『ザ・ディープ・ハウス』公開記念イベント!J ホラーのパイオニア:鶴田法男、スペシャルトークショー・リポート!「『ザ・ディープ・ハウス』を見ていて、僕はすごい親近感を感じた」

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恐怖の水中屋敷へようこそ
極限の酸欠ホラー・ムービー浮上!



『屋敷女』『レザーフェイス-悪魔のいけにえ』などで知られる鬼才ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ監督が贈る衝撃作『ザ・ディープ・ハウス』が新宿シネマカリテほかにて全国順次公開中だ。

この度、当サイトの連載企画「Jホラーのすべて」も好評で、12月に新作『戦慄のリンク』の公開を控えている《Jホラーのパイオニア》鶴田法男監督のスペシャルトークショーが開催された。
今回はこの模様をリポートする。



















『ザ・ディープ・ハウス』公開記念イベント!
J ホラーのパイオニア:鶴田法男、スペシャルトークショー・リポート!




この度、『ザ・ディープ・ハウス』公開を記念して9月24日(土)、新宿シネマカリテにてスペシャルトークショーが開催された。

12月に、新作『戦慄のリンク』 の公開を控えているJホラーのパイオニアである鶴田法男監督が登壇。
聞き手には、日常に潜む不安や、恐怖をジャンル映画を通して表現する作風で国内外で注目を集める中西 舞を迎え、『屋敷女』で世界の度肝を抜いた、フレンチ・ホラーの鬼才ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ監督コンビが仕掛けた“恐怖の水中屋敷”極限の酸欠ホラー・ムービー『ザ・ディープ・ハウス』の魅力を語った。


【イベント概要】
■日時:9月24日(土) 18:45の回 (上映前トークショー 18:45開始)
■場所:新宿シネマカリテ (新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F)
■ゲスト:鶴田法男 (映画監督・小説家)
■聞き手:中西 舞 (フィルムメーカー・映画キュレーター)







鶴田 皆さんこんばんは。お越しくださいましてありがとうございます。

中西 よろしくお願いいたします。私は監督とは不思議なご縁で出会ったんですけれども、私が台湾で撮影した23分ぐらいの短編(『食う女』)がありまして、それが7月に埼玉で開催されたスキップシティ国際Dシネマ映画祭で上映されたんですけど、その審査員がなんと鶴田監督で。私のその台湾の短編が、ちょっと(鶴田監督の)『おろち』に影響を受けていたこともあって、すごく驚きました。残念ながら受賞はできなかったんですが、映画祭のクロージングで鶴田監督が舞台に上がってきて私の作品を評価していただいて。受賞できなかったのは悔しかったんですけど、鶴田監督の一言ですごい救われて、私からメールを鶴田監督に差し上げて、そこから「会えるといいね」っていう話をしてたんですね。そしたら2週間後ぐらいに、こうやってトークできることになって、ものすごく不思議なご縁だなと感じました。

鶴田 作品が『おろち』と似てるところがあって、これはちょっと僕から一言触れないわけにいかないなって。本当のこと言うと、国際Dシネマ映画祭でなければ、もっと強く推してたと思うんですけども、やっぱりスキップシティの場合、ホラーものはなかなか推しづらいところがあって、何も賞を差し上げることができなかったんです。でも、本当に素晴らしい短編で、まさか中西さんとこういう形で話ができるとは思ってはいなかったので、今日は非常に光栄です。





中西 こちらこそ。よろしくお願いします。それで、早速ですが、(観客の)皆さんはこれから作品(ザ・ディープ・ハウス』)をご覧いただくので、ネタバレができないんですけど、お話できる範囲で、(鶴田監督に)『ザ・ディープ・ハウス』をご覧になった感想をお聞かせ願いたいんですけど。





鶴田 はい。まず、twitterなどにも書いたんですけど、作品を見る前に、企画の概要を聞いた時、「これ、どう考えてもめちゃくちゃ大変だよな」って。こんな水中の幽霊屋敷を舞台にして撮るなんて、普通の映画人だったら、思いついても、やらないはずなんですよ(笑)。なんでそう言うかっていうと、僕も2007年に「マスターズ・オブ・ホラー2」というアメリカのTVシリーズの一話として『ドリーム・クルーズ』という作品を撮ってまして(鈴木光司さんの「夢の島クルーズ」という短編を約90分にしたもの)、これが初めて海の上での撮影というか、クルーザーを舞台にして、ほとんど8割がた海の上の話なんです。海の上で撮影するっていうのは、スピルバーグのジョーズのメイキング本とか読んでいて、ものすごい苦労したってことが書いてあって、知識としてはあったんですけど、実際に海に出て撮影が始まったら「こんなに大変なのか」って(笑)。


