白石和彌監督が撮影秘話を暴露「あぁ、西野さんになんて大変なことをさせてしまったんだ」西野七瀬、小栗基裕、かたせ梨乃も参加

第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした映画『孤狼の血』（１８）。2021年 8月20日（金）には待望の新作続編『孤狼の血 LEVEL2』が公開される。

続編への期待が高まる中、5月14日(金)には、『孤狼の血』映画公開 3 周年を記念して、オンラインイベント「孤狼ナイト」が開催された。

※オンライン・イベントはすでに終了しています。

『孤狼の血』映画公開3周年記念！
5/14(金)オンラインイベント「孤狼ナイト」リポート

2018 年 5 月 12 日に公開し日本映画界に激震を与えた映画『孤狼の血』の公開から 3 年を迎えた記念すべき日に、MC 赤ペン瀧川に、メガホンをとった白石和彌監督が出演したスペシャルなオンラインイベントが開催された。

20 時から開催されたオンラインイベントでは、監督と瀧川の掛け声に合わせ、ユーザーが一斉に各デバイスで『孤狼の血』を再生！

前作を観ながら監督と瀧川がざっくばらんにトークを繰り広げる。
当時撮影したロケ地が今は取り壊されてしまったとか、実はこのシーンで松坂くんが笑ってしまった…など、監督だからこそわかる裏話を披露し、イベントは大盛り上がり。

また、五十子正平が出てくると、「五十子をしっかり覚えておいてくださいね！これは LEVEL2 に大きく関わってきますからねぇ」と監督から LEVEL2 に関する情報も！

さらに監督や赤ペン瀧川の軽快なトークに視聴者からも「コメンタリーが気になっちゃって本編が頭に入ってこない！」、「トーク面白すぎ」といったコメントが殺到！

また前作ではまだまだ半人前だった日岡に対して、「もうこんなおぼこい日岡はおらんのじゃあ～」と 2 人で言い合う場面も。
レベルアップした日岡にますます期待が高まる。

視聴者からの「なぜ孤狼の血を撮ろうと思ったのか」という質問に、「原作が圧倒的に面白かったし、今こういった世界観の映画が少ないので、チャレンジしてみたかった」とコメントし、さらに「『仁義なき戦い』のような世界観を何もなしにはできないけれど、柚月先生の原作があったからこそ、この映画が出来ました。」と原作に敬意を払う場面も。

ゲストの西野七瀬、小栗基裕が登場！
スペシャルゲスト、かたせ梨乃も！

イベント後半には、1 人目のゲスト・西野七瀬が登場！視聴者も大興奮！

オファーを受けたときの気持ちを聞かれた西野は、「本当に！？とすごく驚きました」とかわいい笑顔で答えた。
また松坂と共演した感想を聞かれて、「非常に安心感がありました。あと初めてお会いしたので、身長がすごく高くて…余計に安心感がありましたね。」と回答。
また監督から、「広島弁は西野さんが 1 番上手だって現地の方がいってましたよ！」と苦労した広島弁を褒められると嬉しそうに照れていた。

『孤狼の血 LEVEL2』場面写真 ©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

さらに 2 人目のゲスト・小栗基裕が登場！

『孤狼の血 LEVEL2』の完成品を観た 2 人は、「かっこいい！の一言です。前作よりもパワーアップしている自信があります」と興奮気味に回答。

小栗も、「興奮しっぱなしでした！気持ちも入っているので、過激なシーンも笑顔で見ちゃって…(笑)最後はスカッとしました！」と意気揚々に答えました。

また今回がスクリーンデビューだった小栗は前作出演の中村倫也さんを参考に役作りをしたそうで、瀧川から「スクリーンデビューとは思えないほどの存在感でしたよ！」と称賛を受けるシーンも。

そしてなんと！最後にスペシャルゲストとして、かたせ梨乃が登場！
4 人も大興奮で、大喜び！

かたせは、「過去に他のヤクザ映画も出てますが、関西よりやっぱり広島は違う！」と『孤狼の血 LEVEL2』に出演した感想を述べると、「極妻はすごく久しぶりで体の中の血がよみがえった気分！」と笑顔で話した。

また五十子正平の妻として、「彼が鰻を食べるシーンがとってもかわいくて！あそこでキュンとしました！」とへの愛を語った。
弟役を務めた村上虹郎に対して、「かわいかったです(笑)何年かぶりの共演で、ちょっと大人になってるなとも思ったし、でもやっぱり人懐っくてスタッフにも可愛がられてましたね」とコメント。

またかたせは上林を務めた鈴木亮平に対し、「1 回目共演したシーンを撮った後と、2 回目にあった時は全然顔が違っていて！刃物のような顔をしていたので、血液入れ替えたんだな！と感動しました。」
そんな鈴木が演じる上林は一体どういった存在なのか…ますます気になるところだ。

話は前作に戻り、最後の五十子と一ノ瀬が対峙するトイレのシーンでは、「ひもを引っ張ったら壁が外れる手法で撮ってます」と裏話を披露！
またカメラが逆を撮るシーンには壁を戻すという…アナログな方法だが、まさにスタッフが息をそろえてやったからこそ仕上がったシーンと、一同大絶賛した。

スタンドのママ役で西野が苦労したシーンは?
日岡の短髪の秘密は?　「LEVEL2」の撮影秘話が続々！

本編視聴後は、視聴者からの質問に回答。

「LEVEL2」の撮影で気を付けたところを聞かれた監督は、「前作の世界を壊さないようにしつつ、LEVEL2 では世界観を変えたかったので、そこをどうやって変えていくか…。またキャストを暴れさせ過ぎないという点を気を付けました」と教えてくれた。

スタンドのママ役で苦労したところという質問に西野は、「喫煙したことがないので、タバコを持つのがすごくへたくそで・・・(笑)他にも初めてが盛りだくさんだったんですが、逆にそのはじめを白石組で出来て嬉しかったです。」と答えると、監督は、「休憩中に西野さんが上林組役のみんなにたばこの持ち方を教えてもらっていて…(笑)あぁ、なんて大変なことをさせてしまったんだと思いました(笑)」と笑いを誘っていた。

久しぶりの極妻を務めたかたせは、「極妻って、妻であり母であり姉であり・・・色々な顔を持つ女だと思うので、初心に戻って取り組みました」と改めて意識した点を教えてくれた。

「LEVEL2」では短髪になった日岡だが、実はそれを提案したのは松坂自身だったそうで、「髭もそうですね。桃李君自身も思い入れのある役なので、少し見た目を変えたかったんじゃないでしょうか？」と裏話を披露。

また鈴木亮平をキャスティングした理由については、「亮平くんは役の掘り方がすごく深いし、演出家と一緒にやってくれる感があるから安心感があるんですよね、あと上林組の親分としての統率力もあるし。でもイイ感じの不器用さも出てるのでそれがすごくよさとしてあるんですよね」と大絶賛。

最後に白石監督から、「タイトルの通り、今日見てもらった前作よりさらにレベルアップした、よりエンターテインメント性の高い映画となっております。今日来ていただいた 3 人も非常に素晴らしいので、楽しみにしていてください！」と述べ、イベントは幕を閉じた。

【孤狼の血 LEVEL2 ＳＴＯＲＹ】

舞台は前作から 3 年後。
広島の裏社会を収めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一。
権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく・・・。
原作シリーズでは描かれていない、完全オリジナルストーリーとして誕生！