RUN/ラン

映画情報



2021年6月18日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋他にて全国ロードショー




『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督&製作チームが新たに描く戦慄と衝撃のサイコ・スリラー。








『RUN/ラン』2021年6月18日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)













母親の歪んだ愛が狂気に変わるとき、
明らかになる恐ろしい真実とはー



© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.



観客に手に汗握るひとときを提供するスリラーは、意外性に富んだプロットのひねり、サスペンスフルな見せ場が醍醐味のジャンルであり、映画史上において斬新なアイデアや技巧がいくつも編み出されてきた。とりわけ2018年の『search/サーチ』が実践した映像表現のスタイルは画期的で、世界中の映画ファンを驚愕させた。
謎の失踪を遂げた娘を捜索する父親の苦闘を描いたこの作品は、ストーリー全編をパソコンのモニター上で展開させ、まったく新しい予測不能の映画体験を創造してみせたのだ。

 そんな『search/サーチ』の成功によって一躍、新世代スリラーの旗手となったアニーシュ・チャガンティ監督が、同じ製作チームと組んで完成させた長編第2作が『RUN/ラン』である。



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この最新作を待ちわびていたファンは、物語のベーシックな状況設定からして意表を突かれるに違いない。
今回の主人公であるクロエという少女は、謎解きの手がかりを求めてSNSや動画サイトなどに絶え間なくアクセスしていた『search/サーチ』の主人公とは真逆で、インターネットに一切接続できない環境に囚われているのだ! 

コロナ禍のアメリカではHuluで配信リリースされた本作は、最初の週末に同サービスにおける視聴者数の最高記録を更新した。



 

Kiera Allen stars as ‘Daughter / Chloe’ in RUN. Photo Credit: Allen Fraser.© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.



とある郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。
しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み、初めての寮生活への期待に胸をふくらませていた。
そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに疑念を抱き始める。
ダイアンが新しい薬と称して差し出してきた緑色のカプセルの中身が気になってしまう。
やがてクロエの懸命な調査により、そのカプセルは決して人間が服用してはならない薬だと判明する。
なぜダイアンは最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませようとしたのか。
やがてクロエはダイアンの監視下からの脱出を試みるが、その行く手には想像を絶する試練と新たな衝撃の真実が待ち受けていた……。













「アメホラ」のサラ・ポールソン×驚異の新人女優キーラ・アレン
迫真の演技合戦と技巧を凝らしたサスペンス演出で、
ジャンル映画の王道をゆく醍醐味を追求した映像世界



Sarah Paulson as ‘Mother / Diane’ and Kiera Allen as ‘Daughter / Chloe’ in RUN. Photo Credit: Allen Fraser.© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.



 全編にわたってひと組の母娘が濃密な心理戦を展開する『RUN/ラン』は、あらゆる観客の背筋を凍りつかせずにおかないサイコ・スリラーである。

クロエの視点に感情移入して本作と向き合うであろう観る者は、人生のすべてを娘に捧げた“完璧な母親”ダイアンの不可解な振る舞いに不安を感じ、彼女の歪んだ母性愛が狂気へと変貌していく様をまざまざと目撃することになる。

ダイアンに扮するのは「アメリカン・ホラー・ストーリー」でエミー賞に5度ノミネートされたサラ・ポールソン
2021年のゴールデングローブ賞でも「ラチェッド」(Netfilx)の主演でノミネートされている。近年のスリラー界で圧倒的な存在感を放つ実力派女優が、インパクト絶大の豹変&顔面演技で毒母モンスターの常軌を逸した暴走を体現している。


また本作は、チャガンティ監督がスリラーの原点に回帰した意欲作でもある。最も身近で頼れる存在であるはずの母親に囚われた少女が、孤立無援の極限サバイバルを繰り広げるストーリーは、まさにこのジャンルの王道。
しかも身体的なハンデを負ったクロエは、とっさの機転や科学的な知識をフル稼働させ、密室からの脱出に挑まなくてはならない。



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勇敢にして賢いクロエ役に抜擢されたのは、プライベートでも車椅子を使用している新人女優キーラ・アレン。
劇中で車椅子を巧みに操作し、時には床や屋根の上を這いずり回るアレンの熱演が、このサイコロジカルなスリラーにフィジカルな迫真性をも吹き込んでいる。

さらに、緻密に設計されたカメラワークとシャープな編集のテクニック、緑や赤の色彩を印象的に配したディテールなどによって、まさしく息もつまる緊迫のシークエンスを連打するチャガンティ監督の演出も秀逸だ。
とめどもなくエスカレートする母親の狂気と、いかなる苦難にも屈しない娘の生きる意志がスパークする映像世界は、怒濤のクライマックスとその先の戦慄のラストカットまで一瞬たりとも目が離せない。













【STORY】


Kiera Allen stars as ‘Daughter / Chloe’ in RUN. Photo Credit: Allen Fraser.© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.



