『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』大ヒット記念!大迫茂生、久保山智夏、白石晃士監督インタビュー!撮影秘話、「コワすぎ!」ベスト3、超レアなサイン入り色紙もプレゼント!

pick-up インタビュー・コメント オススメ 俳優インタビュー



あなたの知らない世界がここにある―。
すべての予想を打ち砕く衝撃のクライマックス

未だかつてないノンストップ・最恐エンターテインメント誕生



※筆者が新型コロナウィルスに感染し、長期間、体調が悪化してしまい、原稿が遅れてことを深くお詫びいたします。


『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』『ノロイ』『オカルト』などのPOVホラーでカルトな人気を集める白石晃士監督(『貞子vs伽椰子』『不能犯』)。唯一無二のブッ飛んだ世界観で、これまでも、口裂け女、河童、コックリさんなどをテーマに描いてきた、彼の代表的人気シリーズ「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」の最新作となる劇場用映画『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』が9月8日(金)より絶賛公開中だ。

この度、映画『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』の大ヒットを記念して、大迫茂生、久保山智夏、白石晃士監督のスペシャル・インタビューを二回にわたって紹介する。
劇場版の撮影秘話はもちろん、三人の「コワすぎ!」ベスト3発表、そして超レアな3人のサイン入り色紙を抽選で3名様にプレゼント
します(3人が色紙を1枚ずつ提供。応募方法は記事の後半に紹介)






呪われた廃墟で撮影された投稿映像に収められていたのは、全身血まみれの“赤い女”。怪異を解き明かすために、いま時空を超える!すべての予想を打ち砕く衝撃のクライマックス、未だかつてないノンストップ・最恐エンターテインメントがここに誕生した。














映画『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』大ヒット記念!
大迫茂生、久保山智夏、白石晃士監督スペシャル・インタビュー!
三人の「コワすぎ!」ベスト3発表&超レアなサイン入り色紙を抽選でプレゼント!






――まずは、お一人ずつ自己紹介と作品の手ごたえをお願いします。

大迫茂生: 工藤仁役の大迫茂生と申します。一応、これが(「コワすぎ!」)“最後の作品”ということで。(前作から)8年ほど間が空きましたので、自分の見た目とか体力的なものとか気にしてたんですけど、実際、撮影入る中で、当時の感覚が蘇ってきまして、非常に楽しくやらせていただきました。

――約8年ぶりの新作ということで、やっぱり工藤の“見た目”にも変化がありましたか?

白石晃士監督: 頭頂部の薄さに、変化を感じましたね。

大迫: ああ、それはもう(自らの頭に軽く触れる)。





久保山智夏: あはははは。

大迫: その辺はどうしようもないので。でも一応、現場で(増毛)スプレーふってやってましたけど。

白石監督: あ、そうでしたっけ?

大迫: つけてました。映画見た人は気にならないと思いますね。

久保山: 私も微力ながらお手伝いさせていただきました。

大迫: 朝方呼び出しまして、「ちょっと頭にスプレーかけてくれ」って。

久保山: あはははは。

白石監督: そうそう。夜のシーンをカメラ2台で撮るんで、結構汗かいてたりすると、地肌が目立っちゃうから、そうしていただいたんだと思います。

大迫: まあ、はげる人ははげるんで。

白石監督: でも、ひげはほとんど黒いままじゃないですか。

大迫: 白いのもけっこう混じってきましたよ。

白石監督: ほぼ黒いですよね。俺と違って。同学年だけど。

――おいくつですか。

大迫: 今49。

白石監督: 私はもう50になったんですけど、大迫さんは来年の3月に50。

――お若いですね。

大迫: まあ、頑張ってますけど(笑)。

――じゃあ、「コワすぎ!」始めたのは30代ですか。

大迫: たしか37、8だったと思いますね。

――次に久保山さん、自己紹介をお願いします。

久保山: 市川(実穂)D(※ディレクター)役をやりました久保山智夏です。
今までADだったのが、今回はDになって、工藤さんがプロデューサーなんですが、現場であまり意識することはなく……。えっと、手ごたえ……。

白石監督: 無理していいこと言わなくていいから(笑)。

久保山: すみません。

白石監督: 手応えはないと?(笑)

久保山: そうだ。私、ちょっとパワーアップしてる部分があって(笑)。そこが手ごたえと言えば手ごたえ。いや、実感ないじゃないですか。自分では毎回(演じていても)物足りないというか、自分自身に対してですけど。見ていただいた方に判断していただくしかないので。でも精一杯やりました。

