累計 100 万部突破!
大人気児童向けホラー『恐怖コレクター』がアニメ化!


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「つばさ文庫がよく許したなって(笑)」(鶴田)
アニメ「恐怖コレクター」原作・佐東みどり&鶴田法男インタビュー①

ーーアニメ「恐怖コレクター」をご覧になった感想はいかがですか?
佐東みどり: アニメになって想像以上に迫力が出て驚いています。怖いシーンはより怖く、かっこいいシーンはよりかっこよくなっていた。一番インパクトがあったのは、やっぱりフシギが呪いを回収するシーン。僕らは本当に文字でしか書いておらず、あんな派手なシーンになるとは思っていなかったので、感動しましたね。アニメはただただすごいと思いました。
鶴田法男: 児童書として、文章だとどうしても書き切れない空気感や情報量が映像で補われ、一瞬でパッとわかるアニメーション表現のすごさを改めて感じました。あとは今、佐東が言っていたように、フシギが呪いを回収するところが「こんなに派手になるんだ」って、ちょっとのけぞったというか、「今時のアニメだから、これぐらいやらないとダメですよね」って思いました。
ーー原作が児童書(角川つばさ文庫)ながら、アニメ版はNHK総合の深夜で放送されることについて、どう受け止めていますか?
佐東: テレビのいちばんの魅力って、チャンネルを変えながら、たまたまこの時間帯に起きている人たちに目にしてもらうことじゃないですか。偶然このアニメを見た人なら、間違いなくその恐怖描写にびっくりすると思うんですよ。そして、そこから入って作品にハマってもらえれば一番うれしい。このアニメには本当に原作の魅力がギュッと濃縮されているので、むしろ夜遅い時間の放送が適しているんじゃないかってさえ思います。
鶴田: まあ、実際には録画して見る人も多いだろうし、NHK ONEで配信もされるし、今、アニメの放送される時間帯ってそこまで重要じゃなくなってきた。
佐東: そうですね、深夜のアニメも多いですし。
鶴田: 逆にこれだけアニメが放送される中で、「恐怖コレクター」をアニメ化して放送してもらえるってこと自体とてもありがたい話。確かにつばさ文庫の立場から考えると(この時間帯は)読者層とちょっとずれているかもしれないけど、むしろ原作の恐怖感と世界観が広げられる、より幅広い層に知ってもらう機会としては歓迎すべきじゃないかなって思います。

ーー子ども向け作品という印象と、実際のアニメ作品との違いをどう考えますか?
鶴田: まあ、深夜の時間帯も含めて、つばさ文庫がよく許したなって(笑)。
佐東: そうですね。でも原作と比べてストーリーが大きく変わらないのに、アニメは大人が視聴しても遜色(そんしょく)のない作品に仕上がっていて、児童書の枠を超えてアピールできた点は大きな魅力ですね。
鶴田: そう、「つばさ文庫」ではあるんだけれど、こと「怖さ」に関しては、僕自身は子ども向けに書いているつもりはないんですよ。そういう方針でやってきたので。同じ意味で「ゲゲゲの鬼太郎」とか、「妖怪人間ベム」(1968年のアニメ版)も、子ども向けだけど、僕の中では怖かったですからね。だから別にこの時間帯の放送で全然いいんじゃないですか。

ーーJホラーならではのヒーロー作品として、フシギというキャラクターが注目されています。
佐東: 僕らが一巻かけてやってることを、アニメでは短時間にギュッと濃縮してやっているから、怖い中でフシギのカッコよさが際立ってくる。映像的にも本当にすごいですし、アニメチームには腹をくくっていただけたと思います。
鶴田: フシギが、聞かれても「知らない」って(突き放して)去ってしまうとか、独特のキャラクター性がアニメで強調されている点も、今時でかっこいいなって思います。こんな欠陥のあるヒーローってなかなか珍しい(笑)。

※広告の後に続く。

「いかにして恐怖のバリエーションを増やせるか」(佐東)
100万部突破の創作術、共著の舞台裏

ーー原作は全世界累計100万部を超え、ロングセラー・シリーズとなっていますが、作品のクオリティを維持する上で、工夫や苦労はありますか。
佐東: 毎回、都市伝説の題材(ネタ)が決まれば、あとはキャラクターが途中から(勝手に)動いてくれるっていうことを信じて書いています。
だから、いかにして恐怖のバリエーションを増やせるかが、たぶんいちばん大事なんだろうなって。あと、原作を書いている時に「なるほどな」と思ったのが、二巻目、三巻目を書いている時でした。「謎のレストラン」とか「白い糸」とか、おそらく話としてはすごく作りにくい(短めの)都市伝説が、フシギを入れることによって物語として成立するってことに気づいて、僕の中では一気にバリエーションが広がった気がしました。ただ怪物と戦うだけではない。都市伝説の面白さ、奥深さをうまく掘り下げられたような。当然、都市伝説にもいろんなものがあって、呪いだったり不思議な現象とか、いろんなバリエーションの怖さを描けた点がすごく楽しかったし、それが読者にも、マンネリにならず、長く受け入れられた理由だったと思いますね。もちろん(執筆の)苦労はあるんですけど、毎回書き上げた時には喜びが勝るみたいな感じでした。