 郊外の一軒家で暮らすクロエ(キーラ・アレン)は、苦難に満ちた人生を生きてきた。生まれつき病弱な彼女は、慢性的な喘息、血色素症、不整脈、糖尿病、さらには筋肉機能不全による下半身麻痺を患っており、車椅子での生活を余儀なくされている。それでも17歳になった今、クロエの心は希望に満ちあふれていた。地元のワシントン大学に進学し、初めて家を出て寮生活を送るための準備を進めているのだ。まだ大学から合格通知は届いていないが、クロエには自信があった。クロエにはホームスクールの教師としても優秀な母親ダイアン(サラ・ポールソン)がいる。体調や食事などの管理を完璧にこなすダイアンは、誰よりも深い愛情で新たな一歩を踏み出そうとしている娘の夢を後押ししていた。
 そんなある日、クロエは買い物袋の中から思いがけないものを発見する。それはダイアンの名義で処方された薬だった。その“トリゴキシン”と記された緑色のカプセルを新しい薬として自分に飲ませようとする母親に不審を抱いたクロエは、“トリゴキシン”について調べようとするが、なぜかネットは接続不能になっていた。やむなく見知らぬ人へ電話をかけ、“トリゴキシン”を検索してもらった結果、“心疾患に使われる医薬品”だと判明。しかしカプセルの色は、緑ではなく赤だった。
 嫌な疑念が増すばかりのクロエはダイアンを映画館へ誘い出し、上映中にトイレに行くと偽って猛然と車椅子を走らせ、かかりつけの薬局に駆け込む。顔見知りの薬剤師ベイツから必死の思いで聞き出した事実は信じがたいものだった。あの緑色のカプセルは、決して人間が飲んではいけない薬だったのだ。ショックのあまり発作を起こしたクロエは、薬局まで追いかけてきたダイアンにその場で注射を打たれ、自宅へと連れ戻される。
 翌朝、自分の部屋で目覚めたクロエは、ドアをロックされて監禁されたことを知る。本能的に身の危険を察知した彼女は、ありったけの勇気と知恵を振り絞って家の外への脱出を試みるが、その行く手には想像を絶する試練が待ち受けていた。なぜダイアンは嘘をつき、愛娘のクロエに怪しい薬を飲ませようとしたのか。そして歪んだ愛の狂気を露わにしたダイアンが、長年ひた隠しにしてきた世にも恐ろしい秘密とは……。













【CAST】

Mother/ダイアン・シャーマン:サラ・ポールソン 
Diane Sherman:Sarah Paulson

Daughter/クロエ・シャーマン:キーラ・アレン 
Chloe Sherman:Kiera Allen

郵便配達人トム:パット・ヒーリー
Mailman Tom:Pat Healy

看護師:サラ・ソーン 
Nurse:Sara Sohn


【FILMMAKERS】

監督・脚本:アニーシュ・チャガンティ
Directed & Screenplay by Aneesh Chaganty

製作・脚本:セヴ・オハニアン
Produced& Screenplay by Sev Ohanian

製作:ナタリー・カサビアン
Produced by Natalie Qasabian

共同製作:ロンダ・ベーカー
Co-Producer Rhonda Baker

撮影:ヒラリー・スペラ
Director of Photography Hillary Fyfe Spera

美術デザイン:ジャン=アンドレ・キャリエール
Production Designer Jean-Andre Carriere

編集:ニック・ジョンソン ウィル・メリック
Edition Nick Johnson & Will Merrick

衣装デザイン:ヘザー・ニール
Costume Designer Heather Neale

音楽:トーリン・ボローデイル
Music by Torin Borrowdale

2020/英語/アメリカ/90分/5.1ch/カラー/スコープ/原題:RUN/G/字幕翻訳:高山舞子
配給・宣伝:キノフィルムズ 提供:木下グループ
© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:run-movie.jp
公式twitter;@RUN_moviejp



6月18日(金) TOHOシネマズ 日本橋他全国ロードショー



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