――ありがとうございます。

白石監督: 監督で、カメラマン田代(正嗣)役の白石晃士です。今作が一応、「コワすぎ!」シリーズ最終作として作ったので、やっと「コワすぎ!」の呪縛から離れられるという開放感はすごくあります。常に「コワすぎ!」を終わらせなきゃなっていうのは、撮らない間もずっと考えていたんで。手ごたえと言うか、これでやっと気持ちが楽になったってのが一番大きいですかね。

――x(twitter)のトレンドワードに「コワすぎ!」が何度も出るぐらい、多くの人が「コワすぎ!」の新作を期待していましたからね。

白石監督: そうですね。今回はこれが最後なんで。次を作ることはありません。

――あんまり最後だとは宣伝してないですよね。

白石監督: 最後です。新たな1本にして、最後の1本っていう、そんなつもりで作りました。ラース・フォン・トリアーの『キングダム』もそうですけど、どうしても期間が空いたので、ある程度、前と切り離さないと、やっぱりちょっと作れなくて、違う世界線にしました。













「やっぱ工藤は工藤だった」(大迫茂生)


©2023「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」製作委員会




――前作から8年近く空いたことが、今回の映画の企画や内容にも影響を与えましたかた?

白石監督: でも実は「超コワすぎ!」の前と後に、「生でコワすぎ!」をやっているんですよね。

――ああ、生放送で怪異が起きるという。一回目は、2015年の「生でコワすぎ! -工藤、市川、田代があの場所から生中継-」、二回目が2016年の「『貞子vs伽椰子』公開記念SP 恐怖の現場へ生潜入!」ですね。

白石監督: そうです。三回目が、二年ぐらい前ですか。田中俊介君にも来てもらって(2021年3月21日放送「史上最恐の生でコワすぎ!工藤仁の超常現象SP!俳優・田中俊介に何かが起きる!」)。工藤たち我々が出て、ニコニコ生放送でやった番組があるんですけど、それが「超コワすぎ!」の最終作です(笑)。
だから意外とちょこちょこやってたっていう感覚はあるんです。で、その続きをやるつもりだったんですけど、いろいろスケジュールとか合わないし、私が撮れる時期はもうここしかない!ってことで、撮れる範囲で考えようと思ったら、もう新しい世界線にするしかなかったという感じですね。

――同時に、これまでの「コワすぎ!」らしい要素もしっかり詰め込まれていたように思います。

白石監督: あんまり意識はしてなかったんですけど、手法的には、今までの「コワすぎ!」でやったことの総まとめみたいな感じにしながら、時事性のあるネタをちょっと入れてみたかったんですね。意図的というよりは感覚的に入れちゃってる。なんか今の雰囲気で感覚的に入れても、それが作品のエネルギーになりそうだな、面白そうだなと思って。市川が強いのも女性が台頭してきてるっていう雰囲気が出せるといいなっていう気持ちはあったと思います。

――新しさもありつつ、集大成的な?

白石監督: はい。大体いつも、見る人に突き付けるつもりで作ってるんで。「コワすぎ!」は割と突き付け方がキャラクターのユーモア性もあって少し和らいでいるんすけど、きついやつはもう喉元ぐらいまで刃物を突きつけるような感じで作品を作ってるので。今回はエンタメ寄りです。

――大迫さんはいかがですか。工藤を演じる上で何か変化はありましたか。

大迫: 今回、ディレクターからプロデューサーになったんで、工藤が現場で見てる目線をちょっと変えた方がいいのかなと。プロデューサー的な目線っていうか。

白石監督: 本当ですか!?そんなこと考えていたんですか。

大迫: うん、意識して、何かその辺が出せないかなと思ったんですけど、台本を読んでも特に今までと変わりがなくて、やっぱ工藤は工藤だったんで(苦笑)、もうそのままやりましたね。

白石監督: まあ、矢追純一さんみたいなプロデューサーもいるので。プロデューサーなのに前に出てって、これってディレクターじゃねえか?っていう、そういうイメージですね。

――久保山さんはいかがですか。工藤に反撃する市川は新鮮でした(笑)。

久保山: 正直わくわくはしていたんです。別に工藤さんに勝つとかではなく、やっぱアクションとか、すごい興味があったので。子供のころからSFアクション映画を見て育っているので、トライできたらいいなって、ずっと思っていましたから。今回新たなチャンスをいただけたことはすごくありがたかったですけど、やっぱ大変でしたね。終わった後、体バキバキになってましたから(笑)。

――殺陣もなかなか様になっていたと思うんですけど、ご経験は?