『ドリーム・クルーズ』の海外ソフトを手に、海上での撮影の苦労を話す鶴田監督。




鶴田 本当ね、海の上でも大変なんですけど、水中のシーンとかになるとね、普通の撮影の5倍6倍の時間がかかるんですよ。だから正直な話、この企画だけを聞いた時、たぶん、水中の幽霊屋敷の話っていっても、実際の水中のシーンは作品の3分の1ぐらいで、残りの3分の2ぐらいは実際は地上シーンで、最後の方だけちょっと水中に入るんじゃないかって、それぐらいのつもりで見始めたんだけど、なんと(全体の)3分の2から4分の3ぐらいはその水中の幽霊屋敷の話になっていて、ちょっとびっくりしましたね。

中西 いい意味での狂気を感じますよね、この監督二人には。

鶴田 そうですね。

中西 オンラインで調べたんですけど、ベルギーにそういった水中のセットを組めるスタジオがあって、そこに屋敷のセットを組んだらしいんですけど、1時間に1mしか沈められないので、毎回撮影前に7時間ぐらいかかってしまうみたいな。そんな苦労話とかも書いてあったんですけど、狂気の沙汰ですよね。


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鶴田 それこそそういう所が実際にあったから、これを作ろうって思ったのかなというと、そうじゃないのね?

中西 そうではないみたいですね。今、テクノロジーがかなり向上してるので、水中ドローンとか、あの中でリアルな臨場感のある映像、面白い映像を撮ろうっていう、その情熱はすごいなあと思います。





鶴田 水中ドローンってのも、あるそうなんですね。

中西 ええ、それを多分使ってますよね。

鶴田 実際に本編にも水中ドローンが出てくるから。

中西 GO-PROとかね。今はいろいろ撮れるものが増えてるんですけど、実際撮るとなると、想像とは全然違いますから。

鶴田 皆さん、映画を見る時に、どうしても、キャメラのことはある程度意識するけど、映画って光が当たってないと成立しないから。だからこの作品って、水の中にそれだけの照明を組んでるんですね。撮影すること自体も大変なんだけど、まずそこに照明を組むとか、セットを建てたりとか、メイクとか、それらの準備だけでも、ものすごく手間がかかるんですよね。それをやって、こんだけの尺を作ってるって、本当びっくりでね。申し訳ないんだけど、これ単館公開じゃなくて、本当は全国公開するぐらいの大作なんだっていうことに、ちょっと皆さんも心して見ていただきたい。

中西 本当に見ごたえあります。

鶴田 はい。














「『ザ・ディープ・ハウス』を見ていて、僕はすごい親近感を感じた」(鶴田法男)
「スプラッターが人気のフランスで、これがヒットしたっていうのはいいなって」(中西舞)

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中西 『ドリーム・クルーズ』の話に戻ってしまうんですけど。私、印象的だったのが、幽霊の描写。ちょっと緑がかってらしたじゃないですか。あれは斬新だなと思ったけど、どういう発想で?

鶴田 それはこの作品と繋がるところがあって。『ザ・ディープ・ハウス』の中でちゃんと水の中に幽霊さんいっぱい出てくるんですね。当然、水の中に光を通していくんだけど、なんとなくちょっと緑がかって見えたりする。当然、水中の藻とか、いろいろあったりするから。『ドリーム・クルーズ』も、なにしろ水の底に沈められた女が化けて出てくるって話なんで、やっぱり緑がかった感じにしたんですよね。だから『ザ・ディープ・ハウス』を見ていて、僕はすごい親近感を感じたというか。この2人の監督と、ちょっと近いものがあるかな。





中西 最初に主人公の2人が幽霊屋敷を見つけるじゃないですか。あのシーン、怖くないですか。

鶴田 この監督たちって、今までの作品ってすごいスプラッターな表現だったんです。でもこれって、そうじゃないんですよね。むしろ僕がやってきたJホラーのスタイルだって。

