間ピラミッドは本当に作っているのですか。
下津監督 まず前半のグラウンドでピラミッドを組んでいるシーン、あれは実際に組みましたね。9段組むんですけど、下4段はひな壇にして外側にだけ人が入り、上5段を日本体育大学の学生さんにしていただきました。
ーー普通に組むだけでもすごいと思いますが、後半には廊下を組体操の集団が“進む”シーンまであります。アクロバティックなアクションも印象に残ります。

下津監督 あの廊下のシーンは日本体育大学の体操部の皆さんが頑張ってくれましたね。事前の打ち合わせで、キャプテンや部員の皆さんと「なんか気持ち悪い動きないですか」みたいな話をしながら、一緒に作っていった感じで。一日がかりの撮影でしたが、すごく楽しい作業でした。この映画の人間ピラミッドは一部CGなども使っていますが、大半のシーンが日本体育大学の学生さんの協力があったからこそできたと思います。
ーー他に今回、参考にした作品や、意識した作品があったら教えてください。
下津監督 『アス』とか近いかもしれないですね。コンセプト的に。それと、作品のトーンとか、シュールな感じが似ているのは最近だと『WEAPONS/ウェポンズ』。日本の作品だと、似ているのがあんまりないかなと思っています。
ーー最後に、今年の夏は邦画も洋画もホラー映画が続々公開されます。『NEW GROUP』が先陣を切るわけですが、日本のホラーの現状についてどう思いますか。
下津監督 今、第二か第三かの波が来ているような気がします。仰る通り、今年は上映(作品)数が滅茶苦茶多いので、これからもっと盛り上がっていってほしいですね。もちろん僕もハリウッドで撮れるように頑張ります。



下津優太 Profile
1990年福岡県北九州市出身。大学在学時よりTV-CMを企画・演出。TV-CMやMVの監督をする傍ら、第1回日本ホラー映画大賞にて大賞を受賞し、『みなに幸あれ』(24)にて商業映画監督デビューを果たす。
〈受賞歴〉
・東宝主催 ショートホラーフィルムチャレンジ 大賞(2020年)
・第1回YouTubeホラー映画祭 特別賞(2021年)
・KADOKAWA主催 日本ホラー映画大賞 大賞(2021年)
・プチョン国際ファンタスティック映画祭 最優秀アジア映画賞(2023年)
・To horror Fantastic Film Festival 審査員特別賞(2023年)
・Monsters Taranto Horror Film Festival 最優秀監督賞(2023年)

【インタビュー・文 福谷修】
映画監督、ライター。KADOKAWAの映画雑誌「DVD&ビデオでーた」のメインライターを務めた後、多部未華子主演の映画『こわい童謡』やNintendoDS「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」などを監督・脚本。近作はプロデュースしたアニメ映画『アラーニェの虫籠』『アムリタの饗宴』。新作は総監督を務めたホラーアニメ映画『ナイトメア・バグズ-心霊蟲-』(花澤香菜CV/シッチェス・カタロニア国際映画祭他選出)。現在、劇場公開を目指したクラウドファンディング実施中。応援お願いします。
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<応募方法>
応募締め切りは2026年7月5日(日)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」X公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ポスト( )をリポスト(RT)してください。
<抽選結果>
締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式XアカウントよりDMで通知後、発送させていただきます。
(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情でご連絡や商品の発送が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください)
皆様のご応募お待ちしています!
【応募の注意点】
〇当選後にご連絡が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇当選品は出版社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。

STORY

これは愛(I)と優(YOU)の物語。私とあなたの物語でもある。
愛は引っ込み思案な普通の女子高生。家族に問題を抱えている。ある日、転校生の優がやってきた。海外帰りの優は日本の学校の集団行動に馴染めない。愛は優のことが気になるが、自分をなかなか出せない愛に優は苛立ちを感じていた。
そんなある日、校庭で一人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人が止めようとしても動かない。そして、時間を追うごとにその生徒の横に同じように四つん這いになる生徒が並び始めた。不思議なことに学校も人間ピラミッドを“良いもの”として参加を勧めている。そして、積み重なった生徒たちはみな一様に穏やかな表情を浮かべている。生徒たちはどんどん集まり、集まってくる生徒たちはものも言わず従っていく。愛もなぜか、朦朧となり、ピラミッドに加わりそうになる。
これは、その後地域全体を巻き込む、集団怪現象の始まりに過ぎなかったーー。

主演・山田杏奈コメント(過去記事より)

組体操で攻撃?ピラミッド?と初めて台本を読んだ時はなかなか想像がつかなかったものの。笑 撮影が始まるとその世界観に少しずつ浸っていくような感覚がありました。
自分の意思は本当に自分の決めていることなのか、、いろいろなことを考えるきっかけにこの作品はなるかもしれません。
とても刺激的な体験をさせていただきました!
新感覚な映画になっています。

【作品情報】
タイトル:NEW GROUP (読み方:ニューグループ)
原案・監督:下津優太
脚本:下津優太 佐原百子
出演:山田杏奈
青木柚
駒井蓮 木下暖日 佐々木ありさ ロジャース歌乃
細井じゅん 松本亮 足立智充 坂倉なつこ 清水崇 前野朋哉
ピエール瀧
主題歌:藤原さくら「new world」Tiny Jungle Records
特別協力:日本体育大学
配給:KADOKAWA
制作プロダクション:ジェミナイフィルムズ
製作:KADOKAWA シネマサンシャイン ムービーウォーカー
コピーライト:©︎2026 映画「NEW GROUP」製作委員会
公式 X:@newgroup_movie
公式 TikTok:@newgroup_movie
【映画祭出品情報】
第 29 回プチョンファンタスティック国際映画祭(韓国) ワールドプレミア コンペティション
第 24 回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭(スイス)ヨーロッパプレミア コンペティション
第 29 回ファンタジア国際映画祭(カナダ)審査員特別賞受賞 北米プレミア コンペティション
第 58 回シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン)スペインプレミア コンペティション
第 44 回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(ベルギー)コンペティション
他多数!
6 月 12 日(金)より全国公開中!
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