久保山: 全くなくて。急遽知り合いの俳優さんに頼んで、いろいろ教えてもらいました。

白石監督: あと私から「ちょっと某武術を習いに行ってほしいって。

――武術ですか。じゃあ、かなり本格的な訓練を。

白石監督: そうですね。(殺陣で)触れてるのと触れてないので(印象が)全然違うから。例えば、屋上(のシーン)で足をしっかりこっち側へ返すとか、出してる動きが、ちゃんとできると、それっぽく見えるなって。

久保山: なんか散々笑われてましたね(笑)。

白石監督: ちょっとね、腰が引いた感じになっちゃう癖がある。

久保山: ずっと練習させてもらいました。大迫さんにも教えてもらったんですけど。それでバッキバキ(笑)。












「今までは、とてつもなく無理して撮ってたんで(笑)」(白石監督)
いよいよ三人の「コワすぎ!」シリーズ・ベスト3を発表!






――“体を張る”といえば、白石監督をはじめ、出演者が走るシーンとか今回も大変だったと思いますが。

白石監督: 今回は建物の中が中心だから。一昨年の夏に撮った『オカルトの森へようこそ 』に比べたら10分の1ぐらい楽でした(笑)。あっちは真夏の屋外の、燦々と照り付ける中で、山の中をすごい走ってたんで。

――撮影はいつ頃なんですか。

白石監督: 去年の夏ですね。撮休入れて、8日ぐらいあったんじゃないかな。

久保山: けっこうありましたよね。これまでと比べたら…。

白石監督: 今まではとてつもなく無理して撮ってたんで(笑)。私や大迫さんも年だし、もうそういうのは無理っていうのもあって、一応コロナの配慮もあって、深夜までは撮影しないとか、ちょっと雨にも降られたりもしたんですけど、何とか撮ることができました。あと、今回はちゃんと助監督さんがついてくれたんで(笑)、そういう意味でもスムーズに進みました。

大迫: やっぱスケジュールは緩くなったよね。体的には楽でした。

久保山: どこか気持ちに余裕があったのか、今までより楽しく現場にいれた気がしましたね。

白石監督: 単純に言えば、“眠れた”みたいな。

――あと、監督の肩書に新たに「音響効果」が加わっていますが、これは?

白石監督: 私の場合、これまでも(映像に)つける音にすごくうるさいんですよ。

――ホラーは音ですものね。

白石監督: 人を殴る音とか、叩く音とか、鈍器で殴る音とか、そういうの、すごいちゃんとした人(プロの音響効果担当)じゃないと、私の満足するものがなかなかできなくて。でも、今回は「コワすぎ!」なんで、(予算的に)そんなちゃんとした人は雇えないですから。だから「私がやるしかないな」と思って、仕上げの時、深夜の公園に行って、タッタッタッて足音とか、映画の建物の床に似た材質の、公共施設の建物の階段をカカカって駆け上がったりして、それを録音してました。それで割といい感じにはなったかなと思います。

――確かに音に臨場感がありました。

白石監督: 一応、空間上のリアリティは意識していましたね。屋内なら屋内、屋外なら屋外でって。ただ深夜じゃないとなかなか(きれいに)録れないので、私が深夜に、広い公園に自転車で乗り付けて、金属バットでカランカランとやったり、ダッダッダッタとか走ったりとか、あとチェーンの音とかもチェーンをジャラッと落としたり、それをスマホで録音してるっていう、めちゃくちゃ怪しい人でした(笑)。

――ぜひ監督がこだわった音を、劇場で体感してほしいですね。
では、ここで、皆さんに過去の「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズを振り返ってもらい、それぞれのベスト3を発表してもらいます。



悩みながら、それぞれの「コワすぎ!」ベスト3を色紙に書く3人。




大迫茂生の「コワすぎ!」ベスト3




1位 FILE02「震える幽霊」(2012)
2位 最終章(2015)
3位 FILE01「口裂け女捕獲作戦」(2012)






久保山智夏の「コワすぎ!」ベスト3





1位 史上最恐の劇場版(2014年)
2位 最終章(2015)
3位 FILE02「震える幽霊」(2012)







白石晃士監督の「コワすぎ!」ベスト3




1位 FILE04「真相!トイレの花子さん」(2013)
2位 史上最恐の劇場版(2014年)
3位 超コワすぎ!FILE02「暗黒奇譚 蛇女の怪」(2015)




白石監督: (二人のベスト3を見て)おーっ、近い!近いですね。

――では、後半の記事では、三人がベスト3に選んだ理由とその舞台裏に迫ってみたいと思います。(後編に続く)









【読者プレゼント】
『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』大ヒット記念!
大迫茂生、久保山智夏、白石晃士監督の「コワすぎ!」ベスト3入り、
超レアなサイン色紙を抽選で3名様にプレゼント!