中西 ああ、なるほど。

鶴田 だから血が噴き出したりとか、内蔵がばっと出てきたりとか、これまでは、それこそ『屋敷女』みたいに、もう全編血みどろな作品だったんだけど、これはそういうところじゃない怖がらせ方をしているんですから。パンフレットを読んでいたら、やっぱりジャック・クレイトンの『回転』とか、ロバート・ワイズの『たたり』の話とかが出てきていて。(『回転』は)自分にとってフェイバリットムービーなんですけど。そこら辺を意識したところがあるから、すごいJホラー・チックなんですよね。

中西 確かにそうですね。『回転』でも女性の主人公が、窓辺に立ったら暗闇がガ~ッて近づいてくるとか、あれはちょっとJホラーですよね。





鶴田 だから、正直、黒沢清監督や、中田秀夫監督も僕もひっくるめて、『回転』は影響でかいですよ。

中西 そうなんですね。

鶴田 あとはロバート・ワイズの『たたり』もそうですね。黒沢さんあまり評価しないけど(笑)。でもこの2人が『たたり』をリメイクするっていう話もあって。

中西 そうなんですか。

鶴田 パンフレットにはそういう話もあったけど、ヤン・デ・ボンの『たたり』がひどすぎたから(流れた)

中西 鶴田監督は『たたり』に影響を受けたって仰いましたけど、何かフランスのホラー映画とかはご覧になったりしますか。

鶴田 この2人は『屋敷女』もそうだし、アレキサンドル・アジャの『ハイテンション』とかそこら辺って、僕がやってることと全く真逆なんで、見ることは見るんですけど、お客さんとしては面白いから見ますけど、やっぱり僕は全く違う世界ですよね。

中西 フランスのプロユーザーとかと話をすると、いわゆるJホラーっていうのはフランスの観客には受けないと。だから『ハイテンション』だったりとか、スプラッター、スラッシャーみたいなのが人気だと。そういう意味では今回『ザ・ディープ・ハウス』がフランスでヒットしたっていうのはいいなって。

鶴田 そういう周期的なものが何かあるんじゃないですか。僕は1991年、92年にビデオで「ほんとにあった怖い話」を発売したのがJホラーの原点と呼ばれてたりするわけですけど、僕がそれを作った理由っていうのは、当時「ギニー・ピック」っていう、もう単純に人間を解体するだけの特殊メイクの残酷ホラーが、ビデオ市場てヒットしていて。そういうのを見て、いやこんなことしなくても、日本の場合、怪談という非常によくできたホラーがあるんだから、それをやれば、十分怖くできる。だから「ほんとにあった怖い話」の企画をしたわけです。スプラッター・ホラーって80年代に日本でもすごく持てはやされて、それに僕は反発して90年代の頭に「ほん怖」を発売して、それが結果的に『リング』や『回路』などのJホラーに発展していった。でも、今度はそうなったら、なったで「物足りない」(という声が出てくる)。フランスもそうですよね。この『ザ・ディープ・ハウス』がフランスで大ヒットしたわけですよね。


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中西 はい。

鶴田 またそこに揺り戻しが来てるかな。日本も、一昨年の清水崇の『犬鳴村』がヒットしたあたりから、Jホラーが再燃してるって言われてるので。

中西 台湾とかも、Jホラー・チックなホラーが3年前ぐらいからあって。今そういったホラーブームも台湾に来てます。なんかいいですよね。

鶴田 だから僕も中国に呼んでもらって『戦慄のリンク』という、こちらの劇場で、今年の12月23日から(上映されるので)、ぜひ皆さんそちらもご覧いただいて、楽しんでいただければと思うんですけども、中国はそういう形でのJホラーが今になって盛り上がってる。台湾は今(Jホラーより)スプラッター気味なの?

中西 そうですね(スプラッターと)半分ぐらいですかね。仏教(の国)なので、やっぱりそういった(霊的な)ものにすごく興味がありますし、前から映画では取り扱われていたんですけど、今ちょっとまたブームが来てるかなって。たとえば『哭悲』とかはちょっとグロテスクな感じのホラーではありますけど、洋画でもJホラー的なパラノーマルな心霊を扱ったホラーとか熱いですね。台湾は結構自由にホラーの表現ができるので面白いのではないかなと。