鶴田: 佐東がすごく優秀なので。「白い糸」であんな物語を作るなんて、ちょっとびっくりしましたね。基本この作品って、まず佐東が全体のプロット書いてくるんですよ。
ーーお二人の役割分担として、最初に佐東さんが都市伝説の題材を決めるんですか?
鶴田: そう。佐東が(単行本一冊を構成する)六話分の話(ネタ)を毎回作ってくる。それを編集者を含めて話し合って「これはこうした方がいいんじゃないか」とか、たまに「この話は面白くないね」「これはあれと似てるんじゃないか」って遠慮なく突っ込んで変えたり。ああだこうだ、アイデアを出し合いながら六話分を決める。そして次の段階として、だいたい二話ぐらいを僕が書いています。
ーー鶴田さんは六話のうちの二話をいつも書いているのですね。
鶴田: そう、筆が遅いから。残りの四話は佐東が書いている。
(※インタビュー②に続きます)


Profile
佐東 みどり: テレビ脚本・ライター。主な著作に「ほんとにあった怖い話」シリーズ(朝日新聞出版)、「知ってはいけない都市伝説」(つばさ文庫)などがある。脚本を担当したドラマに「彼岸島」(連ドラ2ndシーズン 全話担当) 2016年放送、 「変身」(神木隆之介、二階堂ふみ) 、NHK Eテレ「東京特許許可局」(出演:八嶋智人) 、WOWOW 「いけない!ルナ先生」などがある。児童向きとしては、「サザエさん」や「天才!てれびくん」シリーズなどの実績がある。
鶴田 法男: 映画監督。自身発の企画、同名ホラー・コミックのビデオ映画化『ほんとにあった怖い話』で91年、監督デビュー。テレビ版『ほんとにあった怖い話』でもメイン監督を務める。主な作品に00年『リング0~バースデイ~』、04年『予言』、07年『ドリーム・クルーズ』など。

【取材・文】福谷修/「cowai」編集長、映画監督、作家、ライター。
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Jホラーの父・鶴田法男監督原作
「恐怖コレクター」がTVアニメ化

児童向け大人気ホラーシリーズ「恐怖コレクター」が TV アニメ化。
「恐怖コレクター」は、「科学探偵 謎野真実」シリーズ(朝日新聞出版)の著者でも知られる佐東みどり氏、J ホラーの父としてテレビドラマ『ほんとにあった怖い話』シリーズなどで知られる鶴田法男氏のタッグにより、2015 年から刊行されている。
今年 2025 年 6 月にはシリーズ刊行 10 周年を迎え、今最も勢いのある児童向けホラーシリーズ。
TV アニメ化で今後ますます盛り上がる「恐怖コレクター」!
未読の方はぜひ読んでみてください!きっと読むのをやめられなくなるはず……!
◆『恐怖コレクター』のあらすじ
都市伝説のウワサが広がる町では、フード姿の子供が目撃されているという。「赤い手帳を持っていた」という人もいれば、「子供には顔がない」という人がいたりと、その情報はさまざまだ。どうやら、「赤い手帳」を持っているのはフシギという少年で、彼は都市伝説の呪いを解いているようだけれど——!?
そう、都市伝説は現実に起きているのだ。
いまも、誰かが新たな都市伝説の呪いにおそわれている!?
【番組情報】
◇NHK アニメ「恐怖コレクター」
【放送日時】 <総合>10月10日(土)より放送中
毎週(土)夜11:45~午前0:10
※NHK ONEで同時・見逃し配信予定
【原作】佐東みどり 鶴田法男
【キャラクター原案】よん
【キャスト】千野フシギ: 石橋陽彩、ジミー: 福山 潤、ヒミツ: 早見沙織、 青い傘の男: 岡本信彦
【監督・シリーズ構成】稲葉友紀
【キャラクターデザイン】吉川佳織
【音楽】甲田雅人
【音響監督】郡司哲也
【アニメーション制作】studio ぱれっと
【制作】NHK エンタープライズ
【制作・著作】NHK
【オープニングテーマ・エンディングテーマ】スガ シカオ
【WEB映画マガジン「cowai」】https://cowai.jp/
ホラー、SF、スリラーなどのジャンル映画の最新情報を紹介すると共に、著名人インタビュー、プレゼント、特集連載記事などを掲載。
NHK アニメ「恐怖コレクター」
<総合>10月10日(土)より放送中
毎週(土)夜11:45~午前0:10
※NHK ONEで同時・見逃し配信予定
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