<応募方法>

応募締め切りは2023年10月5日(木)
応募方法は、WEB映画マガジン「cowai」twitter公式アカウント(@cowai_movie)をフォローし、該当するプレゼント記事ツイート( https://twitter.com/cowai_movie/status/1707037758374765041 )をRTしてください。
※サイン色紙1枚につき1名様の当選。サイン色紙の指定はできません。あらかじめご了承ください。


<抽選結果>

締め切り後に抽選を行い、当選された方に「cowai」公式TwitterアカウントよりDMで通知させていただきます。
当選品は宅急便で発送する予定です。(諸般の事情や、災害、キャンセル発生等やむを得ぬ事情で遅れる場合があります)
※サイン色紙1枚につき1名様の当選。サイン色紙の指定はできません。あらかじめご了承ください。



皆様のご応募お待ちしています!


【応募の注意点】

〇当選後に住所の送付が可能な方のみご応募ください(日本国内のみ有効)。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
〇サイン色紙1枚につき1名様の当選。サイン色紙の指定はできません。あらかじめご了承ください。
〇当選品は映画配給会社よりご提供いただいたプロモーション目的の非売品扱いとなります。このため、傷や汚れ等があっても交換はできませんので、ご了承ください。
※非売品につき転売目的のご応募は禁止とさせていただきます。
〇当選のキャンセルが発生した場合は再度抽選を行う場合があります。
〇抽選結果や抽選経過に関して個別のお問い合わせには応じられませんので、あらかじめご了承ください。



次回、『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』大ヒット記念!
大迫茂生、久保山智夏、白石晃士監督スペシャル・インタビュー【後編】!
ベスト3に選んだ理由、その舞台裏を検証!



©2023「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」製作委員会













<INTRODUCTION>




今から11年前の2012年、レンタルビデオ店のホラーコーナー棚に突然現れた「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」。『ノロイ』『オカルト』『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』など、ホラー映画界で異彩を放っていた監督・白石晃士が満を持してスタートさせたフェイクドキュメンタリーシリーズは、唯一無二のブッ飛んだ世界観でカルト人気を獲得した。

 怪奇現象を追う取材班が、車で口裂け女に体当たりしたり、河童を捕獲しようとしたり、学校のトイレから異次元に吸い込まれたり、コックリさんに素手で殴りかかったり……。「いったい何を見ているのか?」と唖然、爆笑、戦慄がいっぺんに迫りくる異様なテンションと、ジャンルの常識をぶち破る予測不能なストーリー展開はエスカレートの一途をたどり、2014年には初の劇場版が公開。その後も「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!」シリーズへと進化を遂げた。

そして8年間の沈黙を破り、「コワすぎ!」の集大成とも新たな世界線ともいえる最新長編映画が劇場公開される。呪われた廃墟で撮影された投稿映像に収められていたのは、不気味な祭壇と、全身血まみれの“赤い女”、そしてどこにも映ってない赤ん坊の鳴き声だった。粗暴なプロデューサー工藤とディレクターの市川、田代カメラマンの「コワすぎ!」チームが再集結。怪異を解き明かすために、いま時空を超える!

往年のファンも、まだ「コワすぎ!」未体験という方も、数々の伝説が凝縮された《戦慄怪奇ワールド》の真髄をぜひ体感していただきたい。












作品情報


<CAST・STAFF>

監督・脚本・撮影・音響効果:白石晃士(『ノロイ』『オカルト』『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』)

出演:大迫茂生 久保山智夏

福永朱梨 小倉綾乃 梁瀬泰希 南條琴美 木村圭作 桑名里瑛 吉田悠軌 白石晃士 

製作:吉原豊 プロデューサー:三上真弘 田坂公章

ラインプロデューサー:姫田伸也 助監督:山口晋策 録音・整音:根本飛鳥 特殊造型・イラスト:相蘇敬介 編集・合成:宮崎歩

配給:アルバトロス・フィルム 制作プロダクション:レスパスフィルム 製作委員会:ニューセレクト ジェンコ

2023年|カラー|16:9|ステレオ|78分

©2023「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」製作委員会


【Web】
・公式サイト https://kowasugi.com/
・Twitter https://twitter.com/kowasugi_movie
・TikTok https://www.tiktok.com/@albatros_film?lang=ja-JP
・推奨ハッシュタグ
#コワすぎ #ヤバすぎ #オモロすぎ





9月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国絶賛公開中









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