鶴田 僕が中国で『戦慄のリンク』を作った時、中国は当局の縛りが非常にありまして。はっきり言っちゃうと、中国映画の中で幽霊を肯定して描いちゃいけないんです。幽霊ってのものが存在しているという、描きかたができないんです。ですから実際に幽霊が出てきましたという風になっていたとしても、最後は夢でしたとか、幻覚でしたっていう結末にしないといけない。これはもう変えられないんですね。だからその中で僕は中国に呼ばれて「Jホラーを作ってくれ」と言われたんだけど、いきなりそんなことを言われて、どうやって作れよって話で。それでもう、何とかやってやろうと思って。でも、どうしてもそういう(心霊的な)ところは避けられないので、避けられないからこそ、どう工夫するかっていう。実は『戦慄のリンク』のポスターには、コピーのところにホラーってほとんど入れていないんです。サスペンス・スリラーになっている。





中西 でも現地ではホラーと?

鶴田 現地ではホラーですよ。僕の作品は思いっきりホラーとなっていますけど、西側諸国、日本などからしてみると、これでホラーなの?って思われるかもしれませんね。

中西 本当に挑戦ですよね。すごいチャレンジャーでいらっしゃるなと。本当にリスペクトしかないです。そんな制限や、いろいろなことがある中で、よくぞ、中国に乗り込んで撮られましたね。

鶴田 そうですね。でも今って本当にボーダーレスになってて、この『ザ・ディープ・ハウス』なんかも、フランスとデンマークとベルギーだっけ。合作なんですよね。そこにジェイソン・ブラムが後乗りで(アメリカ資本が)入ってきて。だから面白いものがあれば、もうあんまり国は関係ないというね。中国はちょっと特殊なところがありますけど、でも僕みたいな人間でも、中国でちゃんと作れたっていう。中国語できないだけじゃなくて、英語さえできないし、それでも、さっき話したように『マスターズ・オブ・ホラー2』をアメリカで撮っているんですよね。そこでカーペンターやアルジェントにも肩を並べられたんです。実はもっと言っちゃうと、(それより前の)20年前に『案山子』って作品が日本と香港の合作でしたから、作っていたんですよね。当時、香港の女優さんを連れてきて撮ったんです。今はもっとボーダーレスでしょ。だって今回のスキップシティの中西さんの作品も、台湾で撮った台湾語の作品なのに日本映画として、我々は国内コンペティションで審査している。

中西 前作も韓国で撮って韓国語なんですけど、大阪アジアン映画祭で、日本国内コンペの作品として上映してもらったので、ボーダーレスではありますね。

鶴田 もう今はそういう時代になってきて、そういう意味を含めて『ザ・ディープ・ハウス』もどこどこの作品だからとかってことではなくて、言語も関係なく、もう面白いものがあればもうどこでも行って撮るっていう。そういう時代になってるから、ぜひあんまりくくりを考えずに、作品を見てもらえたらなって。

中西 鶴田監督、これからまた海外でチャンスがあったら撮りたいですか。

鶴田 そうっすね。撮りたいといえば撮りたいですね。

中西 ぜひまたホラーを撮ってください。

鶴田 はい。ただ、できれば今度は中国じゃなくて、台湾とか…(笑)。

中西 台湾いいですよ。

鶴田 素敵な感じですよね。

中西 本日はありがとうございました。







★鶴田法男 (映画監督・小説家)




東京都生まれ。大学卒業後、映画配給会社などに勤務するが脱サラ。1991年に自ら企画した同名コミックのビデオ映画『ほんとにあった怖い話』でプロ監督デビュー。本作が後に世界を席巻するJホラー『リング』(98)、『呪怨』(00)、『回路』(01)などに多大な影響を与え、「Jホラーの父」、「Jホラーの先駆者」と呼ばれる。2010年より「三鷹コミュニティシネマ映画祭」にスーパーバイザーとして協力。2020年に中国映画に招かれて監督した『戦慄のリンク』(原題:网络凶铃)が、2022年12月23日(金)より、新宿シネマカリテほか全国ロードショー。
作家としても、「恐怖コレクター」シリーズ(角川つばさ文庫)が累計80万部を突破。新刊は2022年9月14日発売の「怪狩り 巻ノ七 最後の戦い」 (角川つばさ文庫) 。



★中西 舞 (フィルムメーカー・映画キュレーター)
中西舞




東京生まれ。幼少期と青年期を海外で過ごす。
映画配給会社に勤務しながら国内外の映画プロジェクトに参加し制作の経験を積む。韓国・釜山で撮影した初監督作品『HANA』(2018)を機に釜山フィルムコミッションのサポートの下、韓国で映画レジデンシーに参加。現地にて国際共同製作映画の企画開発を行なった。全編台湾で撮影した台湾・日本合作『喰之女』(2021)は高雄国際映画祭を始め、プチョン国際ファンタスティック映画祭などに入選。第52回タンペレ映画祭ではスペシャル・メンションを受賞した。その他、ジャンル映画に挑む女性監督の活躍の場を広げたい、という思いから2013年に『東京スクリーム・クイーン』映画祭を立ち上げ、日本だけでなく海外での世界の女性監督によるジャンル映画の上映イベントも企画・プロデュースしている。現在、韓国で撮影した新作が待機中。









『ザ・ディープ・ハウス』作品解説

足を踏み入れたら最後、お前らの水葬が始まる

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動画の登録者アップを狙い湖に沈んだ屋敷の撮影に挑むYouTuberの若い2人の男女。
屋敷に秘められた秘密とは?水中で彼らを待ち受けるものとは?


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沈められた屋敷で想像を絶する恐怖が展開する、その怖さは、米国のホラー映画制作会社の名門ブラムハウス・プロダクションズも認めている。
水中にセットを組んで撮影されたリアルな描写が怖さを倍増し、見るものを圧倒してやまない。


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製作総指揮は、『ワイルド・スピード』最新作の監督に抜擢されたルイ・レテリエ。
謎の屋敷に挑む若い男女役には、ミック・ジャガーの息子ジェームズ・ジャガーと、世界で活躍する トップ モデルのカミーユ・ロウ。


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本編の約70%は水中でのシーンのため、恐怖に襲われる映画の主人公たちと同様、鑑賞している側も、思わず息苦しさを感じてしまうほど。本編のご鑑賞前には、必ず深呼吸をしていただき、水中ホラーを体感してほしい。


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【ストーリー】


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世界各地の廃墟などをアップし登録者数を増やしている YouTuber カップルのティナ(カミーユ・ロウ)とベン(ジェームズ・ジャガー)は、ある湖に沈められた曰くつきの屋敷を撮影するのが目的でフランスの郊外にやって来た。

湖畔で知り合ったピエール(エリック・サヴァン)から場所を案内してもらい水面下に潜ると不気味な屋敷が彼らを待っていた。

屋敷内を探索、撮影していると不思議な現象や幻影が次々と襲って来る。

危険な雰囲気を察知し酸素量も少なくなり屋敷から出ようとするが、いつの間にか出口が塞がれていた。

パニックとなる彼らの目の前に、想像を絶する恐怖が!!!!


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【作品情報】




【STAFF】
監督・脚本:ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ 『屋敷女』『レザーフェイス-悪魔のいけにえ』 / 製作:クレマン・ミゼレ、マチュー・ワルテル、フレデリック・フィオール、エリック・タヴィティアン、ジーン=チャールズ・レヴィ/製作総指揮:ルイ・レテリエ『トランスポーター』、ネイト・ボルトン、マキシム・コットレイ『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』、ナタン・ボーキン/音楽:ラファエル・ゲスカ/撮影:ジャック・バラード

【CAST】
ジェームズ・ジャガー『アウトポスト』/カミーユ・ロウ「インベージョン」/エリック・サヴァン『CAGED -監禁-』/アレクシス・セルヴァース/アン・クレサン/キャロライナ・マッシー

2021年/フランス・ベルギー/英語・仏語/85分/スコープサイズ/原題:THE DEEP HOUSE
© 2020 -RADAR FILMS –LOGICAL PICTURES –APOLLO FILMS –5656 FILMS. All Rights Reserved.

公式HP:the-deep-house.com / 配給:インターフィルム / 映倫区分:G



9月16日(金)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!








【鶴田法男監督最新作『戦慄のリンク』】
Jホラーの父が仕掛けた、
ネット小説が洗脳する恐怖の深淵を描くAIサスペンス・スリラー



1990年代初頭、ビデオ映画「ほんとにあった怖い話」(現・フジテレビでドラマ化。記事後半に最新情報あり)を手掛け、世界を席巻するJホラーを生んだ監督たちに多大なる影響を与えた“Jホラーの父”であり、関連シリーズ76万部突破「恐怖コレクター」の小説家でもある、『リング0』『おろち』の鶴田法男監督。
当サイトでも「Jホラーのすべて 鶴田法男」を好評連載中の彼が中国で新たに仕掛けた、AIサスペンス・スリラー『戦慄のリンク』(原題・網路凶鈴)が、12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショーが決定し、日本版ポスターの解禁となった。

この度、公開決定と共に、ポスタービジュアル&予告編が解禁された。


 





INTRODUCTION


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中国の小説家マー・ボオンの原作を基に、SNSなどを介して参加者を洗脳し自殺に扇動するなど、ロシアから世界を巻き込んで大問題となった青い鯨(ブルーホエール・チャレンジ)事件からインスピレーションを受け、ネット小説を読んだ人たちの無残な死を迎える事件を解明しようとする若者たちを描き、新たなるサスペンス・スリラーを誕生させました。


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ネット小説に仕組まれた恐怖が、読んだ人間の心理を利用し、無意識の感覚に恐怖を増大させて死を迎えさせる。映画本編に仕組まれたギミック映像とともに、恐怖の謎が解き明かされる本作のイメージを、日本版ポスターに投影させている。


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主演は、台湾の人気男優で『返校~言葉の消えた日』やジャッキー・チェン製作の中国ドラマ「成化十四年〜都に咲く秘密〜」のフー・モンポーと、有名ブランドのモデルやNetflix「流星花園2018」ほか映像ドラマで活躍する中国若手期待の女優スン・イハン。スタッフには、撮影に「鎌倉殿の13人」『曇天に笑う』の神田創、編集を『クライマーズ・ハイ』の須永弘志、音響効果に『事故物件 恐い間取り』の大河原将、照明を『私はいったい何と闘っているのか』の丸山和志、そして音楽をアニメ「約束のネバーランド」の小畑貴裕と日本の敏腕スタッフたちが集結している。


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STORY


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大学生のジョウ・シャオノア(スン・イハン)は、前日に電話で話した従姉のタン・ジンが自殺したことが信じられず、従姉の大学の同級生で犯罪心理学に詳しい記者志望のマー・ミン(フー・モンポー)に相談する。タン・ジンのパソコンを調べることにしたシャオノアは、ショウ・ナという女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。シャオノアはそのネット小説を読むが、突然、自分の名前を呼ぶ謎の声と“髪の長い女”が現れ、得体のしれない恐怖に襲われる。シャオノアはマー・ミンとともにネット小説の謎を探るが、やがて「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に自殺していることを知る。そして二人にも死の恐怖が忍び寄る・・・




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鶴田法男の伝説的傑作OV『ほんとあった怖い話』新装版DVDで10月28日(金)発売決定!
特典は伊藤潤二、高橋洋、石井てるよし、伴大介ら豪華対談やオーディオコメンタリー!







当サイトで好評連載中の「Jホラーのすべて 鶴田法男」でも何度も紹介されている、Jホラーの原点にして最高傑作、『リング』『呪怨』『回路』などに多大な影響を与えた伝説的傑作『ほんとにあった怖い話』(オリジナルビデオ版)シリーズ(1991年・1992年)全3作の新装版DVDが、本作の公開のタイミングに合わせて、2022年10月28日(金)に発売される。


© 朝日新聞出版、ジャパンホームビデオ
















『戦慄のリンク』作品情報





〇スタッフ
監督:鶴田法男 脚本:ヤン・ヤン 原作:マ・ボヨン「她死在QQ上」
撮影:神田創 編集:須永弘志 美術:リー・チア 音響効果:大河原将 照明:丸山和志 音楽:小畑貴裕

○キャスト
スン・イハン フー・モンポー 
シャオ・ハン チャン・ユンイン ウォン・マンディ ハン・チウチ ジョウ・ハオトン
提供:三鷹オスカー/フィールドワークス   
配給・宣伝:フリーマン・オフィス
BD・DCP アメリカンビスタ 音声:北京語   
映倫:G
原題:網路凶鈴 The Perilous Internet Ring  ©2020伊梨大盛传奇影业有限公司
製作:2020年 中国 96分  





『戦慄のリンク』12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー!






【Blu-ray情報】

ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロの代表作にして、
戦慄の傑作『屋敷女』の「ノーカット完全版」Blu-rayが8/12(金)より発売中!




屋敷女 ノーカット完全版[Blu-ray]







©2007 LA FABRIQUE DE FILMS BR FILMS


その他の写真はこちらから(閲覧注意)。














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